2009年04月16日

いとう:インダルジ(田原町)

「割烹 牧野」、知りませんでした。
ぼくはあの界隈とはそれほど縁がないわけではなくて、2000年ころまでは毎日のように仕事で青物横丁に通ってました。といっても新馬場では「イレブンフーズ」というラーメン店にしか行ったことがなかったですが。

活穴子は、そのパフォーマンスも含めてぜひ試してみたいですね。穴子で有名な港に近いこともあって興味深々です。あの界隈は、実は昔ながらの江戸湾岸の名残を多く見ることができるんだなと感心しました。

さて、ぼくも穴場としたら超穴場なんだけど、雑誌に載りすぎて穴場店とはいえなくなってしまった、コンテンポラリー・フレンチダイニングの「インダルジ」です。

ここは浅草というか最寄り駅は田原町。住宅街をてくてく歩くとポッと灯りが見えてきます。伺うまでは看板も出ていないような隠れ家かと想像するも、回りに明るい場所がなく店には大きな看板も掲げてあり、周囲からはかなり異彩を放っています(昼間に行ったこともあるのですが、明るい時間だと、気づかず通り過ぎてしまいました 笑)。

「インダルジ」は一見すると美容院とか喫茶店みたいな外観ですが、入るとそこは4席のカウンターと向い側にあるキッチンのみ。いままでありそうでなかった、洋食のカウンター割烹がまさに存在していました。キッチン自体も最低限のしつらえ。IHのコンロが二つ、ディッシュアップ用の台、シンクの三種のみ。ただ、冷蔵庫やオーブン等の調理器具は客から見えない奥に配置されているようです。

「インダルジ」でまずぼくが感じたのはシェフのスマートさ。店の仕組みややり方一つ一つに頭のいい人なんだなあと嘆息することばかり。それを奇をてらうことなく自然体で丁寧にこなしていきます。ここまで本格的なプライベート洋食割烹も初の試みなら、アメリカで料理を勉強しアメリカの有名レストランで修業した後、日本で個人店をオープンした人も、ほぼ初めてじゃないかな。料理修業もヨーロッパだけの時代じゃないことの幕開けですね。

この田原町という場所も、もともとご実家のひとつとのこと。江戸川橋の「ラ・バリック」などもそうですが、店自体に客を引きつける魅力があれば、地代のかからない(もしくはゼロかもしれない)マイナーな場所で開業し、その分を客に還元していこうとの意図は大歓迎です。

料理はとても軽い。バターなんかもほとんど使っていない感じ。逆に野菜を多用し野菜が持つパワーや本来のテイストで料理全体を整えるさまは、なるほどネオアメリカ料理の流れかなあと。でも、たいへんポーションが小さいのはつらかったです。すべてひとりで対応されるので時間短縮の意味も含めてのサイズとは思うのですが、できればもうちょっと高くてもいいから腹一杯食べたいよー。

あと、寂しいのはワインの種類が少ないのとパンがないこと。
しかもワインは国産しかリストにありません。日本の食材には日本のワインが合うとの説明があったけど、もともと選択肢の少ない日本のワインに限定したり、パンのおかわりに対応できないのでパンをやめてコースの最後にパスタを持ってくる等、ここでもシェフのスマートさが光るとも受け取れるんですが、やはり食いしん坊の大酒のみにはキツかったです(汗。

ただ、「インダルジ」の自宅に招かれたようなアットホーム感といい真摯なシェフの受け答えといいとても快適な時間で、スグにでも再訪したいものの、次回予約が取れるのは8月だそうで。
posted by 伊藤章良 at 13:29| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月14日

いとう:ルエノ・スガワラ(青山)

> このところ、リニューアル作業とかに集中していて、この対談が少し飛び飛びになってます。ごめんなさい。

従来の記事はなつかしく、また新しい店は、「へー」とか「ほぅー」とか言いながら楽しく読ませていただいてます。先日、朝から読み始め気づいたらすでに昼になっていて、チョイやばかった。

> 福島駅だと、プレハブではなくて屋台っぽい店ですが「花くじら」がわりと有名ですね。開店当時わりと行きました。いまは相当人気店のようです。

ああ、その店です。屋台でしたね(汗)。プレハブとは違いました。

> 困ったな。串揚げ、串カツ、とんかつなど、文脈にのせられる店が思いつきません。ということで、勝手に話題を変えます(笑

ぼくも、文脈にのせられる店が思いつかずに何日か過ぎてしまったこともあります。そんなときはぜひ変えましょう。

>いや、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、ホテルのロビーというか……。「The Lobby in CLASKA」といいます。


ここ、確か前を通ったことがあるような・・・(近くにクライアントがあるので)。「ここはなんやろ」とつぶやきながら通り過ぎました。回りから浮いた不思議な空間ですよね。ちょっと神々しい感じさえもしたかな。昼間だったんですが夜だとさらにカッコいいだろうなあ。ニューヨークっぽいバーというと、それこそ新宿の「ニューヨークバー」ぐらいしかイメージできなかったので(汗)、なんかとても貴重ですね。

さて、バーつながりか、ニューヨークつながりか。
今回はちょっとゆるくして、アメリカつながりにさせていただきました(笑。
青山の骨董通りが少し脇に入ったところに今年春にできた「ルエノ・スガワラ」

ここのシェフは、いわゆる日本のカリフォルニア料理の草分け。ビバリーヒルズに本店がある「スパゴ」@六本木の料理長を皮切りに、日赤通りそばにあった「レリノス」や、二の橋の「トウキョウ・レストラン」、なくなっちゃったけど「ハネザワガーデン」等で仕事をされており(10年前に料理の鉄人にも出ました)、ついにご自身のお名前が付いた「ルエノ・スガワラ」をオープン。

もちろんシェフを存じ上げるわけではないんですが、10数年間ずっとウオッチャーだったぼくにとって、シェフの名が冠のレストランには感無量。過去ずっとオオバコの店ばかりでお疲れになったのか、16席程度のとても小ぢんまり空間。白を基調に清潔感溢れる居心地のよいダイニングです。

CIA(アメリカ料理大学)出身者による、ボーダーのないニューヨーク系のネオアメリカン料理というよりは、素材の良さ・ヘルシーさと彩りやアイデアを前面に出した(すでにLAあたりでもなかなかお目にかかれない)カリフォルニア料理が楽しめます。

まだまだメニューやワイン(特にアメリカのワイン)のアイテム数が少ないのですが、料理に関してはいくつも引き出しをお持ちでしょうし、もう少しコンスタントに席が埋まれば、メニューやワインも増えてくるように思います。

また、若い女性のサービスも抜群。「レリノス」があったころはまだ幼なかったと想像される雰囲気ですが、そんな昔話にも上手に加わってくださって感激しました。
posted by 伊藤章良 at 17:36| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月14日

さとなお:「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」(品川)

もちろん両方食べましたとも!(笑)

ところで「神座」、懐かしいですね。
道頓堀に出来たころ、十数年前かなぁ、行きました。ダシがやさしくてなかなかいいなと思ったのは覚えていますが、インパクトはあまり感じなかったですね。でも大阪ラーメン界では「金龍」全盛の時代だったので、選択肢が増えたのはうれしかったです。

久しぶりに行って美味しくなかった繋がりで言うと、品川の「オイスターバー」。正確に言うと「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」。ニューヨークでは超有名&基本な店ですが、まぁ期待はしていなかったものの…。

ニューヨーク本店は17年前くらいに行きました。
グランド・セントラル駅構内に1913年に創業した店。まだ改装前で古い趣が残っていて、雰囲気だけで酔える感じでした。タイルを多用したインテリア。赤白チェック柄のテーブルクロス。ドーム型天井とステンドグラス。値段もそこそこするし客層も高級なんだけど、なんと言っても駅構内の食堂ですから、がさつさとカジュアルさがあって、なんとも落ち着けたのを覚えています。

当時はまだオイスターの味もよくわかっていなかったこともあり(いまもわかっているとは言えないけど)、わかりやすくおいしかったマンハッタン・クラムチャウダーに惚れました。おかわりしましたもん(笑)。有り体に言えば「マンハッタン・スタイル」という響きに惚れただけだけど、普通のクラムチャウダーと違ってトマト味で、いかにも都会的な印象。当時ニューヨークという街に惚れきっていたボク。日本に帰ってからも、クラムチャウダーとか頼むたびに「マンハッタン・スタイルは違うんだよ」とか言ってたし(若い!というか青い!)

ま、味の印象としてはザッツ・アメリカって感じでした。大味。グリルものなどは相当ダメ。生ガキとシュリンプ系をいろいろ頼んで白ワインがぶ飲みという感じ。まぁこんなもんなのかなぁという印象でした。その後すごい速度で洗練されていったニューヨークの食事情にも乗り遅れ、いまでは観光客目当ての店になっているのではないかな(まぁ当時でもある意味そうだったけど)

で、品川アトレ内にできた世界初めての支店にこの前行ったのだけど……雰囲気もいまひとつだったし、味もねぇ…。ある意味、古いアメリカな味でした。大味。ニュアンスがない。そういう意味ではしっかり本店の伝統を守っている店、ということかなぁ(笑)

ちなみに昼も行きましたが、Po-boy(ポーボーイ)という名物メニューがあるんです。これもニューヨーク本店と一緒。フライド・オイスターをパンにはさんでサンドにしてあるメニュー。Po-boy。つまりPoor boyの略なんですね。残り物をいろいろ漁ってパンにはさんで食べていた少年のエピソードが起源のメニューのようです。
でもこれもフライド・オイスター(牡蠣フライ)がギトギトの揚げすぎで繊細さがまるでない。中も火がとおりすぎてジューシーさゼロ。いっしょについてくるマンハッタン・クラムチャウダーも具は少ないし味も薄いし…。せめて雰囲気が良ければいいのですが…。
posted by さとなお at 13:09| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

さとなお:アオテア・ランギ(恵比寿)

おや、またジュネーブですか。
今日の新聞に「ヨーロッパで特に通信環境が遅れているのは、フランス、スイス、ドイツだ」と書いてありました。高級ホテルでもネットにつながりにくいことが多い、と。ま、ジュネーブはパリとかに比べればマシかもしれませんね。

前回書き忘れましたが、串カツ系でわりと思い出の店っぽいのは、夙川(神戸)の「あんしゃん亭」ですね。
20代によく行きました。お洒落な店で、ボクはここであの関西式を初めて経験しました。夙川芦屋苦楽園方面に住んでいた(いる)方にはお馴染みな店かと思います。まだあるのかな。シェフの顔とかもよーく覚えています。店を引っ越す前の最初の店からちょくちょく行っていましたから。
「串の坊」は大阪時代、よく昼飯に行きましたね。あぁ懐かしい。東京でも行ってみよう。

ところで、1年ぶりに恵比寿の「アオテア・ランギ」に行きました。
ニュージーランドのグリーンマッセル(大ムール貝)をニュージーランドのソービニヨン・ブランと共に食べさせる、というコンセプトのハッキリしたレストランで(カタカナ多いな)、去年伊藤さんに教えてもらって初めて行きました。ここまでコンセプトがハッキリしているのは日本でも珍しいし、その絞り方が逆に活気を呼んでいて、いい店だなぁと感心したのを覚えています。

今年はテラス席に屋根ができ、テーブルが実質的に増えていました。でもあのテラス席、真夏は暑いだろうなぁ。暑い夜に汗かきながら飲むニュージーランド・ワインもオツではありますが、いまの東京は暑すぎますからね。しかもこの店は客をぎっしり詰め込む感じなので、余計暑いでしょう。去年、店の奥の方で食べましたが、そこでも大汗だったくらいですから。

料理は、初めて行ったときの驚きに比べるとムール貝がいまひとつだったかなぁと感じました。3種類ある調理法をすべて試しましたが、スープはうまいものの、ムール貝に少し熱を通しすぎていたのが気になります。また、オイスターもありましたが、これも質がもうひとつ。生ハムはまぁまぁ。メインの仔羊を頼みましたが、これはとてもうまかった。

・・・と、料理だけピックアップすると「すごいうまい店!」とは思わないのですが、それでもこの店、満足度が高いんですよね。店をでるころには「良い店だなぁ」と思っている。それはなんといってもズラリと揃ったニュージーランド・ワインのすばらしさ! クラウディ・ベイを初めとしたニュージーランドのソービニヨン・ブランがおいしすぎます。この香り高いおいしさを考えると、料理は比較的控えめなこの感じの方がいいのかも、と最後の方で考え直してしまうくらい。

大ムール貝をざっと食べた後、残ったスープにパンを浸して食べつつ、ワインを飲む楽しさ・おいしさ。コンセプトの絞り方も含めて、ニュージーランド・ワインを主役に置いた店作りの勝利だと思われます。こういうシンプルな店、もっともっと増えると面白いですね。

ちゅうことで、お帰りを待つことにします。瞬間風速的に異様に疲れているので、助かります(笑)
posted by さとなお at 11:03| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

いとう:リンクス・オイスターバー

出張では、たくさん歩いたし、いっぱい冷や汗をかいたので、戻って体重を計ってみるとわずか1キロですが減っていました(笑)。フランス産の子羊はやはり美味しかったです。というか、鶏、仔牛、鶉など、肉類それぞれに日本との違いを感じました。料理法というよりは素材ですが。

「鮨真」は高かったというメールを多くいただいていて、あの2年前の記事は修正したほうがいいのかなあ、とも思っています。ぼくも決して量を食べない方ではないけど(さとなおさんとさほど量が変わるとは思えないので)、自分の時は高くないのですよ(ここ1年半ほど行ってないんですが)。さわ田と一匹の魚を分けあってるとか話も聞きますし、高い魚を使い出したんでしょうか。

最近はブームも手伝って、ちょっと上昇志向のすし店がオープンすると、こぞって雑誌に取り上げられるので、常連となって温かく接したり、時には苦言を呈したり、といった客が付かないような気がします。銀座の「ほしな」は、そういったマスコミに対し取材拒否をしているそうですが、ご存知ですか。

すしの話題からはがらっと変わって、オイスターバーです。
東京初のオイスターバーと言われている五反田の「トウキョウ・オイスターバー」が出した姉妹店「リンクス・オイスターバー」に行ってきました。ここは「マイモン」のような、なんちゃってオイスターバーとは異なり、メニューや店内に貼られたポスターの節々から、オイスターバーというより、オイスター伝道師みたいなスピリットが漂ってきます。

カキはご承知のように秋から冬がシーズンですが(と、メニューにもはっきり書いてあるんですが)、南半球タスマニア産のアクアマリンだったり、千葉や宮城の岩ガキだったりと、今の季節にも充分味わえ、かつ鮮度の高いものを仕入れておられて流石という感じ。また、火を通したカキも料理法を変えて多種の皿があり、こちらも興味深いのです。ワインもリーズナブルでカキに合うものをラインナップ。もう少しいいグラスで飲みたかったな、と思ったけど。

壁にモンサンミッシェル産ムール貝のポスターが貼ってあったので、ここではムール貝も食べられるんだ! と、喜んで聞いてみると、フランスのムール貝は、カキと一緒じゃないと輸入できないので、今はカキのシーズンではなくムール貝も入らないんですよ・・・。とのこと。この説明がイマイチ理解できず。パリで食べた小ぶりのムール貝をここで思い出したかったんですが。
posted by 伊藤章良 at 23:33| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

さとなお:ビクトリアステーション 改め ステーショングリル

前回書いたビフカツの店、「みその」ですか? という問い合わせ数件。いえ、「おか田」です。ニュー新橋ビルの地下1階。「新橋鶴八」が入っているビルですね。マヨ嫌いの方はおろしとんかつを。

「シルク・ド・ソレイユ」は過去に一回観ました。そんなに感心しなかった。
大規模新ビルに出店するレストランといっしょで、大きく展開すると、どうやっても人材不足になりますね。料理もパフォーマンスもヒトの技術が命。人材不足になるのをわかっていて(その結果、客が満足しなくなることをわかっていて)ひたすら拡大路線を走る経営者の姿勢を疑います。
ただ、ステーキの大規模チェーンみたいのは、仕入れを安くできるなど、メリットはあるでしょうね。当初からそういう経営設計されているし。

そういうステーキチェーンとしては「ビクトリアステーション」が懐かしいです。
あの独特の内装と巨大なプライムリブ、そして1980年代当時新しかったサラダ・バー……。量をがばがば食べたい時に重宝したし、食べ放題のサラダ・バーがなんかヘルシーな感じがして良かったですね。
で、アメリカでも日本でも大ブーム後つぶれてしまったのだけど、元経営者や元社員が中心となって新たな店を展開しているようです。

アメリカでは元経営者が再起を期してカリフォルニア料理のチェーンを興したそうです。「California Cafe」「Cafe del Rey」「Napa Valley Grille」「Alcatraz Brewing Co」「Horizons」など、大繁盛してあっという間に飽きられた「ビクトリアステーション」の苦い経験を元に複数のブランドを使い分けているらしいです。カリフォルニアで見ましたか?

日本では元社員が中心となって「ビクトリアステーション」の再現版があるそうです。「ステーショングリル」という名前で横須賀(京急汐入駅)にあるらしい。これは一度行ってみたいと前から思っているのだけど、なかなかチャンスがありません。以前伊藤さんが褒めていた「OUTBACK STEAKHOUSE」(←こちらはオーストラリア・コンセプトでしたっけ?)や、格も値段も違うけど「LAWRY'S THE PRIME RIB」とかとも比べてもみたいし。
posted by さとなお at 09:59| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月14日

さとなお:またまた「ロコブルー」

おお! 「七蔵」リニューアル情報、押さえてましたか。さすが。

ところでおととい「ロコブルー」行ってきました。
ひと言で言うと「予想を超えてうまかった」です。きっと現地ではお皿にアヒが山ほど盛られるのだろうとか、ひと皿ごとにいろいろ想像しながら食べました。つか、ポキとかロミロミとかってきっとある程度の量が必要な料理なのでしょうね。サラダの中にちょこんでは、少し快感が足りませんでした。もっとグハグハズビュズビュ食べたい感じ。

でも、味は良かった気がします。ロコロールとロコモコをもう一度食べたい。シンプルな料理なのに、どこか懐かしく、郷愁を誘います。そうそう、沖縄料理も確かにメニューにいっぱいありました。なんでもチャンプルーする(混ぜちゃう)感覚は少し似てます。

あと、沖縄料理って保存食の色合いも濃いんですよ。
暑くて食物が痛みやすいからとりあえず火を通す。油をかける。揚げる。
でもハワイ料理って、この店に限ってかもしれないけど、保存食的色合いをそんなに感じませんでした。同じように暑いのにね。そこらへん、ちょっと不思議な感じがしました。つか、グアムやサイパンでもそういえばそんなに保存食的な印象を受けなかったな。沖縄なんかより「その日暮らし」色が強いのかな。

ハワイ料理って、もう少し食べてみたいけど、他にどこかご存じですか?
あ、そうそう、ハワイの地ビールもなかなかうまいですね。ツナミとロングボードが良かった。

「蟻月」、まだ行ってません。というか、人気ありすぎてなかなか…。もつ鍋食べたいなぁ。ただ、もつ鍋って味の想像がついちゃうところがありますよね。そこが「すぐ行きたい!」にならないところ。

昨晩は10年ぶりくらいに「弁天山美家古」に行ってきました。
その感想はまた次回以降に。

※テンピュールの座布団はお尻が痛くならなくていいですね。
posted by さとなお at 10:15| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月11日

いとう:ロコブルー

「疏菜坊」の情報ありがとうございます。
それと「オ・コション・ローズ」のマダムが北島亭のマダム(今は店におられませんが)と相通じるものがあるというのは賛成だなあ。顔の濃さは違うけど(笑)。
それともう一軒、牛込柳町にある「ル・デッサン」のマダムが北島系てなごめるんですよ。
それにしてもマダムねえ・・・。こういう時は、辻静雄さんがどう表現していたかが案外参考になったりするんですが、今手元に著書がないので。ちなみに彼はグランドメゾンのことを料亭と訳してました。

大阪に出張していてずっとホテルに缶詰、毎食弁当ばかりです。そろそろストレスで切れそうな気配。でもあと一回今晩で終わりです。ところが、明日昼京都の割烹を予約してランチを楽しんで帰ろうと思っていたのに、東京に急いで戻らなければならず、明日も車中弁当になりそう(泣)。

建設的なネタがないので、ハワイ料理についてのお返事を。
ハワイは、いわゆる土着ポリネシアンの料理と、ハワイに移民した世界中の人たちがもたらした楽しくて笑える料理と、ハワイで生まれ育った人が、アメリカやヨーロッパで料理を勉強し修業して、再びハワイに戻って創造した新しいハワイの料理の三種類があります。

ラウラウはポリネシアンならどこの島でもある肉の蒸し焼き。また代表的な現地食としてポイと呼ばれる紅芋を摩り下ろしたものを主食にしたりします。ただハワイでは、どんな新しいクリエイティブな店に行っても、スターチをくれと頼めばポイを食べることができます。

ロミロミはどうかな。ハワイ語でモミモミのことなのですが、これはおそらく移民がもたらした料理でしょう。サーモンを使ったりするし。揉み込んだマリネですね。
移民がもたらした料理で最も代表的なものがポキと呼ばれるマグロのピリカラ刺身。生のマグロをさいころ状に切って、海草、たまねぎ、ごま油、唐辛子、醤油などと混ぜます(いろいろな味があるので、詳しいレシピは不安)。ハワイではどこのスーパーでも量り売りをしています。これはとてもうまいので日本の居酒屋とかでもやればいいのに、あまり取り入れる店がありません。ハワイ料理専門店に行ってもないときがあります。

ロコモコはアメリカン系のアレンジかな。でもハワイの定食屋でもっともポピュラーなおかずはchickenkatsuです。このプレートランチと呼ばれる定食は、カツとご飯とポテトサラダとキムチが定番の取り合わせ。サータアンダーキーから生まれたような砂糖菓子やシェイプアイスと呼ばれるカキ氷もあります。あとすぱむすびというハムを上に乗っけたおむすびもポピュラー。コンビニで必ず売っています。

で、ほとんどの観光客は、なぜかハワイでアメリカの定番(最もおいしくない)料理をわざわざ好んで食べます。ハンバーガー、ステーキ、サンドイッチ、ロブスター等々、よく理解できません。

最近の新しいハワイ料理は一番ご存知かもしれませんね。ヨーロッパやアメリカで学んだハワイ生まれの料理人は、多大な観光客という市場があるハワイに戻り、きちんとギルドのようなグループを作って互いに研鑽を積み、新しいオリジナルのレシピをあみだしています。マグロに海苔を巻いててんぷらにする、もしくはカツにする料理は代表作の一つで、日本のハワイ料理店にも良く見かけます。

ただハワイ料理とカリフォルニア料理が決定的に違うのは、世界の食材やレシピを取り入れつつ、新たな味を創り上げていく過程は似ていますが、カリフォルニアの場合はバターやクリームを極力使わずに軽くヘルシーに仕上げるのに対し、ハワイの場合はその辺お構いナシです。例えば味噌バターソースとか、ラーメンからヒントを得たとしか思えないソースもあります。
ハワイでは、自分たちの新しいハワイ郷土料理とカリフォルニア料理を意外にきちんと区別していて、観光客も使い分けています。

話が長くなりましたが、とはいえ、ハワイには実際に行かないと、あの巨大で奥深い食文化には出会うのは難しいです。日本ではフレンチよりもイタリアンよりも、ハワイ料理のほうが確実にはるかかなたです。「ロコブルー」はその中でもまだがんばっているほうかなと思いますが、いかんせん一皿の量が少なくて醍醐味が伝わって来にくいかもしれません。

例えばさとなおさんが沖縄で感じたことと同じように、おそらくそれ以上に、トウキョウにはそこの食文化が伝わっていないのですね。

posted by 伊藤章良 at 17:19| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さとなお:ハワイ料理「ロコブルー」

「疏菜坊」は、この前は5000円のコースにしました。蔬菜7種和え盛りに串焼き、メイン、ごまだれうどん。だったかな。鍋のコースを頼むヒトも多いですけど、まぁ5000円のコースでお酒を飲む、というのが初訪はいいかもしれません。ただ、完全予約制なので注意してください。予約にしないと料理が間に合わない、という理由で予約制みたいです。

「ビストロ・レサンス」、メールで閉店&開店は知っていましたが、そうですか、そんなことが…。あのマダムは「素人くさい」という意味である種の名物だったし、3回目くらいに訪れたときには相当進化していてイイ感じになっていたのだけどなぁ。ちょっと「北島亭」のマダムと同じ方向で、意外と「今日はどんな感じだろう」って、行くのが楽しみだったのだけど。料理と同じくらいマダムが楽しみだった…。
新しいマダムとの共同作業、ボクも楽しみに行ってみたいと思います。

しかし…このマダムって言葉、やっぱりビストロ系で使うのは無理があるね(日本語の語感的に)。グランドメゾンで使うならまだしも。もっとカジュアルな言い方ないかなぁ。こういう「ボンソワール、マダーーム」みたいな感じが、ビストロを含めてフレンチの敷居を高くしていると思う。もっと気軽に楽しめる語感がある言葉が欲しいところ。あったっけ?

そういえば、ハワイ料理「ロコブルー」に行きます。
ラウラウやロミロミ、ロコモコなんかはなんとなく予習しましたが、他にオススメって何ですか? 店の、というよりハワイの。なにせハワイ料理については超初心者なもので。これ喰っとけ、みたいのがありましたら。
posted by さとなお at 08:03| 太平洋・カリフォルニア料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする