2006年01月17日

さとなお:中国料理 小花(東京丸の内)

ボクの美女ハードルは低いですよ。人聞き悪いこと言わないでください(笑)

特にメシのときは、食べる楽しさを知っている女性こそ「美女」です。モデル顔とご一緒にしても、一緒にメシ食べて楽しくなければダメっす。話が楽しいという意味ではなく、無口でも一緒に食べてて幸せな人っているじゃないですか。ニコニコとして。そんな食事美女とご一緒したいですね。


ロマンティコですが、

>1/14付けの「うまい店対談」に取り上げられた「リストランテ・ロマンティコ」
>は、Hanakoに取り上げられるそうです。せっかくのおすすめレストランが、荒れ
>てしまいそうで心配です。

と、さっそくメールをいただきました。

一時期より「Hanako」などの雑誌の威力も衰えつつあるのかな、とは感じますが(客側の情報リテラシーが上がったので)、一時期すごく混んじゃうでしょうねぇ。


さて。今日は(って、二日ほどあいちゃってスイマセン)、牡蠣の季節が終わらないうちに「中国料理 小花」を。

東京丸の内の新東京ビルB1Fにあるこの店は金胡麻を丁寧に練ったクリーミーな担々麺で有名な店なんですけど、冬のこの時期の「カキソバ」が実にうまいのです。生食用のぷりぷりの牡蛎が5〜6個、下味つけてごろごろ入っているのだけど、全体のしょうゆ味と相まってバランス良い美味になっています。中国野菜のターサイとエリンギと長葱の具材もよく、実に満足感溢れるそば(というかラーメン)になっています。

担々麺もとてもうまいので、いつもどちらを食べようか迷うのだけど、でも、冬はやっぱりカキソバですね。

店自体はとってもカジュアルで、街場の中華っぽいイメージ。でも、丸の内あたりの冬の定番店のひとつだと思っています。
posted by さとなお at 07:52| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月10日

いとう:Wine&Chinese Cuisine Y(恵比寿)

>鮨匠というと、なんか「すし匠」の系譜

ぼくも最初、そう思ったんです。「すし匠まさ」とか、ありますし。
でも入った瞬間、親方が「すし匠」よりも確実に年上だったので、それは違うかなあと感じました。

>と、基本的に好きな店なのだけど、ひとつだけ個人的な理由で足が遠のいています。
それは「職人さんが多いこと」。

そういえば、以前その話題で盛り上がったことがありましたね。例えば美容室とかだと、カットする人によって値段が違ったりするのにと。で、SサイズとLLサイズの値段が同じなのもおかしいとかに展開し、お互いお世話になっている外科のドクターから「太った人と痩せた人の手術費用が同じなのはおかしい」との強烈な一撃。しばらく顔を上げられませんでした・・・。

今日は「Wine&Chinese Cuisine Y」
ところで、三光町商店街の入り口付近(住所的には恵比寿三丁目)、とんかつの「すずき」「酉玉」「寅」などが並ぶの外苑西通りに平行した一本裏の通りで、スナックを居抜きで使ったようなカウンターのみの渋い中華「Yamato Ya」をご存知でしょうか。シェフの大和氏が一人で孤軍奮闘し、独創的かつヘルシーな料理が印象的な店でした。その「Yamato Ya」が、激戦区の恵比寿、しかも両側に飲食店が立ち並ぶ通り沿いに移ってきて新たにオープンしたのが「Wine&Chinese Cuisine Y」

「ロコブルー」「にんにくや」などが軒を連ねるストリートの雰囲気を意識したかのような、通り開かれたオープンカフェタイプの外観で、今までの「Yamato Ya」を知っている人はエッと驚くかも。木目調のテーブルと白い椅子に気後れしながらも店内に入ると、まずは大きなワインセラーがドンと置かれ、その左側がダイニング、そして右が厨房になっています。「Yamato Ya」ほど近くはないですが、「Wine&Chinese Cuisine Y」も厨房の様子が見える半オープンなキッチン。ダイニングとの間仕切りに三席ほどのカウンターが設けられてはいるのですが、最終的にはディッシュアップ用になってしまうのかなあと、以前の店のファンには少し寂しい。

もちろん外に向けたカフェ席の他にも、テーブル席や半個室席も設けられ、用途に応じての使い勝手は十分です。オープンに際しスタッフを募ったのでしょうか、一生懸命さはとても好感が持てるけど、まだあまり接客業には慣れていないタイプの女性が応対。

「Wine&Chinese Cuisine Y」の名前の通り、良質廉価なワインとそれにあった中華料理のマリアージュを試みるスタイルは踏襲。その結果、四川といえども多少甘めで体に優しそうな仕上がりなのも変わらずです。「痺」や「辣」など強烈な刺激を求める方には物足りないかもしれませんが、まあそれだとワイン自体にも合わなくなってくるでしょう。

2005年中華ブームの最後を飾るといってもいい注目店であることは間違いないと思います。
posted by 伊藤章良 at 17:48| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月28日

いとう:全聚徳(新宿)

さとなおさん、連日大変な状況のようでお疲れ様です。
師走を迎えて以来一晩も酒を抜くことができない・・・、とウコンを常用して自虐的に飲んでいるぼくからすると、逆にお恥ずかしい限り。

ある友人がこんなことを言っていました。
食べたものを消化吸収するためにヒトが要するエネルギーは相当なものらしく、食を断ったり、粗食に切り替えて胃腸への負担を軽くすると、体内エネルギーは別の部分に働くそう。その結果、脳が活性化されていいアイデアが浮かんだり、五感の鋭さが増して他人が気づかないことに気づいたりと、いい面にも作用するみたいです。さとなおさんの言葉を借りるなら「ポジティブシンキング」で(笑)。

「モーブ」、大人のバー。よくわかります。
ただマスターの青木さんがカッコよすぎて、ミーハーなファンの女性グループがきゃあきゃあしている場に遭遇したことがありまして、ちょっと悲しかったな。数少ない大人のバーが持つ雰囲気、ぜひ大切にしてほしいです。

で、今日は「全聚徳」。上海での感動の余韻が冷めやらず訪れた、北京や上海に店舗を持つ有名中国料理店の東京店です。「全聚徳」は北京が本店で北京ダックが最も有名。なのになにゆえ上海で?、ということになりますが、今の中国はそれこそ「食は上海に集まる」といった状況だそうで、「全聚徳」も、中国料理通のに言わせると上海店はすでに一人歩きをしていて、北京の店よりも旨いとのこと。で、その説に違わず、上海の「全聚徳」でいただいた北京ダックは、ものすごく美味しかったです。北京ダックが珍重される意味も十分に理解したし、間違いなく、生まれて初めてウマイと唸る北京ダックを経験しました。

で、東京店はどうかというと・・・。
オフィシャルサイトを見ても北京より料理人や食材を持ち込んだと書かれていますし、中国人のことで話半分としても(笑)、きっと味は確かだろうと予想。先に書いてしまいますが、北京ダック自体は、きちんと本場の味に近いものを出していました。それは認めます。ただ、本国では一羽168元(日本円で2600円ほど)、それが東京では6800円。まあ本来、それを言ってしまってはいけないのかもしれませんが。

というか、それに加えてもっと驚いたことがあるのです。上海では、その2600円の中に、北京ダックを包むクレープ状の皮、挟んで食べるごまパン、薬味のネギ、テンメンジャンが添えられ、食べた後のダックの骨でとった白湯スープとお粥が別でサーブ。まさに、それだけで十分完結した北京ダック定食とまでいえるもの。しかし、東京店は、クレープ状の皮はおろか、ネギまでお金を取るのです。もちろんスープやお粥はついていません。

また、本国では焼きあがった北京ダックをテーブル脇まで運びそこで切り分けるパフォーマンスも売り物。東京店でも確かにそれは見られるものの、包丁使いのテクニックはかなり差があるし、上海では、ダックの足の付け根や腹、おしりの部分など余すところなく包丁を入れ、部位の質によつて三皿ぐらいに分けて提供するのですが、東京では上質な部分をザクザクと切って終わり。これもまた寂しかったです。

ただ、ビルの高層という好ロケーションかつ、サービススタッフもとてもフレンドリー。ダック以外の「全聚徳」のスペシャリテ(日本人があまり好みそうではない鴨の水かきやレバーなど)もちゃんと用意されていて楽しめました。また、上海でもウマイよとすすめられて食べた「海老の香味揚げ」は、東京店のほうが美味しかったです。

金銭的なことのみを言えば少々悔しいのですが、日本で食べることのできる最高の北京ダックなのは間違いないと思います。
posted by 伊藤章良 at 10:39| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月27日

さとなお:好好(武蔵境)

しばらく更新せずすいません。なんか「8日間留守にする」と伊藤さんが言っただけで「あぁ更新しなくていいのね」と気を楽にしてしまったもので(笑) でもそろそろ日本ですよね。ごめんなさい。

「カナユニ」、ぜひいっしょに行きましょう。来年の2月くらいになれば仕事が一段落しそうです(笑:それまでは激忙ということが判明)。

さて、話題を変えて。
荒川修作氏が造った三鷹天命反転住宅を見学に行ってきたのですが(一般公開はしておらず、友人のつて)、運良く最寄りの駅がJR武蔵境でしたので、前から行きたかった「好好(ハオハオ)」のランチに行ってきました。

ここは陳建民氏の弟子だった人がやっているという陳麻婆豆腐の店。
四川の陳お婆さんのレシピに忠実に、羊肉を使った本場の陳麻婆だそうで、前から一度食べてみたかったんですよね。とはいえ四川に行ったことないので、食べても本場の味かどうだかわからないのですが。

ボクの少ない麻婆体験の中では、神戸夙川の「ラヴィニエール・チャイナ」の花椒でしっかり作った麻婆豆腐が印象的なのですが、ここのもその香りから言ってたぶん花椒を使っているのではないかと思います(素人判断なのでわかりませんが)。
運ばれてきた麻婆豆腐はやや黒め。味は相当濃かったです。豆板醤と花椒(?)で煮込まれた麻婆は「ひりり」と辛く、ぴりり系とは別物。食道でのひりり感の広がりを楽しんでいるとようやく舌に甘みと旨みが感じられてくる…、そんな感じ。辛さと痺れが一緒に来た後に少し甘い、みたいな。
で、羊肉(たぶんマトン)がとても合いました。香りが羊肉くらいないと埋もれちゃいますね、たぶん。
ボクとしては、いっそのこと豆腐も強く香らせてほしい。だから沖縄の島豆腐を使ってほしくなりますが、それでは本場の味ではなくなるのでNGでしょうか。

ということで、アチラ方面に足を伸ばされたときはオススメです。武蔵境南口を出て、右の方に線路沿いに1.2分ほど行くと右側にあります。店内張り紙がいっぱい系。わかるでしょ。いろんなオススメとか蘊蓄が書いてある系の店なんです。

ちなみに、オヤジさんひとりでやっているのですが、接客が相当個性的らしく(張り紙からもわかりますが)、夜は賛否両論のようですね。ボクが行ったときはそんな感じでもありませんでしたが。ランチだとある程度割り切って営業しているのかな。
ただ、実に魅力的なメニューでして、久しぶりにすべてのメニューを制覇したくなりました。麻婆うまかったし。汁なしの担々麺やチャーハンも餃子系も薬膳珍味系もなんだかとってもおいしそうです。やっぱ夜も行ってみようっと。
posted by さとなお at 12:35| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月17日

さとなお:ラーメン中本(有楽町)

JR有楽町駅前にあるビックカメラの、信号渡ったはす向かいのビルの地下1階の「ラーメン中本」に知り合いが連れてってくれました。

「いやー、いろんなラーメン食べるんですけど、ここの”いかにもB級!”っていうのが捨てがたくて、つい足が向いちゃうんですよねー」と、彼が頭かきかき勧めてくれる。

頭をかく感じはわかるんです。
だって昭和40年代から時が止まっているんじゃないかと思うようなインテリア。もっと言うと、昭和40年代から一度も整理していないんじゃないかと思うくらい散らかっていたりもする(笑)。いまどき「汚い店=おいしい店」という公式は成り立たず、おいしい店はほとんど清潔で気持ちいいものなのだけど、ここはなにしろ時が止まっているので「汚い店=おいしい店」という滅び去った公式がもしかしたら当てはまるのかも、と期待させる迫力があります。

彼のオススメにしたがって盛り合わせラーメン。
彼は「盛り合わせラーメン」の「小」を頼む。

「いやいや、これね、小はね、ほら、50円引きって書いてあるでしょ? 私、メニューで○○円『引き』って書いてあるの初めて見たですよ。なんかおかしくていつも思わず小を頼んじゃうんです」

実は味噌ダレをかけた独特の味噌ラーメンもいいらしいのだけど、この盛り合わせラーメン、まさに懐かしい醤油味。牛骨ダシ(だと思う)の醤油味のおいしさと、厚めのチャーシューのおいしさ、そしてやわらかめの極太麺もなんだかとってもおいしい。全体にちょっとぬるめなのも逆にうれしく、あぁ彼が頭かきかき勧める気持ちはわかるなぁと納得。この「ホッとする感」は得難いです。ボクがラーメンに求めているものに近いかも。シンプルは古びない。そんな意味も含めて。

凝ったラーメンもおいしいけど、個人的にはなんとなく「いばりんぼ」な感じがして寛げなかったりするですね。

ボクはなんとなく「すいません、単なるラーメンっす」みたいに腰が低い(?)ラーメンが好きというか、ラーメンにそういうものを求めているようです。で、心からホッとして街に戻る。そういう時間過ごせるラーメン屋が好きですね。
posted by さとなお at 17:46| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月05日

いとう:陳麻婆豆腐(赤坂)

「ハンニバル・デュー」、この店の前の道は目下のところぼくの通勤路なんです。自宅と会社の場所をご存知のさとなおさんには不思議に思えるかもしれません。というのも、さとなおさん提唱の「グラサン」ダイエット実践のために、毎朝JR2駅間・メトロ2駅間を歩いているのです。

「ハンニバル・デュー」未訪なんですが、ブルーの涼しげなエントランスが印象的ですね。いつも帰りも通ろうかなあ、と思いながらも、帰りにこの道を通ることはありません(笑)。といいつつ、今日は逆に真っ赤な麻婆豆腐。

今、普通に日本の中華料理店で出される麻婆豆腐は、実はオリジナルのものと違う(料理なんてほとんどがそうかもしれませんが)のは、最近ではよく知られてきました。そして、そのオリジナルを食べることができるのが、ここ「陳麻婆豆腐」。この店のホームページによると、四川省成都市で陳という顔にあばた(麻子)があるお婆さんが作った豆腐料理とのこと。
豆板醤、山椒、ラー油が強烈に効いていて、ものすごく辛いのが特徴。辛いのに耐え、大汗をかきながらここの麻婆豆腐を食すことを、筋トレならぬ陳トレと呼ぶそうで、それこそジムで1時間トレーニングをしたぐらい、汗をかくのです(ちょっと極端ですが・・・)。

その日は、ショック療法ならぬ「暑気払い」をテーマに「陳麻婆豆腐 赤坂分店」に集合。人数も多かったのでコース料理を選択しました。ところがコースにしろアラカルトにしろ、看板の麻婆豆腐以外はすっかり普通の中華料理店と同じメニューになっていて少しガッカリ。以前(オープン当初)来た時は、宮保○○、魚香○○など、四川特有の料理もメニューにあったように記憶してたんですけど、ホテルの地下の中華料理店では看板の麻婆豆腐は頼んでも、それ以外の四川料理は誰も注文しないんだろうなあ。

夜に訪問して、普通の中華コースを食べた後シメに麻婆豆腐というのも、なんとなく焦点がボケます。「陳麻婆豆腐」へはランチタイムに来て麻婆豆腐定食をカカカッと食べ、眠気を吹っ飛ばして昼からの活力にするほうが、ベターでしょうか。


posted by 伊藤章良 at 22:38| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月17日

いとう:慶楽

「ティオ・ダンジョウ」、壇上さんの店ですね。
東京のスペイン料理だと、ここはぼくもリストに上る一軒だなあ。それと、カウンター数席しかない小さな店ですが、広尾商店街の外れに最近できた「ラス・トレス・ラマス」もいいです。寡黙な女性一人でやっておられるのですが、「キッチン5」とはまた違った感じ。

ただ、スペイン料理に限って言えば、関西のほうが圧倒的にいい店が多いように思いませんか。やっぱり関西人のほうがよりラテン系なんですかねえ。18年前東京に出てきて「あースペイン料理が、食べたい食べたい」と調べて出かけた店が「カサデフジモリ」だったので、がっくし来た記憶が残っています。

さて、さとなおさんの、「男のための昼飯レベルアップ計画」
http://nikkeibp.jp/style/life/topic/satonao/
けっこう追っかけしてます(笑

もちろんよく知っている店もありますが、さとなおさんが書いているメニューは食べたことがなかったりと、さまざまに発見があるので、昼メシ前後にそのエリアに出かける際、頭にメモって行きます。昨日は有楽町に出かける用事があり(というか無理やり作ったかも)、さっそく広東料理の「慶楽」へ。

この池波正太郎ゆかりの名店はもちろん何度も行ったことがありましたが、さとなおさんが「男のための昼飯レベルアップ計画」で紹介している「ラーハン」こと「上湯炒飯」(スープの中に炒飯が入っている料理)は知りませんでした。

昨日の昼は梅雨冷えで肌寒いぐらいの気温。「ラーハン」日和です。
出てきた「ラーハン」ことスープチャーハンは、ぼくの想像をはるかに超えてましたね。
まずスープがうまい。ラーメンや定食に付くスープに炒飯を入れるとかなり味が濃くなってしまうので、この料理用に調整してあるんですね。しかも最初はご飯が固いのでリゾットの雰囲気で、だんだんスープがご飯にしみてくると粥の感じになります。最後はすっかりスープを吸って膨らんだ炒飯で雑炊を味わって仕上げ。量もかなりたっぷりでした。

横の席に上品な初老の女性が一人で登場。おもむろにビールを頼んだ後、テーブル上のランチメニューを取り上げて探しつつ「うーん、これじゃないなあ、メニュー下さる?」とメニューを要求。そして「あー、これこれ、このスープ入り炒飯が食べてみたいのよ」。

ここにも一人、さとなおファンを見つけました。
posted by 伊藤章良 at 15:15| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月01日

さとなお:松楽もしくは香島(どちらも大阪)

「萬来園」いいなぁ。
行きたい行きたいと思いつつ、まだ行けてません。今度はお誘いください。と、言いたいところだけど、そりゃ高い(!) ボーナス後でも勇気入りすぎ。むぅ。

はっきり言って、中華料理は不得意分野なんですよね。一度しっかりみっちり比較検討してみたいと思いつつ、8つの地方ごとの味の違いとか料理の種類とかも不勉強であまり言及できません。何がどううまいか、の基準が舌にまだ出来てない気がする。だから中華料理として本場の味と比べてどううまいのか、とかの言及ができないです(韓国料理は少しわかってきた)。一般的な言及は出来ても。
連続して多く食べる時期が必要だなぁと痛感しながら早数年。フレンチやらうどんやら沖縄やら鮨やらに気を取られているうちにあっという間に経ってしまいました。まぁそれはそれで無駄ではなかったのでいいのですが、一度ちゃんと知りたいなぁと思っています。

というか、小学校の頃うまいうまいと食べた近所の安中華食堂のチャーハンとかが、自分の中華料理の原点になっていることもあって、わりと安食堂好きなんです。油がベタッとしていても、なんか「うめー」と思っちゃう。たまに不潔っぽい安中華でベタベタで甘いチャーハンとか食べたくなります。

そういう意味で、大阪に「松楽」という安食堂(とはいえ上海風チャーハンや焼きそばの名店)があって、しょっちゅうそこに行っていたのだけど、残念なことに去年だかにつぶれちゃったんですよねー…。同じくC級グルメの名店「香島」(かつての大阪駅前スラムにあった)も再開発で98年に閉店しちゃったし。

東京で安中華の名店というとどこになるのでしょう。
つか、名店じゃなくてもいいや。ベタッとうまい(つまりパラパラしてない、ある意味最悪の炒めながら、なんだかうまい系)チャーハンが喰いたい……駅前のまずそうなところに入ってみれ、つう話か(笑)
posted by さとなお at 06:58| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月31日

いとう:萬来園

「DAL-MATTO」のシェフがこのブログを読んでくださったようで、ぼくが書いた内容についてコメントをいただきました。少しだけ引用します。
「セガフレードザネッティのコーヒーですが、直接交渉してランクの一番高いイタリアのセガフレードザネッティの豆を特別価格でもらってます。カップの色も日本のものとは違うんです。実はエスプレッソマシーンもセガフレードサネッティと同じものなんです。これからも、業者さんにお願いして、お客様に優しく還元できる店にしていきたいです。」とのこと。どうぞよろしくお願いします。

「霞町一」に行かれたそう。お話を聞いていると、なんか誤解を招きそうな表現で申し訳ありませんが、2軒目で女性のいる店としては最高の選択かもしれません(笑)。そういえば「DAL-MATTO」の帰りも行きたかったのですが・・・、あの時間からではムリかな。

さて昨日、噂の「萬来園」に行ってきました。トリセツという松任谷正隆氏がナビゲートする番組で2週続けて取り上げられたのだそう。かなり遅い時間に放映の番組なので、深夜テレビと縁のないぼくは、存在すら知りませんでした。フレンチ料理人をしている大学時代からの友人がその放送を見て、ぜひ一度行ってみたい! と思ったらしく、ずっと誘われていてやっと念願がかないました。

大井町駅すぐの商店街沿いにあり、パッと見はどう考えてもごく普通の中華料理店。店頭にはイミテーションのサンプルも陳列されていたりします。中に入ってもその印象は変わらず、カウンターの前に小さな厨房。スタッフは、とーちゃん、かーちゃん、息子の三人のみ。店内でも、とーちゃん、かーちゃんと呼び合います。ほんの少しの違いは、ほとんどの中華がカウンターは赤いデコラ張りなのに「萬来園」は白木。そしてテーブルの上に各種調味料が置かれているのが中華の常ですが、それがとても少ない。その程度でしょうか。

入った当初客はぼくたちだけだったので、お店の方と雑談しているとすぐに、友人が同業者と見抜かれアゼン。「手のやけどの跡がぼくと同じだもんね」と言われて納得しました。ぼくに対しては「物書きでしょ?」と言われる始末。笑ってごまかしました。

もう、料理はすばらしいの一言。毎日築地に仕入れに行くという海鮮が中心で、魚介や野菜も含め素材への火入れが絶妙かつ完璧。マコモ茸を牛肉で巻いて炒めた料理は、わざと火を強めに入れ、表面に焦げ目をつけてマコモ茸に合う香ばしさを出します。しかも目の前で繰り広げられる親子三人のパフォーマンス(とくに連携のすばらしさ)が、喩えようなくカッコいい。料理人の友人は、親子三人が料理をしている時も食べている最中もずっと無口です。

「萬来園」にはメニューがなく「これこれあるけど、何食べる?」「まだ食べられそうなら、次はカニにする?」「シメは麺でも作るかな?」と、こんな感じの会話で進行。フカひれも食べるかどうか聞かれますが、これだけは何度も確認されます(笑)。先週末3日間あまりにも食べ過ぎたので、昨日は自重しようと強い決意で望んだにもかかわらず、友人が次々と店主の問いにオッケーを出すので、またまた強烈に食べすぎ。というかあまりにも火の入れ方がうまいので、どんな料理でもみんな軽いんですね。

驚きの連続だったけど、最大の驚きは最後にやってきました。高いとは聞いていましたが、二人で68,000円。フカひれもそれぞれひとつずつ、天然のうなぎもナマコも平貝も鯛もスミイカも食べましたが・・・それにしても「福臨門」等も含め過去中華最高額更新です。でもまた行くかと聞かれれば、行きたいなあ。今度はもう少し上手に注文できそうだし。
posted by 伊藤章良 at 17:09| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月30日

いとう:老四川 飄香

「DAL-MATTO」よかったですね。大崎社長がとても元気だったしなあ。「DAL-MATTO」があの値段でどうしてやっていけるんだろう、といろいろ議論をしたけど、さとなおさんのピンクレディ再結成コンサートの話も、実に面白かったです。

「ベストコストパフォーマンスを目指すに当たり、コース内容がテーブルごとに違っている、というのはなかなか危険なカケかもしれないです。」とさとなおさんが書いておられて、確かにそのとおりかもしれません。で、同じような質問をちらっとスタッフの方としたことがありました。スタッフ曰く「そんな場合は、次回来ていただいたときにご希望のものを出しますので、ぜひまたいらしてください」と言うのだそう。前向きです。

余談ですけど、ぼくは今回「DAL-MATTO」で初めてコーヒーを飲みました。「セガフレード・ザネッティ」のカップで出されるんですが(たぶん豆もそこから買っていると思われます)一杯200円でした。うーん、「セガフレード・ザネッティ」の店舗で飲むより安いわけなんです。

それと、お店を辞する際「いつもブログを読んでます」と声をかけてくださった方がおられました。「なんでわかったかなー」と驚いてしまい、ちゃんとご挨拶ができませんでした。この場を借りて、ありがとうございました。

さて、ぼくのAllAboutの記事でも紹介した「老四川 飄香」に再訪しました。普通はあまりしない、時間を置かずしての再訪なんですが、記事中にも紹介している通り、予約をしないと食べることができない鳥の丸揚げへの挑戦が大きなテーマ。文中での比較で、自分が今まで食べた最高の店として紹介した京成立石の「鳥房」については、何通か賛同メールをいただいたり、また、香港の福臨門にも同じようなメニューがあるような気がする、と教えていただいたりして、「老四川 飄香」の鳥の丸揚げへの興味もさらに膨らんでいたんです。

で、結論から言うと、同じ土俵で比べる料理ではなかったですね。メニューとして書くとどちらも鳥をまるまま揚げてあるわけですが、まず鳥の皮に対する調理方法が違うし、肉への火の通し方も異なる。もちろん「老四川 飄香」の方が格段に成熟した料理ではあるのですが、同じ鳥を油で揚げるにしても、これだけ違う、香り、味、食感が楽しめるのかと、ひたすら食べ手の充実感に浸ってました。

加えて、食事をしたメンバーに本場成都にも足を運ぶ四川料理の通がおられたのですが、「老四川 飄香」の料理バランスのよさに感動して、この流れで行くと絶対にデザートも美味しいよ、と確信をもって断言。思わず杏仁豆腐とおしるこを頼んでみましたが、いずれのメジャーなデザートも今まで経験したことのないテイストに大感激したことを、付け加えておきます。

次回の三人の会の有力候補店ですね。汁のない坦々麺、そして油そばの原点みたいな麺もありました。



posted by 伊藤章良 at 00:48| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月30日

さとなお:直城

伊藤さん、漠然とした質問してごめんね。なのにキチンと答えてくださりありがとう。CIAは一度行きたいなぁ。「コリアンダー」行ってみようっと。
「フミーズグリル」は、ボクがカリフォルニア料理を食べたいと思ったとき、バカのひとつ覚えのように行ってしまう一店です。最初の印象がとても良かった。すごくクリエイティビティを感じたし、なにより楽しかったし。なんとなく「CICADA」が雰囲気近いのかな、と思いつつ未訪。

伊藤さんのときも「直城」は料理ジャーナリストだらけでしたか。
まぁボクと伊藤さんがふたりで食べに行ったりするときもそう見えちゃったりするのだろうけど(笑)、ボクたちはメモ取らないし料理の話あまりしないし業界噂話ほとんどしないし、なによりガバガバ飲んで普通の会話を楽しんでますからねぇ。決してチェックには行ってない。だから後日記憶が曖昧で書くのに困ったりするくらい。メモればもっとくわしく書けるのにとは思うけど、食事がつまらなくなるからなぁ…。ジャーナリストたち、みんなメモってましたね。店を紹介する仕事だから仕方ないのかもしれないけど、回りの客の雰囲気に影響与えるのを考えて欲しい。なんかレストランが理科の実験室みたいな感じになる。メモるとしてももっとこっそり膝の上でメモるとかさ。堂々と机の上に手帳とペンを出さないでほしいっす。

ボクの時は右隣も左隣もそこそこ著名な料理ジャーナリストだったらしく(ボクはそういうの疎くて顔とかわからない)、特に右隣は引き連れていた編集者っぽい若手への自慢話めいたのがもう耳について耳について。左隣は静かにシラケて食べてました。食べるのを仕事にしてしまうと大変だなぁと同情しつつ、本当は食べることが嫌いなのでは?と疑ったり。

「直城」の料理は、中国人の奥様(あのホールの方でしょうか)がいるということで「本場の味」方面に相当期待して行きました。一品一品の味は悪くなかった気はします。でも、中国料理の楽しさがなかった。汗かかない四川料理ってどうよ? あと、四川料理って割烹的に洗練させるのにそんなに向かないかも。

ただ、あれで照明とインテリアに工夫があったら、美味しさがもう少し加速したかなとは思うんですよね。メリハリがない普通のマンションっぽい一室にフラットな照明。あれ、パーテーション入れて奥行きだしたり、暗くしてスポット照明にしたり、壁とかをもっと濃いめに落としたりするだけでずいぶん美味しくならないでしょうか。
posted by さとなお at 07:55| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月29日

いとう:直城

きちんと志の高いボーダレス料理を食べてみたいと思う昨今。どこかありますか? ということなんですが、「元ネタの凄さを理解した上での組み合わせボーダレス」を教育という場で実践している料理大学がアメリカ・ニューヨーク州にあります。カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ通称CIAといわれ、かのポール・ボキューズも息子をここに進学させたぐらい、カリキュラムや環境がすばらしいとのこと。

私はこの学校を一度訪問したことがありますが、学内にさまざまな形態のレストランがあって、厨房もサービスもすべて学生が教育の一環として運営しています。ということで、値段がとても安く、しかも美味しく、そしてアメリカで唯一チップを渡す必要のないレストランとして、いつも超満員。卒業生も、ハワイのテイストを世界中に広めた「ROY'S」のロイ山口氏など数多し。ただ日本では全く知名度がなく、2000人以上学生がいる中で日本人は10名にも満たない学年もあるとか。

CIA出身の日本人が料理人として関わるレストランとしては、私の知る限り、西麻布の「コリアンダー」が唯一ではないでしょうか。それと、ホリエモンが大好きな「海南鶏飯食堂」もスタッフにCIA出身者がおられるようです。また「CICADA」のシェフ デビット・キドー氏もCIAの出身。

また、勉強ではなく修業という意味でも、フランスやイタリアに修業に行っている料理人はものすごく多数なのに、それ以外の国に修業に行く人というのはほとんど皆無なのが日本の実情ですね。
アメリカもオリジナリティのある新しい料理分野を確立してすでに久しいのに、アメリカ最先端のレストランで修業をした経験のある日本の料理人は、「フミーズグリル」などを立ち上げた面々ぐらい。六本木一丁目「Mako」のLA本店オーナーシェフ田中誠人氏は、アメリカスターシェフのひとりウオルフギャング・パックに師事していた時期もあるので経歴はすばらしいのですが、日本は本国とメニューが同じではなく、シェフが来日した際にしかその料理は味わえません。ノブ松久も、アメリカスターシェフのひとりではあるのですが・・・。

で、今回は「直城」。ながながと前置きを書いたのも意味がありまして、中華料理の世界でも中国本土に修業にいった料理人はほとんど皆無なのに、この「直城」のシェフは実際に中国に修業に行き奥さんまで見つけてきたというツワモノ。ただ個人的には今ひとつだったなあ・・・。食事会自体は、老酒がゴロンゴロンと空いて、とても楽しく盛り上がりましたが、それに比べ、中華らしいライブ感に欠けた料理や接客でした。コースとしての流れも単調でブツブツ切れるイメージ。修業で得た経験やご本人のオリジナリティより、外野からの声に振り回されすぎではないのか、そんな気もしました。

というのも、さとなおさんの指摘どおり、私のときも回りは雑誌社・料理ジャーナリスト系で固められていて、純粋に食事を楽しむでもなく雰囲気がなんとなくシラケムードなんですね。そんな人ばかり連日押しかけていて、直城シェフも疲れるだろうなあ。
posted by 伊藤章良 at 11:21| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする