「ラ・バリック」、噂には聞いています。
早く行かなくちゃ!と思っているうちに伊藤さんたちが行ったのを某所で知り、うらやましく思ってました。
おいしそうだし、なにより雰囲気が良さそうですね。いろんな想いが壁や天井に染みこんだような古い家って、それだけで「物語」が感じられて、食事の時間が豊かになります。
じゃ、雰囲気つながりで。
そういう物語も静けさも親密さもないけど、箱としてなかなか良かったフレンチ・レストラン「ラリアンス」を今回は書きます。
基本はウェディング・レストランですね。
店名の「L'Alliance」自体が「結婚指輪」という意味ですから。つまりはそういう雰囲気。
長い専用エスカレーターを上がるアプローチ。豪華なエントランスと受付。広くお洒落なホール。高い天井。人数多いサービス陣…。ウェディング用に意識された花嫁花婿が降りてくる階段もあるし、プロジェクターやスクリーン、ピアノなどの準備も万端。キッチンがガラス張りで見えるのも楽しい(これは曇りガラスに変化もします)。「お金かかってるなぁ」と溜息つく感じ。ミシュランでひとつ星を獲ったのも披露宴に出席する人には喜ばれる話題でしょう。
まぁ個人的には、この手の空間や環境にはあまり驚かないし、大箱は決して好きではないのですが「神楽坂の坂の途中にこんな空間が!」という驚きも含めて、ボクはこの大箱をポジティブに捉えたいと思います。
ここまでやれば素晴らしい。結婚式に向くということは、記念日の食事なんかにも向きますし。意外とこういう空間、東京にないんですね。「ザ・ジョージアン・クラブ」も閉店したみたいだし(あの店みたいに凝ってないけど、こちらの方がずいぶんモダン)。
で、休日のレストラン披露宴の宣伝のためだと思うのだけど、平日にランチを実にお得に営業してるんですね。
なんといっても3900円のコースがすごいです。
税込み・サービス料なし。ドリンクが2杯つく(食後のお茶以外に2杯。もちろんワインOK)。で、前菜・魚・肉・デザートのフルコース。味も盛りつけもなかなかいいんです。量もたっぷり。
プラス550円すればデザートは「ワゴン取り放題」にもなります。プラス200円でハーブティ・ワゴンも来ます。女性大喜び。
5000円のコースもお得です。
3900円のとの違いはアミューズとスープ、グラニテまでついて、最初からデザートがワゴンサービスなこと。もちろんドリンク2杯つきの税サ込み。
ちなみにこのレストラン、ワイン持ち込みも4000円でオッケーらしいので、いいワインを持ち込んで友人たちと大勢で、という使い方も出来そうです。
環境や雰囲気は抜群だし、サービスもレベル高い(ウェディング用に教育しているせいでしょう)。
これでこの値段なら、そりゃ人気になるはず。あっという間にマダムたちの間で評判になったんだと思います。行った当日はボクを除いて全員マダム系。広いホールで男ひとりでした。
当日は家族の誕生日だったのですが、それを予約時に伝えておいたところ、テーブルには「お誕生日おめでとうございます」のカードがあり、デザートに一品特別なケーキがつきました(ろうそくつき)。そしてそのケーキは退店時に箱に入れて持たせてくれました。記念日に使用する人が多いのでしょうね。慣れている感じでした。
まだディナーには行ってませんが、なかなかいいレストランです。
あえて言うならパティシエが弱いかな。ここまで女性向け&記念日向けにしてあるなら、デザートにもっともっとチカラを入れて驚かせて欲しいかも。
2008年04月12日
さとなお:ラリアンス(神楽坂)
posted by さとなお at 13:03| フレンチ
2008年03月17日
さとなお:OHARA ET CIE(西麻布)
>こちらの正式な店名は「BONGOUT NOH」です。
>が、はっきり言って正確な発音がよく分かりません。
確かにそうですね。
ネット上では「ボングウ・ノウ」と書いているヒトが多いようですが、正確には何なのでしょう? いずれにしても店名が読めないのはなかなかしんどいです。謎めいてはいますが、クチコミで伝わりにくい。雑誌よりもテレビよりもクチコミで広まっていく今の世の中では相当不利ではあります。
じゃ、ボクも読めない(読みにくい)つながりでフレンチの「OHARA ET CIE」。
読み慣れると「オオハラ・エ・シーアイイー」と普通に呼べるのだけど、それまでは「オハラ・エ・チエ」とか「オハラ・エ・シー」とか「オハラ・イーティー・シェー」(これはないか)とか、まぁいろんな読み方を頭の中でしました。少なくともオオハラとは読まないし、その後のCIEもシーアイイーと最初から読むヒトはいない気がします。
どうやら「大原・アンド・カンパニー」的意味だとか(CIE=CO.LTD.みたいな意味なのだそうな)。大原シェフと仲間たち、みたいな? うーん、気持ちはわかるけど、やっぱり不利だよなー。
今年ミシュランでひとつ星を獲ったらしいですが、ボクが初訪問したときはもう7年も前。
白を基調としたインテリアで、間接光も上手に使っていて、清潔感と透明感にあふれていて印象的でした。スタイリッシュなので外国人ウケするでしょうね。
ただ、料理の印象は比較的弱かったんです。
当時としては時代の先端的な美しい料理群だったけど、美しさが先に立って、どのお皿も少しずつ弱くて惜しい。おいしいんだけど、もうちょっと強いといいなぁと思わされました。なんかインテリアのクールな印象を料理が裏切らなくて、全体のコンセプトが一致しすぎている感じが逆に印象を弱めているような。
インテリアと料理がマッチしすぎると、逆につまらなくなるって、伊藤さん、ない?
まぁそれはそれとして、ちょっと前に再訪したのですが、美しさはそのままに、料理は強くなっていました。
コースの流れがとてもよく、おいしい料理が飽きないように構成されて出てきます。相変わらず夜の最低コース(プリフィクス)が5000円と安いし、満足度は高いですね。敢えて言えば、ボクにはちょっと量が少ないかな。全体に女性向けのレストランなので仕方ないけど。
ただ、この雰囲気とこの料理に比して、サービスはきわめて普通。これでクールなサービスがついたらもっと良くなるのになぁと思わされました。あと、7年前だと「いかにも東京っぽいレストラン」だったこの店も、似たような店が増えたこともあって、多少損してきているかもしれません。今後どう変わっていくのか楽しみな一店ではあります。
>が、はっきり言って正確な発音がよく分かりません。
確かにそうですね。
ネット上では「ボングウ・ノウ」と書いているヒトが多いようですが、正確には何なのでしょう? いずれにしても店名が読めないのはなかなかしんどいです。謎めいてはいますが、クチコミで伝わりにくい。雑誌よりもテレビよりもクチコミで広まっていく今の世の中では相当不利ではあります。
じゃ、ボクも読めない(読みにくい)つながりでフレンチの「OHARA ET CIE」。
読み慣れると「オオハラ・エ・シーアイイー」と普通に呼べるのだけど、それまでは「オハラ・エ・チエ」とか「オハラ・エ・シー」とか「オハラ・イーティー・シェー」(これはないか)とか、まぁいろんな読み方を頭の中でしました。少なくともオオハラとは読まないし、その後のCIEもシーアイイーと最初から読むヒトはいない気がします。
どうやら「大原・アンド・カンパニー」的意味だとか(CIE=CO.LTD.みたいな意味なのだそうな)。大原シェフと仲間たち、みたいな? うーん、気持ちはわかるけど、やっぱり不利だよなー。
今年ミシュランでひとつ星を獲ったらしいですが、ボクが初訪問したときはもう7年も前。
白を基調としたインテリアで、間接光も上手に使っていて、清潔感と透明感にあふれていて印象的でした。スタイリッシュなので外国人ウケするでしょうね。
ただ、料理の印象は比較的弱かったんです。
当時としては時代の先端的な美しい料理群だったけど、美しさが先に立って、どのお皿も少しずつ弱くて惜しい。おいしいんだけど、もうちょっと強いといいなぁと思わされました。なんかインテリアのクールな印象を料理が裏切らなくて、全体のコンセプトが一致しすぎている感じが逆に印象を弱めているような。
インテリアと料理がマッチしすぎると、逆につまらなくなるって、伊藤さん、ない?
まぁそれはそれとして、ちょっと前に再訪したのですが、美しさはそのままに、料理は強くなっていました。
コースの流れがとてもよく、おいしい料理が飽きないように構成されて出てきます。相変わらず夜の最低コース(プリフィクス)が5000円と安いし、満足度は高いですね。敢えて言えば、ボクにはちょっと量が少ないかな。全体に女性向けのレストランなので仕方ないけど。
ただ、この雰囲気とこの料理に比して、サービスはきわめて普通。これでクールなサービスがついたらもっと良くなるのになぁと思わされました。あと、7年前だと「いかにも東京っぽいレストラン」だったこの店も、似たような店が増えたこともあって、多少損してきているかもしれません。今後どう変わっていくのか楽しみな一店ではあります。
posted by さとなお at 22:07| フレンチ
2008年03月12日
いとう:ボングー・ノー(渋谷)
>じゃ、深夜つながりで東京駅前の「新丸ビル レストランゾーン」を。
こういう場所に深夜に出かけるパワーあるさとなおさんは、改めてさすがだと思うなあ。明け方まで丸の内にいるというのは、東京フォーラムでの仕事(前日の仕込みですね)以外には全く経験がありません。
でも、以前東京フォーラムでトンカンやっていて明け方を迎えたときスゴク寂しい思いをしたので、今なら近くに強い味方が待っていることをしっかり憶えておきます。
そうそう「新丸ビル」には、沖縄料理の「うりずん」があるんですね。那覇の店にはさとなおさんに連れて行っていただきました。冬だというのに暑くてムシムシしたまったり感と、安里屋ユンタを歌いながらの帰り道をよく憶えています。さとなおさんの歌を聴いたのは、あの時が最初で最後かな(笑)。
では、ぼくも深夜つながりで、渋谷の「ボングー・ノー」を。
渋谷は大人の行く店に困る、とはよく聞くセリフ。でも、じっくり探せばさすがに飲食店の宝庫で、そこそこ見つかるんですね(ただ、駅を降りてからその店に行き着くまでにヘトヘトになっちゃうんだけど)。その点「ボングー・ノー」は宮益坂を上がって左のわき道に入ったところ。スクランブル交差点を通ることなく、また、青山や六本木方面からの帰り道でも絶好の場所にあります。ヘビーな内容でなければ、シアターコクーンや青山円形劇場等の観劇の後なんかにもイイです。
洋風立ち飲み系で成功を収めている飲食グループが、少々大人向けに立ち飲みとテーブルのダイニングを併用して作ったとても使いやすい空間(表から見ると立ち飲みだけに見えるんだけど奥にテーブル席があって、初めての人にはちょっと驚きがあるかも)。
ぼくがけっこう気に入ったのがここの料理。もう少し一皿のボリュームがあればもっと嬉しいけど、カジュアルな雰囲気ながらきちんと焦点の合ったビストロ料理がたくさんオンメニューされています。冬の時期にはジビエも見かけるし、先日はグルヌイユなどもありました。
それと、深夜族にもうれしい炭水化物系。特にパスタがとてもウマイのでイタリアンだと勘違いしているブログも見かけましたが、それぐらい楽しみのひとつ。
反面、ワインリストがちょっと難しかったかなあ。決して悪いという意味ではありません。ただ、料理のカジュアルさ・飛びつきやすさに比してワインは好事家的。で、そのわりに、ワインについて質問してもきちんと答えられるスタッフがおらず、何度も「少々お待ちください」が繰り返される始末(汗。
最後に。
あまりお店の雰囲気とは関係ないんですが、こちらの正式な店名は「BONGOUT NOH」です。が、はっきり言って正確な発音がよく分かりません。普通の日本人なら「ぼんぐあうと・のう」と読んでしまいます(アメリカ人でもそう読むような気がします)。オフィシャルなカタカナ表記がウェブサイト等で存在しないか探したものの見つからず、あえて自分で判断し「ボングー・ノー」とカタカナで書きました。
こういった読めない店名は、お店の企画意図も分からないでもないけど、人と待ち合わせたり人に紹介したりといった場面で「伝える」には少々つらいですね。佐藤尚之さんが説かれるところのコミュニケーションデザインができていないように感じます。
こういう場所に深夜に出かけるパワーあるさとなおさんは、改めてさすがだと思うなあ。明け方まで丸の内にいるというのは、東京フォーラムでの仕事(前日の仕込みですね)以外には全く経験がありません。
でも、以前東京フォーラムでトンカンやっていて明け方を迎えたときスゴク寂しい思いをしたので、今なら近くに強い味方が待っていることをしっかり憶えておきます。
そうそう「新丸ビル」には、沖縄料理の「うりずん」があるんですね。那覇の店にはさとなおさんに連れて行っていただきました。冬だというのに暑くてムシムシしたまったり感と、安里屋ユンタを歌いながらの帰り道をよく憶えています。さとなおさんの歌を聴いたのは、あの時が最初で最後かな(笑)。
では、ぼくも深夜つながりで、渋谷の「ボングー・ノー」を。
渋谷は大人の行く店に困る、とはよく聞くセリフ。でも、じっくり探せばさすがに飲食店の宝庫で、そこそこ見つかるんですね(ただ、駅を降りてからその店に行き着くまでにヘトヘトになっちゃうんだけど)。その点「ボングー・ノー」は宮益坂を上がって左のわき道に入ったところ。スクランブル交差点を通ることなく、また、青山や六本木方面からの帰り道でも絶好の場所にあります。ヘビーな内容でなければ、シアターコクーンや青山円形劇場等の観劇の後なんかにもイイです。
洋風立ち飲み系で成功を収めている飲食グループが、少々大人向けに立ち飲みとテーブルのダイニングを併用して作ったとても使いやすい空間(表から見ると立ち飲みだけに見えるんだけど奥にテーブル席があって、初めての人にはちょっと驚きがあるかも)。
ぼくがけっこう気に入ったのがここの料理。もう少し一皿のボリュームがあればもっと嬉しいけど、カジュアルな雰囲気ながらきちんと焦点の合ったビストロ料理がたくさんオンメニューされています。冬の時期にはジビエも見かけるし、先日はグルヌイユなどもありました。
それと、深夜族にもうれしい炭水化物系。特にパスタがとてもウマイのでイタリアンだと勘違いしているブログも見かけましたが、それぐらい楽しみのひとつ。
反面、ワインリストがちょっと難しかったかなあ。決して悪いという意味ではありません。ただ、料理のカジュアルさ・飛びつきやすさに比してワインは好事家的。で、そのわりに、ワインについて質問してもきちんと答えられるスタッフがおらず、何度も「少々お待ちください」が繰り返される始末(汗。
最後に。
あまりお店の雰囲気とは関係ないんですが、こちらの正式な店名は「BONGOUT NOH」です。が、はっきり言って正確な発音がよく分かりません。普通の日本人なら「ぼんぐあうと・のう」と読んでしまいます(アメリカ人でもそう読むような気がします)。オフィシャルなカタカナ表記がウェブサイト等で存在しないか探したものの見つからず、あえて自分で判断し「ボングー・ノー」とカタカナで書きました。
こういった読めない店名は、お店の企画意図も分からないでもないけど、人と待ち合わせたり人に紹介したりといった場面で「伝える」には少々つらいですね。佐藤尚之さんが説かれるところのコミュニケーションデザインができていないように感じます。
posted by 伊藤章良 at 17:24| フレンチ
2008年01月27日
いとう:ブザンソン(大阪)
>さて、蕎麦つながり、でもないのですが、ボクは金沢の「壽屋」
>(ことぶきや)をご紹介します。
先日、話題に出たことをよく覚えています。
金沢の持つすばらしい文化についてお二人の見解がピッタリと一致した中での象徴のような・・・。
>江戸期の町家を利用しており、雰囲気は抜群。
>外観がまずイイ。いかにもおいしそうだし、センスはいいし、
>なんだかわくわくする外観です。
東京では、外観と店内とのギャップに驚かされる店は多々ありますが、しみじみ外観がイイなあと感じられるトコロはほとんどないですね。こんな店が揃っている街に滞在すると、飲食店に対する見方も変わってくるに違いありません。ウラヤマシイ。
さて、繋がりとしてはかなり薄いですが、東京以外の店ということで、
大阪のフランス料理店「ブサンソン」を取り上げます。京都や金沢を訪れると、当然日本料理なんでしょうけど、最近のぼくは「大阪ではフレンチ」というぐらい、大阪を訪問するたびに一度はフランス料理店に行きます。
「ブサンソン」の店のスタッフもしみじみ言うことに「大阪はまず、安くて量が多くなければならない。その中でフランス料理店はどうやって生き残っていくのか」。そしてひとつのテーマに向かって全てのフランス料理店が切磋琢磨することで、どんどんレベルが上がっているんですね。
東京では7000円〜8000円ぐらいするだろうなあと思われるコースが、大阪では確実に5000円以下。しかも、多くの店でサービス料もとらない。もちろん地代や物価もあるでしょうけど、もともと高額なものなんだ、という現状に甘んじないところがいいですね。
「ブサンソン」は、昨年12月にオープンしたばかりの新星。場所は大阪フレンチの激戦区となりつつある福島界隈。シェフは「ジャン・ムーラン」〜「ペルージュ」と修業し独立。今はなき神戸の「ジャン・ムーラン」と言えば、ぼくが初めて女性と二人で行ったフランス料理店ですよ(笑。
夜のコースメニューは、アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート、コーヒーまで全て含んで5000円(8000円もありました)。前菜と肉料理、デザートは複数より選択可能。魚と肉が両方含まれるコースながら、肉も魚もアラカルト並みの量。付け合せも豊富でうまみたっぷりの野菜が嬉しい限り(ぼくの行った日は、春を感じさせる「たらの芽」のフリットが添えられていました)。
「ジャン・ムーラン」というと個人的には魚料理への思い入れが強いんですが(とまあ贔屓目もあるかもしれませんけど)、「マナガツオとホタテのポワレ 赤ピーマンと白ワインソース」は、魚介の無垢で素朴なテイストが赤と白のソースに絡まって特に秀逸でした。
サービススタッフも(大阪の店には比較的共通しているところで)慇懃無礼さがなく、スッとぼくたちの席の会話に踏み込んでくる距離感が心地よいです。
それからもう一つ。最近の大阪フレンチは、店内にカウンター席のあるところが多いように感じます。そしてその向こうに厨房。「これがぼくらの身の丈やし、いちいち隠してもしゃーないしなあ」との声が聞こえてきそうです。
>(ことぶきや)をご紹介します。
先日、話題に出たことをよく覚えています。
金沢の持つすばらしい文化についてお二人の見解がピッタリと一致した中での象徴のような・・・。
>江戸期の町家を利用しており、雰囲気は抜群。
>外観がまずイイ。いかにもおいしそうだし、センスはいいし、
>なんだかわくわくする外観です。
東京では、外観と店内とのギャップに驚かされる店は多々ありますが、しみじみ外観がイイなあと感じられるトコロはほとんどないですね。こんな店が揃っている街に滞在すると、飲食店に対する見方も変わってくるに違いありません。ウラヤマシイ。
さて、繋がりとしてはかなり薄いですが、東京以外の店ということで、
大阪のフランス料理店「ブサンソン」を取り上げます。京都や金沢を訪れると、当然日本料理なんでしょうけど、最近のぼくは「大阪ではフレンチ」というぐらい、大阪を訪問するたびに一度はフランス料理店に行きます。
「ブサンソン」の店のスタッフもしみじみ言うことに「大阪はまず、安くて量が多くなければならない。その中でフランス料理店はどうやって生き残っていくのか」。そしてひとつのテーマに向かって全てのフランス料理店が切磋琢磨することで、どんどんレベルが上がっているんですね。
東京では7000円〜8000円ぐらいするだろうなあと思われるコースが、大阪では確実に5000円以下。しかも、多くの店でサービス料もとらない。もちろん地代や物価もあるでしょうけど、もともと高額なものなんだ、という現状に甘んじないところがいいですね。
「ブサンソン」は、昨年12月にオープンしたばかりの新星。場所は大阪フレンチの激戦区となりつつある福島界隈。シェフは「ジャン・ムーラン」〜「ペルージュ」と修業し独立。今はなき神戸の「ジャン・ムーラン」と言えば、ぼくが初めて女性と二人で行ったフランス料理店ですよ(笑。
夜のコースメニューは、アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート、コーヒーまで全て含んで5000円(8000円もありました)。前菜と肉料理、デザートは複数より選択可能。魚と肉が両方含まれるコースながら、肉も魚もアラカルト並みの量。付け合せも豊富でうまみたっぷりの野菜が嬉しい限り(ぼくの行った日は、春を感じさせる「たらの芽」のフリットが添えられていました)。
「ジャン・ムーラン」というと個人的には魚料理への思い入れが強いんですが(とまあ贔屓目もあるかもしれませんけど)、「マナガツオとホタテのポワレ 赤ピーマンと白ワインソース」は、魚介の無垢で素朴なテイストが赤と白のソースに絡まって特に秀逸でした。
サービススタッフも(大阪の店には比較的共通しているところで)慇懃無礼さがなく、スッとぼくたちの席の会話に踏み込んでくる距離感が心地よいです。
それからもう一つ。最近の大阪フレンチは、店内にカウンター席のあるところが多いように感じます。そしてその向こうに厨房。「これがぼくらの身の丈やし、いちいち隠してもしゃーないしなあ」との声が聞こえてきそうです。
posted by 伊藤章良 at 23:27| フレンチ
2007年12月26日
いとう:ル・ジュー・ドゥ・ラシエット(恵比寿)
「エスプリ・ミタニ」、確かに謙虚な佇まいですね。
あそこにもメニューができたんですか。それは知らなかったです。
>若いメートル&ソムリエの浅本氏は、その「独特のあっさりした
>馴れ馴れしさ」さえ慣れちゃえば、とてもフレンドリーでよいで
>すね。
ぼくも彼の接客はたいへん好きです。結構突っ込んできてくれるところが快感で、逆にあまり馴れ馴れしいとは思わないなあ。さとなおさんも書いていましたが、シェフとの相性が本当にバツグンですよね。いそうでいらっしゃらないタイプかもしれません。
では、恵比寿のフランス料理つながりで「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」です。さとなおさんも最近行かれていたみたいなんですが、先に書いてしまいます。申し訳ありません。
ファンのお客様から開業資金を出資していただき店舗展開をするという画期的なシステムで、すでに5店舗となったオーグードゥジュールグループ。その成功は、まさにサービスの岡部さんの人柄とは思うんですが、彼のキャラクターがたちすぎて、ぼく個人としては、それぞれの店の料理の印象が少し薄い部分もありました。
そんな中で、彼らの旗艦店とも言うべき「ル・ジュー・ドゥ・ラシェット」は、もちろんサービスの心地よさは健在ですが、モダンでありながら決してクラシックな要素を忘れていない料理のすばらしさは特筆モノです。
ぼくは普段はほとんどアラカルトしかチョイスしませんが、サービスの方のオススメに従って(かなり信用して)久しぶりにコース料理を。軽くスタートして時代の新旧を行き来しながらも、メインにはしっかりとフランス料理のエスプリを表現。パリの「タイユヴァン」で肉パートのシェフをやっておられた底力を発揮するニクイ構成です。いっぽうデザートに進むと、コーヒーを豆から選んだりと気の抜けない展開で、食事の愉しみを最後まで堪能させてくれます。
さとなおさんは「オコション・ローズ」がなくなって寂しいと書かれていたような記憶もありますが(確かに残念なんですが、ぼくとしては、その後にできた同じシェフの店を訪問した際、完全にいい思い出が吹き飛んでしまいました 笑)、このような素敵な店に生まれ変わらせてくれた岡部さんの手腕に拍手といったところでしょうか。加えて、これだけの店舗展開をしつつも、優秀なシェフやソムリエを引っ張ってくるネットワークには改めて感心しますね。
あそこにもメニューができたんですか。それは知らなかったです。
>若いメートル&ソムリエの浅本氏は、その「独特のあっさりした
>馴れ馴れしさ」さえ慣れちゃえば、とてもフレンドリーでよいで
>すね。
ぼくも彼の接客はたいへん好きです。結構突っ込んできてくれるところが快感で、逆にあまり馴れ馴れしいとは思わないなあ。さとなおさんも書いていましたが、シェフとの相性が本当にバツグンですよね。いそうでいらっしゃらないタイプかもしれません。
では、恵比寿のフランス料理つながりで「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」です。さとなおさんも最近行かれていたみたいなんですが、先に書いてしまいます。申し訳ありません。
ファンのお客様から開業資金を出資していただき店舗展開をするという画期的なシステムで、すでに5店舗となったオーグードゥジュールグループ。その成功は、まさにサービスの岡部さんの人柄とは思うんですが、彼のキャラクターがたちすぎて、ぼく個人としては、それぞれの店の料理の印象が少し薄い部分もありました。
そんな中で、彼らの旗艦店とも言うべき「ル・ジュー・ドゥ・ラシェット」は、もちろんサービスの心地よさは健在ですが、モダンでありながら決してクラシックな要素を忘れていない料理のすばらしさは特筆モノです。
ぼくは普段はほとんどアラカルトしかチョイスしませんが、サービスの方のオススメに従って(かなり信用して)久しぶりにコース料理を。軽くスタートして時代の新旧を行き来しながらも、メインにはしっかりとフランス料理のエスプリを表現。パリの「タイユヴァン」で肉パートのシェフをやっておられた底力を発揮するニクイ構成です。いっぽうデザートに進むと、コーヒーを豆から選んだりと気の抜けない展開で、食事の愉しみを最後まで堪能させてくれます。
さとなおさんは「オコション・ローズ」がなくなって寂しいと書かれていたような記憶もありますが(確かに残念なんですが、ぼくとしては、その後にできた同じシェフの店を訪問した際、完全にいい思い出が吹き飛んでしまいました 笑)、このような素敵な店に生まれ変わらせてくれた岡部さんの手腕に拍手といったところでしょうか。加えて、これだけの店舗展開をしつつも、優秀なシェフやソムリエを引っ張ってくるネットワークには改めて感心しますね。
posted by 伊藤章良 at 17:22| フレンチ
2007年12月22日
さとなお:レスプリ・ミタニ(恵比寿)
「ココ・ゴローゾ」、ボクもずいぶん前から狙っていて、まだ行けてない店のひとつです。
そうか、シェフはいま京橋の方にいるんですね。んー、行ってみたい。
ええと、じゃぁボクは「少々奥まった謙虚なたたずまい」つながりで「レスプリ・ミタニ」を。
ここ、もう伊藤さんが書いているかと思ったけど、まだみたいですね。
言わずとしれた三谷シェフの店。
三谷シェフというと「オー・バカナルの」という代名詞がつきますが、その後「アディング・ブルー」を経て、ここをオープンしたのが2005年の秋だったかな。まぁフレンチ好きであれば「三谷シェフが独立して自由に腕をふるうならすぐにでも食べに行かないと!」と思う人も多いことでしょう。ボクは一歩出遅れて、2006年の頭くらいに食べに行きました。がっつり豪快&隅々まで繊細な料理は満足度が高いし、ワインとの相性もよく考えられていて楽しいですよね。
その後2回、計3回行っています。最近では先月行きました。
当初メニューがなく、若いメートル&ソムリエの浅本氏と話し合いながら決めていったのだけど(そしてそれはとても楽しかったのだけど)、いまはプリフィクス的なメニューがあり(コース7000円との説明)、あまりアラカルトやわがままリクエストには対応してくれません。でも夜遅めに行ったときは対応してくれたので、要するに三谷シェフの忙しさに寄るということみたいですね。手が空いてればどんな料理でも作るけど、19時とかの来店だと修羅場になってるからプリフィクスしか対応できない、みたいな感じ。そういう意味では夜遅めのすいている時間に行った方が楽しい店かも。
なんとなくこの店は「鴨のコンフィ」ってイメージがあって、先月も頭の中がほとんど鴨のコンフィだったのですが、プリフィクスメニューに載っておらず、アラカルトにも対応できないとのことでガッカリしたのを覚えています。でもまぁ他の料理が美味しかったのでオッケーですが。
スープ・ド・ポワソンも相変わらず素晴らしい切れ味。スープ・ド・ポワソンを食べたいときに白金の店とか五反田の店とかいくつか候補が思い浮かびますが、この店も絶対入れなくては。あとはジビエ系もなかなか。いつも多少期待し過ぎちゃう部分があるんだけど…。
若いメートル&ソムリエの浅本氏は、その「独特のあっさりした馴れ馴れしさ」さえ慣れちゃえば、とてもフレンドリーでよいですね。でも彼のサービスは好き嫌いがあるかもしれません。ただ、三谷シェフの料理を(当たり前だけど)知り尽くしているので、ワインと合わせるときに完璧なサジェスチョンをしてくれます。当然といえば当然ながら、それはうれしいところ。
あと、この店は老年男性客が似合いますね。そういう点では都内屈指かもしれません。先月も中年以上の男性グループがわいわい楽しんでいました。そういうのを見るとニコニコしてしまいます。
まぁでも、こちらの期待することに比べて少々値段が高めなのがこの店の弱点といえば弱点ですね。ワイン飲んでわいわい食べて1万円ちょいで済んでくれれば、と思います。
そうそう、「少々奥まった謙虚なたたずまい」について触れませんでした。
目黒と恵比寿の中間くらい。道から半地下に下がったアプローチはちょっとわかりにくく、全体に奥まっていて謙虚(笑)。そういうことで。
そうか、シェフはいま京橋の方にいるんですね。んー、行ってみたい。
ええと、じゃぁボクは「少々奥まった謙虚なたたずまい」つながりで「レスプリ・ミタニ」を。
ここ、もう伊藤さんが書いているかと思ったけど、まだみたいですね。
言わずとしれた三谷シェフの店。
三谷シェフというと「オー・バカナルの」という代名詞がつきますが、その後「アディング・ブルー」を経て、ここをオープンしたのが2005年の秋だったかな。まぁフレンチ好きであれば「三谷シェフが独立して自由に腕をふるうならすぐにでも食べに行かないと!」と思う人も多いことでしょう。ボクは一歩出遅れて、2006年の頭くらいに食べに行きました。がっつり豪快&隅々まで繊細な料理は満足度が高いし、ワインとの相性もよく考えられていて楽しいですよね。
その後2回、計3回行っています。最近では先月行きました。
当初メニューがなく、若いメートル&ソムリエの浅本氏と話し合いながら決めていったのだけど(そしてそれはとても楽しかったのだけど)、いまはプリフィクス的なメニューがあり(コース7000円との説明)、あまりアラカルトやわがままリクエストには対応してくれません。でも夜遅めに行ったときは対応してくれたので、要するに三谷シェフの忙しさに寄るということみたいですね。手が空いてればどんな料理でも作るけど、19時とかの来店だと修羅場になってるからプリフィクスしか対応できない、みたいな感じ。そういう意味では夜遅めのすいている時間に行った方が楽しい店かも。
なんとなくこの店は「鴨のコンフィ」ってイメージがあって、先月も頭の中がほとんど鴨のコンフィだったのですが、プリフィクスメニューに載っておらず、アラカルトにも対応できないとのことでガッカリしたのを覚えています。でもまぁ他の料理が美味しかったのでオッケーですが。
スープ・ド・ポワソンも相変わらず素晴らしい切れ味。スープ・ド・ポワソンを食べたいときに白金の店とか五反田の店とかいくつか候補が思い浮かびますが、この店も絶対入れなくては。あとはジビエ系もなかなか。いつも多少期待し過ぎちゃう部分があるんだけど…。
若いメートル&ソムリエの浅本氏は、その「独特のあっさりした馴れ馴れしさ」さえ慣れちゃえば、とてもフレンドリーでよいですね。でも彼のサービスは好き嫌いがあるかもしれません。ただ、三谷シェフの料理を(当たり前だけど)知り尽くしているので、ワインと合わせるときに完璧なサジェスチョンをしてくれます。当然といえば当然ながら、それはうれしいところ。
あと、この店は老年男性客が似合いますね。そういう点では都内屈指かもしれません。先月も中年以上の男性グループがわいわい楽しんでいました。そういうのを見るとニコニコしてしまいます。
まぁでも、こちらの期待することに比べて少々値段が高めなのがこの店の弱点といえば弱点ですね。ワイン飲んでわいわい食べて1万円ちょいで済んでくれれば、と思います。
そうそう、「少々奥まった謙虚なたたずまい」について触れませんでした。
目黒と恵比寿の中間くらい。道から半地下に下がったアプローチはちょっとわかりにくく、全体に奥まっていて謙虚(笑)。そういうことで。
posted by さとなお at 18:57| フレンチ
2007年12月06日
いとう:シェ・イノ(京橋)
>ということで、今日は名古屋の「鳥久」(とりきゅう)を。
>味噌たきの店ですね。
なるほど。名古屋で鶏の味噌たきとは、すばらしい。
ぼくは白味噌文化の関西人ながら、けっこう八丁味噌が好き(しょっちゅう「あまの」にも行っていたので)でして、ここはすごく興味あります。先々週名古屋に4日ほど滞在していたので、その時に知っていたらなあ・・・(残念)。
と言うことで、場所はあまり気にせず。と行きたいんですが、今回は一度東京の王道を。「シェ・イノ」です。久しぶりに行きました。
移転していたんですね。なんとなく聞いていた記憶はあったんですが、全く迷わず以前の場所に行って路頭に迷う始末(ただ、前の場所も未だ「Chez Inno」とのサインが残っています)。それにしても、京橋のオフィス街でしかも大手企業のビルの1階。そこで、すでに50年ぐらい前から営業しているようにも感じられる燻し銀のダイニング。高い天井。劇場風の装飾。そのギャップのドラマチックさにくらくら・ワクワクしながら席に着きます。
「シェ・イノ」では、スペシャリテを全て楽しめるお得なコースなどもあるんですが、予約を入れた数日前からその日は「トゥルヌード・ロッシーニ(牛ヒレ肉のロッシーニ風)」を食べようと心に決めていました。一皿一万円以上もするエスコフィエの100年以上前のレシピで、トリュフ・フォアグラに牛ヒレと高級食材のオンパレード。日本のフランス料理店では、まず牛肉の料理を食べることはないぼくですが、割り勘仲間に詫びを入れつつ、前菜は軽いものにおさえつつ待ちました。
否定をするつもりは全くないんだけど、皿の上に点々としかソースが載っていないフランス料理が話題をさらっている今、やっぱりフレンチはこうじゃなくっちゃ、みたいなドカンとした料理が食べたかったのです。で、正に期待通り。皿一面濃厚なソースの上にフォアグラの載った牛フィレ肉が浮かんでいる・・・。
しばらくは言葉を発することもなく、ひたすらソースの中を泳いだ感じ。
でも、こんなクラシック極まりない空間なのにスタッフは若々しくて皆さんフレンドリー。話題は料理やワインににとどまらず多方面にも展開し、テーブルに笑いが絶えません。
ミシュランについても話題となったんですが(「シェ・イノ」は一つ星)、やっぱり皿の盛付けの華やかさに欠けるところがあるんですかねえ・・・と真摯に反省をされる姿が逆に痛々しく、新しもの好きの評価本がこういった伝統的フランス料理店に与える功罪を感じました。
>味噌たきの店ですね。
なるほど。名古屋で鶏の味噌たきとは、すばらしい。
ぼくは白味噌文化の関西人ながら、けっこう八丁味噌が好き(しょっちゅう「あまの」にも行っていたので)でして、ここはすごく興味あります。先々週名古屋に4日ほど滞在していたので、その時に知っていたらなあ・・・(残念)。
と言うことで、場所はあまり気にせず。と行きたいんですが、今回は一度東京の王道を。「シェ・イノ」です。久しぶりに行きました。
移転していたんですね。なんとなく聞いていた記憶はあったんですが、全く迷わず以前の場所に行って路頭に迷う始末(ただ、前の場所も未だ「Chez Inno」とのサインが残っています)。それにしても、京橋のオフィス街でしかも大手企業のビルの1階。そこで、すでに50年ぐらい前から営業しているようにも感じられる燻し銀のダイニング。高い天井。劇場風の装飾。そのギャップのドラマチックさにくらくら・ワクワクしながら席に着きます。
「シェ・イノ」では、スペシャリテを全て楽しめるお得なコースなどもあるんですが、予約を入れた数日前からその日は「トゥルヌード・ロッシーニ(牛ヒレ肉のロッシーニ風)」を食べようと心に決めていました。一皿一万円以上もするエスコフィエの100年以上前のレシピで、トリュフ・フォアグラに牛ヒレと高級食材のオンパレード。日本のフランス料理店では、まず牛肉の料理を食べることはないぼくですが、割り勘仲間に詫びを入れつつ、前菜は軽いものにおさえつつ待ちました。
否定をするつもりは全くないんだけど、皿の上に点々としかソースが載っていないフランス料理が話題をさらっている今、やっぱりフレンチはこうじゃなくっちゃ、みたいなドカンとした料理が食べたかったのです。で、正に期待通り。皿一面濃厚なソースの上にフォアグラの載った牛フィレ肉が浮かんでいる・・・。
しばらくは言葉を発することもなく、ひたすらソースの中を泳いだ感じ。
でも、こんなクラシック極まりない空間なのにスタッフは若々しくて皆さんフレンドリー。話題は料理やワインににとどまらず多方面にも展開し、テーブルに笑いが絶えません。
ミシュランについても話題となったんですが(「シェ・イノ」は一つ星)、やっぱり皿の盛付けの華やかさに欠けるところがあるんですかねえ・・・と真摯に反省をされる姿が逆に痛々しく、新しもの好きの評価本がこういった伝統的フランス料理店に与える功罪を感じました。
posted by 伊藤章良 at 23:54| フレンチ
2007年10月05日
さとなお:ル・プチメック(京都)
おお。「カー・ウント・カー」にはそんな飲み物もあったのですね。
今度行ったら飲んでみます。
じゃ、ボクも「現地さながらの料理が魅力」の店を。
京都の「ル・プチメック」。パン好き、フランス好きには有名な店ですね。
ここはもう「まさにフランスそのもの」が売りのパン屋。びっくりするくらいフランスです。
で、イートインがあるので、カフェがわりにも使えます。
まず、雰囲気が抜群。
家族で行ったのだけど、フランス好きの妻はもちろん、娘まで大のお気に入りになって連日通いました。なんか楽しいんですよ、雰囲気が。それと本当にフランスちっく。「地下鉄のザジ」をはじめとした古い映画ポスターがいたるところに貼られ、壁にはフランス人などのサインが所狭しと書かれ、BGMはフランスのラジオ放送。外国人の客も多く、なんか本当にいかにもパリのカフェな雰囲気。ウキウキしますね。
そしてパンの味。すばらしい。
一番気に入ったのはカスクルートで、ハム(ジャンボン)とチーズをはさんだもの。パンの味がよく、ハム&チーズのバランスもよく、完璧でした。あと、パン・オ・ショコラ。クロワッサンも良かったな。キッシュは種類によるなという印象。デニッシュはそれぞれまとまりがよくて美味。あぁどれもこれもうまいうまい。事情があってバゲットを買って帰れなかったのが心残り。
家族3人で大量に買ってイートインでの朝食。京都での定番になりそうですね。
不満を言えば、カフェ・オ・レがたっぷりの量ではないこと。マグカップにたっぷりのカフェ・オ・レを飲みたかったかも。
店名はフランス語で「青二才」という意味だそうです。
1号店は今出川大宮ですが、御池通りの方に2号店ができ、そちらを強力に推す方もいらっしゃいます。2号店は通称「黒メック」。1号店が赤い外観なのに対して2号店は黒いようですよ。でもまだイートインがないらしいので、旅行者は1号店の方が使いやすいかな。
今度行ったら飲んでみます。
じゃ、ボクも「現地さながらの料理が魅力」の店を。
京都の「ル・プチメック」。パン好き、フランス好きには有名な店ですね。
ここはもう「まさにフランスそのもの」が売りのパン屋。びっくりするくらいフランスです。
で、イートインがあるので、カフェがわりにも使えます。
まず、雰囲気が抜群。
家族で行ったのだけど、フランス好きの妻はもちろん、娘まで大のお気に入りになって連日通いました。なんか楽しいんですよ、雰囲気が。それと本当にフランスちっく。「地下鉄のザジ」をはじめとした古い映画ポスターがいたるところに貼られ、壁にはフランス人などのサインが所狭しと書かれ、BGMはフランスのラジオ放送。外国人の客も多く、なんか本当にいかにもパリのカフェな雰囲気。ウキウキしますね。
そしてパンの味。すばらしい。
一番気に入ったのはカスクルートで、ハム(ジャンボン)とチーズをはさんだもの。パンの味がよく、ハム&チーズのバランスもよく、完璧でした。あと、パン・オ・ショコラ。クロワッサンも良かったな。キッシュは種類によるなという印象。デニッシュはそれぞれまとまりがよくて美味。あぁどれもこれもうまいうまい。事情があってバゲットを買って帰れなかったのが心残り。
家族3人で大量に買ってイートインでの朝食。京都での定番になりそうですね。
不満を言えば、カフェ・オ・レがたっぷりの量ではないこと。マグカップにたっぷりのカフェ・オ・レを飲みたかったかも。
店名はフランス語で「青二才」という意味だそうです。
1号店は今出川大宮ですが、御池通りの方に2号店ができ、そちらを強力に推す方もいらっしゃいます。2号店は通称「黒メック」。1号店が赤い外観なのに対して2号店は黒いようですよ。でもまだイートインがないらしいので、旅行者は1号店の方が使いやすいかな。
posted by さとなお at 09:25| フレンチ
2007年09月12日
いとう:アーティショー〈恵比寿〉
またまた大阪に出張をしていて、更新が遅れました。
>ボクが「よし、新開店した『やまいち』でとんかつを食べよう!」と決心して
>ひとりで出かける寸前に伊藤さんから「メシを喰いませんか」の電話、
>笑いました。さすがに鼻が利く(笑)
といいますか、本来はさとなおさんの会社の最寄りで時間が空いたゆえ電話をしたんですが、結局二人して淡路町まで移動してしまいました。ただ、本当に行った甲斐があったというか、わざわざ出かけてでも食べたい店ですね。
さてぼくは、もう一軒フランス料理店を続けます。うかがったのは少し前なんですが、恵比寿の「アーティショー」です。
ここは、歩いていて偶然見つけ日曜日のブランチに飛び込んだところ、とても現地のエスプリが効いた居心地のいい店だったので、夜にも再訪しました。
「アーティショー」の場所は恵比寿と広尾の中間ぐらい。今は東京ミッドタウンに移転してしまったケーキショップ「トシ様〈笑〉」の斜め向かいにある路面店。フランスで修業中に出会い結婚したご夫妻が、東京でオープンした店だそう。ご主人が料理担当、奥様はパンやデザート、コンフィチュール等を作っておられるようで、その二人三脚ぶりがほほえましい感じです。
といっても、レストラン自体はかなり気合も入っていてダイニングは広く、夫婦で営む小ぢんまりとしたイメージではありません。ただ、席間も十分に取ってあり、東京都心においては、相当贅沢なスペース使い。そして、この店に流れる空気や時間もゆったりとしていい気分です。
特に忘れがたいのは日曜のブランチ。昨夜の飲み過ぎがウソのように胃がホッとするスープ。大きな一皿に盛られた数々の前菜とパン、そして小皿にいくつも載ったコンフィチュール。ワインもたしなみながら過ごす空間はかなり貴重でした。
その後訪れたディナーでは、プリフィクスのコースを注文。
ブランチのイメージから、もっとビストロっぽいものが出てくるのかと思いきや〈メニュー的にはビストロ風のものもあったので〉、ひとつひとつ相当繊細な出来上がり。量的には少し物足りなかったけど、むしろこういった料理の方が、「アーティショー」のダイニングには合っているかなあとも感じました。
このように、オープン当初〈というかぼくが訪れたときは〉、カフェレストランみたいな打ち出し方をしておられ、ご主人の料理とともに奥様のデザートやパン、ジャム類なども〈テイクアウトも含め〉楽しんでもらおうとのコンセプトでやっておられました。ただ、最近のネット情報によると、まさにフランス料理店となってますので、もしかすると多少業態も変えておられるのかもしれません。
また、支配人兼ソムリエもお目見えした様子で、次回はむしろ本格的なフランス料理を楽しみに、訪問をさせていただこうかと考えています。
>ボクが「よし、新開店した『やまいち』でとんかつを食べよう!」と決心して
>ひとりで出かける寸前に伊藤さんから「メシを喰いませんか」の電話、
>笑いました。さすがに鼻が利く(笑)
といいますか、本来はさとなおさんの会社の最寄りで時間が空いたゆえ電話をしたんですが、結局二人して淡路町まで移動してしまいました。ただ、本当に行った甲斐があったというか、わざわざ出かけてでも食べたい店ですね。
さてぼくは、もう一軒フランス料理店を続けます。うかがったのは少し前なんですが、恵比寿の「アーティショー」です。
ここは、歩いていて偶然見つけ日曜日のブランチに飛び込んだところ、とても現地のエスプリが効いた居心地のいい店だったので、夜にも再訪しました。
「アーティショー」の場所は恵比寿と広尾の中間ぐらい。今は東京ミッドタウンに移転してしまったケーキショップ「トシ様〈笑〉」の斜め向かいにある路面店。フランスで修業中に出会い結婚したご夫妻が、東京でオープンした店だそう。ご主人が料理担当、奥様はパンやデザート、コンフィチュール等を作っておられるようで、その二人三脚ぶりがほほえましい感じです。
といっても、レストラン自体はかなり気合も入っていてダイニングは広く、夫婦で営む小ぢんまりとしたイメージではありません。ただ、席間も十分に取ってあり、東京都心においては、相当贅沢なスペース使い。そして、この店に流れる空気や時間もゆったりとしていい気分です。
特に忘れがたいのは日曜のブランチ。昨夜の飲み過ぎがウソのように胃がホッとするスープ。大きな一皿に盛られた数々の前菜とパン、そして小皿にいくつも載ったコンフィチュール。ワインもたしなみながら過ごす空間はかなり貴重でした。
その後訪れたディナーでは、プリフィクスのコースを注文。
ブランチのイメージから、もっとビストロっぽいものが出てくるのかと思いきや〈メニュー的にはビストロ風のものもあったので〉、ひとつひとつ相当繊細な出来上がり。量的には少し物足りなかったけど、むしろこういった料理の方が、「アーティショー」のダイニングには合っているかなあとも感じました。
このように、オープン当初〈というかぼくが訪れたときは〉、カフェレストランみたいな打ち出し方をしておられ、ご主人の料理とともに奥様のデザートやパン、ジャム類なども〈テイクアウトも含め〉楽しんでもらおうとのコンセプトでやっておられました。ただ、最近のネット情報によると、まさにフランス料理店となってますので、もしかすると多少業態も変えておられるのかもしれません。
また、支配人兼ソムリエもお目見えした様子で、次回はむしろ本格的なフランス料理を楽しみに、訪問をさせていただこうかと考えています。
posted by 伊藤章良 at 18:41| フレンチ
2007年09月03日
いとう:ル・サンプル〈恵比寿〉
>神田神保町3丁目の集英社の裏の路地にある居酒屋。
>いや、小料理かな。でもご主人の望む方向性は居酒屋だと思います。
前回の下北沢といい今回の神保町といい、近いけど意外と遠い渋いエリアにて、お店も止まり木にしたい貴重なところばかり。さとなおさん、最近いい店に行ってますね。
ぼくも「そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような」、ブロガーの残り香がしない店を銀座に見つけたんですが、どうしてもネットには書かないでくれと言われていて・・・。今度お連れします〈笑。
本日は、そんな素っ気ない「程の良さ」と対極の、ロサンゼルスから凱旋のフレンチ「ル・サンプル」。というのも、LAのビバリーヒルズにてフランス料理店を営んでおられたキクチご夫妻が、その店を閉め新たに東京でオープンしたという経緯。
LAでは、ラ・シェネガという通りで文字通り「kikuchi」という店だったそうですが、このラ・シェネガには、プライムリブで有名な「ローリーズ」の本店〈たぶん〉やノブ松久がアメリカで最初に出した店などがあり、本家ヒルズ族からも愛されるグルメエリア。「kikuchi」にも多くのセレブが訪れていたようで、中でも存命では最高のジャズピアニスト「ジョー・サンプル」もご贔屓だったとか。
「ル・サンプル」という店名も、ジョー・サンプルが由来のようで、彼の写真や楽曲の譜面等を店内に見つけることができます。しかも「ル・サンプル」オープニングの日に「ジョー・サンプル」ご本人がお忍びで駆けつけたとか。
場所は広尾高校すぐ近くの住宅街で、この場所は以前もフランス料理店でした。以前の店の面影はなく、かなりシンプル化の方向で手を加えられた様子。そこそこの広さですが、ぼくが訪れたときは厨房にシェフひとり、サービスは奥様のみという布陣。「ル・マンジュ・トゥ」を手本にされているようで、1万円のおまかせコースのみと強気〈LAではプリフィクスで40ドルとのネット情報あり〉。
にしては、少々物足りない感じもあるかな。最初の皿でかなり分厚く切ったうまい自家製スモークサーモンが出てきて、「オオッ、これはガッツリとカリフォルニアフレンチを堪能させてくれるかな」と思ったものの、後半は尻すぼみ気味でした。特に、客はわたしともう一組〈英語で会話しているカップル〉程度だったのに、メインの子羊には火を入れすぎ。後でその点について詫びが入ったのですが、頭を下げるお気持ちがあるなら、もう少し違う対応をして欲しかった。
LAでやっておられたとの先入観、というか妙な期待がじゃまをしているのかもしれませんが、シェフは意外にもシャイだし〈ただ、英語をしゃべっている様子は別人のようでしたけど 笑〉、サービスの奥様も緊張気味でよそよそしい。その上ワインリストはフランス物の高級品ばかりでカリフォルニアは一切なし・・・。
でも、まだまだ浦島太郎状態なのかもしれません。なんとなく気になる応援した店には違いなく、もうしばらくしたら必ず再訪しようと期した次第です。
>いや、小料理かな。でもご主人の望む方向性は居酒屋だと思います。
前回の下北沢といい今回の神保町といい、近いけど意外と遠い渋いエリアにて、お店も止まり木にしたい貴重なところばかり。さとなおさん、最近いい店に行ってますね。
ぼくも「そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような」、ブロガーの残り香がしない店を銀座に見つけたんですが、どうしてもネットには書かないでくれと言われていて・・・。今度お連れします〈笑。
本日は、そんな素っ気ない「程の良さ」と対極の、ロサンゼルスから凱旋のフレンチ「ル・サンプル」。というのも、LAのビバリーヒルズにてフランス料理店を営んでおられたキクチご夫妻が、その店を閉め新たに東京でオープンしたという経緯。
LAでは、ラ・シェネガという通りで文字通り「kikuchi」という店だったそうですが、このラ・シェネガには、プライムリブで有名な「ローリーズ」の本店〈たぶん〉やノブ松久がアメリカで最初に出した店などがあり、本家ヒルズ族からも愛されるグルメエリア。「kikuchi」にも多くのセレブが訪れていたようで、中でも存命では最高のジャズピアニスト「ジョー・サンプル」もご贔屓だったとか。
「ル・サンプル」という店名も、ジョー・サンプルが由来のようで、彼の写真や楽曲の譜面等を店内に見つけることができます。しかも「ル・サンプル」オープニングの日に「ジョー・サンプル」ご本人がお忍びで駆けつけたとか。
場所は広尾高校すぐ近くの住宅街で、この場所は以前もフランス料理店でした。以前の店の面影はなく、かなりシンプル化の方向で手を加えられた様子。そこそこの広さですが、ぼくが訪れたときは厨房にシェフひとり、サービスは奥様のみという布陣。「ル・マンジュ・トゥ」を手本にされているようで、1万円のおまかせコースのみと強気〈LAではプリフィクスで40ドルとのネット情報あり〉。
にしては、少々物足りない感じもあるかな。最初の皿でかなり分厚く切ったうまい自家製スモークサーモンが出てきて、「オオッ、これはガッツリとカリフォルニアフレンチを堪能させてくれるかな」と思ったものの、後半は尻すぼみ気味でした。特に、客はわたしともう一組〈英語で会話しているカップル〉程度だったのに、メインの子羊には火を入れすぎ。後でその点について詫びが入ったのですが、頭を下げるお気持ちがあるなら、もう少し違う対応をして欲しかった。
LAでやっておられたとの先入観、というか妙な期待がじゃまをしているのかもしれませんが、シェフは意外にもシャイだし〈ただ、英語をしゃべっている様子は別人のようでしたけど 笑〉、サービスの奥様も緊張気味でよそよそしい。その上ワインリストはフランス物の高級品ばかりでカリフォルニアは一切なし・・・。
でも、まだまだ浦島太郎状態なのかもしれません。なんとなく気になる応援した店には違いなく、もうしばらくしたら必ず再訪しようと期した次第です。
posted by 伊藤章良 at 15:33| フレンチ
2007年08月26日
いとう:ガニュ・パン(大阪)
ハワイに出張をしておりまして、間があきました。
ハワイに出張といっても、毎日毎日本当に仕事ばかりで、メシは一食まともに食えればいい方。メチャクチャ疲れました。
ただ一軒収穫ありです。地元の方に教えていただいた蕎麦屋で「稲葉」。通称グルメストリート、S.KING St.沿いにある小さな店。蕎麦以外の和食メニューは普通ですが、蕎麦はかなりの完成度で、コシ、香り、味わいと、三拍子揃ってました。
>ある方に紹介してもらったのだけど、紹介がなくても大丈夫な
>気軽なおばんざいの店。
大学は京都だったので、色々とおばんざいの店には通っていたんですが、関西を去って東京に来るまで、あのスタイルがおばんざいということを詳しく知りませんでした。というか、京都の人はあまりそんな意識をしないで食べているように思うなあ。
なので、敷居の高いおばんざいやはぼくも知らないんですが、
「蜂巣」はとてもよさそうですね。それにしても店名の由来が知りたい(笑。
ではぼくも大阪の店を一軒。フランス料理「ガニュ・パン」です。
こちらの店も、いさを氏の「関西グルメ食べ歩きレビュー」で知りました。いさをさんはまだお若い方かと拝察しますが、料理やレストランに対する愛情や視点がとても明確で気持ちがよく、関西で食事をするときはいつも参考にさせていただいています。
「ガニュ・パン」は、大阪の中津(地下鉄御堂筋線で梅田の次ですね)の実家から徒歩5分の好立地にあり、母や叔母を連れて行きましたが「いつも前を通っていたのに、気ぃつかへんかったわ」と悔しがる始末。
20席に満たない小さな店で、シェフ一人サービス一人で切り盛りされている模様。壁等の色使いや雰囲気はいかにもビストロっぽいんだけど、BGMにミーシャが流れていたり、グラスだけが妙に上品だったりして、そんなミスマッチなところも、いかにも大阪ぽいかな。
今大阪のフレンチは良質廉価大皿の競い合いと聞きますし、その切磋琢磨がいい方向に出た感じ。美味しくて安くて量もタップリに大満足。メニューの種類はさほど多くないにしても、それぞれの料理に手間を惜しまず、肉の焼加減や仕上げも丁寧に手がかけられていて、とても好感が持てる店です。
個人的には、がぶ飲み系のワインが各種もっと揃っていればさらに幸せですね。こんな店が実家の近くにあるなら、頻繁に実家にも帰りそうです(笑。
さて、少しこの場を借りて、個人的な告知をさせていただきたいんですが、この「ガニュ・バン」が手本とするような、パリのビストロをたくさん体験させてくださった、パリ在住の友人でピアニストの越智まどかさんが、来月日本でコンサートを開きます。
文字通り「パリの音楽会」と題された、ビアノ・チェロ・フルートのトリオによる、ブランチやワイン付きのコンサート。越智まどかさん自身がパリジェンヌを体現するようなステキな方なので、フランスのエスプリがたくさん詰まったコンサートになるかと思います。
9月2日が、新宿のレストラン「カフェーズ」にてのブランチコンサート。また、9月8日午後は、東京都庭園美術館大ホールにてのワイン付きのコンサートです。ご興味のある方はぜひ足をお運びください。
詳しい情報はこちらから。
ハワイに出張といっても、毎日毎日本当に仕事ばかりで、メシは一食まともに食えればいい方。メチャクチャ疲れました。
ただ一軒収穫ありです。地元の方に教えていただいた蕎麦屋で「稲葉」。通称グルメストリート、S.KING St.沿いにある小さな店。蕎麦以外の和食メニューは普通ですが、蕎麦はかなりの完成度で、コシ、香り、味わいと、三拍子揃ってました。
>ある方に紹介してもらったのだけど、紹介がなくても大丈夫な
>気軽なおばんざいの店。
大学は京都だったので、色々とおばんざいの店には通っていたんですが、関西を去って東京に来るまで、あのスタイルがおばんざいということを詳しく知りませんでした。というか、京都の人はあまりそんな意識をしないで食べているように思うなあ。
なので、敷居の高いおばんざいやはぼくも知らないんですが、
「蜂巣」はとてもよさそうですね。それにしても店名の由来が知りたい(笑。
ではぼくも大阪の店を一軒。フランス料理「ガニュ・パン」です。
こちらの店も、いさを氏の「関西グルメ食べ歩きレビュー」で知りました。いさをさんはまだお若い方かと拝察しますが、料理やレストランに対する愛情や視点がとても明確で気持ちがよく、関西で食事をするときはいつも参考にさせていただいています。
「ガニュ・パン」は、大阪の中津(地下鉄御堂筋線で梅田の次ですね)の実家から徒歩5分の好立地にあり、母や叔母を連れて行きましたが「いつも前を通っていたのに、気ぃつかへんかったわ」と悔しがる始末。
20席に満たない小さな店で、シェフ一人サービス一人で切り盛りされている模様。壁等の色使いや雰囲気はいかにもビストロっぽいんだけど、BGMにミーシャが流れていたり、グラスだけが妙に上品だったりして、そんなミスマッチなところも、いかにも大阪ぽいかな。
今大阪のフレンチは良質廉価大皿の競い合いと聞きますし、その切磋琢磨がいい方向に出た感じ。美味しくて安くて量もタップリに大満足。メニューの種類はさほど多くないにしても、それぞれの料理に手間を惜しまず、肉の焼加減や仕上げも丁寧に手がかけられていて、とても好感が持てる店です。
個人的には、がぶ飲み系のワインが各種もっと揃っていればさらに幸せですね。こんな店が実家の近くにあるなら、頻繁に実家にも帰りそうです(笑。
さて、少しこの場を借りて、個人的な告知をさせていただきたいんですが、この「ガニュ・バン」が手本とするような、パリのビストロをたくさん体験させてくださった、パリ在住の友人でピアニストの越智まどかさんが、来月日本でコンサートを開きます。
文字通り「パリの音楽会」と題された、ビアノ・チェロ・フルートのトリオによる、ブランチやワイン付きのコンサート。越智まどかさん自身がパリジェンヌを体現するようなステキな方なので、フランスのエスプリがたくさん詰まったコンサートになるかと思います。
9月2日が、新宿のレストラン「カフェーズ」にてのブランチコンサート。また、9月8日午後は、東京都庭園美術館大ホールにてのワイン付きのコンサートです。ご興味のある方はぜひ足をお運びください。
詳しい情報はこちらから。
posted by 伊藤章良 at 22:45| フレンチ
2007年08月05日
いとう:ビストロ・モール(恵比寿)
「永利」、そうとうスゴそうですね。
ぼくは、あの池袋チャイナタウンといわれるエリアにあって「永利」と並び称せられる「知音食堂」には行ったことがあるんですが、「永利」は未訪です。ぜひ、大食漢&大人数で行きましょう。
続いて今回は、まったく繋がりなしで(汗)、恵比寿のフレンチ「ビストロ・モール」です。
ここは、恵比寿というか広尾というか・・・。「リストランティーノ・バルカ」「ビッチョリードルル」などがある坂を上り、途中の道を左に入ったところ。人気和食店「賛否両論」の斜め前。移転前の「ノミの市」があった場所です。
「ノミの市」が出て行った後焼鳥店が入っていたんですが、いつの間にか変わっていました。外観はソリッドな感じで、ロックとかがガンガン鳴ってそうなバー風の入口。あまりうまい料理を食べさせてくれるレストランには見えません。店内も、ビストロというよりはカフェダイニング風。カウンターがあり、奥にクロスがかかっていない簡素なテーブルが数卓。シェフお一人で(日によってはシェフの奥様と)切り盛りをされているようです。
ところが、メニューを渡されてオオッと感服。フランス料理を知った料理人だからこそ作ることができる、ビストロというよりフランスのカフェそのままなラインナップ。ニース風サラダ、スモークサーモン、エスカルゴ等の前菜。メインは、チキンの煮込み、ステーキ・・・。さらにサイドデッシュとして、フライドポテトやマッシュポテト、グラタン等。
これらの料理が、しっかりと塩を効かせて、たっぷりの量とともに登場。エスプリの効いた現地さながらのフランス料理を、安価なワインともに楽しむ・・・。この展開にすっかりはまってしまいました。
ワインも、カラフェで1500円〜と、手が届くものを上手に揃えておられます。しかも「ビストロ・モール」は、近所の「ルル」や「バルカ」「賛否両論」同様、深夜でもオッケー。基本的には住宅街なこの界隈の深夜営業秀逸店の輪がさらに広がってきました。
さて、「ビストロ・モール」のシェフですが、聞けばひらまつグループ出身とのこと。「今まで重い料理ばかり作っていたので、もっと気軽な店をやりたくて」と、照れながら語っておられました。しかもシェフは、90年代半ば星条旗通りにあって、ぼくたちの間で相当評判だった(ぼくも大好きだった)「ラ・フェット」でシェフを務めておられたそう。思わず10年以上前の伝説の店話で盛り上がりましたよ。
ぼくは、あの池袋チャイナタウンといわれるエリアにあって「永利」と並び称せられる「知音食堂」には行ったことがあるんですが、「永利」は未訪です。ぜひ、大食漢&大人数で行きましょう。
続いて今回は、まったく繋がりなしで(汗)、恵比寿のフレンチ「ビストロ・モール」です。
ここは、恵比寿というか広尾というか・・・。「リストランティーノ・バルカ」「ビッチョリードルル」などがある坂を上り、途中の道を左に入ったところ。人気和食店「賛否両論」の斜め前。移転前の「ノミの市」があった場所です。
「ノミの市」が出て行った後焼鳥店が入っていたんですが、いつの間にか変わっていました。外観はソリッドな感じで、ロックとかがガンガン鳴ってそうなバー風の入口。あまりうまい料理を食べさせてくれるレストランには見えません。店内も、ビストロというよりはカフェダイニング風。カウンターがあり、奥にクロスがかかっていない簡素なテーブルが数卓。シェフお一人で(日によってはシェフの奥様と)切り盛りをされているようです。
ところが、メニューを渡されてオオッと感服。フランス料理を知った料理人だからこそ作ることができる、ビストロというよりフランスのカフェそのままなラインナップ。ニース風サラダ、スモークサーモン、エスカルゴ等の前菜。メインは、チキンの煮込み、ステーキ・・・。さらにサイドデッシュとして、フライドポテトやマッシュポテト、グラタン等。
これらの料理が、しっかりと塩を効かせて、たっぷりの量とともに登場。エスプリの効いた現地さながらのフランス料理を、安価なワインともに楽しむ・・・。この展開にすっかりはまってしまいました。
ワインも、カラフェで1500円〜と、手が届くものを上手に揃えておられます。しかも「ビストロ・モール」は、近所の「ルル」や「バルカ」「賛否両論」同様、深夜でもオッケー。基本的には住宅街なこの界隈の深夜営業秀逸店の輪がさらに広がってきました。
さて、「ビストロ・モール」のシェフですが、聞けばひらまつグループ出身とのこと。「今まで重い料理ばかり作っていたので、もっと気軽な店をやりたくて」と、照れながら語っておられました。しかもシェフは、90年代半ば星条旗通りにあって、ぼくたちの間で相当評判だった(ぼくも大好きだった)「ラ・フェット」でシェフを務めておられたそう。思わず10年以上前の伝説の店話で盛り上がりましたよ。
posted by 伊藤章良 at 23:34| フレンチ
2007年07月18日
さとなお:びすとろ・パナッシェ(軽井沢)
「Cu-Cal」って今年はチャーチストリートなんですか。
ボクは「レストランのイイトコドリ」みたいなの、あまり魅力に感じないタイプで、いろんなシェフのレシピが食べられるっていう企画にはあまり食指が動かないのですが(メニューの流れと空間とサービスがあってこそ、そのレストランであり、料理だと思うので)、その「シェフズ・テーブル」はちょっと面白いですね。ただ、それでもやっぱり料理はシェフだけのものではないと思うけど(笑)
ボクは別荘族でもなんでもないけど、学生時代からよく遊びに行っている感覚で言うと、軽井沢が食的に面白くなったのはここ5年だと思います。たぶん塩沢通りがグルメストリート化して以降。相変わらず旧軽付近では行くレストランに迷うけど、最近では林の中に一軒家カフェなども増え、なんだかすごいことになってきました(ちょっと寂しい)。
さて。今日は軽井沢は旧軽の穴場レストランのご紹介。
旧軽は以前は「レストラン菊水」ばかり行っていたのだけど、最近では予約制(?)になってしまい、足が遠のいてしまいました。そのせいでいつも旧軽では食事に困ります。で、最近行きだしたのが「びすとろ・パナッシェ」。旧軽より一本駅側の道になるのかな。駅から行くと、旧軽ロータリー手前の交差点を右折して、ぐにゅっと曲がった先の左側。
最初はあまり期待せず入ったのですが、料理がとてもしっかりしていてビックリしました。
こう言ってはシェフに失礼ですが、外観とは裏腹の本格派。味も盛りつけもなかなかのもの。リゾート地で、ひらがなが混じった店名で、外観・内装も素朴な感じというと、ちょっと嫌な予感がするものですが、それをいい方向に裏切ってくれます。
入口は薄い引き戸だし、ちょっとシャビー。中は15,6席程度しかなく、天井も低くて手狭な印象。厨房はシェフひとりで切り盛りしていてバタバタしてます。でも、なんというか、軽井沢でお洒落な店に入るってどこか疲れるんだけど、ここだと肩の力を抜いて楽しめるし、家庭的ながらちょっと工夫の効いた味が好ましいのです。まぁ最近軽井沢の食レベルが上がったので昔ほど貴重ではなくなったかもしれないけど、相変わらず好ましい店のひとつですね。旧軽付近では、ですが。
旧軽で他に行くのは、「小慧餃子館」という珍しいハルピン料理屋さん。
ハルピン出身の女性がひとりでやっています。チャーチストリートよりも旧軽銀座をちょっと奥に行った右側の2階だったと思う。ここのハルピン風小籠包とスープ炒飯は、お洒落系リゾート食に飽きた頃にちょうどいい感じです。
ボクは「レストランのイイトコドリ」みたいなの、あまり魅力に感じないタイプで、いろんなシェフのレシピが食べられるっていう企画にはあまり食指が動かないのですが(メニューの流れと空間とサービスがあってこそ、そのレストランであり、料理だと思うので)、その「シェフズ・テーブル」はちょっと面白いですね。ただ、それでもやっぱり料理はシェフだけのものではないと思うけど(笑)
ボクは別荘族でもなんでもないけど、学生時代からよく遊びに行っている感覚で言うと、軽井沢が食的に面白くなったのはここ5年だと思います。たぶん塩沢通りがグルメストリート化して以降。相変わらず旧軽付近では行くレストランに迷うけど、最近では林の中に一軒家カフェなども増え、なんだかすごいことになってきました(ちょっと寂しい)。
さて。今日は軽井沢は旧軽の穴場レストランのご紹介。
旧軽は以前は「レストラン菊水」ばかり行っていたのだけど、最近では予約制(?)になってしまい、足が遠のいてしまいました。そのせいでいつも旧軽では食事に困ります。で、最近行きだしたのが「びすとろ・パナッシェ」。旧軽より一本駅側の道になるのかな。駅から行くと、旧軽ロータリー手前の交差点を右折して、ぐにゅっと曲がった先の左側。
最初はあまり期待せず入ったのですが、料理がとてもしっかりしていてビックリしました。
こう言ってはシェフに失礼ですが、外観とは裏腹の本格派。味も盛りつけもなかなかのもの。リゾート地で、ひらがなが混じった店名で、外観・内装も素朴な感じというと、ちょっと嫌な予感がするものですが、それをいい方向に裏切ってくれます。
入口は薄い引き戸だし、ちょっとシャビー。中は15,6席程度しかなく、天井も低くて手狭な印象。厨房はシェフひとりで切り盛りしていてバタバタしてます。でも、なんというか、軽井沢でお洒落な店に入るってどこか疲れるんだけど、ここだと肩の力を抜いて楽しめるし、家庭的ながらちょっと工夫の効いた味が好ましいのです。まぁ最近軽井沢の食レベルが上がったので昔ほど貴重ではなくなったかもしれないけど、相変わらず好ましい店のひとつですね。旧軽付近では、ですが。
旧軽で他に行くのは、「小慧餃子館」という珍しいハルピン料理屋さん。
ハルピン出身の女性がひとりでやっています。チャーチストリートよりも旧軽銀座をちょっと奥に行った右側の2階だったと思う。ここのハルピン風小籠包とスープ炒飯は、お洒落系リゾート食に飽きた頃にちょうどいい感じです。
posted by さとなお at 07:14| フレンチ
2006年11月28日
いとう:ラ・ピッチョリー・ド・ルル(広尾)
>グルメ雑誌とか極端に読まなくなったこともあり、本当に東京の最新食事情に疎くなったワタクシです。
グルメ雑誌にはまだ出ていないと思いますよ。今や最新情報はネットです!
(って、あたりまえか)
>しかし「ドン・チッチョ」って可愛い名前ですね。なんとなくマフィアのドンの横にチッチョリーナがいる図が浮かんでしまって脳細胞にこびりついてしまいました。
ぼくは「ドンガバチョ」だったんですけどねえ(井上ひさし脚本・・・古いなあ)。イタリア語の意味をうかがったんですけど忘れてしまいました。
でも覚えやすい名前であることは大切ですね。以前の店名も相当インパクトありました。ちょっと昔、この店に決めたよと友人に電話連絡をした際、そんな「まずいの」なんて名前の店おいしいんですか?と聞かれてしまいました(笑)。
>大人がちゃんと遊ばないからだと思います。
40代50代60代の大人がもっと街に出て豊かにオシャレに遊び始めたら、客層は変わるし若者もある程度お手本にしだします。
そーなんですよね。ぼくが今書いている連載も、おじさんがもっとレストランを楽しんでくれたら・・・、みたいな願いをこめてます。
>ええと、今日は新店つながりで「minobi」を。
ぼくも一度行ったことがあります。
年配のご夫妻とその娘というファミリーがぼくたちの横で食事を楽しんでいて、「ああ、岡部さんはいいお客さんをつかんでいるなあ」と感心しました。短期間で立て続けに出店する経営手腕もすごいですしね。
ということで、3店目(4店目の噂も耳にしますが)つながりで、実際は2店目の「ラ・ピッチョリー・ド・ルル」を(失礼)。
久しぶりに行ってきました。店の内装はオープン当初ほどのごった煮感は薄れ、しっかりと馴染んだ風で、さらにピッチョリー(酒場の意)らしくなっています。スタッフも内・外ともに元気で熱気にあふれ、頼もしさも加わった感じ。というのも、スゴイ人気のようで、一度満席でふられ日を改めて二度目のトライでやっと席を確保しました。
料理もフランス地方料理を中心にシェフの工夫がふんだんに盛り込まれた逸品もチラホラ。今日のオススメにはジビエがリストアップされていたのを目ざとく見つけ、いただいてきました。ただ、輪郭のクリアな他の料理に比してジビエのサルミソースは少し甘かったなあ。シェフにその点を聞いてみたかったんだけど、忙しそうでかなわず。
ワインも、フランスの渋い地域を中心にグラスでの提供が定着したようですね。あのリストをつくるのは大変だろうな、と思いつつ結局ボトルを(笑)。
ここはご承知の通り、白金にある「シェ・トモ」の2号店。オーナーの市川シェフ談によれば、「シェ・トモ」は白一色のデザインで女性向きにあつらえたので、「ルル」は男性同士で楽しめる店に、とのコンセプト。塩の利かせ方も強めでお酒がないと喉が渇くだろうし、盛付けも決してデコラティプではなく必要なモノのみをタップリと。テーブルクロスも布のナプキンもありません。ところが、まー、どこもかしこもというか、イタリアンばかりでなくビストロも早い時間は女性ばかり。皆もっと食べようよ、飲もうよ。と心の中で叫びつつ、ひたすら食べ過ぎました(笑)。
グルメ雑誌にはまだ出ていないと思いますよ。今や最新情報はネットです!
(って、あたりまえか)
>しかし「ドン・チッチョ」って可愛い名前ですね。なんとなくマフィアのドンの横にチッチョリーナがいる図が浮かんでしまって脳細胞にこびりついてしまいました。
ぼくは「ドンガバチョ」だったんですけどねえ(井上ひさし脚本・・・古いなあ)。イタリア語の意味をうかがったんですけど忘れてしまいました。
でも覚えやすい名前であることは大切ですね。以前の店名も相当インパクトありました。ちょっと昔、この店に決めたよと友人に電話連絡をした際、そんな「まずいの」なんて名前の店おいしいんですか?と聞かれてしまいました(笑)。
>大人がちゃんと遊ばないからだと思います。
40代50代60代の大人がもっと街に出て豊かにオシャレに遊び始めたら、客層は変わるし若者もある程度お手本にしだします。
そーなんですよね。ぼくが今書いている連載も、おじさんがもっとレストランを楽しんでくれたら・・・、みたいな願いをこめてます。
>ええと、今日は新店つながりで「minobi」を。
ぼくも一度行ったことがあります。
年配のご夫妻とその娘というファミリーがぼくたちの横で食事を楽しんでいて、「ああ、岡部さんはいいお客さんをつかんでいるなあ」と感心しました。短期間で立て続けに出店する経営手腕もすごいですしね。
ということで、3店目(4店目の噂も耳にしますが)つながりで、実際は2店目の「ラ・ピッチョリー・ド・ルル」を(失礼)。
久しぶりに行ってきました。店の内装はオープン当初ほどのごった煮感は薄れ、しっかりと馴染んだ風で、さらにピッチョリー(酒場の意)らしくなっています。スタッフも内・外ともに元気で熱気にあふれ、頼もしさも加わった感じ。というのも、スゴイ人気のようで、一度満席でふられ日を改めて二度目のトライでやっと席を確保しました。
料理もフランス地方料理を中心にシェフの工夫がふんだんに盛り込まれた逸品もチラホラ。今日のオススメにはジビエがリストアップされていたのを目ざとく見つけ、いただいてきました。ただ、輪郭のクリアな他の料理に比してジビエのサルミソースは少し甘かったなあ。シェフにその点を聞いてみたかったんだけど、忙しそうでかなわず。
ワインも、フランスの渋い地域を中心にグラスでの提供が定着したようですね。あのリストをつくるのは大変だろうな、と思いつつ結局ボトルを(笑)。
ここはご承知の通り、白金にある「シェ・トモ」の2号店。オーナーの市川シェフ談によれば、「シェ・トモ」は白一色のデザインで女性向きにあつらえたので、「ルル」は男性同士で楽しめる店に、とのコンセプト。塩の利かせ方も強めでお酒がないと喉が渇くだろうし、盛付けも決してデコラティプではなく必要なモノのみをタップリと。テーブルクロスも布のナプキンもありません。ところが、まー、どこもかしこもというか、イタリアンばかりでなくビストロも早い時間は女性ばかり。皆もっと食べようよ、飲もうよ。と心の中で叫びつつ、ひたすら食べ過ぎました(笑)。
posted by 伊藤章良 at 17:15| フレンチ
2006年11月26日
さとなお:minobi(三田)
へ〜、そっか〜、「トンマズィーノ」って閉店して「ドン・チッチョ」って店が出来たんだ〜、と、のんきなことに今知りました。グルメ雑誌とか極端に読まなくなったこともあり、本当に東京の最新食事情に疎くなったワタクシです。だって独自の情報網を追っていく方が楽しいんだもん。いろんな意見に左右されなくて済むし。
しかし「ドン・チッチョ」って可愛い名前ですね。なんとなくマフィアのドンの横にチッチョリーナがいる図が浮かんでしまって脳細胞にこびりついてしまいました。ううむ。でもそれはそれで楽しそうな図だからいいや。「トンマズィーノ」のシェフならおいしいでしょうね。なるべく早く行ってみたいと思います。
>なにゆえトウキョウの廉価イタリアンは、
>あのような客層と雰囲気になってしまうんでしょうかねえ。
大人がちゃんと遊ばないからだと思います。
40代50代60代の大人がもっと街に出て豊かにオシャレに遊び始めたら、客層は変わるし若者もある程度お手本にしだします。格安店の使い方だって違ってきます。いまは引っ張っていく人たちや学ぶべき対象がいない状態。年齢的に異様に忙しいし疲弊してる世代だけど、嘆く前にまずわれわれの世代がもっともっと人生を楽しむ姿勢を見せないと変わらない気がします。
ええと、今日は新店つながりで「minobi」を。
「味の日」と書いて「みのび」らしいです。
フレンチの「オー・グー・ドゥ・ジュール」の支店で、日本橋の「オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユ」に続く3店目になるのかな。しばらくは本店の岡部氏が支配人をやっているそうです。
といっても料理はフレンチではなく、ジャンルにこだわらずおいしいものを出すコンセプトのようですね。なんでも本店に惚れて客として100回以上通い詰めた和の料理人が、店と親しくなったあげく3店目の料理を任された、というエピソードがあるようです。なんか良い話ですね。
実際に食べた印象は「最後をご飯で締めるフレンチ懐石」といった感じ。
もしくは和の料理を取り入れたフレンチかな。純粋なフレンチと、純粋な和食と、和の素材を使ったフュージョン料理とをバランスよくお箸でいただくお店。
たとえばボクが行った夜は、キッシュから始まって、カルパッチョ、タルタルのゼリー寄せ、テリーヌ、ポタージュと続いた後に、鯛とキノコのホイル焼きが出て、牛頬肉の煮込みになって、香の物とご飯と味噌汁が出て、豆乳のブラマンジェと珈琲で締める、という感じのコース構成でした。わりと面白いでしょ?
どの料理も一品一品は工夫もあり優しいいい味です。とはいえ、コースにするとちょっと印象がぼけてしまう部分があって残念かも。まぁ和とフレンチの合体ですので多少ぼけてしまうのは仕方ないとはいえ。
この店は「フレンチっぽい料理を一品食べたいけど、ご飯系も欲しい」みたいな極めて日本人的なワガママに応えてくれるという意味ではとっても重宝するので、コースではなく一品で楽しんだ方がいいのかもしれません。
店内は入口すぐに9名のカウンター。奥に8名のテーブル席。カウンターが楽しいです。
私信:勘違いではないと思います。って、ボクが勘違いしてるのかもしれないけど。
しかし「ドン・チッチョ」って可愛い名前ですね。なんとなくマフィアのドンの横にチッチョリーナがいる図が浮かんでしまって脳細胞にこびりついてしまいました。ううむ。でもそれはそれで楽しそうな図だからいいや。「トンマズィーノ」のシェフならおいしいでしょうね。なるべく早く行ってみたいと思います。
>なにゆえトウキョウの廉価イタリアンは、
>あのような客層と雰囲気になってしまうんでしょうかねえ。
大人がちゃんと遊ばないからだと思います。
40代50代60代の大人がもっと街に出て豊かにオシャレに遊び始めたら、客層は変わるし若者もある程度お手本にしだします。格安店の使い方だって違ってきます。いまは引っ張っていく人たちや学ぶべき対象がいない状態。年齢的に異様に忙しいし疲弊してる世代だけど、嘆く前にまずわれわれの世代がもっともっと人生を楽しむ姿勢を見せないと変わらない気がします。
ええと、今日は新店つながりで「minobi」を。
「味の日」と書いて「みのび」らしいです。
フレンチの「オー・グー・ドゥ・ジュール」の支店で、日本橋の「オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユ」に続く3店目になるのかな。しばらくは本店の岡部氏が支配人をやっているそうです。
といっても料理はフレンチではなく、ジャンルにこだわらずおいしいものを出すコンセプトのようですね。なんでも本店に惚れて客として100回以上通い詰めた和の料理人が、店と親しくなったあげく3店目の料理を任された、というエピソードがあるようです。なんか良い話ですね。
実際に食べた印象は「最後をご飯で締めるフレンチ懐石」といった感じ。
もしくは和の料理を取り入れたフレンチかな。純粋なフレンチと、純粋な和食と、和の素材を使ったフュージョン料理とをバランスよくお箸でいただくお店。
たとえばボクが行った夜は、キッシュから始まって、カルパッチョ、タルタルのゼリー寄せ、テリーヌ、ポタージュと続いた後に、鯛とキノコのホイル焼きが出て、牛頬肉の煮込みになって、香の物とご飯と味噌汁が出て、豆乳のブラマンジェと珈琲で締める、という感じのコース構成でした。わりと面白いでしょ?
どの料理も一品一品は工夫もあり優しいいい味です。とはいえ、コースにするとちょっと印象がぼけてしまう部分があって残念かも。まぁ和とフレンチの合体ですので多少ぼけてしまうのは仕方ないとはいえ。
この店は「フレンチっぽい料理を一品食べたいけど、ご飯系も欲しい」みたいな極めて日本人的なワガママに応えてくれるという意味ではとっても重宝するので、コースではなく一品で楽しんだ方がいいのかもしれません。
店内は入口すぐに9名のカウンター。奥に8名のテーブル席。カウンターが楽しいです。
私信:勘違いではないと思います。って、ボクが勘違いしてるのかもしれないけど。
posted by さとなお at 12:15| フレンチ
2006年05月21日
いとう:カンテサンス(白金台)
>>この店でカレーを頼んだのは初めてだったのだけど、まぁ大正&昭和初期のカレーはこうだったのかも、とは思うものの、でも、ちょっと、やはり、これはイマヒトツだったです。
大阪ミナミに「自由軒」という明治時代から営業しているカレー店がありますが(はじめから混ぜてあって真ん中に生卵が載っているのが特徴。最近系列店が東京に進出してますけど)、さとなおさんの文章を読んでいてあそこのカレーを思い出しました。「自由軒」のカレーもコクがないというか、イマヒトツですよね。
最近食べたカレーでは忘れられないものがひとつあるんだけど(「ラ・ソース古賀」をさらに奥深くした絶品)、今度こっそり教えます(笑。
さて、はずしたわけでは決してないのですが、なんとも形容のしがたい、どう表現したらいいのか言葉が出てこない体験を久しぶりにしました。その店を紹介します。下山氏率いるグラナダグループがオープンした新しいフランス料理店「カンテサンス」。シェフはパリの「アストランス」というミシュラン二ツ星に3年在籍してスーシェフまで務めた方(日本では「カーエム」で修業)。
この「アストランス」は、今パリで最も予約の取れない店と言われ(実はぼくも4度トライするも全て玉砕)、そこでシェフの片腕だった日本人を担いでの下山氏フランス料理初挑戦です。
白金台プラチナ通りから少し折れ、「ルクソール」などオシャレなレストランが幾つか入ったビル。「ナリサワ」を少し彷彿とさせる素敵な内装のダイニング。メニューはシェフのおまかせコース1種類のみ。懐石の感覚に近いですね。オープンしたばかりなのにワインリストはブルゴーニュ中心に壮観だしミネラルウォーターも10種類ぐらい揃っていて個性的。思わず食前にミネラルウォーターを頼んでしまいました。
なにゆえ形容しがたい料理なのか・・・。これは受け止め方に個人差があるし誤解を招きそうなので、まず事実から書くと、ほとんどの料理が常温〜60度ぐらいのぬるい感じで出てきます。しかも、フレンチにしてはソースがごくごく少量(ただ、いずれの料理にも秀逸のソースは添えられますが)もしくは泡。
パリの「アストランス」自体がそのスタイルだそうで、「カンテサンス」のシェフも踏襲している模様(同席した仲間に「アストランス」を経験した猛者がいたのですが、料理自体は「アストランス」とは異なるものらしいです)。
味のことはひとつだけ。
「螺鈿(らでん)のように光る”マナガツオのロースト 水菜のソース」 というのがあって、カツオだけをまず食べてみると、あつあつではないのでなんだか生臭い感じなんですね。ただエスプーマで処理した水菜の泡が強烈に青臭く、その香りやテイストが微妙に螺鈿カツオとピッタリなのです・・・。
万人におすすめする料理とはいえないかもしれませんが、ひとつの優れたクリエーティブワークを見せられたようで驚きと発見の連続でした。
大阪ミナミに「自由軒」という明治時代から営業しているカレー店がありますが(はじめから混ぜてあって真ん中に生卵が載っているのが特徴。最近系列店が東京に進出してますけど)、さとなおさんの文章を読んでいてあそこのカレーを思い出しました。「自由軒」のカレーもコクがないというか、イマヒトツですよね。
最近食べたカレーでは忘れられないものがひとつあるんだけど(「ラ・ソース古賀」をさらに奥深くした絶品)、今度こっそり教えます(笑。
さて、はずしたわけでは決してないのですが、なんとも形容のしがたい、どう表現したらいいのか言葉が出てこない体験を久しぶりにしました。その店を紹介します。下山氏率いるグラナダグループがオープンした新しいフランス料理店「カンテサンス」。シェフはパリの「アストランス」というミシュラン二ツ星に3年在籍してスーシェフまで務めた方(日本では「カーエム」で修業)。
この「アストランス」は、今パリで最も予約の取れない店と言われ(実はぼくも4度トライするも全て玉砕)、そこでシェフの片腕だった日本人を担いでの下山氏フランス料理初挑戦です。
白金台プラチナ通りから少し折れ、「ルクソール」などオシャレなレストランが幾つか入ったビル。「ナリサワ」を少し彷彿とさせる素敵な内装のダイニング。メニューはシェフのおまかせコース1種類のみ。懐石の感覚に近いですね。オープンしたばかりなのにワインリストはブルゴーニュ中心に壮観だしミネラルウォーターも10種類ぐらい揃っていて個性的。思わず食前にミネラルウォーターを頼んでしまいました。
なにゆえ形容しがたい料理なのか・・・。これは受け止め方に個人差があるし誤解を招きそうなので、まず事実から書くと、ほとんどの料理が常温〜60度ぐらいのぬるい感じで出てきます。しかも、フレンチにしてはソースがごくごく少量(ただ、いずれの料理にも秀逸のソースは添えられますが)もしくは泡。
パリの「アストランス」自体がそのスタイルだそうで、「カンテサンス」のシェフも踏襲している模様(同席した仲間に「アストランス」を経験した猛者がいたのですが、料理自体は「アストランス」とは異なるものらしいです)。
味のことはひとつだけ。
「螺鈿(らでん)のように光る”マナガツオのロースト 水菜のソース」 というのがあって、カツオだけをまず食べてみると、あつあつではないのでなんだか生臭い感じなんですね。ただエスプーマで処理した水菜の泡が強烈に青臭く、その香りやテイストが微妙に螺鈿カツオとピッタリなのです・・・。
万人におすすめする料理とはいえないかもしれませんが、ひとつの優れたクリエーティブワークを見せられたようで驚きと発見の連続でした。
posted by 伊藤章良 at 23:41| フレンチ
2006年03月21日
いとう:ラ・バスティード(白金高輪)
「HONGCHO(ホンチョ)ぶるだっく」そして「鳳雛チムタク」。
実は、さとなおさんの話を聞いてぼくも早速行ってきました(笑)。いずれもコ
チジャン中心の日本の韓国料理店ではまだなかなかないテイスト、お目にかかれ
ないメニューで楽しめました。特にさとなおさんが言うように「鳳雛チムタク」
は、店の雰囲気やサービスも素敵で、渋谷に行きたい店がひとつ増えた感じです。
ぼくが「鳳雛チムタク」に行ったとき、回りのほとんどのテーブルから韓国語が
聞こえてきたので、日本で暮らしている韓国の方にも待望の店だったようですね。
今日は韓国料理から一転してフレンチ。少し前になりますが、超都心ながら港区
三田という少し隠れ家的なエリアにある「ラ・バスティード」に行ってきました。オープン一年弱。シェフは輝かしいフランスでの修業歴との口コミで、今一番血気さかんな時期かなあと期待大です。
「ラ・バスティード」は、 1階にテーブル席のダイニング、 2階には厨房を囲むようにしたオープンキッチンのL字型カウンター席。今回はこちらのカウンター席に陣取ります。店の壁には有名シェフと一緒に写した写真が飾られ、どんな料理が展開されるんだろうかとワクワク。ただ、その日は天気も悪く店は閑散としていて、厨房自体にあまり活気がないのが少し残念。しかも、外の底冷えに比してなぜか室内は凄く暑いのです。
さて、今更ですが日本で日本の食材を使って日本人にフレンチを作るなら、あまり現地での修業歴は関係ない、というかそんなことに頼らない、かつこだわらずに勝負する時代じゃないのか、とまず感じました。フランス現地での経験は「ラ・バスティード」の評価を幾分押し上げるかもしれないけど、ぼくの個人的な料理に対する感想は、一皿一皿から立ち上がってくるフレンチらしい力強さがなく小さくまとまりすぎかと思いました。迫力もないけど繊細さにも欠けるかなあといった感じ。それと、店全体にフランス料理を味わう楽しみ、みたいな空気も薄かったかなあ。
加えて、オープンキッチンにするならスタッフやキッチンを清潔にして欲しいと思います。鍋つかみに使っている布がボロボロで汚かったり、シェフは何度も何度も素手で顔の汗を拭くんですね。その手で食材を触るのかと思うと少しイヤでした。
実は、さとなおさんの話を聞いてぼくも早速行ってきました(笑)。いずれもコ
チジャン中心の日本の韓国料理店ではまだなかなかないテイスト、お目にかかれ
ないメニューで楽しめました。特にさとなおさんが言うように「鳳雛チムタク」
は、店の雰囲気やサービスも素敵で、渋谷に行きたい店がひとつ増えた感じです。
ぼくが「鳳雛チムタク」に行ったとき、回りのほとんどのテーブルから韓国語が
聞こえてきたので、日本で暮らしている韓国の方にも待望の店だったようですね。
今日は韓国料理から一転してフレンチ。少し前になりますが、超都心ながら港区
三田という少し隠れ家的なエリアにある「ラ・バスティード」に行ってきました。オープン一年弱。シェフは輝かしいフランスでの修業歴との口コミで、今一番血気さかんな時期かなあと期待大です。
「ラ・バスティード」は、 1階にテーブル席のダイニング、 2階には厨房を囲むようにしたオープンキッチンのL字型カウンター席。今回はこちらのカウンター席に陣取ります。店の壁には有名シェフと一緒に写した写真が飾られ、どんな料理が展開されるんだろうかとワクワク。ただ、その日は天気も悪く店は閑散としていて、厨房自体にあまり活気がないのが少し残念。しかも、外の底冷えに比してなぜか室内は凄く暑いのです。
さて、今更ですが日本で日本の食材を使って日本人にフレンチを作るなら、あまり現地での修業歴は関係ない、というかそんなことに頼らない、かつこだわらずに勝負する時代じゃないのか、とまず感じました。フランス現地での経験は「ラ・バスティード」の評価を幾分押し上げるかもしれないけど、ぼくの個人的な料理に対する感想は、一皿一皿から立ち上がってくるフレンチらしい力強さがなく小さくまとまりすぎかと思いました。迫力もないけど繊細さにも欠けるかなあといった感じ。それと、店全体にフランス料理を味わう楽しみ、みたいな空気も薄かったかなあ。
加えて、オープンキッチンにするならスタッフやキッチンを清潔にして欲しいと思います。鍋つかみに使っている布がボロボロで汚かったり、シェフは何度も何度も素手で顔の汗を拭くんですね。その手で食材を触るのかと思うと少しイヤでした。
posted by 伊藤章良 at 13:49| フレンチ
2006年03月07日
いとう:北島亭(四ツ谷)
「ラ・シャッセ」・・・。
日本料理の「篁」がある急な坂に上がって右に折れたところの店ですね。
入口に獣の頭蓋骨が飾ってあり(ラーメンがんこではないですが 笑)、かなり食材にこだわっているレストランなんだなと気になっていました。そうか、さなメモに書かれていた隠れ家はここなんですか。「アルモニ」の新店かと予想したりしてました。かなり行ってみたいなあ(今シーズンのうちにぜひ行くぞ)。
で、そんな新しいフランス料理店から一転して大御所「北島亭」。
この店にワインを持ち込む禁断の技を教えてもらって、というか、持ち込んでまで飲みたいすばらしいワインに負けない料理を出すワイン持込可の店(ややこしいですが)は「北島亭」ぐらいじゃないかと思うので(決して持込料は安くない(3500円)のですが)、あつかましくお願いしてしまいます。
で、その日も「北島亭」のメニューの中から自分なりにワインに合いそうな料理を選んでスタッフに相談するも無反応。オーダーを通しに厨房に行くやすぐに戻ってきて、この料理は香りが強すぎるからダメ、こちらは、お選びのメニューと同じ素材を使って持込ワインに合う違う調理をしましょう・・・と、次々「目からうろこ」のすばらしい提案。きっと数日前に持ち込んだワインを見て北島シェフがちゃんとマリアージュを考えてくださっていたようです。
そして今更言うまでもなく料理は圧巻。白子のムニエルでも羊でも巨大すぎ。にもかかわらず、真ん中まで完璧に火が通っていてアツアツ。しかも隙間に几帳面に野菜を詰めたり、網脂で巻いたりと細かい仕事が盛りだくさん。この技は何?と、改めて感心しているうちに、この巨大ポーションもあっという間に平らげてしまいます。
先日少し不思議に思ったのは、女性ばかりのグループ(しかも6人とか)が目立ったこと。しかも皆さんコース料理をチョイス。なんとなく、ここは「ロオジエ」か・・・、みたいな錯覚にもおちいりそう(笑)だけど、やはり「北島亭」には、男性も交え全てをアラカルトでガッツリ楽しんで欲しいと思う次第です。シェフはコースの方が楽かもしれないんですけどね。
日本料理の「篁」がある急な坂に上がって右に折れたところの店ですね。
入口に獣の頭蓋骨が飾ってあり(ラーメンがんこではないですが 笑)、かなり食材にこだわっているレストランなんだなと気になっていました。そうか、さなメモに書かれていた隠れ家はここなんですか。「アルモニ」の新店かと予想したりしてました。かなり行ってみたいなあ(今シーズンのうちにぜひ行くぞ)。
で、そんな新しいフランス料理店から一転して大御所「北島亭」。
この店にワインを持ち込む禁断の技を教えてもらって、というか、持ち込んでまで飲みたいすばらしいワインに負けない料理を出すワイン持込可の店(ややこしいですが)は「北島亭」ぐらいじゃないかと思うので(決して持込料は安くない(3500円)のですが)、あつかましくお願いしてしまいます。
で、その日も「北島亭」のメニューの中から自分なりにワインに合いそうな料理を選んでスタッフに相談するも無反応。オーダーを通しに厨房に行くやすぐに戻ってきて、この料理は香りが強すぎるからダメ、こちらは、お選びのメニューと同じ素材を使って持込ワインに合う違う調理をしましょう・・・と、次々「目からうろこ」のすばらしい提案。きっと数日前に持ち込んだワインを見て北島シェフがちゃんとマリアージュを考えてくださっていたようです。
そして今更言うまでもなく料理は圧巻。白子のムニエルでも羊でも巨大すぎ。にもかかわらず、真ん中まで完璧に火が通っていてアツアツ。しかも隙間に几帳面に野菜を詰めたり、網脂で巻いたりと細かい仕事が盛りだくさん。この技は何?と、改めて感心しているうちに、この巨大ポーションもあっという間に平らげてしまいます。
先日少し不思議に思ったのは、女性ばかりのグループ(しかも6人とか)が目立ったこと。しかも皆さんコース料理をチョイス。なんとなく、ここは「ロオジエ」か・・・、みたいな錯覚にもおちいりそう(笑)だけど、やはり「北島亭」には、男性も交え全てをアラカルトでガッツリ楽しんで欲しいと思う次第です。シェフはコースの方が楽かもしれないんですけどね。
posted by 伊藤章良 at 23:37| フレンチ
2006年03月06日
さとなお:ラ・シャッセ(六本木)
すいません。土日あいちゃいました。
土日はなんとなく「休み」な感じで、さなメモ更新がやっとなんですよ。すいません。
「いずみ田」、よさげですね。
豚鍋・もつ鍋系って、実は特には惹かれないのですが、慶州鍋と言われると急に食指が(笑)。
寒いうちに行きたいと思います。行けるかな。
さて。
寒いうちに行って欲しい店のひとつに「ラ・シャッセ」があります。
暖炉があるフレンチで、シェフ自ら撃ってくるジビエが売り。
暖炉もジビエも真冬じゃないと楽しくないのでちょっともう遅いのですが、ぜひ次の冬には候補に入れて欲しい店だと思います。
いや、暖炉自体は3月でもちゃんと気持ちいいかも(ジビエはボクが行った2月下旬でほぼお終い)。
昔、綱島にあった店で、その頃の常連さんに連れていってもらいました。
シェフはその後、さる実力者に見込まれて品川の「DEAN & DELUCA」を手伝っていたそうです。その後、いまの立地でレストランをするに至るのですが、そこがまさに「隠れ家」なんですね。
六本木プリンスホテルのひとつ六本木寄りの小道をずっと上がっていった右側にあって、たまたまこの道を通って入る客は絶対いません。そんな通りで小さな看板を掲げています。隠れ家好きな方にはたまらない立地でしょう。
店に入るとカウンター。カウンターの左端に暖炉。右奥に水槽(新鮮な魚介類が泳いでいる)とテーブル席。そして厨房奥には秘密のカウンター席(昔の常連さん用)もあって、なんだか不思議な造りです。全体にとても暗く、雰囲気は抜群。なんだかとても落ち着けますね。
前菜もメインもしっかり強い味付けでなかなかいいです。
個人的には焼きがもう少しと思ったけど、この立地と雰囲気の驚きを含めて思わずヒトに紹介したくなります。たとえば二軒目くらいで誰かを黙って連れていくと、きっと驚いて喜んでくれると思います。
瑣末なことですが、メニューを書いている女性の字が実にうまくて、ボクはずっと「うまいなぁ。惚れるなぁ」とつぶやいていました。黒板の字もいいんですよねー。上手な字フェチにはたまらない店です(笑)
土日はなんとなく「休み」な感じで、さなメモ更新がやっとなんですよ。すいません。
「いずみ田」、よさげですね。
豚鍋・もつ鍋系って、実は特には惹かれないのですが、慶州鍋と言われると急に食指が(笑)。
寒いうちに行きたいと思います。行けるかな。
さて。
寒いうちに行って欲しい店のひとつに「ラ・シャッセ」があります。
暖炉があるフレンチで、シェフ自ら撃ってくるジビエが売り。
暖炉もジビエも真冬じゃないと楽しくないのでちょっともう遅いのですが、ぜひ次の冬には候補に入れて欲しい店だと思います。
いや、暖炉自体は3月でもちゃんと気持ちいいかも(ジビエはボクが行った2月下旬でほぼお終い)。
昔、綱島にあった店で、その頃の常連さんに連れていってもらいました。
シェフはその後、さる実力者に見込まれて品川の「DEAN & DELUCA」を手伝っていたそうです。その後、いまの立地でレストランをするに至るのですが、そこがまさに「隠れ家」なんですね。
六本木プリンスホテルのひとつ六本木寄りの小道をずっと上がっていった右側にあって、たまたまこの道を通って入る客は絶対いません。そんな通りで小さな看板を掲げています。隠れ家好きな方にはたまらない立地でしょう。
店に入るとカウンター。カウンターの左端に暖炉。右奥に水槽(新鮮な魚介類が泳いでいる)とテーブル席。そして厨房奥には秘密のカウンター席(昔の常連さん用)もあって、なんだか不思議な造りです。全体にとても暗く、雰囲気は抜群。なんだかとても落ち着けますね。
前菜もメインもしっかり強い味付けでなかなかいいです。
個人的には焼きがもう少しと思ったけど、この立地と雰囲気の驚きを含めて思わずヒトに紹介したくなります。たとえば二軒目くらいで誰かを黙って連れていくと、きっと驚いて喜んでくれると思います。
瑣末なことですが、メニューを書いている女性の字が実にうまくて、ボクはずっと「うまいなぁ。惚れるなぁ」とつぶやいていました。黒板の字もいいんですよねー。上手な字フェチにはたまらない店です(笑)
posted by さとなお at 22:24| フレンチ
2006年02月24日
いとう:レ・ビノム(西麻布)
広島の「チャテオあくさん」、ありそうでないレア店ですよね。銀座の「煙事」や赤坂の「燻」など、東京にも燻製を売り物にしている店がありますが、高いし「チャテオあくさん」とは気合が違うような気がします。ぼくはここで、燻製と赤ワインのマリアージュを開眼させてもらいました。
で、今日はワインつながり。西麻布の炭焼き+ワインの店「レ・ビノム」。
ここはずーと昔和食店でしたが、いつの間にか気軽で美味しい料理と安価なワインを飲ませる理想的な店に入れ替わって2年弱。オーナーはワインバーの先駆け「シノワ」出身ながら、よりカジュアルで実利を追求した肩のこらない空間に日々進化しているようです。
レイアウトは和食のときと基本的な変わっておらず(その当時も「ひとりごはん」を売り物にしていたので)、キッチン前の大きなカウンターにて一人でフラッとな訪問も可能。
料理は定番の他に、前菜やその日の炭火焼など黒板を飾る多彩なメニューがあり、今の時期ですとジビエの炭火焼も。また、締めにはカレーや素麺なんかも食べることができます。
特筆すべきは、ワインをよくご存知のオーナーならではといいますか、泡、白、赤、デザートワインすべてに渡って税込み4400円均一のワインリスト(これ以外にも高級ワインの揃えもあります)。ありがたいことです。
もちろん深夜までの営業に加え日曜祝日も開いているので、休日にこの界隈で迷ったらぜひ思い出してください。
で、今日はワインつながり。西麻布の炭焼き+ワインの店「レ・ビノム」。
ここはずーと昔和食店でしたが、いつの間にか気軽で美味しい料理と安価なワインを飲ませる理想的な店に入れ替わって2年弱。オーナーはワインバーの先駆け「シノワ」出身ながら、よりカジュアルで実利を追求した肩のこらない空間に日々進化しているようです。
レイアウトは和食のときと基本的な変わっておらず(その当時も「ひとりごはん」を売り物にしていたので)、キッチン前の大きなカウンターにて一人でフラッとな訪問も可能。
料理は定番の他に、前菜やその日の炭火焼など黒板を飾る多彩なメニューがあり、今の時期ですとジビエの炭火焼も。また、締めにはカレーや素麺なんかも食べることができます。
特筆すべきは、ワインをよくご存知のオーナーならではといいますか、泡、白、赤、デザートワインすべてに渡って税込み4400円均一のワインリスト(これ以外にも高級ワインの揃えもあります)。ありがたいことです。
もちろん深夜までの営業に加え日曜祝日も開いているので、休日にこの界隈で迷ったらぜひ思い出してください。
posted by 伊藤章良 at 11:37| フレンチ