2010年12月02日

いとう:アルディート(虎の門)

すいません。ずいぶん時間が経ってしまいました。

>ではボクは小さな店つながりで(笑)、アルザス料理の小さな名店
>「ブラッスリー・ジョンティ」にします。

「ブラッスリー・ジョンティ」、いい店ですよね。
ぼくもあの店で過ごす楽しい時間にハマッてます。今月もまた行く予定なんです。

さて、さとなおさんには以前からお伝えしてましたが、実は、来週半ば12月8日あたりに、ぼくが書き下ろしたグルメの本が発売となります。その本でも、この浅草橋の「ブラッスリー・ジョンティ」のことを取り上げています。

ぼくの本の話は、また改めてこちらで紹介をさせていただくことにして、今回は、またまた小さな店つながりで、虎ノ門の「カレーバル・アルディート」を書いてみます。

こちらの店は、虎ノ門のまさにビジネス街の中に点在するレストランの一軒。虎ノ門は、界隈で働く人たちの胃袋を満たす飲食店が、それこそあらゆるジャンルに渡って様々にありますが、銀座や恵比寿などと違い、超注目店は意外と少ないように感じます。やはり、会社帰りにフラリと予約なしで寄れる、安くてカジュアルな店が需要の大半を満たしているからだと思いますが。

そんな中、「カレーバル・アルディート」は、カウンター7席だけの完全予約制の店。関西人のイケメンシェフが一人で切り盛りする、アットホームで楽しい空間です。ここのシェフは、元々関西でイタリア料理の修業をしていたようですが、縁あって東京に移り、虎ノ門にカレーバルを開業しました。

なぜイタリアンのシェフがカレーに注目したのか、という話を実は詳しく聞いたことがないんですが、様々に料理と向き合ってこられただけに、ここのカレーは、実にウマいんですよ。また、キーマカレー、野菜カレー、チキンカレー、海老カレーと、メイン食材によってカレーソースも変化させていて、まさに、カレーというよりシェフ流煮込み料理ですね。何種類かをシェアして味わってみるのも一興です。

カレーバルということで、ラストの炭水化物系の話から先に進めてしまいましたが、カレー以外にも、ワインのつまみとなる前菜や、パスタ、ピザ(カレー味ですが 笑)、肉料理などもあり、イタリア料理店と表現しても十分に余りあるメニューのラインナップです。

特にワインは、フランスを除いた、チリ、ニュージーランド、アメリカなどの第三世界からまんべんなく集められ、美しいレイアウトのワインリストを完備。ただ、スパークリングだけはシャンパンのみ。スタンダードなノンヴィンテージ(6000円台)からクリュッグまで揃っていて、こちらはオーナーの趣味かなあと感じた次第。

虎ノ門のど真ん中という便利な場所にある「カレーバル・アルディート」では、カレーを最後の楽しみに置いておき、イタリアンなつまみと安価なワインを嗜みながら、久しぶりに会う友人とゆっくり会話する。そんなシチュエーションに最適かと思います。

なお、この店。昼間は別の方がオムライスの店として営業しているそうで、ビジネス街の女性に人気だとか。さすが虎ノ門といったスタイルですね。

posted by 伊藤章良 at 17:45| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月19日

さとなお:香食楽 -kakura-(中目黒)

「極楽おいしい二泊三日」へのコメント、ありがとうございます。
全15都市、「初心者がその街を二泊三日で訪れる」ということを想定して書いた本なので、店の選択には賛否あると思います。まぁそれを気にしてたらああいう本なんて出せないので、賛否の議論も含めてお楽しみ下さい。

それにしても、この本の執筆過程で本当にたくさんの店、そして人と出会えました。日本全国に知り合いがいる気分(笑)。いろんな意味で大赤字な本なのですが、その甲斐あったと思います。

ところで「葡呑」
読んで笑ってしまいました。前々回に書いた「民酒党」に行ったその夜、二軒目に行ったのが「葡呑」だったのです。「民主党」のあとに「葡呑」を取り上げる伊藤さん。気が合うというかなんというか…。そう、あの店、雰囲気も味もとてもいいですが、女将(ソムリエール)も実にいいですね。すぐ近くの店の有名なソムリエールとまた違う魅力。ちょっと素っ気なさそうな外見と裏腹なよく気がつくサービスが素晴らしいです。

さて、「民酒党」「葡呑」と続いたので、ボクも凝った店名の店を。
中目黒の薬膳カレー専門店「香食楽」です。かくら、と読みます。香(か)食(く)楽(ら)、ですね。

店名も含めてちょっと懲りすぎな感もあるのですが、なんとなく最近多い「カフェ+ロハス+ヘルシー+オーガニック+人の役に立つ」みたいな流れを汲んでいて、これからこういうタイプもっともっと増えるんだろうなということを含めて書いてみます。

基本のカレーは4つのルー。
鶏ダシの「かくらカレー」、同じく鶏ダシの「美肌カレー」(かくらカレーにコラーゲンをプラス)、鶏・豚ダシの「黒カレー」、昆布・干し椎茸ダシの「ベジカレー」。それぞれメニューに効能蘊蓄が書いてあり、朝鮮人参や肉桂や陳皮や生姜や各種野菜など、いろいろ溶け込んでいるカレーのようです。ご飯は薬飯(八穀米)、辛味を足すのは手作りの「かくラー油」、トッピングは鶏や豚や各種野菜が選べる、など、かなりヘルシー志向。

まぁなんというか、懲りすぎなんですね(笑)
ボクはこういうヘルシーさに異様に凝った20代後半を経て(その時期、本格的な玄米正食&ベジタリアンをやった)、その後は逆に「懲りすぎはイヤ」「ニコニコ食べれば何でもカラダにいい」という考えに至っているので、こういう感じには警戒感が先に立つのだけど、ただ、この店には必要以上のストイックさが漂ってないんですね。開放的なヘルシーさとでも言うか、なんか肩の力が抜けている。そこが好ましいと思いました。

結局、どれを選べばいいかわからず、4種類のルーを全部味わえるプレートにして、豚と野菜をトッピングにしたんだけど、結果的に言うとこれは失敗(笑)。
大きな素焼きプレートにルーが入った4つの小鉢、そして大量の野菜(トッピング)、ご飯は載りきらなかったので別皿、という、かなり豪華なテーブル上になったんだけど、4種類のルーが少なすぎ、逆にトッピングが大量すぎて、カレーとトッピングとご飯を別々に食べざるを得なかったんです。カレーと具とご飯を一緒に食べないとカレーを食べてる気がしない。その点が不満。

ただ、ルーはそれぞれおいしかったので、要するにオーダーミスなのかなと思いました。
4種類食べられるヤツではなく、ベジカレー一品か、ハーフ&ハーフがいいかもしれません(ボクは「ベジカレー」のルーが一番気にいったので)。ベジカレーのルー、スパイスがたっぷり効いていて後味がとてもいい逸品。

中目黒の線路の南側、郵便局がある商店街(「イカロ」がある商店街)をずぅっと奥のほうまで歩いて行った左側にあります。あの辺、小洒落た店が増えて楽しいですね。そういえば静岡おでんの店もあったなぁ。今度行ってみよう。

ちなみに、ボクは夜に行ったのだけど、ランチはまた少し違うメニューのようで、日替わりも含めていろいろありそうです。珈琲、紅茶などはフリーで飲み放題なのもうれしいですね。
posted by さとなお at 18:53| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

さとなお:ケララの風(大森)

ハワイの鮨屋、惹かれます。南の島って魚がおいしくないという先入観がありますが、意外といいんです。沖縄にもいい鮨屋がありますし。

鮨といえば、八重洲の「おけい寿司」のご主人、村瀬泰行氏が8月に引退されたようですね。あの絶妙なバランスの鮨を昼下がりにサササと20分くらいでいただくのが好きだったのですが、もう食べられません。残念。いまは三代目が継いで握っているようですが、もう少し経ってから食べに行ってみたいと思います。

さてと、今日はローカルな食事つながり(無理矢理)ということで南インド料理をご紹介しましょう。大森に出来た「ケララの風」という小さなさりげないレストランです。

今年の7月にオープンしたばかりですが、もう週末の夜とかは予約で一杯。「本日満席」とドアに貼ってあるのに店の前には行列が出来ているという状況になっています。どうもこの店の店主の沼尻匡彦さんという方は南インド料理教室を地道にやられてきた方らしく、知る人ぞ知る有名人らしいのですね。その方が満を持して開いた店、ということで、南インド料理ファンの話題となっているようです。

「ダルマサーガラ」とか「ダバ・インディア」とか、東京にも南インド料理の名店がいくつかあり、だんだんその料理も広まってきましたが、まだまだ馴染みがないですよね。
いままで日本人がインド料理と呼んでいたものって、ほとんどが北インド料理のこと。つまり、タンドリーチキンやカバブ、ダール、ビリヤニ、ナンなどはすべて北インド料理です。それに対して南インド料理はずいぶん違う。ナンではなくご飯が主食。油が少なくヘルシーで、基本的に菜食と考えてもそんなに間違いではない感じ。野菜好きにはとても有り難い料理なのです。

だからメニューはまだ馴染みがない名前のものが多いです。
でも、この店、基本的にどれもこれも美味しい。実にヘルシーで奥深い味。薄味のようでいて奥に辛さとコクが広がっています。ここまで優しい南インド料理は初めてかもしれない。

代表的なサンバルやラッサム(うまい!)をはじめ、ローストチキン(絶妙!)やマトン・ピラーレン、キャベツのトーレンや、オーランという冬瓜と豆をココナッツミルクで煮たもの、クートゥカレーという未熟バナナと人参のカレー、そしてワダ(素晴らしい!)やイドゥリ(ユニークで美味しい!)というパン類など、どれもこれもリピートしたい味でした。

特にラッサム。
おいしいトムヤンクンは辛さと酸っぱさのバランスでなりたっていますが、それと同じ感じ。酸味が勝ちすぎておらず、薄い辛みと共にとてもいいバランスに仕上がってます。あぁラッサムってこういうものだったんだ、という発見がありました。サンバルやワダもおいしかったなぁ。ローストチキンはソースをご飯(湯取法で炊いたボソボソのもの)にかけて食べるとまたうまい!

それぞれ数百円〜1000円程度の値付けなのでひとり3〜4000円で十分お腹一杯になりますね。ただ、インド料理に辛さを求める人には多少物足りないかもしれません。辛いというより優しい味です。

ランチは南インドの定食であるミールスがたったの1000円で食べ放題(おかわり自由)。
ちゃんと手洗い用の水道がダイニングにあるので、スプーンを使わず手で食べる人が多いようです。

大森もいつの間にかいい店が多くなっていますね。
「まき村」「布恒更科」「タニ・キッチン」「入舟」「茶々」「テンダリー」そして「ケララの風」。すぐ隣の「ばーど」もなかなかいいし、以前ここでもご紹介した「みさわや」も名居酒屋です。なかなか面白い街になってきています。
posted by さとなお at 23:53| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

さとなお:マジック・スパイス(下北沢)

関西系で「葉隠」つうと、やっぱり「はがくれ」を思いますよねぇ。
そういえばとろろコブは東京ではあまり出ませんね。大阪のうどん屋で飲むときなど、とろろコブだけ別盛りでオーダーして酒飲んでましたっけ。

ところで。
スープカレー、また行ってきました。
札幌直前予習第3弾。ここ数日で「スープ食堂 心」初訪、「ガネー舎」再訪、そしてやっと本命の「マジック・スパイス」に行けました。
渋谷に用事があったのでちょっと足を伸ばして下北沢まで。12時少し前に入ったけど、なんとか座れました。

食べたのはチキンの「極楽」にマイタケをトッピングしたもの。
この店はですね、辛さが7段階あるんだけど、その名付けがすごい。覚醒、瞑想、悶絶、涅槃、極楽、天空、虚空と辛くなっていきます(裏メニューとしてもう一段階上もあるようですが)。極楽は大辛の下くらいかな。ボクとしてはもう少し辛くてもいけるので、次に食べる時は天空か虚空だと思います。ここのスープカレーは辛めの方が絶対うまいです。自分がいける最大限に辛いのを食べるのをオススメします(ということは数回行かないとわからない)。

それにしても、ボクはこの店でスープカレーをめちゃめちゃ見直しました(札幌では35年前からあるようなので「何を今更」という方も多いとは思いますが)。

びっくりした。うまいですねぇ。これならトムヤンクンと並んで世界三大スープにエントリーできるのではないかとすら思ったです。トムヤンクンに負けていない。スープの完成度が高い。あえて言えば後味が多少丸いのが気になるけど(尖った良さが消えて丸くなっていくのが早い)、それでも完成度が高いなぁと感心しました。

で、思ったのだけど(さなメモにも同じこと書いたけど)、スープカレーって完成度が高いとご飯はいらないなぁと思いました。
ご飯(ターメリック・ライス)が出てくるのでスプーンに載せてスープに漬けて食べるんだけど、そんなことわざわざしないでスープだけ食べていたい感じになります。

普通のカレーが「ご飯を最大限おいしく食べるライス料理」だとすると、スープカレーは「具を最大限おいしく食べるスープ料理」という印象ですね。主役が違う別物。というか、スープカレーを食べて初めて「普通のカレーってご飯が主役だったんだ!」と気付いた感じです。

店内の独特なセンスも馴れてくると楽しいです。サービスも親切丁寧で元気いっぱい。ちょっと当て字とかのセンスがどうかなぁと思いつつ、気に入ってしまいました。

あぁ、札幌行きが楽しみになって来ました。4軒くらいに止めておこうと思ったけど、6軒くらいは行こうかな。

ちなみにこの「マジック・スパイス」、大阪のJR難波駅近くにも支店が出来たようです。
posted by さとなお at 08:43| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月26日

さとなお:ガネー舎(新橋)

> 誤解を恐れず個人的な意見を言わせていただくと、
> こういったイタリアンって「新しそうで、実はもう古いよなー」と、
> 残念ながら思ってしまうんですね。
> 伝統的なものはいつまでも古くならないけど、新しいものはいつか古くなるわけで。

同感です。
個人サイトのリニューアルのために昔行った店の記述を集中的に見直しているのですが、昔「新しい」「珍しい」「お洒落」と喜んだ店とか食材が現在では「とっても普通のこと」になっているのを目の当たりにして、流行とか時の流れって怖いなと実感しました。昔新しかった店ほど古く感じちゃいますね。

あと、以前は「存在自体がユニークだった」という店もいろいろありました。
たとえばまだタイ料理店があまりなかったときは、タイ料理を出している、というだけでその店は話題になっていたり。でもこれだけ店が増えてくると今度はその「質」を求められるので、いきなり苦戦しはじめる。そういう店も多かったですね。「当時は都内で○○を出している店はここだけだった」とか過去のコメントに注釈を入れないといけない感じ。

さて。
つい数年前までは東京23区内で元祖札幌の流れを汲む本格的なスープカレーを出している店は新橋の「ガネー舎」だけだったらしいです。

この店の店主が修行した国立の「TONZI」(閉店?)は札幌のスープカレーの元祖「アジャンタ」の弟子なので、そういう意味ではスープカレーの源流に近い味ではあるみたいです。「アジャンタ」も「TONZI」も薬膳カレーを名乗っているので、ここも味は薬膳系かな。食べ終わってしばらくすると漢方系っぽい香りが口の中に広がります。具もたくさん食べられるし、スパイスの香りも心地いい。なかなかうまいです。

ただ、ご飯(ターメリック・ライス?)と合わせると多少スープが負けますね。味が拡散してマイルドになり、印象が弱まる。数日前に下北沢で食べた「カレー食堂 心」でもそんな印象を持ったので、基本的にスープカレーとはそういう傾向があるのかもしれません(スープ自体で料理として完成している、という意味で)。来週札幌に行っていろいろ食べてくるので、その辺の傾向は自分の舌で確かめてきますが。

具を食べさせるという意味ではとっても優れた料理であるスープカレー。
「新しい」「珍しい」だけでは終わらない素晴らしさがあると思いますが、最近では新店ラッシュですので、これからは質の勝負ですね。楽しみです。
posted by さとなお at 12:57| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月23日

さとなお:新生「カレー屋nagafuchi」(新橋)

「Sakaguchi」は知りませんでした。「LOVE PACK」も知らないかも。まぁ大阪のバー事情は奥深いですからね。なんで大阪で飲むとあんなに楽しいのでしょう。東京には格好いいバーはいっぱいあるけど、ああいう肩の力の抜けたぶっちゃけ感がなかなかないなぁ。

今日はちょっとお知らせ。というか応援。

この対談ブログで「カレー屋nagafuchi」について書いたのは去年の8月。アイスカレーについてでした。
それはボクの昼メシ連載にも書いたし、好きだったので何度か行ってたのですが、実はあのカレー屋をやっていた店主の永渕恵一郎さんは去年10月に突然永眠されたんですね。ボクが最後に行って1ヶ月ちょい後。びっくりしました。当然お店は閉店。永渕さんひとりで作っていたカレーだったので、もう復活は無理だろうと諦めていました。

ところがちょっと前にメールをいただき、「カレー屋nagafuchi」が同じ場所で復活していることを知りました。

なんと、ここのカレーが好きだった紀文の社長さんの肝いりで2006年1月17日(阪神大震災の日だ!)に再開店したというのです。残されたレシピをもとに、社員の1人に再開を命じたらしい…。命じられた社員もビックリしたことでしょう。

あの辺はめったに通らないせいか全く知らなかったのですが、とりあえず良かった良かった。ひとりのカレー好きが作ったレシピがファンを生み、そのファンがその味を継承していく……、なんともいい話だなぁ、と思った次第。あの味のファンのひとりとして長く応援していこうと決めました。

ただ、2代目店長の星野氏は生前の永渕さんが作ったカレーを食べておらず、レシピのみからの再現なので、味は少し変わったかもしれません。もう独自の「星野カレー」でも別にいいとは思います。そうやって少しずつカタチを変えながら、文化って継承されていくものですから。

※2代目店長星野さんのブログはこちら。ボクのサイトの記事はこちら
posted by さとなお at 20:13| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

さとなお:オリムピック(大阪)およびその系列

あの店「ミンガス」っていうんですか!
ボクの中でも「阪神のカレー」です。あそこの野菜カレー、よく食べました。ボクも「インディアンカレー」より好きかも。インディアンカレーはいまもてはやされていますが、あの辛みの方向はボクには合わないです(でも便利なのでよく食べたけど)。

大阪のカレー話を続けると、いまはなき「オリムピック」(北新地)が一番の思い出ですね。
もともとはステーキハウスなのですが、昼のカレーが有名になって、行列が出来る店になりました。東京の赤坂にも支店を出していましたね、たしか。
あのセイロン風カレーの味、香り。すべてこの舌が記憶しています。シャバシャバでスパイシー。とはいえちょっと欧風カレーのテイストもあって、バランスがとても良かった。数種類の薬味が揃っているのも当時としては珍しかったかも。野菜カレーのベリベリホットを頼むことが多かったのを思いだします。

同じ系統として、「オリムピック」のウェイターが独立した「グリルケント」(当時は西天満。いまは滝見小路にあるそうです)。弟子が開いた「ステーキハウス榊原」(北新地)「たけうち」(夙川)。これらも懐かしいです。3店ともよく行きました。

「ステーキハウス榊原」は「オリムピック」の味を一番継承していたと思います。1990年代は毎昼ランチカレーをやっていて、まぁ通った通った。あまりの人気で夜のステーキの仕込みに影響が出だしたということで、途中からランチは水曜日のみになったのですが、今はどうなのかなぁ…。また是非食べたいカレーです。

東京に転勤してきてからも、ずっとあの「オリムピック」系列の味を探しているのだけど、まだ見つかってません。あの系列出身の人はどっかにいるはずなのだけど…。
posted by さとなお at 08:03| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

いとう:ミンガス(大阪)

>こういう背景を知って食べるとなかなかいいです。そうか、ご飯の保温が出来なかったのか…、とか。

なるほどー。ホームページも読み込んでしまいました。
「自由軒のカレー」なわけですね。となると、

>※いま自由軒のレトルトとか出しているのは織田作之助の自由軒とは違うらしいですね。新橋の自由軒も違うんですね。

これは少し残念だなあ。自分の一番新しい記憶は東京の「せんば自由軒」のものなので。この「せんば自由軒」のサイトでは、織田作の自由軒とは親戚で、冠婚葬祭には顔を合わせる(笑)みたいな友好的なことを書いてましたが。

ところで、大阪でカレーといって思い出すのは、梅田阪神駅近くにある「ミンガス」。たぶんさとなおさんもご存知かと思いますが、ここはぼくが高校生ぐらいのころ、当時中津(大阪駅から最寄り)に住んでいた祖母に「あきらちゃん、あそこのカレーはうまいで」と教えてもらった店です。

昔は確か「カレーショップ阪神」という名前で、阪神のカレーとみんな呼んでいました。それがイヤだったのかどうか、店名はある時「ミンガス」に変わりましたが、独特の辛さと必ず添えられる白菜のピクルスは今も健在。東京にまで進出した「インディアンカレー」(こちらのピクルスはキャベツ)も大阪では有名ですが、ぼくは阪神のカレーの方が好きだったなあ。

>でも、もしかしたらそれは変化球ではなくて「次世代の直球」かもしれないので、少し長い目で見る必要があるのかもしれませんね。

青臭いとか生臭いとか乳臭いとか・・・、元来調理法でぼかすべき「においや味」を逆に効果的に利用し、新しい美味しさを提案しているようにも感じました。もしかしたら、そうと気づかずとんでもない直球ばかり投げられていたのかもしれません。そりゃ、なかなか打ち返せない。

>エルブリで修業したシェフがやっているという「旬香亭グリル・デ・メルカド」なんか、そういう店のひとつなのだろうとは思うのだけど、行こう行こうと思いつつまだ行けてません。行きました?

いいえ、オリジナルの「旬香亭」ができた当初行って以来未訪です。
「カンテサンス」でも、デザートにサクランボのタルトというメニューがあって、まず、サクランボだけが入った器を持ってくるんですね。で、その上から茶色の液体をたらーっとかける。で混ぜて食べみると、その茶色の液体がタルト味だという、まさにア・ラ・エルブリの料理もありました。

エルブリ風といえば、丸の内の「サンス・エ・サヴール」だったり、六本木の和食店「龍吟」でも、そのエスプリを感じたりします。
posted by 伊藤章良 at 14:49| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

さとなお:自由軒(大阪)

「自由軒」のカレーは、ちょっと大阪勤務時代の思い出もあり、嫌いではありません。
カレーの味として横並びに並べると、いまの完成度の高いカレーたちにどうやってもかないませんし、どちらかというとおっしゃるとおりイマイチです。でも「自由軒」のカレーはカレーではなくて「自由軒のカレー」という独自の料理と考えて、あぁ織田作之助がこれを食べたんだなぁとか思いながらベチャベチャ食べるものなのでしょう。
なんというか、当時のハイカラをそのまま楽しめるという意味では貴重。それと、卵が高級品だった時代の面影が楽しめます。

サイトを見ると
明治43年、西洋の文明などを受け入れるハイカラ族と呼ばれる人達が増え、庶民の生活も変わろうとしていた時代、自由軒は大阪で最初の西洋料理店として、難波で産声をあげました。(中略)
特に人気だったメニューがカレーライス。しかし、現在と違ってご飯を保温できる炊飯器といった設備もなく、熱々のカレーを出すことはできませんでした。『いつもお客様に美味しいカレーを食べていただきたい』 創業者の吉田四一は、そんな想いにかられるようになりました。
四一が試行錯誤の末に考案したのが「混ぜカレー」、現在の「名物カレー」でした。ご飯は冷めていても、熱いカレーと混ぜ合わせることで、熱々の美味しいカレーに生まれ変わる。また、混ぜることによって、身近な存在と感じられたのでしょうか。テーブルマナーを気にせずに食べられると、これまで洋食を敬遠していた方にも召しあがっていただけるようになりました。
さらに、当時は高級品だった玉子を落とし、味や栄養にもこだわることで一躍庶民の人気メニューとなったのです。
と、あります。こういう背景を知って食べるとなかなかいいです。そうか、ご飯の保温が出来なかったのか…、とか。

※いま自由軒のレトルトとか出しているのは織田作之助の自由軒とは違うらしいですね。新橋の自由軒も違うんですね。ここ参照。


>ひとつの優れたクリエーティブワークを見せられたようで驚きと発見の連続でした。

「カンテサンス」、食べてみたくなりました。
でも基本的に「力のある直球あってこその変化球」だと思うので、変化球しか来ないレストランはボクも戸惑います。変化球は上手に直球に混ぜて欲しい。
でも、もしかしたらそれは変化球ではなくて「次世代の直球」かもしれないので、少し長い目で見る必要があるのかもしれませんね。

と、ここで変化球主体の店をご紹介しようと考えたのだけど、思い浮かびませんでした(笑)
珍味系、創作系などではなく、ちゃんと変化球になっているのって確かに相当な技がいりますね。

エルブリで修行したシェフがやっているという「旬香亭グリル・デ・メルカド」なんか、そういう店のひとつなのだろうとは思うのだけど、行こう行こうと思いつつまだ行けてません。行きました?
posted by さとなお at 08:34| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月24日

さとなお:ダルマサーガラ(築地)

おお、シンクロニシティ!
「カッフェ・クラシカ」はちょうど行ってきたばかりです(笑)。

ちなみにランチ時は1800円のワンプレート・ランチがありますよ。
小さいスープに、本日のサラダ、本日の前菜、本日のパスタ、本日のメインが大皿に盛られる形式。
あぁ女性向けか、と見た瞬間は思うのだけど、意外と量があって、パン(サービス)と共に食べるとまぁまぁお腹にたまる感じでした。

でも1800円のランチが高いかどうか、意見が分かれるところでしょうね。
ボクは、駅を出て歩く労力や時間を考えると、1500円くらいのランチに300円分「利便代」を足したと思えば、まぁ妥当かなと思いました。1500円だとしたら充分満足できるランチでしたし。


さて、ワンプレートランチというと思い出すのは「ダルマサーガラ」
銀座の歌舞伎座のちょっと東にある南インド料理の店です。アサツーDKのビルの向かい。
まだ新しく、店内もキレイにしています。カフェっぽいお洒落さ。

ここのランチミールス(ミールスとはインドで定食という意味らしい)は銀のステンレスのお皿にカレーが2種類(6種類の中から選ぶ)、スープ、野菜炒め、そして辛いピクルス、そのうえ、ライスと揚げパンがつきます。

まぁそんなに量もなく、わりとインド料理店ではありがちなプレートではあるのだけど、ここのは相当うまいと思いました。いわゆる「気に入った!」という感じ。カレーにコクがある。しかもちゃんと辛い。サラダも辛みのつけ方が上手。
去年の夏くらいからわりと何回もランチに行っています。

ただ、ボク、ステンレスとカトラリーとかが擦れる音が其手なんですよね。
それだけが不満かな。
この前ご一緒した大井町の「廣田」もお皿がステンレスじゃないですか。あれも不得意で、カトラリーと擦れないよう擦れないように食べてました。意外と古い洋食屋さんでも多いので、自分的には不便です。あの音さえ弱くなければ!

ええ、料理の時も困ります。だからたいてい木べらでやるですね。
posted by さとなお at 12:58| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月06日

さとなお:デリー(湯島)

「BUSY BEE」は昼が狙い目です。カレーは野菜がいまひとつだったけど、マトンやチキンは良かったです。少し辛口にしてもらった方がいいかも。

カレーつながりですが、久しぶりに御徒町(というか湯島)の「デリー」本店に行ってきました。

ときたま無性にあのカレーが食べたくなります。で、仕事中に思い立って、電車乗って昼飯に(笑)。
近くに銀座店もあるんですが、銀座店はタンドリーやカバブとのセットっぽくなってしまい(単品も頼めるけどなんとなく)、やっぱり上野本店の「カレー単体で勝負!」って感じの方が好きなんですね。

んでもってまず迷う。いつも迷う。デリーカレーか、インドカレーか、カシミールカレーか、コルマカレーか。

いっつもカシミールカレーを選ぶので、たまにはコルマか。いや、カシミールより幾分辛くないインドカレーにして香りとコクを楽しむか・・・でもドライカレーやチキンバリカレーも食べてみたいんだよなー。ベンガルカレーとかシャーヒーカレーも食べたことないし・・・

さんざん迷って、今回はインドカレーにしてみました。「デリー」では二番目に辛い。カシミールカレーは辛すぎて味が楽しめない部分もあるので、インドカレーでより繊細にスパイスとかを感じたい、と。

で、思ったのだけど、インドカレーがちょうどいいかも(笑)

まぁ二つ並べて食べたらまた違う印象なのだろうけど、カシミールカレーはやっぱ辛すぎて味が少しわかりにくくなっていると思われます。

てな、どうでもいい雑談でつないでみました。
昨日今日とどうも筆が進まないので。すいません。
posted by さとなお at 18:03| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

さとなお:「ラ・ソース 古賀」ふたたび

伊藤さん、AllAbout、お疲れ様でした。
3年に渡って良心的な店紹介をしてAll Aboutに貢献してきたのに、ずいぶん一方的でしたね。残念です。
とても良心的な記事で人気があった(アクセス数はAll Aboutでもトップを争っていたと聞いています)伊藤さんの記事がなくなるのは寂しいですが、またココや伊藤さん独自の新サイトなどで発信していってください。

でも、数多くの店を自腹で行きつつ気に入った店しか紹介しないあのクオリティを後任者(いるかどうか知りませんが)が受け継げるのか…他人事ながらちょっと心配になります。「大人の」という部分もとても大事だと思いますし。

そういえば、会社の後輩が「ラ・ソース 古賀」に早速行ったそうです。
で、席に座ったら近くに西大島の「鮨 與兵衛」のご夫婦がいらしたそうです。「対談ブログで読んで、うまいっつうから食べに来た」と。はは。読まれてますな(汗)。

ここ1年くらい、一気にいろんな人がサイトやブログを読むようになったのを肌で感じています。
5年ほど前はそんなに反応なかったことが、いまはリアルですぐ「読みましたよ」「行きましたよ」とか大きく反応があります。そういう意味で、ネットは「気楽になんでも書ける媒体」ではなくなってきちゃいましたね。
ただ、ネットの魅力はその即時性や気楽さ、本音の部分でもあるので、妙に気を使って書いてつまらないものになっても仕方ありません。その辺のバランスが難しいところです。

ところで、下の方の記事でも追記しましたが、「ラ・ソース 古賀」、8/18に2つ新メニューが出来るそうです。
白いブランシュとハヤシライス系らしい…。カレーでクリア感を追求した(そして成功した)あの店が、ハヤシでそれをどう成功させるか、見物だと思っています。どうなるのかなぁ…。

と、ちょっと雑談気味になっちまいましたが、今日はこの辺にしときます。お盆だし。
posted by さとなお at 15:39| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月12日

さとなお:「ラ・ソース 古賀」(銀座)

たしかに「無限」はすごいネーミングだなぁ。ホンダ系か暴走族系かと思わせる…。どういう思い入れが店名にあるのかは聞き忘れました。

さて、伊藤さんも「コム・シェ・ヴ」時代に食べに行き、トラックバックしてくれたtomitさんのブログでも激賞してあった古賀さん(「コム・シェ・ヴ」のシェフ)のカレー、食べに行ってきました。

「ラ・ソース 古賀」。7/21に開店したばかり。

カレーが売りなのにソースと名付けるところに「単なるカレーではなく、フレンチの技法を取り入れた全く新しいひと皿なのだ」というアピールを感じます。場所は銀座6丁目。東武ホテルの裏。銀座以外だとこの値付けは難しいかもしれません。トッピングをすると2000円ちかく行ってしまいますからね。

で、問題のカレーですが、「ソース・キュリー(Sauce Curry。つまりカレーをフランス語読みしてキュリー)」という名前で1250円。これは具のないスープのみのカレーにご飯が添えてあるもの。そこに牛ほほ肉(500円)、仔羊(400円)、チキン(300円)、季節の野菜(400円)などのトッピングを選んで、頼むわけです。(もちろんトッピングなしでもいけます)

「牛すね肉と十数種類の野菜から抽出したブイヨンに、カレールーとワインとスパイスを加えたソース」とパンフに書いてあるのですが、このソース、ただものではありません。いやーめっちゃうまい。「クリアな味とは何か」「クリアなカレーとはどういう味か」が目から鱗で理解できます。小麦粉を使ってないソースはご飯とも相性良く、美しいうまさ。口に含んだ瞬間にスパイスとブイヨンが混ざり合って一気に広がる感じは初めての体験です。
ボクは野菜をトッピングに選びましたが、同行者が取った仔羊とともに、きちんと調理した、ソースに合ういいトッピングでしたね。薬味代わりのルビー・オニオン(小玉ねぎの赤ワインビネガー風味)もフレンチっぽく、うれしい味でした。ランチタイムはこのカレーに前菜(ラタトゥイユ)と飲みものがついてます。

ところが。
実はもっと気に入ったのがあるんです。
それはもう一品あるソース・ブイヤー(Sauce Bouillabaisse。つまりブイヤベース)。ブイヤベース・ソースにご飯を添えたもの(カレーライス状)。
両方食べたのだけど、食べた瞬間「!」と同行者と顔を見合わせましたね。これまためちゃうまい! 先にカレーを食べたのだけど、ソース・ブイヤーを食べた途端、カレーのさわやかさがどっか行って、印象がすべてこっちに集約されてしまった感じ。そういう強さをこのソースに感じました。
いや、まぁ、ブイヤベースなんですよ、味としては。でもまとめ方が上手で、相当濃厚なのにあっさり味、というのに成功しています。これ、相当うまいっす。きちんと魚介類を煮込んだブイヤベースで、そこらのなんちゃってブイヤベースとは別物。で、そこにカレー風味を加えてバランス良く仕上げてあるんです。
こちらはトッピングはいらないので、1250円しかかかりません。いやー後引くなぁ。ソース・キュリーももう一度食べたいけど、ソース・ブイヤーは定期的に食べたい。そんな感じでしたよ。(でも強い味なのでそのうち飽きて、飽きが来にくいソース・キュリーの方を結局リピートするかもしれないけど)

接客も丁寧だし、店はいいバランスでカジュアルと高級感が同居しているし、銀座6丁目でご飯食べるならオススメです。11〜23時までやっているし年中無休だし。

そういえば、ボクが行った日は目の前でカレー評論家(?)の小野員裕氏が食べてました。彼がどう書くか、楽しみです。続きを読む
posted by さとなお at 10:19| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月06日

さとなお:「カレー屋nagafuchi」

辛いといえば、アイスカレー、やっと行けました。今年初。

西新橋というか、愛宕の東急インに近い感じの立地なのですが、「カレー屋nagafuchi」という店。以前は築地にあり、玄米にしゃばしゃばのカレーをかけ、キャベツを乗せて食べるもので、なかなかおいしかったので開店当初からよく行ったものでした(一般開店初日に行った記憶あり)。
で、当時はアイスカレーなんてメニューなかったのですが、たぶん去年から夏まっさかりの時期だけ置くようになったですね。今年は8/1あたりから置いてるようです。

この「アイスカレー」、どんなカレーだと思います?

以前のエントリーで、茅場町の「藪平」の「冷やしカレー」をちらっと紹介しましたが、あれは熱々のカレーに冷たい蕎麦をつける食べ方。ある意味、名前から想像するものと違って裏切られるですが、このアイスカレーは名前の通り、アイスです。
つまり、凍ってるんですよ。でも、ルーがアイスクリーム状になってどろっとかかっている、というものではなくて、ある意味ドライカレー状というか、キーマカレーっぽいというか…。温かい玄米ご飯の上にそぼろ状になってかかっているのです。

もともと、冷凍保存していたドライカレーを食べてみたら意外とおいしかった、ということから始めたメニューのようですが、うん、これがなかなかうまいのです。スプーンをいれるとシャリシャリとシャーベット状な感覚。温かいご飯と合わせて口に入れると、とっても不思議。温と冷が思ったよりいい感じで同居していて、違和感ないです。

ただ、面白いのは、辛くないんです。
HOTって英語は「熱い」と「辛い」の両方の意味がありますが、その意味がわかった気がしましたね。熱いから辛く、辛いから熱いんですね。でも、冷たいと辛さが減る。つまり、熱いと辛さは(体感上)増しますが、冷たいと(体感上)減るようなのです。甘く感じる。これは面白かった…(もともとはそこそこ辛いドライカレーです)。
で、辛くないから汗も出ず(辛いと汗が噴き出る体質なもんで)、35度前後になるこの酷暑にはとっても助かりました。とはいえ、カレーのうまみはきちんと保持されていて、舌の上でカレーが溶けるときにジワーッとスパイスの香りを放出するんです。これがまたいい感じ。辛さで舌がバカになってないから微妙な味まで味わえるし。

つまり、酷暑で汗はかきたくないけど、カレーの風味とスパイスでスッキリさっぱりしたい!ってときには最適なんですね。凍ってるから涼しくなるし。
近くに行かれる際はお試しあれ。

ちなみに普通のカレーもおいしいですよ。辛口だと相当辛くてうまいです。で、大汗(笑)

p.s.
明日から3日ほど避暑に行ってきますので、数日遅れて更新になります。
posted by さとなお at 10:37| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月08日

さとなお:夢民

なんか自己評価したみたいでお恥ずかしい。
でも批判もかなり激烈に受けたんですよ。特にジバランを始めた頃は相当新しいコンセプトだったので批判の矢面に立ちました。レストラン業界からの反発と、お店持ち上げ系ライターや接待客からの罵声。まぁ「痛いとこ突かれた」ということだろうと我慢してましたが(笑)。

でももし日本のレストラン界に小さな一石でも投げられたのなら、みんなで苦労してやった甲斐もあるというものです。このごろでは当時ジバランが主張したことが当たり前のように実現されたりしているし、インターネットの普及で客側の意見も格段にレストランに届きやすくなったし。
ということで、役目を終えて、ジバランはそろそろ終わりにしようと思います。ジバランがやったことは、きちんとどこかに書いてまとめたいとは思っています。

ライターさんたちががんじがらめになるのは同情しますね。専業はいろいろ大変だろうなぁ。ボクとか伊藤さんは本業は別に持っているので、その視点から書き続けましょう。
あ、それと「書いてみたくなる」気持ちはわかりますし、いろんな情報を有益と思う人もいっぱいいると思いますよ。ボクもさぬきとか沖縄については必要以上にくわしいこと書きますし。バランスさえ意識していればいいのではないでしょうか。ボクも伊藤さんが最低限語る蘊蓄を楽しみにしています。

スープカレーは新橋の「ガネー舎」くらいしか意識して食べたことないです。あ、札幌で食べたか。でも店名覚えていない…。
カレーって、マジで大好きなんだけど、比較評価があんなに難しい食べ物もないですよね。どれもそこそこうまいし。まぁトロトロの欧州系よりはシャバシャバのインド系の方が好きなんだけど…。自分の中に基準が出来ていないので困ります。同じく辛くてどれも同じような味に思えた韓国料理については、ソウルで意識して食べたことによってずいぶん基準が出来ました。カレーもそろそろ真剣に研究してみよう…。

最近では、会社の近くに「夢民」の支店が出来たので何食か食べてみました。
「夢民」、生活圏内から遠いので、ずっと行きたかったのに行けなかったカレー店のひとつだったんです。その間に思い入れてしまい、期待が高まりすぎたかも。具だくさんで楽しく幸せになるカレーだったけど、ボクにとってはちょっと家庭っぽすぎな感じでした。外食カレーに期待するものとは少々違ってました。メリハリがもう少しあるとうれしいところです。
posted by さとなお at 10:23| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月07日

いとう:コムシェヴのカレー

「生涯一客」としての立場からレストランを紹介するというコンセプトは、私の知る限りさとなおさんが一番初めに立ち上げ支持を得たと思うし、その後に同じようなことを言っている人もいますが、それは結局さとなおさんのコンセプトを拡大再生産しているだけです。しかも「自腹レストラン」というスタンスも、接待需要が激減した時代背景もあるけど、料理マスコミにも少なからず影響を与え、山本益博さん以降のライターは、そんなスタンスを求める読者の先達になりたい、との意欲もあったと思うのです。

でも、このぼくにでさえ、すごい数のレセプション案内や取材依頼が来るわけで(AllAboutのガイドとしては一度も受けたことはありませんが)、レストラン紹介が仕事の人は、そんなこんなでがんじがらめになり、生き残るためには、ジャーナリスティクな視点は薄れていかざるを得ないでしょうね。だからこそ逆に、さとなおさんのいう通り彼ら彼女ら自身のスタンスも、例えば「口べたなシェフに代わってレストランの想いを読者に伝える、レストランプレゼンテーター」とか(笑)、分かりやすくしてもらえればいいのですが。

それと最近のぼくの記事へも、初期のころに比べると客側としての立ち位置が時折ずれているとの指摘を受けます。さとなおさんの言う「業界のうわさ話やシェフの名前や経歴、必要以上にマニアックな食知識」は伊藤にも期待しないと。

読者の中には、ガイドが書いた記事をAllAbout内で編集してアップしていると受け止めている方も多いようですが、システムでの禁止用語チェックと人の目による誤字脱字の指摘以外は全てガイドまかせ。つまりAllAboutは編集者の介在しない編集媒体という、極めてライターに対する負荷が重い(まあ、その辺は割り切って書いている人もいるようですが)ので、料理王国で料理マスコミトップクラスの編集者に鍛えられていたころよりも、ずっと下調べもしないといけないし情報の裏取りもタイヘン。しかも、一応理論武装はするけど客の立場としてはそこまでの情報は必要ないよなと、日の目を見ないケースもしばしば。となると、時々は調べたことや考えたことも「書いてみたく」なるんですよ(笑)。

なんかグチっぽくなってきたので、またまたカレーの話。恵比寿でスープカレーを食べて、もしかしたらスープカレーの元祖かもしれない(というか、新宿紀伊国屋の地下にある「モンスナック」も考えてみたらスープカレーですけど)フランス料理店「コムシェヴ」を思い出し、さっそく行ってきました。ランチのみですが、具が全くないスープ状の特製カレーがあるのです。フレンチのシェフが作るカレーなんですが、「コムシェヴ」の方がカレー専門店「スープカンパニー」よりもずっとゴハンとの相性がよくカレーっぽいわけ。個体のルーと違ってカレーが瞬時にご飯に行き渡り上等の酢飯を食べている感覚にも近いかな。濃厚さと幾通りもの旨みがぎっしり詰まっているせいか、ちょうど温泉に入った後のように汗がふきだします。
posted by 伊藤章良 at 23:17| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月05日

いとう:スープカンパニー

パンの意見、ごもっともです。
確かにパンも、昔は添えていればいいみたいな店もたくさんあったけど、最近は、どんどん個性を出すところが増えてきました。
アメリカのレストランだと、パンを麦の種類で選べたり、トーストの焼き加減まで聞いてくるところもあったりして、さすが主食だと感心するのですが、日本もそこまでいかないとしても、もっともっと成熟して、街場のレストランで美味しくて安価に食べられる時代が来るといいですね。

というより、食べる側はレストランに対して、なんでも質問し、希望を言ってお願いをしてみる、という姿勢が大切なのであって、回りの質問攻めを危惧していた自分が本末転倒でした。紹介記事を書いていると、どうしても立ち位置が店寄りになるのかなあ。さとなおさんの一文で目がさめた感覚です。

休日、なかなか空いている店も少ないのですが、恵比寿の「キムカツ」にても行ってみようかなあと思うも64人も並んでいて断念。そのまま歩いて明治通りから少し脇に入ったところにある「イエローカンパニー」を目指しました。
ところで「キムカツ」をご存知ですか。とんねるずの食わず嫌い王決定戦で、さとなおさんのお友達でもある(笑)黒木瞳さんがおみやげとしてここのトンカツを持っていき、瞬く間に超有名店となって常に行列ができている店。ただ、私はここがオープンしてすぐのころに行ったことがあり、あまりにCPが悪いので正直一年持つかなあ・・・との感想を抱いたのですけど。

「イエローカンパニー」。だいたいイエロー○○○、みたいなネーミングにすること自体、イエローマジックオーケストラなんかを思い出し、オーナーは同世代かなあとかシンパシーを感じません?。ここはいわゆる最近北海道からやってきて、一斉を風靡しつつあるスープカレーの店。スープカレーと普通のカレーの一番の違いは、普通のカレーは具とカレーのルーを一緒に煮込むのが特徴(というか、それによって具からルーににじみ出る旨みやアクもいっしょに楽しむ料理)ですが、スープカレーは、西洋のスープや日本の椀と同じく、スープはスープ、具は具で別々に調理し、最後にあわせて供されます。

ですので、とてもいい味を出しているんですけどカレーではないです。ジャガイモは皮ごと巣揚げをしてあって香ばしく、チキンやニンジン等もとてもイイ感じに煮てあります。カレーを標榜しているのでサフランライスが添えられますが、それこそ「おいしいパンといっしょに食べたい」そんな感じの料理でした。


posted by 伊藤章良 at 13:59| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月03日

さとなお:糸力カレー

おお、2月後半にもう食べましたか!
鮨屋もそうだけど、どんどん旬が前倒しになっていきますねぇ。シンコやコイカが4月に出てきてもそろそろ驚かないかも。
ま、おとといの白アスパラも、香りはまだもうちょいでした。ウマイんだけど、感激するまではいかない感じ。

「カーザ・ヴィニタリア」、いかがでした?
この前行った感じを考えると、そんなに当たりはずれなさそうなイタリアンだけど。
本音で言うと、アロマクラシコという炭火焼き&大箱を経た原田シェフの新境地をもう少し期待したのだけどな。アロマフレスカに似ていてあの店を越えていない印象。あっちの方がインパクトあった。味もサービスも。

ボクは土日は外食しないようにしているので、地味に家メシ。
しかも妻がいなかった上に時間なかったので、レトルトカレー(笑
ただ、一応ネットで取り寄せた、糸井重里大絶賛の世界一のカレー「糸力カレー」にしてみました。
食べたこと、ある?
もともとこれを作った店「糸力」は富士吉田市の居酒屋。
そのうち行ってみようと思ってはいますが。
posted by さとなお at 07:15 | TrackBack(1) | カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする