2012年01月16日

いとう:つばめ食堂(大阪・梅田)

新しい年が始まりました。さとなおさん、そして読んでくださる皆さん、2012年もよろしくお願いします。

昨年さとなおさんは、果たして美味しいモノにありつけてるんかなあ・・・と、よく考えていました。同士の方との行動や信念のために、自分の楽しみをかなり犠牲にしているんやないかと。ただ、北欧出張の帰りにロシアに寄ったり、新年早々グァムに行ったりと、少しは安心したけどね。

さとなおさんが、どんな風に面白いことを考えたかとか、興味深い動きをしてたかを、まるで自分のことのように垣間見るのがブログ読者の一番の関心事でもあります。ぜひ今年は「食」の世界でも暴れてください(笑。

さて、福島の餃子、全く知りませんでした。ちなみに浜松が日本一ということも。宇都宮にも食べに行ったことがありません。まあ焼餃子自体が日式といっても過言ではない料理なので、ラーメン同様ご当地が生まれてくるのも自然かなあとは思います。

餃子繋がり、という訳ではないんだけど、ほおぅ、というおいしい餃子に出会った店を年始一発目にします。大阪は新梅田食道街の「つばめ食堂」です。

食堂といいつつココは新梅田食道街、8名も入れば満杯の立ち飲みバーで、しかも2011年11月にオープンした新参。とはいえ、古くからの名店・大衆店が群雄割拠する大阪人憩いの場所に、すでにすっかり溶け込んでいます。

それは、ひとえに店主のステキなお人柄。そして、ドイツの生ビール「レーベンブロイ」と世界各地のリースリング(白ワインのブドウ品種)に絞り込んだ酒構成のうまさかなあと感心します。
ドイツの生ビールと単一品種の白ワインのみのバーと聞くと、なんとなく寂しい印象を受けますが、狭いスペースに数多く揃えることのムダ、と同時に、さっと飲んでさっと去る、立ち飲みの原点や愉しさを具現するにはちょうどいいバランスなんですね。

そんな洋風バルで何故餃子かといいますと、おつまみに大変秀逸な焼餃子があるんです。餃子以外にも燻製やポテトサラダなど、提供する酒を考慮して入念にチョイスしたおつまみが揃いますが、やはり餃子はビール狙いでしょうか(笑。

もっともこの餃子、「つばめ食堂」のオリジナルではなく大阪は摂津富田にある「溢彩流香」(未訪ですが、かなり評判の店です)のモノとのこと。日式の餃子よりも、モチモチ感とジューシさに富んでいて、ビールだけではなくリースリングとの相性も抜群でした。

なぜ「つばめ食堂」という名前なのか、という話を店主に振ってみたところ、もともと新梅田食道街は、旧国鉄退職者に対する救済事業として始まった、国鉄とはゆかりの場所。で、やっぱり国鉄といえば、「国鉄スワローズ」じゃないですか・・・とのこと。真偽のほどは不明です(笑。
posted by 伊藤章良 at 17:14| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

いとう:メンゲルムス(西麻布)

「3 amours(トロワザムール)」、きっと場所的に何度も前を通っているはずなのに、店頭の大きな赤ワインボトルに未だ気づかず。ココは知りませんでした。早速週末にでもワインを仕入れに行ってきます。

さて、森ガールに象徴されるような「平成のゆるゆる」というか、キメキメからゆるゆるに以降しているなーという流れは、確かにワインもあるけど、先日東京は西麻布のバーにても感じてしまいました。

銀座に象徴される「バー」は、昭和っぽいキメキメが真骨頂だったんだと思うのですね。でもここは、ルールやしばりのない、かといって、合コン需要のダイニング系のように甘いカクテルを作るノリではない。

店のスタッフも平服で対応するのですが、こちら側が話に参加して欲しいなあとの様子を見せるとフランクな感じで会話に加わり、ふと気づくと持ち場に戻っている。

久しぶりに東京のバーで肩の力が抜けたというか、あっという間に時間が経っていて、自分としては本当に久しぶりに午前3時ごろまで居ついてしまいました。

あ、店名も書かずに話を進めてしまってすみません。「mengelmos(メンゲルムス)」といいます。場所は西麻布交差点から青山の方に抜ける道沿い。看板も出ていない一枚のドアを突破しないといけないので少し勇気がいるのは確か。でも地下へと降りると、入り口の拒絶感とは全くウラハラな、ゆるい空気が流れてます。

まず、こんなに天井の高い地下の空間が今でも西麻布に残っているんだなあという驚き。おそらくは店舗としてではなく個人邸宅のサロンとして作られたと想像しますが、それにしても贅沢。またその贅沢な空間を、無造作にアンティークの家具を置くことでさらに贅沢に使っています。

その家具も、もう少し整理して並べればいいものを、すごい豪華なソファーのコーナーもあれば、タイル張りのカフェにあるそうな木のテーブルとイスの組み合わせだったり、バックバーの前にはカウンターもあります。

普通にハードリカーやカクテルを楽しむこともできますし、腹にたまるつまみ類も(カレーなんかも含めて)頼めば色々と出てきます。中でもちゃんとジャガイモから素揚げしたポテトフライは秀逸。

最後に、「メンゲルムス」というのはごちゃまぜという意味だそう。キメキメの時代にごちゃまぜをやると、きっと奇を衒いすぎと感じたでしょうけど、ゆるゆるのイマならそれもまた落ち着くのですね。
posted by 伊藤章良 at 23:51| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

さとなお:トロワザムール(恵比寿)

「サルキッチン」、写真で見てもとてもいい感じですね。
なんだかこういう雰囲気を持つレストラン、増えましたよね。この店のご主人の年齢は知りませんが、20代30代の店主による、いい意味で「ゆるい」空気を持った良質店が増えた気がします。

最近、メイクも「昭和キメキメ顔」から「平成ゆるゆる顔」に移ってると聞くし、ファッションも「昭和のキメキメ」から、森ガールに象徴されるような「平成のゆるゆる」に移っています。レストランも「昭和っぽいキメキメなレストランから平成っぽいゆるい空気のレストランへ」という大きな流れがある気がします。

昭和から平成への流れという意味では、ワインにもありますね。
ある意味キメキメなヴィンテージワインから、安くても身の丈で造っている、ゆるめ(くつろげるという意味)の自然派ワインが人気になってきていると感じます。特にビオワイン(自然農法ワイン)への流れはかなり強いですね。

ということで、今回は、ビオワインを充実させたワインショップにしてカウンターバーもついている店、恵比寿の「3 amours(トロワザムール)」を紹介してみます。

ワイン販売やレストランのコンサルティングをしているBMOという会社のアンテナショップらしいのだけど、全体に自然派でロハスな匂いがぷんぷんする雰囲気。まぁそういうのってえてしてストイックになりがちなんだけど、それがあまり行き過ぎてなく、全体に享楽的なのがいい感じです。あと、ワインの売り方もとてもわかりやすい。造り手のオジサンの性格とか、彼とのエピソードとかがくわしくPOPに書いてあったりして、ショッピングしていて楽しいです。「あぁこんな人が造っているワインなのか」と思わず買いたくなる感じ。価格帯も1000〜3000円くらいが充実していて良心的。

で、入り口近くのカウンターバーでは試飲ができます。
毎日10種類のワインを試飲できるんですが、3杯1000円のテイスティングコースがあって、安価にさっと楽しめる。毎週月曜日は一杯500円(テイスティングコースより量が多い)でも飲めるそうです。つまみも300円〜500円程度でそこそこおいしい。チーズやオリーブなどのシンプルなお皿以外にも、その日その日できちんとした料理もあり、小食の人だったらここで夜ご飯としても大丈夫かも。店員もほんわか温かい応対だし、全体になんだかとても「ゆるい」感じが漂っていてくつろげるのが気に入りました。

3 amours とは3つの愛。ワインの造り手に対する愛情と尊敬の気持ち、ワインの流通やショップやレストランでのサービスに関わってくれる人への感謝の気持ち、ワインを飲んで楽しんでくれる人への愛、だそうです。店頭の大きな赤ワインボトルが目印。ちなみに営業時間は12時〜21時(土日祝は20時まで:火休)なので、どっかのレストランに行く前に一杯、みたいな使い方しかできないのが残念。二軒目で使いたい感じなんだけどな。その点だけが個人的にはちょっと惜しい。
posted by さとなお at 21:03| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

さとなお:丸山珈琲(軽井沢)

ボクも東京ミッドタウンのレストランには全く興味ないですね。新丸ビルも行ってない。ああいう最近の複合ビルはなぜか食指が動かないです。というか、家賃とか考えたら採算取るのにどういう工夫をしているかある程度想像つくので、率先して行く気にはなれません。

でも、英語が出来ないと厳しい、というのはスゴイですね。そういうのを喜んだり、女性の前でいい格好できて気持ちよかったりする人もいるのでしょうから、それはそれでいいのかもですが。

さてと。
今日は何つながりでもないのですが、ちょっと気楽にカフェのご紹介。

軽井沢の「丸山珈琲」です。
まぁ有名店なのでご存知だとは思いますが、最近数回通ってやっぱり唸ったのでご紹介します。

軽井沢駅から車だと5分くらいでしょうか。「南ヶ丘入口」のところにある橋を渡って別荘地に入るとすぐの右側にある普通の一軒家で、靴を脱いでリビングに上がるカジュアルな感じの店なのですが、ここの珈琲がタダモノではありません。

店主である丸山健太郎さんは毎年世界各国で開催される珈琲豆品評会に審査員として参加していて、その中でも最高級の豆をオークションで落としてくるらしいです。それを自家焙煎して、プレス式のポット(よく紅茶なんかで使う上からギュゥと押すヤツ)で出してくれます。最高級の豆なので雑味がなく、ドリップするより逆にプレスした方が美味しい、とは店の方の弁。

でも確かに香りが詰まっていてうまいです。表面に多少油が浮いた感じはありますが、雑味は感じない。多少粉っぽさはあるけど気にならない。
んでもってその香りとコクのバランスは尋常じゃないですね。香りは濃厚。ぐあぁって鼻に来るのに、味はあくまでもマイルドなんです。参ったなぁ。何度か行っていくつか飲みましたが、ボクの中では「春のスペシャルブレンド」が絶品でした。あんなに爽やかでやさしい珈琲はないです。酸味もきちんとしているし。いままで飲んだ珈琲の中でもトップクラスの味でした。

これが、3杯はとれるポットで500円程度。安いですね。豆も直接買えるし通販もやってます。ちなみにチョコレートケーキもうまいです。朝10時からなので、モーニングコーヒーがわりに行くと良いです。

まぁ雰囲気は決してお洒落じゃないし、店員さんは忙しそうだし、プレスで煎れる珈琲も好き嫌いあるかもしれません。でもボクはこの店で少し珈琲開眼しました。やっぱうまいもんはうまいなぁ、と。
posted by さとなお at 22:50| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

さとなお:ウォンシュ

すいません、娘の受験本番前後で落ち着かず、終わったら終わったで飲んじゃって(笑)、ずいぶん間があいてしまいました。もうもろもろ落ち着いたので大丈夫です。

> 札幌とか京都ぐらいの都市サイズだと、
> こういったシャレた展開にピッタリなんですよね。

都市サイズって本当に重要ですよね。パリ、ミラノ、ニューヨークなどの都市サイズも確かにちょうどいい。東京だと山手線の内側、って感じでしょうか。そのくらいのサイズの中に適正な量の店が存在していると食生活は本当に豊かになります。東京や大阪は店の量が多すぎて、なんか肌感覚的に店を掴みにくいところがあります。

ワインつながりで書きたいところですが、このところ数ヶ月外食が少なかったのであんまり思いつきません。
おとといご一緒した「ウォンシュ」でごまかさせてください。ワイン飲んだし(笑)

「元洙」と書いてウォンシュ。

西麻布の、移転前の「TSURU」があったあたり。
暗〜いバーで、カウンターとテーブル席、そして入口横の個室的座敷(掘りごたつ)。
業界人・芸能人・スポーツ選手がわりと来ているバー。そういうバーってちょっと品がない荒れた雰囲気になりがちなのだけど、ここはそういう感じになっておらず、客もどこか抑制して飲んでいる空気があります。その辺が居心地いいですね。ちょっと年齢層が高いせいかもしれません。

ここは韓国料理をつまみに出すところが変わってますね。
以前2度ほど利用したことがあって、そのときもチヂミとか取ったのだけど、なぜかあまり印象に残ってなかったんです。でもおととい食べたときはビックリしました。韓国料理専門店を凌ぐチヂミだ! ふわふわ系快感チヂミで、このチヂミを食べるためだけに夜中に通いたい、と思ったです。平たいペラペラしたチヂミが多い中、これはクセになりますね。いやぁ、うまい。

しかし、チヂミがうまいバー、というのもユニークでよいですねぇ。もう少し飲みたいけど小腹も空いた、みたいな3軒目にちょうどいい感じです。
posted by さとなお at 07:37| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

いとう:ヴィオニス(銀座)

>まず初めに札幌で人気のオシャレな焼鳥店「しろ」があり、続いてやはり札幌で人気のワインレストラン「ブラン」があり、そしてこの店「ル・クロ」が円山に去年新規開店。

札幌とか京都ぐらいの都市サイズだと、こういったシャレた展開にピッタリなんですよね。いい感じだなあ・・・。そんな意味では、大人が優雅に食を楽しむには東京はデカすぎると思います。誤解を恐れず感覚的に言えば、パリ、ミラノ、ニューヨークなんかも、ちょうど札幌や京都と同じぐらいのサイズかなあと認識しています。

>そして特筆すべきはワイン。安いです。東京の半分以下、という値付け。

料理に様々な工夫がされていたり驚きがあったりすると、ワインもそれに合わせてどんどんと高み(値段という意味ではなく)を目指したくなりますよね。よく分かります。まして東京の半分以下というお得感があればなおさらです。
(ううむ、さとなおさんの飲んだワインをツラツラ見ていると、これが半額以下なら往復の飛行機代が出そう)

ぼくは、ワインつながりで、相変わらず東京は銀座の「ヴィオニス」を紹介します。ここはワインバーというより、サロン・ド・シャンパーニュと名乗っておられるように、シャンパン専門のバー。最近この手の店も増えてきましたけど、草分けといいますか、2002年全日本最優秀ソムリエコンクールで優勝した阿部誠氏がオーナー(実はこのコンクールをぼくは観戦していたんですが)。

「ヴィオニス」は銀座8丁目、ちょうど鮨「久兵衛」の向かい側のビル。かなり隠れ家な感じで、店名もビルの共同サインに小さく出ているだけですが、夜12時ごろに行ったにもかかわらず超満員。しかも大人数のグループもいてワイガヤの居酒屋ノリには驚き。

ただ、明るくて居心地のいい店内ときめ細やかな心使いがうれしいスタッフ(阿部さんは不在で、素敵なソムリエールが2名でしたが)のおかげで、十分にくつろげました。

カウンターの前には、ずらーっと並ぶシャンパンの数々。シャンパンというとやはり小さなメゾンが多いので見ているだけではチンプンカンプンですが、そこは、身振り手振りも軽やかなソムリエールの皆様による解説で、十分に楽しませていただけます。

恵比寿の「イレール」から監修を受けたというフレンチベースの料理やデギュスタージュ(少量のグラスシャンパンを数種類とおつまみ)のコースもあり、利用時間に応じて様々に楽しめると思います。

ただ、やはり希少なシャンパンということで決して安価ではないので(そこは札幌とは違いまして)、「二軒目に雰囲気を変えての一杯」との流れが最適でしょう。
posted by 伊藤章良 at 16:55| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

いとう:モンテ・ブラーヴォ(四谷三丁目)

>では、ボクも四ツ谷つながりで、焼肉の「名門」を。

「名門」ねえ・・・。そうだったんですか。納得がいきました。
この店そんな事情とはつゆ知らず、かなり前ですが四谷三丁目辺りのスタジオで仕事を終えた後、スタッフとフリで入ったことがあります。有名人のサインだらけの店内なのに、焼肉はいたって普通(というかそれ以下)。やっぱ芸能人って味オンチだよなー、みたいな声があがっていました(汗。

昔は大きなテレビ局が近くにあったし、芸能事務所も多いこの界隈らしい二面性を持つ店のようですね。ということで、さとなおさんは次回から「絶倫コース」を注文できるわけですか? ぜひ連れて行ってください(笑。

では、四谷三丁目応援団として、さらに続けます。
パリから来た日系フランス人パトリック君と日本料理を食べた後、ワインを飲もうぜということで、まず思いついたのが、最近恵比寿にも出店した「サッカヴァン」。ただ、フランス人にフランスワインを飲ませてもつまらないなあと、「サッカヴァン」の新宿通りを隔てて向かい側にある、渋いイタリアワインバー「モンテ・ブラーヴォ」にしました。

パトリックにイタリアワインに行くぞ、というと、彼曰く「イタリアワインは水臭くて土臭いじゃないですかあ・・・」と、いかにもフランス人らしい返答(笑。お店に入るなり、マスターにフランス人をアッと言わせるイタリアワインお願いします。とわがままなオーダーをしたところ、すばらしい一本(酔って名前失念 残念)をご提供。

「モンテ・ブラーヴォ」は、よく読みにいっているブログ管理人のお父さんのお店らしい(そのブログによると)。どちらかと言うと居酒屋の大将が似合う、海坊主(すみません)のような親方がお父さんなのかなあ・・・。

そんなマスターなんですが、それほど広くない店内はゆったりと落ち着いた家庭のリビングのよう。テーブル、ソファー、カウンターと三様に使い分けることもでき、家具類や調度品のセンスも抜群で、とても大人の空間です。

イタリアンのメニューも豊富のようで(というか、その日はおまかせでワインにあうパスタを注文しただけですが)、ちょっとした料理にも手を抜かない愛情とこだわりを感じます。

その日、スペインの大手ワインメーカーの常連の方が来ていて、パトリックとフランス語で話し始めたところ、他の女性客の目が「はあとマーク」になってました。その後パトリックは「スペイン人はフランス語を話すんだけど、フランス人はスペイン語を話せないんですよね。ちょっと恥ずかしいな」と照れてたけど。
posted by 伊藤章良 at 10:00| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

さとなお:クール(銀座)、なかしま(大阪)

> つまり、数十席の居酒屋でいくつもの酒を置いて注文をとっても、
> すべての酒の保存状態がどんどん悪くなるばかり。
> 口開けの酒を飲んだ方と最後の方を飲んだ方で同じ料金というのもおかしい。
> だったら、こちらを信用していただいて厳選した酒を用意し、
> それを料理(も基本的にはコース)に合わせてこちらで選んでお出しする

なるほどねー。理にかなってますね。
ワインとかは毎回バキュバンでシュコシュコ空気を抜いて酸化に神経質になるのにね。
居酒屋での日本酒でちゃんと意識してこなかったかも。冷蔵はしてあるにしても、開封状態で保存しているわけで、劣化はしてますよね…。

「前割り」もいいなぁ。それは絶対うまいと思う。
水割りって難しい飲み方ですからね。本当にうまい水割りって作るの難しいし。

ボクが覚えている範囲だと、「すごくうまい水割り!」だと思ったのは銀座の「クール」のウィスキーの水割りと、大阪はお初天神の「C.C.ハウス なかしま」のC.C.の水割りです。どちらも名人芸でしたね。バランスが最上で、まろやかで、ウィスキーやC.C.を舌に感じさせないの。そのくせ余韻が長い。そういう水割りってなかなか作れないです。自分でもさんざん試したけど成功するのは百に一つ。あぁもう一度飲みたいなぁ、あの完璧なバランスの水割り…。

「クール」は古川緑郎さんが引退して閉まっちゃったし、「なかしま」はご主人が亡くなってしまったし(いまは息子さんがやっている)、もうどちらも味わえないのが悲しいです。いや、「なかしま」はもしかしたら息子さんがあの領域まで届いているかも…。
※両店ともボクのサイトにくわしく書いています。もし良ければそちらもお読みください。「クール」「なかしま」

ちなみに関係ないですが、渋谷公会堂が「C.C.レモンホール」になったそうですね。
ボクにとって「C.C.」は永遠にカナディアン・クラブなので、なんだかいつもカナディアン・クラブのグラスにレモンが入っているような絵が浮かんじゃいます。まぁそれはそれでなかなか大人なホールですが。
posted by さとなお at 08:19| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

さとなお:HOKKAIDOミルク村(札幌・銀座)

ミキータ、ボクも以前ちらっとだけ行ったことがあります。
でもそんなに印象に残ってないんですよねー…。

ええと、じゃ今回はまた北に上がって札幌・すすきののユニークなバーをご紹介します。

その名も「HOKKAIDOミルク村」
実はこの店、銀座にもあります。たしか「煙事」があるビルの地下(中央区銀座7-5-19)。銀座に進出するだけあってなかなかの人気店だし、実にユニークなんです(札幌では人気店だけど銀座ではまだそれほどではないかも)。

セットで頼むのですが、いくつかあって、ボクが頼んだのは「アイスクリームとリキュール3種とコーヒー」のセット(1260円)。そう、ここ、バーなのですが、なんと、アイスクリーム(というかソフトクリームタイプ)にリキュールを合わせて「食べる」バーなんですね。

段取りとしては、北海道のミルクを使った濃厚なソフトクリーム(コアントローと生クリーム入り)が出てくるのでそれを小さなティースプーンですくい、カップのふちにスプーンを載せて安定させ、そこに小さなグラスに入れられて出てくるお酒を少々垂らして飲む(食べる)わけです。

甘いアイスに濃厚なリキュールが合うは想像できると思いますが、それをいろんな種類頼めるのが抜群に楽しいっす。このマリアージュはどうだ、アレと合わせる方が好き、とか言い合っているうちにどんどん時間が経ちます。

お酒もいろんな種類を用意してあります。
グラッパやらウィスキーやらどんぐりリキュールやらマールやらブランデーやら約100種類はあるでしょうか。いろんなものをオーダーしてちょこっと垂らすのが面白くて楽しいですね。ついついいろいろ取って試したくなる。だから少量ずつとはいえ、わりと酔うかも(笑)。

試した中ではどんぐりリキュールとマール、テキーラあたりがアイスと合っておいしかった記憶があるけど、定かじゃないです。酔ってたし。

お酒は好きだけど甘いものはもっと好き、って人には最適ですね。
女性の団体さんで行くと特に楽しいかも。銀座店、近々行って見ようっと。でも伊藤さんとふたりで行くのは……やめときましょう(笑)
posted by さとなお at 19:42| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

さとなお:The Lobby in CLASKA(目黒)

このところ、リニューアル作業とかに集中していて、この対談が少し飛び飛びになってます。ごめんなさい。

> そういえば環状線福島駅近くにも、プレハブの有名なおでん屋さんがあったなあ・・・。

福島駅だと、プレハブではなくて屋台っぽい店ですが「花くじら」がわりと有名ですね。開店当時わりと行きました。いまは相当人気店のようです。

串カツ、ブームになりそうなんですか?
んー。
串カツって、伊藤さんも言うように「ガッツリがめつくウマイものを出す」みたいな勢いがどうしても欲しいので、特に「大阪の空気」が欲しくなりますね。東京は無駄にオシャレにする傾向があるので、それがうまく出せるかどうか。うまく出せないままに中途半端なブームで終わって欲しくないですね。

さてと。
困ったな。串揚げ、串カツ、とんかつなど、文脈にのせられる店が思いつきません。

ということで、勝手に話題を変えます(笑

昨日まで個人サイトでニューヨークの店を整理していたのですが、最近「ニューヨークっぽいなぁ」と思ったバーを思い出したので紹介します。

いや、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、ホテルのロビーというか……。

「The Lobby in CLASKA」といいます。

実際、「CLASKA」というホテルのロビーなんですよ。
そのロビーが、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、な、わけです。
白いソファや、クッションをたくさん並べた木の長椅子などが並んでいて、わりと日本離れしています。モダンアジアン料理も食べられるのだけど、まぁカフェかな。一番近いのは。

このホテル、目黒通り沿いの「ホテル・ニュー・メグロ」をリノベーションしたデザインホテルで、ホテル自体もなんとなく海外っぽいですね。で、個人的にですが、この空間の使い方がボクの中のニューヨークっぽい。暗さや賑わいや香りとかも。きっとわかってくださる方もいるとは思うのだけど。

朝4時まであいているので深夜使いに特にいいです。
まぁすごく気に入っているカフェというわけでもないけど、深夜カフェとして知っておくとわりとオシャレな場所です。
posted by さとなお at 18:01| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月22日

いとう:Bar Sakaguchi(大阪 ミナミ)

ずいぶん間が空いてしまいました。すみません。

故郷にしばらく帰省していたのと、東京に戻ると同時に朝早くから寝る直前まで、ほとんど自分のデスクの前に座れない仕事が続き(今も続いているんですが)、メールを読むのが精一杯だったノートパソコンで、ちょくちょく打てる余裕がでてきましたので、やっと更新です。

>「ちゃんこ谷川」という店。
苗場プリンスに入っていくアプローチの脇にあり、苗場プリンスから歩いても行ける距離。

苗場、という場所は、関西人にとっては特に、ユーミン、スキー・・・。ですよね。逆に夏は避暑地として栄えているんでしょうか。そんな中で、マトモな店と出会えたら、毎日通ってしまう気持ちは分かります。以前軽井沢に仕事で滞在したとき、長野の山の中なのにやたら魚の旨い店があって(名前失念)、通い続けたのを思い出しました。

それにしても、ちゃんことは・・・。東京下町の料理、しかもお相撲さん専門、のイメージが強いので意外です。でも、冬なんかだと特においしいだろうなあ。地の野菜やきのこ類など山の幸をどっさり使えば、個性的な鍋になるでしょうし。ユーミンが通うのもよく分かります。

で、ほとんど繋がりはないんですが、大阪のバーを取り上げてみます。ときどき書いたりしてますので、伊藤の大阪ミナミの定番といえるべきバー「Sakaguchi」(まだ他にも、さとなおさんもご存知の定番バーはあるんですけど)。

大阪の古い遊び人ならけっこう知っていると思うんですが、昔、堺筋宗右衛門町の奥に「LOVE PACK」という渋いバーがありました(というか今でもあります。オーナーの息子さんが継いでいるとか。うう、そんな時代ですか・・・)。オーセンティックなスタイルなのに、モダンな居心地と客層も兼ね備えた、まあ、東京では存在しがたい素敵なバーなんですね。
その店の壁には、いたるところに有名ミュージシャンのサインが描かれてまして、ほとんどが海外のミュージシャン(当時の大阪では相当にレアものでした)だったけど、その中にはユーミンもありました(笑)。

二十数年前、そのバーにあしげく通っていたわけですが、当時ぼくより少し上の世代でバーテンダーを務めていた坂口さんが、「LOVE PACK」を離れて数年後に独立し、今の「Sakaguchi」を開いたわけです。

大阪に日帰り出張でも、少し時間があるとフラッと立ち寄ってしまう、そんな自分にとってのオアシスなわけですが、帰省中に一度、ほんの一杯だけ飲むつもりで顔を出しました。

ま、お盆ということもあって、そんなに満席でなかったけど、その日の客はすべて同世代か少し上ぐらいの方。しかも「LOVE PACK」へ通っていた経験のあるメンバーばかり。二十数年前絶対会ってたよな、と、そんな連帯感から話が盛り上がって一杯では終わりようもなく、深酒をしてしまいました(汗。

ても、そのときのリラックス度合いも最高。昔から酒飲みでよかったなあと、妙な感慨にふけった夜でした。
posted by 伊藤章良 at 16:01| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

いとう:祥瑞(六本木)

>ボク、「ヘルムズデール」、大好きなんですよ。

いい店ですよね。「ヘルムズデール」は、ぼくの友人のフードコーディネーターがおつまみのメニュー開発を手伝ったこともあって(フィッシュ&チップスの下に敷く新聞をわざわざイギリスから取り寄せるほど凝ってました)、思い出深いです。オープンのころ、オーナーの村澤さんはまだ20代だったような・・・。
そういえば、「Cu-Cal」のブログに、元気で活躍する村澤さんの写真が掲載されていました。

>なんつっても新婚旅行にスコットランドを選んだくらいのスコットランド好きですから(正確にいうとイギリス4カ国周遊だけど、お目当てはスコットランド)。新婚旅行以外でもわざわざ1回出かけています。

さとなお.comで「イギリス一周24日間レンタカー新婚旅行記」がいつ始まるかなあ・・・と、心待ちにしている読者のひとりです(笑)。

では、本日は「Cu-Cal」つながりで、ワインバーの「祥瑞」
ショップカードには1993と書いてあるので、すでに13年でしょうか。六本木の裏の階段しかない雑居ビルの一室で、コアなワインフリークを唸らせ続けてきた店です。姉妹店の「グレープ・ガンボ」の方が今では有名かなあ・・・。
優れた料理人を輩出したことでも知られてますね。

最近(でもないけど)店舗を拡張して、バーというよりダイニングのイメージが少し強くなりました。同じワインバーとして関西の雄「クロ・ド・ミャン」から来たシェフが頑張っています。実はデザートもうまいんですよ。

ぼくにとっては、「ワインを肩肘張らずにぐびぐびやる」ことを最初に教えてくださった店ですね。店内はいつもクラシックロックが流れていて、おじさん世代には最高の心地よさです。
posted by 伊藤章良 at 10:06| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

いとう:シノワ(渋谷)

>これはそうなんですか?
本店の方が総本家より高級だという意識はありませんでした…。

本店の方が、エプロンが布製だったり漬物のおかわりかできたりしますが、その分ご飯付きのセットでトータル400円ぐらい高かったように記憶しています。不確かですが(汗)。

>実は両山本屋ともにボクにはマイルドすぎるのです。白味噌をブレンドしてあるからかな。味噌だけだと、大阪の味噌煮込みうどん屋「あまの」の味つけの方が好きです。「あまの」についてはまたそのうち。

あっ「あまの」ですね。なつかしい名前登場で感激です。ここは大阪の実家からも近いし、大学生のころは週一ぐらいで通ってました。そうか、やはりぼくの味噌煮込みのベースもあの店なのかなあ。さとなおさんと同じように両山本屋はマイルドすぎると感じていたので。その点前回紹介した「大福」はマイルドではないけど塩辛くもない、絶妙のバランスでした。

ちょっと味噌から話が飛んで、渋谷のワインバー「シノワ」です。ここには、ずいぶん前に奥様優子さん主催のチーズ&ワイン会の二次会で行って以来(笑)。
オーチャードホールのチケットがあれはなにか特典がある、とのおぼろげな記憶もあり、別の場所で食事の後(というか、終わったすぐの時間帯は満席だったので)訪ねました。

渋谷の地でも、変わらず落着いたいい店でした。
週末でもあり客は大半が渋谷系とでもいえる若者。オーナーの後藤さんは「オペラのアフターイベントに」とここに2軒目のワインバーを作ったと聞いたことがありますが、結果、そうはなっていないものの、若者一人一人にもスタッフみなさんが丁寧にまじめに対応されていて感激。

それはそうと話は変わりますが、多方面の方からお叱りも覚悟で言いますと、アイーダ・ゴメスの踊りを見ていて、少し「テンダリー」の宮崎さんを思い出しました。立ち方、シェイカーの振り方など、次元は違えどフラメンコ舞踊に共通するものがあるかなあと・・・。
posted by 伊藤章良 at 07:52| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月02日

いとう:しもみや(東中野)

さとなおさん、紹介ありがとうございます。3月31日にAllaboutの「大人の食べ歩き」サイト閉鎖によって、やっと日の目を見ることができた感じです。というか「うまい店対談」も一周年ですよ。途中けっこうお休みもしたんだけど、なんか早いですね。

もともとこの「うまい店対談」は、ぼくがAllaboutのガイドとして一番勢いがあったころにスタートしたんですけど、ちょうど半年後ガイドを辞めたので、お互いに自分のサイトを持ちながら対談をする、というバランスが崩れ、心苦しいというか、ご迷惑をおかけしました。これで自分自身もやっと「対談」と言えるような気がします。

サイトネームは、シンプルで分かりやすいドメインも取れたし、eatout.jpのつもりです。でも「大人の食べ歩き」もやっと市民権を得たので捨てたくないなあ・・・。

さて今日は、シンプルで居心地のいい日本酒バーの紹介。「和酒バーしもみや」といいます。日本酒と焼酎を二百種類以上揃え、ご主人やスタッフの深みのある穏やかな解説とともにいただくことができます。焼酎はわりと手堅いラインナップ(というか、日本酒よりは種類が少ないでしょうから)、一方日本酒は、地酒有名銘柄や最近あちこちで見かける「はせがわ酒店」推奨のすっきり系を巧みに外した(もちろんそういったものもありますけど)個性とこだわりを感じるメニューです。

というか、フランス料理店なんがても、分厚いワインリストであればあるほどじっくり眺めてしまうのと同様に、日本の北から南まで何度もしみじみと読み返してしまいました。

で、結局は好みの味を伝えてご主人選んでいただくいつものパターンでありました。ただ、東中野という場所が微妙かなあ。ご主人のアカデミックな雰囲気と少し乖離したものを感じたので。
posted by 伊藤章良 at 23:14| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

いとう:クロンダイク・ハイボール(新橋)

ちょっとあいてしまいました・・・。忙しかったわけでもないんですが、少しネタ不足かなあ。というか、いい店だろうと思って勢いこんで行ったらイマイチだったり、ネット系でも紹介は控えたい店だったり。

と、先日さとなおさんか取り上げた「荒井商店」へ早速行ってきました(電話で急に場所聞いてすみませんでした 笑)。いい店でしたねえ。サービスの女性がとてもハキハキと丁寧で感じがいいのと、料理はあっさりと軽く食べやすくて、かつ腹には溜まる感じ。味付けも想像以上にバリエーション豊富で、ペルー料理の底力を知りました。まだまだメニューの種類が少ないですけど、これから増えていくと思うし楽しみです。

また、沖縄の「淡すい」も凄いなあ。沖縄すばも次の段階というか世代に進んだ感じですね。分かる人や興味を持って接する人が増えれば増えるほど、こういったこだわりが響くような気がします。

今日は「荒井商店」の帰りにも寄った新橋のバー「クロンダイク・ハイボール」。小さい店で紹介して欲しくなかったなあとも言われそうなんですが、自分が行く日はいつも混んでいないので書いてみることにしました。
「クロンダイク・ハイボール」というあまりメジャーじゃないカクテルを店名にしていますが、カクテルバーというよりは、シェリーの専門家とシングルモルトの専門家の二人のバーテンダーが在籍する店。そしてスペインバルといっても過言ではないほど、スパニッシュメニューも充実しています。オーセンティクなバーにありがちの硬さやバル特有の猥雑さも薄く、とてもいい大人のバランス感覚を持った店だと思います。

モルト担当の川邊さんを川瀬さんと呼んでしまい申し訳ありません。「la Hulotte 」の方と混同していました。この場を借りてお詫びです(私的内容ですみません)。
posted by 伊藤章良 at 10:59| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月01日

さとなお:みつ子(新宿ゴールデン街:もう閉店)

でもまぁ「てっぺん」としても、ボクたちオッサンにあーだこーだ言われたくねぇって感じかもしれません。ターゲットじゃねぇよ!って怒られそう(笑)。学生さんとか20代とかにはにぎやかだし元気になるし楽しい居酒屋なのだと思います。ホスピタリティ的にも学生さんとかにはピッタリかも。

学生時代ってああいう居酒屋って楽しいですからね。
大学生時代、ボクも「つぼ八」とかよく行ってました。新宿歌舞伎町の「つぼ八」行って、そのあとゴールデン街に流れて「みつ子」というバー(スナック?)に毎週行ってました。オヤジくさ。

でも学割にしてくれて、一晩1000円くらいで飲ませてくれたんです。妙齢のおねえさんがひとりでやっているボロボロの小さな小さなカウンターバーで、サントリーオールドをいくら飲んでも「出世払い」で1000円。「ただし会社に入ったら定価で飲みに来て」というシステム。そうやって社会人になった人がたまに現れ、ボクたち学生に奢ってくれるのも魅力でした。今考えたら会社の若造たちだったんだろうけど、あの頃はすっごいしっかりした年上に見えたなぁ。

結局ボクが会社に入って1年弱でそのおねえさんが高齢結婚してしまい店を閉めてしまったので、出世払いできずじまい。あぁあのおねえさんにちゃんと払いたいなぁとこの頃よく思います。いまなら払えるのに(笑)。
あんなに学生に社会を教えてくれて(ゴールデン街ってある種社会の縮図っぽかったので)、あんなに安く飲ませてくれて、そのまんま、っていうのがつらいです。

ゴールデン街は他にもいくつか行きました。
お洒落なデート系の店ではなく、ああいう大人の飲屋街に学生時代に毎週通っていた、というのはその後のボクに相当影響を与えているでしょう。いまでも入るのに勇気がいる店にスコッとひとりで入れちゃうのは、ゴールデン街での鍛錬があったからかもしれません。あの頃のゴールデン街、とても怖い場所だったし。

いまでも学生さんをちゃんと優遇して育ててくれる、あんなタイプの店って存在しているのかなぁ。
大人の世界を教えてくれる、ああいう「夜の学校」みたいな店を、学生さんがちゃんと楽しんでいるといいなぁと思うです。学生ばかりで溜まらずに。
posted by さとなお at 12:42| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月13日

さとなお:リブ・ゴーシュ(芦屋)

「ボン・ピナール」、良さそうですね。
安くてうまいワインをがぶがぶ飲む、というのは人生の至福のひとつですよね。ついでにメシもうまくて(ジビエだったら尚更)、美女がいて、翌日仕事がなかったら何も言うことはありません。あ、男同士でも不満はありませんので、ぜひそのうちに。

ボクも昔は自分で勉強してワインを買っていたのですが、このごろではすっかりワイン酒屋さん任せになりました。

信頼している店はいくつかありますが、完全に身を任せているのは芦屋(兵庫)の「リブ・ゴーシュ」という小売り店。阪神芦屋駅から歩いてすぐのところにある小さなお店ですが、ボクはここの店長の細谷ソムリエを無条件に信頼しています。すごくよく勉強しているしマジメ。そして本音で勧めてくれる。しかも安くてうまいワインをよく研究している。

芦屋在住時代にすごくよく利用していたということもあって、ボクたち家族の好みもよく知ってくれています。そして彼が好きなワインはボクたちも好き、という「好みの合致」も大きい。

個人サイトのリニューアルの方でも同じようなことを書きましたが、要は「好みが近い人との出会い」こそ、この情報過多過多の世の中で一番大切にすべきことなのです。

ということで、もうお任せっきりで定期的にワインを宅急便してもらったりしています。
我が家の家飲みワインは「リブ・ゴーシュ」のものがほとんど。電話をしあっていろいろ話して仕入れています。言ってみれば「ご用聞き」の酒屋さんみたいなもの。住んでいる地から遠く離れた店がご用聞きの酒屋さん、とは、なかなか面白い時代ですよね。

ちなみにこの「リブ・ゴーシュ」、店の奥の小さなスペースでバルもやってます。
安くてうまいワインがずらっと並んだ店内でちょっとしたつまみと共にワインを楽しむ。まぁ立ち飲みではないけど、角打ちに近いですね。近くにあったらちょくちょく行くのだけどな。

ちなみに東京でもこのごろとても有名になったケーキ屋「アンリ・シャルパンティエ」もこの店の近く。あの店がこんなに全国区で有名になるとはねぇと感慨深いです。阪神芦屋駅を北側に出て、「アンリ・シャルパンティエ」と芦屋警察の間の道を1〜2分上がっていくと、「リブ・ゴーシュ」に着きます。
posted by さとなお at 08:54| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

さとなお:モーブ(恵比寿)

あああああ、申し訳ない。
あっという間に一週間以上空いてしまいました。
もうこの一週間、5分ほど「さなメモ」書くのが精一杯で、あとはサイト巡回もせず、ひたすらひたすら仕事してました。つか、ほとんど寝てないし…。

という感じの毎日なので、18日からこっち、ほとんど外食してません。
手帳見ても19日の夜に恵比寿の「モーブ」で夜中23時ごろにお料理つくってもらって食べたのが最後。
いいっすか? 昼も夜も含めて、9日間で外食一回っすよ。あ、昼に一回丼食べてるから、ええと、昼夜合わせてたったの二回! あとはオニギリか弁当でした。もしくは食事抜き。死。

なので、今日は「モーブ」(mauve)。

恵比寿のボーリング場のちょっと上にあるバーで、いま東京では一番好きなバーかも。
佇まいのいいオーナーの青木さんが静かにやっているバーなのだけど、音楽もいいし、酒もいい。そしてなによりメシがいい。あんな小さな厨房でよくぞ!と思わせる料理が出てきます。ビストロ料理系。

昔、苦楽園で通ったバーに少し雰囲気が似ていて、ボクにとって馴染みやすいという理由が大きいのだけど、でも、東京でも数少なくなった大人のバーのひとつですね。「大人っぽいバー」というのはいろいろあるけど、「大人のバー」は少ないし。要するに、狙ってない、のです。
posted by さとなお at 08:38| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月30日

いとう:マイタイバー(ハワイ、ホノルル)

「鷹匠」って、蕎麦店にしてはすごい名前ですね。やっぱり鴨に関係があるからでしょうか。それにしても朝7時30分から食べられるというのはすごい。毎朝飯にしても幸せかもしれません。もう少し近くだったらなあ・・・。

ところで、ぼくも女性が営む蕎麦店を一軒紹介しようかと思ったのですが、もう少しだけハワイの話題を。

「オッサン同士のハワイ」新しいマーケットかもしれませんよ。特にかの地の「アロハスピリット」は、忙殺されているオッサンのためにこそ必要な気もします。ハワイ女性の笑顔は心底癒されるし。

話は変わりますが、ワイキキから程近い場所に「アラモアナ・ショッピングセンター」というとてつもなく巨大なショッピングモールがあります。アメリカをはじめヨーロッパ各地の高級ブランド店が軒を並べ、アメリカの有名なデパートも2軒併設。イベント会場やフードコートなど、ありとあらゆるお買い物要素が集約されていて、まさに日本人観光客のためにある、といっても過言ではありません。

観光客を十分に意識しつつ、アメリカのマーケット手法で計画されたショッピングモールは、とても居心地がよく、買い物しやすく、いついってもよくできた場所だなあーと感心することしきり。ただ、ものすごい数の日本人がいるので、「いったいココはどこ? 」みたいな寂しい複雑な気分にも、時折さいなまれます。

そんな場面で、一人フラリと行くのが「マイタイバー」
ここはそんなビッグモールの4階レストランフロアにありますが、「アラモアナ・ショッピングセンター」のショップ自体は3階までしかなく、食事関係もファーストフードの巨大な集合体(うどん・そばやラーメンもある)が1階にあるので、そもそも、まず日本人はここまで上がってきません。

さらに4階レストランフロア内でも、「マイタイバー」は景色いい海側に位置するワケでもなく、地元民がぐちゃーとたまってワイワイ騒いでいるので、日本人観光客がフラッと入れる環境ではないのです。

でもねえ、ここは本当に気持ちのいい場所なんですよ。
まずオープンエアなこと。ちょうど「アラモアナ・ショッピングセンター」建物の屋上にある感じなので、ハワイの風を直接肌に受けながら居心地を楽しむことができる。
さらに、陽気で明るいローカルの人たちのさんざめきと良質なハワイ音楽のライブを聴きながら、アメリカンに作られた大雑把で量の多いカクテルをぐいぐいと飲む。

そしてなにより「マイタイバー」は、サービススタッフを地元のポリネシアン女性に限定しているようで(白人やアジア人は見当たりません)、てきぱきと笑顔を絶やさず立ち振る舞うハワイの女性たちが素敵でかわいらしく(まあ、一見するとトウキョウの女子高生のようでもあるのですが、スタイル抜群なところがちょっと違います)、オッサンは、そんな方々と一言二言ことばを交わすだけでも、とても癒されるのです(確かに、カウンターはそんなオッサンばかりが陣取っていますけど)。

ところで。
先週もこの「マイタイバー」に足を運び、心地よいエアーに当たりながら名物のマイタイを飲んでいたら、ふと巨大な漢字が目に入って驚愕。なんとそこには「京都王将 Coming Soon」と書かれていました。ああ、日本が4階まで侵食してきたぁ。
posted by 伊藤章良 at 20:04| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月26日

いとう:バー・テルス(麻布十番)

ニューヨークのイタリアンですか。ご紹介の「I Trulli」には行ったことがありません。来年もしかするとニューヨーク出張があるかもしれないので、その際にはぜひ行ってきます。アメリカ東海岸にはイタリアの移民が多いし、ニューヨークやボストンのイタリアンは、北の料理か南の料理かローマの料理かと、きちんと表明しているところがいいですよね。同じ国ながら嗜好も民族性も違うわけだし。最近東京のイタリアンもそれをうたうところが多くなってきて、いい感じだなあと思っています。

で、またまたバーの紹介なんですが、最近(というか、ここしばらく)かなりお気に入りの「バー・テルス」に足を運びました。ここは麻布十番のわりと最近できたビルの地下にあります。全体がウッディに統一されていて、カウンターの幅が広く椅子が低めでゆったり(きっとバーテンダーは仕事がしにくいと思いますが)。半ラウンジ的な寛ぎも得られます。

いわゆるラウンジは、ソファーがふかふかで一度座ってしまうと相手との距離が遠く話しにくいのが難点。かといって男同士並んで座るのも変だし。ところがここはカウンター、並んで座るのは当然だし、止まり木的にハイチェアーへちょこんと腰掛けるとは異なり、隣の人ともバーテンダーとも絶妙で心地よい距離が保てるのです。

先日、さとなおさんが「テンダリー」で飲んだと、さなメモに書いてあり気になっていたアブサンについて聞いてみると、「テルス」にもあるというので早速トライ(ペルノーの68度のものです)。さすがに今までのアニゼットがパスティス(南仏の方言でニセモノという意味。つまり一度発売が禁止されたアブサンのニセモノとして流通した)といわれるだけあって、色も白濁する様子も香りも同じ。ところが飲んでみると後味の全く違うことが分かります。口に含んだ瞬間はあまり違いを感じないけど、後半はじんわりと苦味が口全体に広がっていきました。

なるほどー、ニガヨモギのテイスト、というか悪魔の酒といわれるゆえんはこの辺かなあと、少々こじつけつつ楽しみました。

こんなステキなバーなのに、いつもぼくが行くときはお客さんがいたことがありません。で、先日もぼくたちだけ・・・。ふと、某シングルモルトメーカーが主催するキャンペーンをたまたまレストルームで見つけ、ぼくもそれに参加してそちらをいただいてみることにしました。マスターと話していたら、そのキャンペーンでは「テルス」は現在ベスト5に入っているそうな。お客様がいないのは、自分が行ったときだけなんだなと、改めて分かった次第です。
posted by 伊藤章良 at 13:12| バーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする