>まぁそれはそれとして、ちょっと前に再訪したのですが、
>美しさはそのままに、料理は強くなっていました。
そうなんですか。
ぼくも以前の美しくて線の細い印象をずっと持っていたのでが、変化しているんですね。ミシュランもちゃんと見てるなあ(笑)。ミシュランという迷惑な巨大台風が通り過ぎて、星を取ったもののナントカ今までどおり踏みとどまっている店と、少し別の方向に曲がってしまった店があるような気がします。ま、そんなことはいずれ書いてみるとして、
ぼくも、もう少し読みにくい店名で引っ張ってみます(笑。
渋谷にある「和楽」。これで「わく」と読ませます。
漢字なのでフランス語などよりなじみもあるし、和に楽しいと書いて・・・、などと伝える方法も簡単。また、「わらく」なら同名の雑誌があったり飲食店にもありそうで、それを嫌ったのかもしれません。でも、やっぱりちょっとつらいかなあ・・・。
さて「和楽」。実は「なごみダイニンク」とのキャッチフレーズがついていまして、ぼくが一番苦手なダイニング系。自主的に行くことも友人が連れて行ってくれることもなかったはず。ただ、仕事で付き合いがある方は、ほとんどがぼくの食べ好き本性を知らず(ただのノンベイと思われているようで)、こういった機会にタマに恵まれることもあるのです。
で、この「和楽」。予想に反してといったら失礼ですがとても居心地のいい店でした。場所は渋谷の桜丘方面。前回も書きましたが(笑)スクランブル交差点を渡ることなく(歩道橋と坂道は少々つらいですけど)、坂を半ば上がりきったところを折れた一角。
表には大きな看板も出ておらず、知らずに行くと別のレストランに入ってしまいそうなほどの細い路地を進んで左。「ここだよ」と連れられた瞬間、その看板のロゴ(いかにもなデザイン)を見てダイニングバーか・・・と逡巡。入口は小さく隠れ家的ながら中は狭く感じない(天井高もそこそこある)ワケアリの空間。しかも、ラウンジ風の白い椅子だったり、入りくんで個室が作ってあったりと、典型的なダイニング仕立て。
ところが、カウンターに陣取って食事をスタートさせるとそんな気分も一変。とても気骨のあるシンプルな(中には一工夫凝らした)居酒屋料理(板さんも男っぽい人ばかり)、温かい女性のサービス、十分すぎる焼酎のラインナップ(ま、色のついた甘いロングカクテルも数多くメニューにはありましたが 汗)、そしてとても安価。
渋谷にして、下町の正統派居酒屋でオッサン同士腹を割ってじっくりと飲んでいるような、不思議な高揚感に見舞われました。
日付が変わっても営業しているようだし、ここは渋谷の隠し玉として知っておくに足る良店だと思います。「和楽」の料理やソフト面とは違和感のある内装も、店全体を居抜きで借りたので、こういう形でしか打ち出さざるを得なかった(渋谷ということもあるし)のかなあと解釈もできそうです。
なお、「和楽」にはとても充実したウェプサイトがあり、更新頻度も高く頑張っておられるんですが、このウェブサイトからもぼくが実際に訪れて感じた「和楽」の魅力は伝わりにくいかなあ。コミュニケーションの手法にはまだまだ改善すべき部分があると、今回も痛感してしまいました。
2008年03月22日
いとう:和楽(渋谷)
posted by 伊藤章良 at 16:35| 居酒屋
2007年12月16日
さとなお:東京バルバリ(京橋)
おおっと、ごめんなさい。金沢とか行っていて、一週間以上あいちゃいました。もっとお互い3日おきくらいには更新したいですね。すいません。
じゃ、行ってきたばかりの金沢の店を、と思ったけど、「また地方かよ」と読者の方々に言われそうなので、金沢ネタは少し取っておきます。10月12月の2回の金沢行きで25店ほど開拓したので、ネタはたくさんあるんですが…。
ということで、「シェ・イノ」の京橋つながりで「東京バルバリ」を。
(ちなみに、ボクも最近、クラシカルなフレンチが食べたくて仕方ありません。繊細かつ懐石的なモダン・フレンチに飽きているのかなぁ。「シェ・イノ」は以前の場所のときは悪い印象が勝っていたのだけど、現在の場所に移ってから行ったときはとても良かったです。また行きたい)
この店、もともとは「日本橋ぼんぼり」の京橋店だったそうですね。本店はまだ日本橋蛎殻町にありますが、ここは「東京バルバリ」と改名して一線を画したみたいです。改名前を知らないのですが、鴨のバルバリ種から店名をとっているらしいので、炭火地鶏焼きの「ぼんぼり」よりも洋風に方向転換したのかもしれません。
1階はカウンター、2階はテーブル席のようで、1階のカウンターに座りました。
適度に暗い店内はなかなかオシャレだし、ドア近くの席には膝掛け毛布なども用意されていて、気遣いも行き届いています。かといってオシャレすぎず、いい意味での「男っぽいガサツさ」も残してあって、ボクには魅力的でした。
ここはメニューがすばらしいですね。
「これはどういう料理かな?」とか「これ、食べてみたいね」とかいうメニューがずらりと並んでいます。しかも通常メニュー以外に手書きのおすすめメニューがあり、もう迷いまくり。でも一皿のポーションが大きいので、そんなにたくさんオーダーできないのが残念。あれもこれも食べてみたいから、近くにあったら通うんだけどなぁ、と嘆息する感じの店です。
よくよく見ていくと、イタリアン系ですね。イタリアン系創作居酒屋洋食?(わけわからんか)。つか、フレンチのテイストも入っているなぁ。まぁちょっと前なら無国籍料理と分類されちゃうタイプの店かもしれません。
そして肉が多い。鴨やあぐーや短角牛などが特に惹かれます。火加減が上手なので香りも良く、満足度高し。魚系もぶ厚めに切ってあり、これは4名くらいで来ていろいろ頼むのが吉、と思いました。
そして〆のご飯類と麺類も、どれもこれも食指が動くメニュー。あぁこの店は危ない。際限なく食べちゃいそうだ(笑)
がっつり系で、イタリアンやフレンチのテイストがあり、肉もおいしく食べられる居酒屋、という、ありそうでなかった店ですね。よく「今日はイタリアンにしようか、いや居酒屋でもいいな、居酒屋でもいいけどワインが飲みたいな」みたいな迷い方をしますが(日本人特有のボーダレス)、いろいろ兼ね備えているので、迷った日はオススメかも。酒類もワインから焼酎までよく揃っているうえに、ちゃんと安めでおいしいのも用意されています。
個人的には創作料理店は好きではないのだけど、この店は楽しさが勝っているので気に入りました。客を楽しませよう、という意志を強く感じる店でした。
じゃ、行ってきたばかりの金沢の店を、と思ったけど、「また地方かよ」と読者の方々に言われそうなので、金沢ネタは少し取っておきます。10月12月の2回の金沢行きで25店ほど開拓したので、ネタはたくさんあるんですが…。
ということで、「シェ・イノ」の京橋つながりで「東京バルバリ」を。
(ちなみに、ボクも最近、クラシカルなフレンチが食べたくて仕方ありません。繊細かつ懐石的なモダン・フレンチに飽きているのかなぁ。「シェ・イノ」は以前の場所のときは悪い印象が勝っていたのだけど、現在の場所に移ってから行ったときはとても良かったです。また行きたい)
この店、もともとは「日本橋ぼんぼり」の京橋店だったそうですね。本店はまだ日本橋蛎殻町にありますが、ここは「東京バルバリ」と改名して一線を画したみたいです。改名前を知らないのですが、鴨のバルバリ種から店名をとっているらしいので、炭火地鶏焼きの「ぼんぼり」よりも洋風に方向転換したのかもしれません。
1階はカウンター、2階はテーブル席のようで、1階のカウンターに座りました。
適度に暗い店内はなかなかオシャレだし、ドア近くの席には膝掛け毛布なども用意されていて、気遣いも行き届いています。かといってオシャレすぎず、いい意味での「男っぽいガサツさ」も残してあって、ボクには魅力的でした。
ここはメニューがすばらしいですね。
「これはどういう料理かな?」とか「これ、食べてみたいね」とかいうメニューがずらりと並んでいます。しかも通常メニュー以外に手書きのおすすめメニューがあり、もう迷いまくり。でも一皿のポーションが大きいので、そんなにたくさんオーダーできないのが残念。あれもこれも食べてみたいから、近くにあったら通うんだけどなぁ、と嘆息する感じの店です。
よくよく見ていくと、イタリアン系ですね。イタリアン系創作居酒屋洋食?(わけわからんか)。つか、フレンチのテイストも入っているなぁ。まぁちょっと前なら無国籍料理と分類されちゃうタイプの店かもしれません。
そして肉が多い。鴨やあぐーや短角牛などが特に惹かれます。火加減が上手なので香りも良く、満足度高し。魚系もぶ厚めに切ってあり、これは4名くらいで来ていろいろ頼むのが吉、と思いました。
そして〆のご飯類と麺類も、どれもこれも食指が動くメニュー。あぁこの店は危ない。際限なく食べちゃいそうだ(笑)
がっつり系で、イタリアンやフレンチのテイストがあり、肉もおいしく食べられる居酒屋、という、ありそうでなかった店ですね。よく「今日はイタリアンにしようか、いや居酒屋でもいいな、居酒屋でもいいけどワインが飲みたいな」みたいな迷い方をしますが(日本人特有のボーダレス)、いろいろ兼ね備えているので、迷った日はオススメかも。酒類もワインから焼酎までよく揃っているうえに、ちゃんと安めでおいしいのも用意されています。
個人的には創作料理店は好きではないのだけど、この店は楽しさが勝っているので気に入りました。客を楽しませよう、という意志を強く感じる店でした。
posted by さとなお at 11:20| 居酒屋
2007年11月11日
いとう:須弥山〈吉祥寺〉
>ボクも先月、友人に連れられて半信半疑うかがったのだけど、なんと
>今年101歳になるおじいさんがいまだ現役で店に出ている居酒屋なのです。
すごいなあ。78歳でも相当驚きましたが、101歳ですか・・・。
居酒屋で、カロリーが低くて栄養価の高い食材の賄いを食べておられるからなんですかねえ、とバカみたいなことを考えてしまいました。
そういえば、最近おいしいおでんも食べてないことを思い出しました。「かにめん」うまそうですね。香箱は有名な相方よりも好きだったりします。それにしても「かにめん」のめんは麺のことですか。
ところで、最近よく、「対談は地方の店ばかりですね」と言われることが多いので、都内の居酒屋を一軒紹介します。
吉祥寺の「須弥山」、しゅみせんと読みます。吉祥寺に長く住む方かに連れて行っていただいて、とても感動しました。
吉祥寺は、近鉄百貨店があるので関西人お気に入りの街(笑〉として有名でしたけど、個人的にはあまりなじみがなく、ピンポイントで著名な店を何軒か渡り歩いたことがあるだけでした。
ところで、ここ数年自分の中での居酒屋の位置づけが変わってきています。まず、うまい魚は鮨屋でいただくことが多くなったので〈魚なら魚だけしか取り扱っていない鮨屋にはかなわないと思うんで〉、居酒屋で刺身を食べることはほとんどなくなりました。
となると、居酒屋では魚ではなく肴、つまりすばらしい日本酒とそれに合う酒肴を店主の主観で取り揃えていて、その店主とのベクトルが合ったとき、自分のお気に入りとなるのかなあと。
「須弥山」は、香りや華やかさに頼らない、重厚で真摯な作り手の酒が並んでいて、提供の方法も的を得ています。逆につまみには、匂いや個性を大切にして、日本に拘らず西洋の食材やレシピも使いながら、日本酒との相性を探ります。
最近のぼくの中では、チーズを工夫して日本酒のつまみとして置いている店は秀逸との経験知ができつつあり、「須弥山」のカニ味噌をアクセントにしたチーズは忘れがたいです。
「須弥山」は、吉祥寺にあり、若いスタッフで構成され、一瞬一瞬の店の雰囲気や喧伝のされ方もダイニングバー的な部分が見え隠れして少し残念なんですが、実は相当気骨ある居酒屋。
ぼくは居酒屋に名物おやじや女将を求めてしまうところもあるけど、
「須弥山」では不思議とそれを感じさせない謙虚なパワーにも溢れています。
>今年101歳になるおじいさんがいまだ現役で店に出ている居酒屋なのです。
すごいなあ。78歳でも相当驚きましたが、101歳ですか・・・。
居酒屋で、カロリーが低くて栄養価の高い食材の賄いを食べておられるからなんですかねえ、とバカみたいなことを考えてしまいました。
そういえば、最近おいしいおでんも食べてないことを思い出しました。「かにめん」うまそうですね。香箱は有名な相方よりも好きだったりします。それにしても「かにめん」のめんは麺のことですか。
ところで、最近よく、「対談は地方の店ばかりですね」と言われることが多いので、都内の居酒屋を一軒紹介します。
吉祥寺の「須弥山」、しゅみせんと読みます。吉祥寺に長く住む方かに連れて行っていただいて、とても感動しました。
吉祥寺は、近鉄百貨店があるので関西人お気に入りの街(笑〉として有名でしたけど、個人的にはあまりなじみがなく、ピンポイントで著名な店を何軒か渡り歩いたことがあるだけでした。
ところで、ここ数年自分の中での居酒屋の位置づけが変わってきています。まず、うまい魚は鮨屋でいただくことが多くなったので〈魚なら魚だけしか取り扱っていない鮨屋にはかなわないと思うんで〉、居酒屋で刺身を食べることはほとんどなくなりました。
となると、居酒屋では魚ではなく肴、つまりすばらしい日本酒とそれに合う酒肴を店主の主観で取り揃えていて、その店主とのベクトルが合ったとき、自分のお気に入りとなるのかなあと。
「須弥山」は、香りや華やかさに頼らない、重厚で真摯な作り手の酒が並んでいて、提供の方法も的を得ています。逆につまみには、匂いや個性を大切にして、日本に拘らず西洋の食材やレシピも使いながら、日本酒との相性を探ります。
最近のぼくの中では、チーズを工夫して日本酒のつまみとして置いている店は秀逸との経験知ができつつあり、「須弥山」のカニ味噌をアクセントにしたチーズは忘れがたいです。
「須弥山」は、吉祥寺にあり、若いスタッフで構成され、一瞬一瞬の店の雰囲気や喧伝のされ方もダイニングバー的な部分が見え隠れして少し残念なんですが、実は相当気骨ある居酒屋。
ぼくは居酒屋に名物おやじや女将を求めてしまうところもあるけど、
「須弥山」では不思議とそれを感じさせない謙虚なパワーにも溢れています。
posted by 伊藤章良 at 22:25| 居酒屋
2007年11月05日
さとなお:大関(金沢)
年齢で来ましたね。年齢なら金沢の居酒屋「大関」を。
って、ボクも先月、友人に連れられて半信半疑うかがったのだけど、なんと今年101歳になるおじいさんがいまだ現役で店に出ている居酒屋なのです。
いや〜、ホントに店に出ているよ〜、と、ちょっと驚きつつ。
白衣に高下駄。裏口のドア前にどっかと座って、必要があれば板場にも立つんですね。その下駄のまま金沢の街を闊歩するとかで、とても粋なおじいさんとして有名だとか。
このおじいさんが初代なのだそうだけど、創業は昭和32年。老舗の部類ですね。
そしてまた素晴らしいのが、そのおじいさんを筆頭に家族経営なところ。
板場にお父さん。洗い物担当が長男。揚げ物担当が次男。店全体の取仕切がお母さん。んでもってフロア担当がおばさん(お父さんのお姉さんらしい)。親子三代が温かく迎えてくれるその雰囲気が良いです。
全体に古くて素っ気ない造りの大衆割烹系居酒屋だけど、こういう店は落ち着きますね。
横に長いカウンター内ではおでん鍋がぐつぐついっていて、名物の「かにめん」がなかなかです(香箱の身を甲羅に詰めて蒸したものを注文がきてからおでんだしに沈めて煮るもの)。ちょっと甘めのおだしも美味。素朴なおでんで飽きません。
新鮮な魚もいいし、焼きも上手。蓮蒸しやだし巻きも人気みたい。加賀治部煮もうまかったな。
カウンターの常連さんに混じっておでんをハフハフ食べていると、地元民になったようで楽しいですね。
お座敷もあって、若者が宴会していたりしますが、それもまた地元っぽくていい感じ。
雪の降る寒い日にマフラー巻いて手をこすり合わせながら「こんばんわ〜」と101歳のおじいさんに挨拶して店に入るような、そんな極楽な絵が思い浮かぶ感じです。
って、ボクも先月、友人に連れられて半信半疑うかがったのだけど、なんと今年101歳になるおじいさんがいまだ現役で店に出ている居酒屋なのです。
いや〜、ホントに店に出ているよ〜、と、ちょっと驚きつつ。
白衣に高下駄。裏口のドア前にどっかと座って、必要があれば板場にも立つんですね。その下駄のまま金沢の街を闊歩するとかで、とても粋なおじいさんとして有名だとか。
このおじいさんが初代なのだそうだけど、創業は昭和32年。老舗の部類ですね。
そしてまた素晴らしいのが、そのおじいさんを筆頭に家族経営なところ。
板場にお父さん。洗い物担当が長男。揚げ物担当が次男。店全体の取仕切がお母さん。んでもってフロア担当がおばさん(お父さんのお姉さんらしい)。親子三代が温かく迎えてくれるその雰囲気が良いです。
全体に古くて素っ気ない造りの大衆割烹系居酒屋だけど、こういう店は落ち着きますね。
横に長いカウンター内ではおでん鍋がぐつぐついっていて、名物の「かにめん」がなかなかです(香箱の身を甲羅に詰めて蒸したものを注文がきてからおでんだしに沈めて煮るもの)。ちょっと甘めのおだしも美味。素朴なおでんで飽きません。
新鮮な魚もいいし、焼きも上手。蓮蒸しやだし巻きも人気みたい。加賀治部煮もうまかったな。
カウンターの常連さんに混じっておでんをハフハフ食べていると、地元民になったようで楽しいですね。
お座敷もあって、若者が宴会していたりしますが、それもまた地元っぽくていい感じ。
雪の降る寒い日にマフラー巻いて手をこすり合わせながら「こんばんわ〜」と101歳のおじいさんに挨拶して店に入るような、そんな極楽な絵が思い浮かぶ感じです。
posted by さとなお at 04:32| 居酒屋
2007年10月28日
いとう:あんぽん(札幌)
>でも大森の見過ごしそうな小さな路地で、もう70年もやっている老舗居酒屋。
すごいなあ・・・70年。すばらしい発見ですね。うらやましい!!
しかも価格まで時が止まっている様子。ぼくの職場や住んでいる環境では、なかなかこういった店を見つけるのが困難になってきていますが、もしかしたら根性が足りんのかもしれないなあ。
最近仕事で大森にはよく行くので、いつも違う路地を歩いてみたいと思います。さとなおさんに聞くのは簡単なんだけど、そんなお店は自分で発見したい感じ(笑)。
ではぼくも、78歳の女性が営む札幌の居酒屋「あんぽん」。
居酒屋好きにはすでに大変有名な店のようですが、もし札幌に一晩だけ滞在する同輩(40歳代以上の男性)が、ひとりで行く店に困ったなら、ぜひここをおすすめしたい。
ススキノの雑踏の中古いビルの2階。1階の入り口には「あんぽん」という大きな赤いちょうちんが出ていますが、目印はそれだけ。初めてなら多少躊躇するかもしれません。
狭い階段を上がると、木の重厚さに圧倒されつつ、一気に時が引き戻された感覚。そのセンターに立つ白髪の女性。ぼくの母より年上の78歳だそうで、しかも50歳を過ぎてから札幌に出てきてこの仕事を引き継いだとおっしゃいます。
メインの料理は厚岸のカキ。もともとその女性が厚岸に近いところで旅館を営んでおられたそうで、その縁もあり毎日新鮮なカキが届きます。
厚岸のカキといえば、カキえもんが有名で比較的東京のレストランでも食べることができるけど、その日はまだ時期的にカキえもんが入っておらず、6年物のすごいでかいカキを生と焼の両方でいただきました。
また、店ではたこマンマと称しているたこの卵や、イカをイカのわたと一緒に鉄板で焼いたイカゴロステーキ、アイヌネギのおしたしなど、わざわざ出張族であることを主張しなくても、北特有の幸がごく自然にカウンターに並びます。
しまほっけの炭火焼も注文しましたが、ほっけを炭火で焼くのも、カキの殻を開くのも、すべてカウンターの真ん中にいるその女性がてきぱきとこなして行きます。その所作を静かに眺めているだけでも、一日の疲れが癒されそうです。
ほっけの身をほぼ食べ終えた状態で「骨を焼きましょうか」と言われ、素直に従うと、その骨をカリッと食べやすい状態まで、改めて炭火で火を通してもらえます。
その78歳の方を中心にすべて女性スタッフで運営をされていて、多少イラッとくる瞬間もあるんだけど、そんな気持ちも自分の了見が狭いからなんだなあと思わせる居心地のよさでした。
すごいなあ・・・70年。すばらしい発見ですね。うらやましい!!
しかも価格まで時が止まっている様子。ぼくの職場や住んでいる環境では、なかなかこういった店を見つけるのが困難になってきていますが、もしかしたら根性が足りんのかもしれないなあ。
最近仕事で大森にはよく行くので、いつも違う路地を歩いてみたいと思います。さとなおさんに聞くのは簡単なんだけど、そんなお店は自分で発見したい感じ(笑)。
ではぼくも、78歳の女性が営む札幌の居酒屋「あんぽん」。
居酒屋好きにはすでに大変有名な店のようですが、もし札幌に一晩だけ滞在する同輩(40歳代以上の男性)が、ひとりで行く店に困ったなら、ぜひここをおすすめしたい。
ススキノの雑踏の中古いビルの2階。1階の入り口には「あんぽん」という大きな赤いちょうちんが出ていますが、目印はそれだけ。初めてなら多少躊躇するかもしれません。
狭い階段を上がると、木の重厚さに圧倒されつつ、一気に時が引き戻された感覚。そのセンターに立つ白髪の女性。ぼくの母より年上の78歳だそうで、しかも50歳を過ぎてから札幌に出てきてこの仕事を引き継いだとおっしゃいます。
メインの料理は厚岸のカキ。もともとその女性が厚岸に近いところで旅館を営んでおられたそうで、その縁もあり毎日新鮮なカキが届きます。
厚岸のカキといえば、カキえもんが有名で比較的東京のレストランでも食べることができるけど、その日はまだ時期的にカキえもんが入っておらず、6年物のすごいでかいカキを生と焼の両方でいただきました。
また、店ではたこマンマと称しているたこの卵や、イカをイカのわたと一緒に鉄板で焼いたイカゴロステーキ、アイヌネギのおしたしなど、わざわざ出張族であることを主張しなくても、北特有の幸がごく自然にカウンターに並びます。
しまほっけの炭火焼も注文しましたが、ほっけを炭火で焼くのも、カキの殻を開くのも、すべてカウンターの真ん中にいるその女性がてきぱきとこなして行きます。その所作を静かに眺めているだけでも、一日の疲れが癒されそうです。
ほっけの身をほぼ食べ終えた状態で「骨を焼きましょうか」と言われ、素直に従うと、その骨をカリッと食べやすい状態まで、改めて炭火で火を通してもらえます。
その78歳の方を中心にすべて女性スタッフで運営をされていて、多少イラッとくる瞬間もあるんだけど、そんな気持ちも自分の了見が狭いからなんだなあと思わせる居心地のよさでした。
posted by 伊藤章良 at 13:14| 居酒屋
2007年10月21日
さとなお:みさわや(大森)
現地っぽいのが続いてますね。
んー、それじゃ、ボクは「東京っぽいの」行きます。東京の現地っぽいの。
となると、普通ならイマドキのダイナーとか紹介しそうですが、さにあらず。居酒屋です。時代に忘れ去られたような小さな居酒屋「みさわや」。
試しに検索したら一件もヒットしなかったので、たぶん超無名。でも大森の見過ごしそうな小さな路地で、もう70年もやっている老舗居酒屋。静かにしておきたいので住所も場所も伏せますが(検索しても出てこない)、まぁ見つけるのは相当大変だと思います。
70年まったく変わらなかったんだな、と実感させられる店内は、カウンターとテーブル数個。カウンターがまた古い。というか、ぼろいに近い(←褒め言葉的に)。イスも確実に半世紀もの。壁もインテリアもすべて昭和中期を保ったまま。貼り紙までなんだか古い。
で、メニューが壁に貼ってあるのだけど、これがまた昭和中期的。貼ってある紙の古さもあるのだけど、なんといっても値段が昭和だ。
一番高いのはなんだったかな、刺身盛り合わせか。これが600円。
頼んでみたら、もう中くらいの皿に山と盛られ、量もたっぷり。それぞれちゃんと新鮮でおいしい。ざっくりと乱暴に切り付けてあるけど、魚の仕入れは至極真っ当。すばらしい。
お、アジフライがある、ってんで、アジフライ・マニアとしては当然頼んだのだけど、これは350円くらいだったかな、二尾ついて味も実によい。サクサクッと揚がった名品。いやぁあまりにうまいんでイワシフライも追加したけど、これまた結構。揚げ物はお母さんが揚げるのだけど、コロッケとかもすべてうまい。なんだ?この店。
生ビール(生はありそうになかったけどちゃんとあった)から熱燗に移って(やっぱこういう店では熱燗が似合う)、塩辛なんぞも頼んだが、ここでご主人の腕に感服。200円くらいだったと思うけど、割烹だったら3倍は取れる味。というか、全体にすべて3倍取れる味。素晴らしい。
野菜系も量もちゃんとあって味もいい。
たぶん70年のつきあいで、魚も野菜もいい仕入れが出来ているのだろう。
決して清潔ではないし(かといって不潔でもない)、テレビはつきっぱなしだし、ワサビや醤油はNGだし、イスはがたぴし言うし、妙に雑然としているのだが、こういう店は最高だな。客はこの店の存在を知っている常連客のみ。混んでいないので、みんなゆったり座って、テレビ見ながらいいペースでちびちび飲んでいる。
2時間くらい飲んで喰って、ひとり3000円くらいだったかな。大満足で店を出た。
お江戸の現地っぽさって、意外とこういうところに隠れていますよね。
んー、それじゃ、ボクは「東京っぽいの」行きます。東京の現地っぽいの。
となると、普通ならイマドキのダイナーとか紹介しそうですが、さにあらず。居酒屋です。時代に忘れ去られたような小さな居酒屋「みさわや」。
試しに検索したら一件もヒットしなかったので、たぶん超無名。でも大森の見過ごしそうな小さな路地で、もう70年もやっている老舗居酒屋。静かにしておきたいので住所も場所も伏せますが(検索しても出てこない)、まぁ見つけるのは相当大変だと思います。
70年まったく変わらなかったんだな、と実感させられる店内は、カウンターとテーブル数個。カウンターがまた古い。というか、ぼろいに近い(←褒め言葉的に)。イスも確実に半世紀もの。壁もインテリアもすべて昭和中期を保ったまま。貼り紙までなんだか古い。
で、メニューが壁に貼ってあるのだけど、これがまた昭和中期的。貼ってある紙の古さもあるのだけど、なんといっても値段が昭和だ。
一番高いのはなんだったかな、刺身盛り合わせか。これが600円。
頼んでみたら、もう中くらいの皿に山と盛られ、量もたっぷり。それぞれちゃんと新鮮でおいしい。ざっくりと乱暴に切り付けてあるけど、魚の仕入れは至極真っ当。すばらしい。
お、アジフライがある、ってんで、アジフライ・マニアとしては当然頼んだのだけど、これは350円くらいだったかな、二尾ついて味も実によい。サクサクッと揚がった名品。いやぁあまりにうまいんでイワシフライも追加したけど、これまた結構。揚げ物はお母さんが揚げるのだけど、コロッケとかもすべてうまい。なんだ?この店。
生ビール(生はありそうになかったけどちゃんとあった)から熱燗に移って(やっぱこういう店では熱燗が似合う)、塩辛なんぞも頼んだが、ここでご主人の腕に感服。200円くらいだったと思うけど、割烹だったら3倍は取れる味。というか、全体にすべて3倍取れる味。素晴らしい。
野菜系も量もちゃんとあって味もいい。
たぶん70年のつきあいで、魚も野菜もいい仕入れが出来ているのだろう。
決して清潔ではないし(かといって不潔でもない)、テレビはつきっぱなしだし、ワサビや醤油はNGだし、イスはがたぴし言うし、妙に雑然としているのだが、こういう店は最高だな。客はこの店の存在を知っている常連客のみ。混んでいないので、みんなゆったり座って、テレビ見ながらいいペースでちびちび飲んでいる。
2時間くらい飲んで喰って、ひとり3000円くらいだったかな。大満足で店を出た。
お江戸の現地っぽさって、意外とこういうところに隠れていますよね。
posted by さとなお at 08:01| 居酒屋
2007年09月01日
さとなお:嘉門(神保町)
熱海の「和び」かぁ。早いなぁ、伊藤さん。ホントにハワイに行ってたんですか?(笑)
でも、この展開の仕方はどうなんだろう?
「アロマフレスカ」グループにはとても好感を持っていますが、なんとなく「ひらまつ」グループ的というか、あまり行って欲しくない方向というか…。なんか「アロマフレスカ」っぽくないですね。あくまでもボクの印象ですが。
ええと、それじゃ和食つながりで、神保町の「嘉門」(かもん)を。
神田神保町3丁目の集英社の裏の路地にある居酒屋。
いや、小料理かな。でもご主人の望む方向性は居酒屋だと思います。
6月に伺いました。
店に入ったら蚊取り線香の香りがぷ〜んと。あえてクーラーをつけず、引き戸と窓を全開にしてありましたね。まぁその夜は比較的過ごしやすい夜だったからだと思いますが。
カウンターとテーブルひとつの小さな店です。全体に古びていて蚊取り線香の香りがよく似合う。
でも、聞けばこの古くみえる内装は「新しい建材を古びてみえるように塗ってある」らしい(笑)。こういう工夫は悪くないですね。実際、言われないとわからないくらい上手に塗ってあるし、客はその雰囲気に酒がぐんと進むわけですから。
というか、まだここに店を開いて2年らしいです。2年前まで仙台で同名の店をやっていたのをやめて、神保町に店を開いたとのこと。仙台では相当敷居の高い店だったらしいです。30歳すぎに脱サラで店を始めたので、特に他店での修行経験はないとか。
メニューはおまかせ酒肴3500円のみ。
生ビールは一杯600円。日本酒は「大信州」「杉勇」などの珍しいのを取り揃えているがすべて一杯500円。焼酎もワインも一杯500円。格安かつ明朗会計。
ご主人ひとりでやっていて、その純朴そうな佇まいはすばらしいですよ。
ヘヘヘと笑いながら日本酒を枡にこぼれるほどなみなみと注いでくれます。酒肴がまたうまい。タコ、カツオから始まって、珍しい山菜やかき揚げなど、どれも程がよく酒がよく進む。肴は主役じゃないことをよくわかっている程の良さ。でも「これ、おいしいねぇ」と会話をよく引き立ててくれます。
こういう、いい意味で素っ気ない古い居酒屋は最近貴重になってきましたね。
細い路地にひっそりとあり、アルバイト店員もおかず、音楽もない。店は古びているがきちんと清潔。特別なお愛想もなく、こだわり親父的なうざさもない。実にさりげない。客はただただ居心地よく飲んでサッと席を立つ。
そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような気分になれる店。せわしない東京では実に貴重です。
でも、この展開の仕方はどうなんだろう?
「アロマフレスカ」グループにはとても好感を持っていますが、なんとなく「ひらまつ」グループ的というか、あまり行って欲しくない方向というか…。なんか「アロマフレスカ」っぽくないですね。あくまでもボクの印象ですが。
ええと、それじゃ和食つながりで、神保町の「嘉門」(かもん)を。
神田神保町3丁目の集英社の裏の路地にある居酒屋。
いや、小料理かな。でもご主人の望む方向性は居酒屋だと思います。
6月に伺いました。
店に入ったら蚊取り線香の香りがぷ〜んと。あえてクーラーをつけず、引き戸と窓を全開にしてありましたね。まぁその夜は比較的過ごしやすい夜だったからだと思いますが。
カウンターとテーブルひとつの小さな店です。全体に古びていて蚊取り線香の香りがよく似合う。
でも、聞けばこの古くみえる内装は「新しい建材を古びてみえるように塗ってある」らしい(笑)。こういう工夫は悪くないですね。実際、言われないとわからないくらい上手に塗ってあるし、客はその雰囲気に酒がぐんと進むわけですから。
というか、まだここに店を開いて2年らしいです。2年前まで仙台で同名の店をやっていたのをやめて、神保町に店を開いたとのこと。仙台では相当敷居の高い店だったらしいです。30歳すぎに脱サラで店を始めたので、特に他店での修行経験はないとか。
メニューはおまかせ酒肴3500円のみ。
生ビールは一杯600円。日本酒は「大信州」「杉勇」などの珍しいのを取り揃えているがすべて一杯500円。焼酎もワインも一杯500円。格安かつ明朗会計。
ご主人ひとりでやっていて、その純朴そうな佇まいはすばらしいですよ。
ヘヘヘと笑いながら日本酒を枡にこぼれるほどなみなみと注いでくれます。酒肴がまたうまい。タコ、カツオから始まって、珍しい山菜やかき揚げなど、どれも程がよく酒がよく進む。肴は主役じゃないことをよくわかっている程の良さ。でも「これ、おいしいねぇ」と会話をよく引き立ててくれます。
こういう、いい意味で素っ気ない古い居酒屋は最近貴重になってきましたね。
細い路地にひっそりとあり、アルバイト店員もおかず、音楽もない。店は古びているがきちんと清潔。特別なお愛想もなく、こだわり親父的なうざさもない。実にさりげない。客はただただ居心地よく飲んでサッと席を立つ。
そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような気分になれる店。せわしない東京では実に貴重です。
posted by さとなお at 18:34| 居酒屋
2007年06月22日
いとう:イマナス亭(ハワイ)
ぼくもハワイに出張しており、間が空いてしまいました。
10日ぐらいすぐ経ってしまいますね。しばらくは東京にいるので、もっとがんばって更新します。
>今回は札幌のイタリアン「SABOT」です。
>「アズーラ」と四谷の「岩井食堂」を足して2で割って「アロマフレスカ」グループと同じ方向性に楽しくした食堂な感じ(笑)。
ううむ。東京にいて、まだ見ぬ店に対する形容としては、かなり絶大ですね。岩井やアズーラの雰囲気は好きだし、かつアロマフレスカのグループとは・・・。
最近とみに、北海道に行くチャンスを逃していて(ついこの間もあったのに、海外への出張と重なってしまいました・・)、友人も転勤していたりして、相当行きたいモードです。
>最近すっかり地方と海外ばっかりのご紹介になっておりますが、今日もそんな感じでスイマセン。東京の店もたまっているので書きたいのですが…。
ぼくも同じですが、ハワイに出張をしてきたこともあり、一回だけハワイの店を。
最近多くの雑誌でハワイの特集記事を組んでいて、ハワイがリニューアルみたいなうたい文句が並んでいます。とはいえ、2年ぶりに行った感覚では、さほど変わったわけでもないかなあとの印象。というか、まだまだ建築はラッシュで今後もワイキキ周辺は変わってきそうです。
その中で、ずっとオープン以来変わらずハワイローカルの日本人に一番愛されている和食店に、「イマナス亭」があります。
場所はちょっと分かりにくく、ワイキキのメインストリートからは5〜6本北側で、地元ではグルメストリートとして名高い(「アラン・ウォンズ」等もある)King Streetの外れ。しかも、建物の中に奥まっていて看板も見えにくいのに、この場所で成功を収めておられるのは、たいしたものだなあと感心させられます。
内容は、極めて純日本風居酒屋料理。名古屋出身の方が営んでおられるとかで味噌カツとかもありますが、ポキやロミロミサーモン等、いわゆるローカルフードは出さないようです。魚の煮付けにしてもかき揚げにしても、とてもポーションが大きく少し濃い目の味付けで、大食い・大酒飲みのぼくにとっては、ぜひ日本にもあってほしいと願うタイプの店ですね。
次々に日本発のレストランがオープンする中で、古くからあるハワイの和食店が閉店したり、日本の和食大手との合弁に切り替えたりと、変化しつつありますが、「イマナス亭」は、そんな逆風にも順調のようです。
そういえばワイキキに「NOBU」ができていて、今一番の注目となっているみたいですね。ワイキキの「NOBU」がどうこう言うよりも、パリ、ニューヨーク、東京の食の三大都市(と、ネーミングは適当だけど)にレストランを持っているのは、アラン・デュカスとノブ・マツヒサだけじゃないかなと。そういう意味では凄いことです。
あ、そんな、ワイキキの「NOBU」には、実は今日紹介の「イマナス亭」から料理人が引き抜かれたとのこと。何か、日本のケースでも同じような話を聞いたような(笑。
10日ぐらいすぐ経ってしまいますね。しばらくは東京にいるので、もっとがんばって更新します。
>今回は札幌のイタリアン「SABOT」です。
>「アズーラ」と四谷の「岩井食堂」を足して2で割って「アロマフレスカ」グループと同じ方向性に楽しくした食堂な感じ(笑)。
ううむ。東京にいて、まだ見ぬ店に対する形容としては、かなり絶大ですね。岩井やアズーラの雰囲気は好きだし、かつアロマフレスカのグループとは・・・。
最近とみに、北海道に行くチャンスを逃していて(ついこの間もあったのに、海外への出張と重なってしまいました・・)、友人も転勤していたりして、相当行きたいモードです。
>最近すっかり地方と海外ばっかりのご紹介になっておりますが、今日もそんな感じでスイマセン。東京の店もたまっているので書きたいのですが…。
ぼくも同じですが、ハワイに出張をしてきたこともあり、一回だけハワイの店を。
最近多くの雑誌でハワイの特集記事を組んでいて、ハワイがリニューアルみたいなうたい文句が並んでいます。とはいえ、2年ぶりに行った感覚では、さほど変わったわけでもないかなあとの印象。というか、まだまだ建築はラッシュで今後もワイキキ周辺は変わってきそうです。
その中で、ずっとオープン以来変わらずハワイローカルの日本人に一番愛されている和食店に、「イマナス亭」があります。
場所はちょっと分かりにくく、ワイキキのメインストリートからは5〜6本北側で、地元ではグルメストリートとして名高い(「アラン・ウォンズ」等もある)King Streetの外れ。しかも、建物の中に奥まっていて看板も見えにくいのに、この場所で成功を収めておられるのは、たいしたものだなあと感心させられます。
内容は、極めて純日本風居酒屋料理。名古屋出身の方が営んでおられるとかで味噌カツとかもありますが、ポキやロミロミサーモン等、いわゆるローカルフードは出さないようです。魚の煮付けにしてもかき揚げにしても、とてもポーションが大きく少し濃い目の味付けで、大食い・大酒飲みのぼくにとっては、ぜひ日本にもあってほしいと願うタイプの店ですね。
次々に日本発のレストランがオープンする中で、古くからあるハワイの和食店が閉店したり、日本の和食大手との合弁に切り替えたりと、変化しつつありますが、「イマナス亭」は、そんな逆風にも順調のようです。
そういえばワイキキに「NOBU」ができていて、今一番の注目となっているみたいですね。ワイキキの「NOBU」がどうこう言うよりも、パリ、ニューヨーク、東京の食の三大都市(と、ネーミングは適当だけど)にレストランを持っているのは、アラン・デュカスとノブ・マツヒサだけじゃないかなと。そういう意味では凄いことです。
あ、そんな、ワイキキの「NOBU」には、実は今日紹介の「イマナス亭」から料理人が引き抜かれたとのこと。何か、日本のケースでも同じような話を聞いたような(笑。
posted by 伊藤章良 at 13:08| 居酒屋
2006年12月18日
いとう:無櫓火(広島)
広島への出張〜大阪の実家と回ってきたので、とても空いてしまいました。すみません。
さとなおさんの大阪料理に触発されて、大阪に滞在した昨日の日曜日は朝から通天閣でも出かけようかと画策していたんですが、広島での飽食がたたってしまい、思いもよらないノロウィルスにやられました。症状が強烈な二日酔いと同じ(笑)で、なおかつひどい口臭もするらしく(胃が荒れているかと想像されます)、私の母も「二日酔いやろ」と高を括っていましたが、どんどんとひどくなるのでけっこう大変でした。土日二日間、ほとんど何も食べられなかったのですが、久しぶりに母の粥を食べてホックリしました。
でも、新世界には行って来たかったなあ。ぼくは大学生のころ、よく新世界に古着を買いに行きました。アメリカから流れてくるアーミーっぽい古着ではなくて、それこそ大切に保管していた一張羅も売ってしまった感のある衣服やクリーニング店から流れてきたような(クリーニングのタグがそのまま付いているもの)など、けっこう掘り出し物が強烈に格安(当時ほとんど100円台)で出回っていたのですね。
でもそのころは、串カツに行列ができる、なんてことはなかったです(当たり前ですか)。「なんの肉を揚げてるかわからんでー」とか「油が悪すぎて肝臓をやられるでー」とか言われていて、串カツは敬遠気味だったなあ。今はすっかり大阪を代表する料理なんですが。
さて、ということで、出張で行った広島の居酒屋「無櫓火」を。ここはカナリいい店です。東京にここと同じ店を見つけることはぼくの知る限り不可能です。
入店してハッとするのは、店内が強烈に清潔。オーセンティクなバーのように磨きこまれたカウンターにまず惚れ惚れします。
で、この店の一番の特徴は酒の出し方にあります。
店主曰く「昔から居酒屋での酒の注文としては、普通一合か二合だけですから」と言われるように、ここでの酒は基本的に店側のおまかせ(もちろん、全国のうまい地酒ばかりです)。相手の商売ペースに乗せられているんじゃないかと不信感を抱く客も多かったそうですが、店主が都度説得しブログ等でもその想いを連ねて、10年続いた今では、そのシステムを真似たり勉強に来る店も多いとか。
その理由は、こうです。つまり、数十席の居酒屋でいくつもの酒を置いて注文をとっても、すべての酒の保存状態がどんどん悪くなるばかり。口開けの酒を飲んだ方と最後の方を飲んだ方で同じ料金というのもおかしい。だったら、こちらを信用していただいて厳選した酒を用意し、それを料理(も基本的にはコース)に合わせてこちらで選んでお出しする、というものです。
そういえば、100種類以上の日本酒を揃えているといわれる神田の「新八」で飲んだとき、その酒の保存状態の悪さに閉口して、もうこういった日本酒のボトルを並べている店は信用しない、と決めたことを思い出しました。
その日は、ぼくが東京からの客人であることを予約した友人が店主に話してくれていて、ぼくには、広島県人でもあまり見たことのないレアな広島の酒がどんどん出てきました(もちろん友人には違う酒です)。
それから、「無櫓火」には、焼酎の前割りもあります。
前割りとは、焼酎に良く馴染む水と2〜3日前から5:5ぐらいの比率で割っておいて、それを飲むやり方。直前に割ると水のクセや香りが焼酎の邪魔をすることがありますが、前割りだと水も厳選されており、とてもまろやかで焼酎の味わいを壊すことなく楽しめます。その日は、見るのも初めての村尾の麦も体験しましたが、超レア酒もすべて同じ価格で提供されます。
こういった酒の扱いは、自ら造った酒をお店で最高の状態で出してくれることから、酒の蔵元にも高い評価を受けているよう。店内には有名蔵元の店主と酒を酌み交わす渋い写真もチラホラ。
話は変わって、店主から突然「いい生ビールはどうやって出すと思いますか」と聞かれ、返答に困ったものの「フィルターをまめに掃除することじゃないですか」と答えたところ、なかなか店主のツボにはまったようで、「いい居酒屋の見分け方、それはまずビールがいいことですね。手入れが大変ですから」とのこと。
「無櫓火」では、グラスの洗浄にも浄水器を通した水を使うとか。生ビールもタンクごと冷やすそうで、リーデルのビール用グラス(存在を知りませんでした)で提供されます。
さとなおさんの大阪料理に触発されて、大阪に滞在した昨日の日曜日は朝から通天閣でも出かけようかと画策していたんですが、広島での飽食がたたってしまい、思いもよらないノロウィルスにやられました。症状が強烈な二日酔いと同じ(笑)で、なおかつひどい口臭もするらしく(胃が荒れているかと想像されます)、私の母も「二日酔いやろ」と高を括っていましたが、どんどんとひどくなるのでけっこう大変でした。土日二日間、ほとんど何も食べられなかったのですが、久しぶりに母の粥を食べてホックリしました。
でも、新世界には行って来たかったなあ。ぼくは大学生のころ、よく新世界に古着を買いに行きました。アメリカから流れてくるアーミーっぽい古着ではなくて、それこそ大切に保管していた一張羅も売ってしまった感のある衣服やクリーニング店から流れてきたような(クリーニングのタグがそのまま付いているもの)など、けっこう掘り出し物が強烈に格安(当時ほとんど100円台)で出回っていたのですね。
でもそのころは、串カツに行列ができる、なんてことはなかったです(当たり前ですか)。「なんの肉を揚げてるかわからんでー」とか「油が悪すぎて肝臓をやられるでー」とか言われていて、串カツは敬遠気味だったなあ。今はすっかり大阪を代表する料理なんですが。
さて、ということで、出張で行った広島の居酒屋「無櫓火」を。ここはカナリいい店です。東京にここと同じ店を見つけることはぼくの知る限り不可能です。
入店してハッとするのは、店内が強烈に清潔。オーセンティクなバーのように磨きこまれたカウンターにまず惚れ惚れします。
で、この店の一番の特徴は酒の出し方にあります。
店主曰く「昔から居酒屋での酒の注文としては、普通一合か二合だけですから」と言われるように、ここでの酒は基本的に店側のおまかせ(もちろん、全国のうまい地酒ばかりです)。相手の商売ペースに乗せられているんじゃないかと不信感を抱く客も多かったそうですが、店主が都度説得しブログ等でもその想いを連ねて、10年続いた今では、そのシステムを真似たり勉強に来る店も多いとか。
その理由は、こうです。つまり、数十席の居酒屋でいくつもの酒を置いて注文をとっても、すべての酒の保存状態がどんどん悪くなるばかり。口開けの酒を飲んだ方と最後の方を飲んだ方で同じ料金というのもおかしい。だったら、こちらを信用していただいて厳選した酒を用意し、それを料理(も基本的にはコース)に合わせてこちらで選んでお出しする、というものです。
そういえば、100種類以上の日本酒を揃えているといわれる神田の「新八」で飲んだとき、その酒の保存状態の悪さに閉口して、もうこういった日本酒のボトルを並べている店は信用しない、と決めたことを思い出しました。
その日は、ぼくが東京からの客人であることを予約した友人が店主に話してくれていて、ぼくには、広島県人でもあまり見たことのないレアな広島の酒がどんどん出てきました(もちろん友人には違う酒です)。
それから、「無櫓火」には、焼酎の前割りもあります。
前割りとは、焼酎に良く馴染む水と2〜3日前から5:5ぐらいの比率で割っておいて、それを飲むやり方。直前に割ると水のクセや香りが焼酎の邪魔をすることがありますが、前割りだと水も厳選されており、とてもまろやかで焼酎の味わいを壊すことなく楽しめます。その日は、見るのも初めての村尾の麦も体験しましたが、超レア酒もすべて同じ価格で提供されます。
こういった酒の扱いは、自ら造った酒をお店で最高の状態で出してくれることから、酒の蔵元にも高い評価を受けているよう。店内には有名蔵元の店主と酒を酌み交わす渋い写真もチラホラ。
話は変わって、店主から突然「いい生ビールはどうやって出すと思いますか」と聞かれ、返答に困ったものの「フィルターをまめに掃除することじゃないですか」と答えたところ、なかなか店主のツボにはまったようで、「いい居酒屋の見分け方、それはまずビールがいいことですね。手入れが大変ですから」とのこと。
「無櫓火」では、グラスの洗浄にも浄水器を通した水を使うとか。生ビールもタンクごと冷やすそうで、リーデルのビール用グラス(存在を知りませんでした)で提供されます。
posted by 伊藤章良 at 12:09| 居酒屋
2006年06月03日
さとなお:なかむら家(那覇)
エロ中華? あぁ本店はわりとエロいですね(笑)
「味芳斎」は本店と支店、使い分けますが、わりと支店に行くことが多いかなぁ。血が胃に集中してしまうということはありませんが、辛みが減りつつあるのはちょっと残念です(相変わらず好きな味ですが)。
いま沖縄に来ています。
朝いちに「若狭パーラー」で沖縄そば食べて、プールで泳いで、その後嘉手納までクルマで飛ばして「海が見えるそば家」(←という名のそば屋)で沖縄そば。浦添に戻って「てんぷす」で沖縄そば、とハシゴして…(笑)
んでもっていまから夜の極私的食ツアーに出ます。あぁ楽しい。
で、昨晩は那覇に着いてすぐ「なかむら家」に行き、懐かしい人と会ったのですが、あぁそういえばこの店を忘れていたな、と。
というのは、よくメールとかで「沖縄初めてなんですけど、那覇でオススメの居酒屋とかありますか?」と聞かれるんです。漠然とした聞かれ方で困るのですが、それでもなんとか答えます(※比較的余裕があるときですが)。
……んー、とりあえず「うりずん」はいいかもなぁ。でも沖縄初心者にとって、あの接客はびびる人もいるかもしれない。「ゆうなんぎい」は普通すぎるかもだし、「山猫屋」系は少しモダンすぎて沖縄に来たって感じに薄いかも。「あんつく」は安くていいのだけど、あの暗さをどう思うかなぁ。「苫屋」は初心者には論外だし、、、とか悩んだ末、その時々で違う答えとかしちゃうんですね。他にも名店がいっぱいあるので。
でも「なかむら家」を長く忘れてました。昔数回行って気に入っていたのに、もしかしたらサイトにも載せ忘れてるかも。
那覇の居酒屋としてはここは相当秀逸です。まぁ老舗でもありますし。
昨晩は「ミーバイの刺身」「スルル(きみなご)の唐揚げ」「からしな炒め」とか食べましたが、良かったなぁ。ここは刺身系がちゃんとおいしく、料理ものもなかなかです。マース煮(魚の塩煮)みたいなのがしっかりうまいんです。しかもメニューはたくさんあって、なかなか楽しい居酒屋なのですね。
んでもって非常に安い! ひとり1000円台も夢ではありません。わりと飲んでもひとり3000円行かないと思う。まぁ「オヤジ系居酒屋」が好きな方にはこれからはココを勧めよっと。
ちなみにカウンターでひとり酒も似合う店です。異様に混んでいるのが玉に瑕、ですね。
「味芳斎」は本店と支店、使い分けますが、わりと支店に行くことが多いかなぁ。血が胃に集中してしまうということはありませんが、辛みが減りつつあるのはちょっと残念です(相変わらず好きな味ですが)。
いま沖縄に来ています。
朝いちに「若狭パーラー」で沖縄そば食べて、プールで泳いで、その後嘉手納までクルマで飛ばして「海が見えるそば家」(←という名のそば屋)で沖縄そば。浦添に戻って「てんぷす」で沖縄そば、とハシゴして…(笑)
んでもっていまから夜の極私的食ツアーに出ます。あぁ楽しい。
で、昨晩は那覇に着いてすぐ「なかむら家」に行き、懐かしい人と会ったのですが、あぁそういえばこの店を忘れていたな、と。
というのは、よくメールとかで「沖縄初めてなんですけど、那覇でオススメの居酒屋とかありますか?」と聞かれるんです。漠然とした聞かれ方で困るのですが、それでもなんとか答えます(※比較的余裕があるときですが)。
……んー、とりあえず「うりずん」はいいかもなぁ。でも沖縄初心者にとって、あの接客はびびる人もいるかもしれない。「ゆうなんぎい」は普通すぎるかもだし、「山猫屋」系は少しモダンすぎて沖縄に来たって感じに薄いかも。「あんつく」は安くていいのだけど、あの暗さをどう思うかなぁ。「苫屋」は初心者には論外だし、、、とか悩んだ末、その時々で違う答えとかしちゃうんですね。他にも名店がいっぱいあるので。
でも「なかむら家」を長く忘れてました。昔数回行って気に入っていたのに、もしかしたらサイトにも載せ忘れてるかも。
那覇の居酒屋としてはここは相当秀逸です。まぁ老舗でもありますし。
昨晩は「ミーバイの刺身」「スルル(きみなご)の唐揚げ」「からしな炒め」とか食べましたが、良かったなぁ。ここは刺身系がちゃんとおいしく、料理ものもなかなかです。マース煮(魚の塩煮)みたいなのがしっかりうまいんです。しかもメニューはたくさんあって、なかなか楽しい居酒屋なのですね。
んでもって非常に安い! ひとり1000円台も夢ではありません。わりと飲んでもひとり3000円行かないと思う。まぁ「オヤジ系居酒屋」が好きな方にはこれからはココを勧めよっと。
ちなみにカウンターでひとり酒も似合う店です。異様に混んでいるのが玉に瑕、ですね。
posted by さとなお at 18:28| 居酒屋
2006年04月11日
いとう:ハル(中目黒)
大阪ですか。ぼくと一週間ずれましたね、残念。
桜が今見ごろとのこと。それにしても、東京より大阪の方が桜の開花が遅いというのも、不思議な現象ではあります。
>あとは那覇の「沖縄第一ホテル」の朝食も印象的。
以前さとなおさんの本を読んでここへ行ってきました。身が清まるような、なかなか興味深い体験でしたね。友人から聞いたんですが、夜の営業も始めたらしいです。
どんどん話が広がります。実は朝食として凄く印象に残っているのが、ハワイのホノルル近郊にあった「ウイステリア」というカフェ(昨年秋に行ったらすでになくなり更地になっていてショックでした)。ここには、Japanese breakfastなるメニューがあって、マヒマヒというハワイの焼き魚に生キャベツの千切りが添えられ、玉子を落とした味噌汁、漬物、ご飯という取り合わせ。味噌汁に玉子を入れるという下世話さを含めこのメニューだけでも昭和なんだけど、割烹着を着た日本人そっくりの日本人ではない女性がサーブするという強烈なノスタルジーでした。戦前日本から移住して以来の方々から引き継がれる、時が止まった感覚が味わえたんですが。
今日はまた夜の話題に戻します。最近とみに行く回数が多くなってきた中目黒。というのも中目黒には、ご承知のように都心特有のトレンディさと地元らしい親しみやすさの両方を兼ね備えた店が多くあって、とても居心地がいいのです。今日の紹介は居酒屋の「ハル」。寿司店で長く修業した店主が実は自分がやりたいのは居酒屋だと方向転換し開いた店だとか。
東急東横線と平行に走る目黒銀座商店街をかなり歩いて少し寂しくなってきた辺り。確かにこの界隈にはいい店が集まっています。がらっと開けて入ると、すでに常連さんが店主夫妻と談笑しており、後から来る客来る客「ヨオッ」て感じ。でも店主が調理に向かう姿は寡黙で手際よく、一皿一皿見ごたえ食べ応え十分の料理が供されます。
新鮮で力強い魚類ももちろんですが、沖縄好きとのことでゴーヤ炒めやソーメンチャンプル等も。島とおがらしをさりげなく添えられたりもします。
いい店なんだけど、ちょっと難を言わせてもらうと、かなり高いんですね。さすがに中目黒は近所に住む人もお金持ちなんだなあと思ってしまいました。あの価格では自分は常連にはなれそうにないですね。
桜が今見ごろとのこと。それにしても、東京より大阪の方が桜の開花が遅いというのも、不思議な現象ではあります。
>あとは那覇の「沖縄第一ホテル」の朝食も印象的。
以前さとなおさんの本を読んでここへ行ってきました。身が清まるような、なかなか興味深い体験でしたね。友人から聞いたんですが、夜の営業も始めたらしいです。
どんどん話が広がります。実は朝食として凄く印象に残っているのが、ハワイのホノルル近郊にあった「ウイステリア」というカフェ(昨年秋に行ったらすでになくなり更地になっていてショックでした)。ここには、Japanese breakfastなるメニューがあって、マヒマヒというハワイの焼き魚に生キャベツの千切りが添えられ、玉子を落とした味噌汁、漬物、ご飯という取り合わせ。味噌汁に玉子を入れるという下世話さを含めこのメニューだけでも昭和なんだけど、割烹着を着た日本人そっくりの日本人ではない女性がサーブするという強烈なノスタルジーでした。戦前日本から移住して以来の方々から引き継がれる、時が止まった感覚が味わえたんですが。
今日はまた夜の話題に戻します。最近とみに行く回数が多くなってきた中目黒。というのも中目黒には、ご承知のように都心特有のトレンディさと地元らしい親しみやすさの両方を兼ね備えた店が多くあって、とても居心地がいいのです。今日の紹介は居酒屋の「ハル」。寿司店で長く修業した店主が実は自分がやりたいのは居酒屋だと方向転換し開いた店だとか。
東急東横線と平行に走る目黒銀座商店街をかなり歩いて少し寂しくなってきた辺り。確かにこの界隈にはいい店が集まっています。がらっと開けて入ると、すでに常連さんが店主夫妻と談笑しており、後から来る客来る客「ヨオッ」て感じ。でも店主が調理に向かう姿は寡黙で手際よく、一皿一皿見ごたえ食べ応え十分の料理が供されます。
新鮮で力強い魚類ももちろんですが、沖縄好きとのことでゴーヤ炒めやソーメンチャンプル等も。島とおがらしをさりげなく添えられたりもします。
いい店なんだけど、ちょっと難を言わせてもらうと、かなり高いんですね。さすがに中目黒は近所に住む人もお金持ちなんだなあと思ってしまいました。あの価格では自分は常連にはなれそうにないですね。
posted by 伊藤章良 at 17:55| 居酒屋
2006年04月05日
いとう:新梅田食道街
同感です。
当初は、ぼくも対談とは別に自分のコンテンツをアップする場を持っていたわけですが、後半から一時的に対談だけになってしまったので、「伊藤はどこで何を食っているか」に、こだわった部分もありました。また、そんな縛りがあると、仕事等で店に行けない日が続くことで一気に書くことがなくなりますしね(笑)。
それとある方から、ぼくたちは対談しているのだから、忙しかったりネタがなくても、「今日も元気です」だけでも書き込んであれば臨場感が途切れないように思う、と言われました。これも、さとなおさんが言う「文脈」のひとつかなあと感じた次第です。
だからといって、サア始めましょう、みたいにはならないので(笑)、先週末から昨日まで出張した大阪でのことについて。
以前も少し書いたけど、大阪に行くと今でもなんとなく足が向くのは「新梅田食道街」。本来はミナミ派なので、時間があればポンとミナミまで行ってしまうのですが、仕事の行動範囲がキタだったり、実家(キタの近くです)付近にいることが多いと、この辺で落ち着こうかと「新梅田食道街」に突入するのです。
ただ今回感じたのは(日曜ということもあり)、立ち飲みブームも重なって、かの「新梅田食道街」も観光客満載。「松葉総本店」のようなコアな串カツの店でも、客の3分の1ぐらいから関西弁以外の言葉が聞こえてきます。その中に凄い美人の標準語二人組がいたりして、回りの大阪のおっさんたちがワサワサと緊張する様が、なんか面白かったです。
2軒目の300円均一「初音」に移動しても、周りからは関西弁が聞こえてこず、「オレ、こうやって大阪の串カツが一度食べてみたかったんだよなー」なんて話しています(串カツのうまい店はここじゃないのに)。ところがそこに、小柄で派手な服をきた1人の爺さんが入ってきました。
そして「ナマとポテサラや」と一言。おっ、大阪のおっさんやー。そしてポテトサラダが運ばれるなり、そこにウスターソースをドバドバとかけたのです。それを見てなぜか大阪人のDNAが騒ぎました。ぼくもポテトサラダにウスターソースをかけて食べるのが、実はちょっと好きだったりします(笑)。
当初は、ぼくも対談とは別に自分のコンテンツをアップする場を持っていたわけですが、後半から一時的に対談だけになってしまったので、「伊藤はどこで何を食っているか」に、こだわった部分もありました。また、そんな縛りがあると、仕事等で店に行けない日が続くことで一気に書くことがなくなりますしね(笑)。
それとある方から、ぼくたちは対談しているのだから、忙しかったりネタがなくても、「今日も元気です」だけでも書き込んであれば臨場感が途切れないように思う、と言われました。これも、さとなおさんが言う「文脈」のひとつかなあと感じた次第です。
だからといって、サア始めましょう、みたいにはならないので(笑)、先週末から昨日まで出張した大阪でのことについて。
以前も少し書いたけど、大阪に行くと今でもなんとなく足が向くのは「新梅田食道街」。本来はミナミ派なので、時間があればポンとミナミまで行ってしまうのですが、仕事の行動範囲がキタだったり、実家(キタの近くです)付近にいることが多いと、この辺で落ち着こうかと「新梅田食道街」に突入するのです。
ただ今回感じたのは(日曜ということもあり)、立ち飲みブームも重なって、かの「新梅田食道街」も観光客満載。「松葉総本店」のようなコアな串カツの店でも、客の3分の1ぐらいから関西弁以外の言葉が聞こえてきます。その中に凄い美人の標準語二人組がいたりして、回りの大阪のおっさんたちがワサワサと緊張する様が、なんか面白かったです。
2軒目の300円均一「初音」に移動しても、周りからは関西弁が聞こえてこず、「オレ、こうやって大阪の串カツが一度食べてみたかったんだよなー」なんて話しています(串カツのうまい店はここじゃないのに)。ところがそこに、小柄で派手な服をきた1人の爺さんが入ってきました。
そして「ナマとポテサラや」と一言。おっ、大阪のおっさんやー。そしてポテトサラダが運ばれるなり、そこにウスターソースをドバドバとかけたのです。それを見てなぜか大阪人のDNAが騒ぎました。ぼくもポテトサラダにウスターソースをかけて食べるのが、実はちょっと好きだったりします(笑)。
posted by 伊藤章良 at 17:48| 居酒屋
2006年02月27日
さとなお:てっぺん(渋谷他)
「レ・ビノム」、よさそうだなぁ。ひとりごはんを売り物にしているあたりがボクには特にいいです。わりとひとりごはん、多いので。昼も夜も。前から約束している時は除いて、夜に外食できるかどうかは仕事次第でフリーにしていることも多く、そういうときに急に誘う相手も(この歳になると)なかなか見つからず、ひとりでゆっくり食べることがわりと多いんですね。
ところで、この前いっしょに行った居酒屋「てっぺん」って、有名な店だったんですね。寡聞にして知りませんでした。
何が有名って朝礼。朝礼に参加・見学できるらしいです。
朝礼といっても夕方5時前。4時半集合で、あのノリでド派手な朝礼を繰り広げられるとか。
『日経MJ』より引用してるブログがあったので、孫引きします(リンクはこちら)。
そういえば、店中色紙だらけで、店員の思いとか「○○NO.1!」とかいろいろ書いてあったっけ。
ただ、オーダーをすると「もう、さいっこうのをお作りします!」「めっちゃくちゃうまいです!」と叫ぶんだけど、めっちゃくちゃうまいまではいかない(笑)。心意気もいいし楽しいし、ポジティブな「気」は伝わってくるのだけど、「おお、確かに最高だ」もしくは「最高ではないかもだけどとてもがんばっている」とか思わせて欲しいな。
いや、ほんの少しのてこ入れでもいいかも。あのポジティブな「気」に客は心を開いているので、味のもう一押しがあったらよりシアワセになれるのになぁと惜しく思いました。
ところで、この前いっしょに行った居酒屋「てっぺん」って、有名な店だったんですね。寡聞にして知りませんでした。
何が有名って朝礼。朝礼に参加・見学できるらしいです。
朝礼といっても夕方5時前。4時半集合で、あのノリでド派手な朝礼を繰り広げられるとか。
『日経MJ』より引用してるブログがあったので、孫引きします(リンクはこちら)。
午後4時半。営業時間の30分前に朝礼は始まる。細長い店内で10人前後の従業員が楕円型の円陣を組む。
「朝礼を始めます!今日のテーマは自分の目標です。スピーチ宣言!」司会役が叫んだ次の瞬間、全員が身を乗り出し、手を挙げて「ハイッ!」。司会は間髪入れず「大塚さん、お願いします!」。「2007年5月に自分の店を持ちます!みんなが最高に楽しめる店をつくります」。心の底から出てくるような迫力だ。司会が「大塚さんなら絶対にかなえられます。次いきます」とつなぐと、再び全員が「ハイッ!」と高々と手を挙げる。
(中略)最後は全員が「ありがとうございます」「いらっしゃいませ」「日本一」とかけ声を合わせ、気勢を最高潮まで高めたところで終了。時間にして約15分。朝礼後の店内は、すさまじい活気に満ちているのがわかる。(『日経MJ』食のチャレンジャー42号より引用)
そういえば、店中色紙だらけで、店員の思いとか「○○NO.1!」とかいろいろ書いてあったっけ。
ただ、オーダーをすると「もう、さいっこうのをお作りします!」「めっちゃくちゃうまいです!」と叫ぶんだけど、めっちゃくちゃうまいまではいかない(笑)。心意気もいいし楽しいし、ポジティブな「気」は伝わってくるのだけど、「おお、確かに最高だ」もしくは「最高ではないかもだけどとてもがんばっている」とか思わせて欲しいな。
いや、ほんの少しのてこ入れでもいいかも。あのポジティブな「気」に客は心を開いているので、味のもう一押しがあったらよりシアワセになれるのになぁと惜しく思いました。
posted by さとなお at 12:37| 居酒屋
2006年02月01日
さとなお:三州屋銀座店(銀座)
あら。またシンクロニシティ。「諒」はボクも先々週に行きました。
カニのコースがリーズナブルに食べられる店だなぁとは思いましたが、正直に言うとボクは好きでも嫌いでもない感じです。カニって素材が命な部分が大きいので、やはり山陰とか道東とかで食べた味と比べてしまいますね。
というか、割烹とかでカニがあってもほとんど頼まない方なので、もともとカニにたいした期待をしてないのかも(笑)。「おお!今日はカニだぁ!」というテンションがないので妙に冷静に食べてしまう。ダメっすねぇ。
そうそう「庭つ鶏」も行きましたよ。
この店もボクには微妙でした。心意気は伝わってくるし、胸肉もささみも皮焼きもたたきもパート2も塩煮も全部おいしかったのですが、なんというか、ボクが鳥料理に求めているものと違う感じでした。ちょっと線が細く、ベジタリアンっぽいあっさり感が「やっぱ鶏ってうめぇ!」という感動につながりきらなかった感想です。
というか、ここらへんは完全に好みの問題だと思います。
さて。この冬4回目かの「三州屋銀座店」に行ってきました。
まだこの対談では取り上げてなかったかなぁ。ボクはここのカキフライが本当に好きなのです。ランチだと1100円で定食になります。6コか7コの大ぶりなカキの揚げ具合が最高です。
このカキフライっていうヤツもヒトによって「求めているもの」が違うと思うのですが、ボクは食べ終わった後「よし! 元気になった! 栄養満点! 今日も明日も元気だラッキー!」みたいに盛り上がれないカキフライはダメなんですよ(どんなんや)。
お行儀の良いカキフライってあるじゃないですか。あれはあまり好きじゃない。そういう意味では三州屋のカキフライはボクの中での横綱ですね。
「三州屋」でカキフライ食べて、「与志万」でかき釜めし食べて、「小花」でかきそば食べれば、寒い冬でも毎日元気!ラッキー! そんな単純ライフです。
あ、ちなみに「三州屋」って銀座1丁目2丁目あたりに少なくとも2軒はあります(同名だけど違う経営。蒲田の三州屋の分かれが都内に散らばっているみたいですね)。並木通りの路地の奥にある店へどうぞ。初めてだと相当わかりにくいので注意が必要。
カニのコースがリーズナブルに食べられる店だなぁとは思いましたが、正直に言うとボクは好きでも嫌いでもない感じです。カニって素材が命な部分が大きいので、やはり山陰とか道東とかで食べた味と比べてしまいますね。
というか、割烹とかでカニがあってもほとんど頼まない方なので、もともとカニにたいした期待をしてないのかも(笑)。「おお!今日はカニだぁ!」というテンションがないので妙に冷静に食べてしまう。ダメっすねぇ。
そうそう「庭つ鶏」も行きましたよ。
この店もボクには微妙でした。心意気は伝わってくるし、胸肉もささみも皮焼きもたたきもパート2も塩煮も全部おいしかったのですが、なんというか、ボクが鳥料理に求めているものと違う感じでした。ちょっと線が細く、ベジタリアンっぽいあっさり感が「やっぱ鶏ってうめぇ!」という感動につながりきらなかった感想です。
というか、ここらへんは完全に好みの問題だと思います。
さて。この冬4回目かの「三州屋銀座店」に行ってきました。
まだこの対談では取り上げてなかったかなぁ。ボクはここのカキフライが本当に好きなのです。ランチだと1100円で定食になります。6コか7コの大ぶりなカキの揚げ具合が最高です。
このカキフライっていうヤツもヒトによって「求めているもの」が違うと思うのですが、ボクは食べ終わった後「よし! 元気になった! 栄養満点! 今日も明日も元気だラッキー!」みたいに盛り上がれないカキフライはダメなんですよ(どんなんや)。
お行儀の良いカキフライってあるじゃないですか。あれはあまり好きじゃない。そういう意味では三州屋のカキフライはボクの中での横綱ですね。
「三州屋」でカキフライ食べて、「与志万」でかき釜めし食べて、「小花」でかきそば食べれば、寒い冬でも毎日元気!ラッキー! そんな単純ライフです。
あ、ちなみに「三州屋」って銀座1丁目2丁目あたりに少なくとも2軒はあります(同名だけど違う経営。蒲田の三州屋の分かれが都内に散らばっているみたいですね)。並木通りの路地の奥にある店へどうぞ。初めてだと相当わかりにくいので注意が必要。
posted by さとなお at 09:04| 居酒屋
2006年01月29日
さとなお:大はし(北千住)
木曜はどうもありがとうございました。
意外と食べて意外と飲みましたよね。ボクは金曜がまた修羅場だったのでわりと大変でした。
「与志万」は〆に釜めしを是非。名物です。できれば冬に行って「かき釜めし」を食べてください。
あと、コースがいろいろあるので、一品ではなく、とりあえずコースを組み合わせて頼んでみてください。お得でっせ。
さて。
金曜に久しぶりに北千住の「大はし」に行ってきました。
1877年創業の居酒屋の名店として燦然と輝く店ですが、内装を新しくしたんですね。知りませんでした。聞けば2年前とか。2004年か2003年か・・・ボクが前に行ったのは10年前くらいですから、あまりに新しくなっていてビックリしました。
でも相変わらず「牛にこみ」はうまかったです。
あの鍋は変えてないそうで、「肉とうふ」ももちろん美味でした。あと秀逸だったのは「いわしのフライ」。あーうまかった・・・オヤジさんも元気だったし、やっぱいいなぁ・・・
あそこはなんでも400円前後で食べられる上に名物「梅割り」がうまいですよね。いわゆるキンミヤ(金色の宮の字なので)と呼ばれる焼酎「亀甲宮」の梅シロップ割り。なんだか怪しくて好きです。
さなメモでも書きましたが、恵比寿「縄のれん」のハイボール、銀座「泰明庵」のそば湯わりアルギン並べ(焼酎のそば湯割りをオーダーすると意味がわかります。ただし一人前をたくさん頼まないといけない)、そして「大はし」の梅割り。
同行者と「東京三大怪しい飲み物」と命名しちゃいました(怪しい、というのはもちろんいい意味)。
目の前に「バードコート」があり、若者はあっち、中年はこっちと分かれている感もありますが、新装してもやっぱり東京を代表する居酒屋のひとつだなぁと感嘆した次第。
意外と食べて意外と飲みましたよね。ボクは金曜がまた修羅場だったのでわりと大変でした。
「与志万」は〆に釜めしを是非。名物です。できれば冬に行って「かき釜めし」を食べてください。
あと、コースがいろいろあるので、一品ではなく、とりあえずコースを組み合わせて頼んでみてください。お得でっせ。
さて。
金曜に久しぶりに北千住の「大はし」に行ってきました。
1877年創業の居酒屋の名店として燦然と輝く店ですが、内装を新しくしたんですね。知りませんでした。聞けば2年前とか。2004年か2003年か・・・ボクが前に行ったのは10年前くらいですから、あまりに新しくなっていてビックリしました。
でも相変わらず「牛にこみ」はうまかったです。
あの鍋は変えてないそうで、「肉とうふ」ももちろん美味でした。あと秀逸だったのは「いわしのフライ」。あーうまかった・・・オヤジさんも元気だったし、やっぱいいなぁ・・・
あそこはなんでも400円前後で食べられる上に名物「梅割り」がうまいですよね。いわゆるキンミヤ(金色の宮の字なので)と呼ばれる焼酎「亀甲宮」の梅シロップ割り。なんだか怪しくて好きです。
さなメモでも書きましたが、恵比寿「縄のれん」のハイボール、銀座「泰明庵」のそば湯わりアルギン並べ(焼酎のそば湯割りをオーダーすると意味がわかります。ただし一人前をたくさん頼まないといけない)、そして「大はし」の梅割り。
同行者と「東京三大怪しい飲み物」と命名しちゃいました(怪しい、というのはもちろんいい意味)。
目の前に「バードコート」があり、若者はあっち、中年はこっちと分かれている感もありますが、新装してもやっぱり東京を代表する居酒屋のひとつだなぁと感嘆した次第。
posted by さとなお at 23:21| 居酒屋
2005年12月09日
いとう:つず久(牛込柳町)
「ドナステラ・クチーナ・オオサコ」、楽しまれたようで何よりです。輪郭のハッキリした男っぽい料理なのに、多少女性偏重(特に美しい方)との批判も耳に入っていたので心配をしていました。というか、さとなおさんが美しい女性と行かれたのかもしれませんが(笑)。
「ドナステラ・クチーナ・オオサコ」の大迫シェフは、もともと西麻布で「ダ・クイ」という店をやっていたんですが、いまひとつ地味な感じで流行らず。ところが、銀座に出てきたとたんに超人気店になってしまいました。料理店の浮き沈みも紙一重だなと、ここでも思います。
さて今日は、「つず久」という居酒屋について。
ここは、相当いい店です。ごくごく小さいし、メニューはよくわからないし、雑然としているし、カウンターの椅子なんか少し傾いているし、表にはでっかく「元祖わさびめし」書いてあるし、阪神ファンだし(これはすばらしいですが)・・・。
まず場所がいい。大江戸線「牛込柳町」から徒歩1分の路地裏。ちなみに牛込柳町といのは「ル・デッサン」という素敵なフレンチがあったりします。ガラっと開けて入ると、予約した場合名前が書いてカウンターの上に置いてあります。
メニューはなく、料理名は壁のいたるところに。でも細長くて狭い店内かつ達筆なので、全ての料理名を確認&把握することができません(これはメニュー読み好きにとってはちとつらい)。ということで、頼むべき代表料理を書いておきます。
1.刺身
その日によって変わると思いますが、新鮮で珍しい魚も多く、そしてなにより量がすごい(普通の居酒屋の3倍ぐらいと思ってください)。またイカ刺しを注文すると、げそをイカのワタであえたホイル焼がプラスされる(これが日本酒に最高)など、サプライズもあります。
2.卵焼き
一見普通の卵焼きですが、中に日替わりでギョッとする魚介類が入ったりしてます。
3.もずくのしゃぶしゃぶ
文字通り、もずくをシャブシャブで食べます。さっぱりとして食が進みます。
4.ゴーヤ
調理法は日替わりのようです。炭火焼、塩炒め、味噌炒めなんかがあります。
5.炭火焼
魚介類から巨大な青唐などの野菜まで日替わりで豊富にあります。焼鳥を頼んで店主に怒られている客がいました。
6.元祖わさびめし
これが「つず久」の看板。蝦夷山葵という北海道の原野に自生するらしいわさび(ホースラディッシュに近い、というか検索してみると、ホースラディッシュを別名えぞわさびというみたいです)をすり下ろし、大量の海苔といっしょに釜で炊いた炊きたてのご飯にまぶして醤油をかけて食べるシンプルな料理。強烈に辛くてむせますが、あまりにもうまいので、ご飯をつまみに熱燗が飲みたくなり追加注文してしまいました。
それと、もうひとつすばらしいのは、店の女将さんの対応。
客それぞれに常に声をかけつつ(まず、その日初めて顔を合わせる客には全員に挨拶をされます)、料理の説明をしたりえぞわさびをサービスをしたり炭火の前を担当したり、八面六臂の活躍です。あそこまで客を気持ちよくさせる接客術にたけた方も本当に珍しい。言動や一挙手一投足をメモりたいぐらいでした。
ただ、本当に小さい店なので、大人数では伺わないようにしてください。ベストはやはり二人で、かな。
なお、明日から4日ほど上海に行ってきます。蟹の最後に間に合うかなあ。
「ドナステラ・クチーナ・オオサコ」の大迫シェフは、もともと西麻布で「ダ・クイ」という店をやっていたんですが、いまひとつ地味な感じで流行らず。ところが、銀座に出てきたとたんに超人気店になってしまいました。料理店の浮き沈みも紙一重だなと、ここでも思います。
さて今日は、「つず久」という居酒屋について。
ここは、相当いい店です。ごくごく小さいし、メニューはよくわからないし、雑然としているし、カウンターの椅子なんか少し傾いているし、表にはでっかく「元祖わさびめし」書いてあるし、阪神ファンだし(これはすばらしいですが)・・・。
まず場所がいい。大江戸線「牛込柳町」から徒歩1分の路地裏。ちなみに牛込柳町といのは「ル・デッサン」という素敵なフレンチがあったりします。ガラっと開けて入ると、予約した場合名前が書いてカウンターの上に置いてあります。
メニューはなく、料理名は壁のいたるところに。でも細長くて狭い店内かつ達筆なので、全ての料理名を確認&把握することができません(これはメニュー読み好きにとってはちとつらい)。ということで、頼むべき代表料理を書いておきます。
1.刺身
その日によって変わると思いますが、新鮮で珍しい魚も多く、そしてなにより量がすごい(普通の居酒屋の3倍ぐらいと思ってください)。またイカ刺しを注文すると、げそをイカのワタであえたホイル焼がプラスされる(これが日本酒に最高)など、サプライズもあります。
2.卵焼き
一見普通の卵焼きですが、中に日替わりでギョッとする魚介類が入ったりしてます。
3.もずくのしゃぶしゃぶ
文字通り、もずくをシャブシャブで食べます。さっぱりとして食が進みます。
4.ゴーヤ
調理法は日替わりのようです。炭火焼、塩炒め、味噌炒めなんかがあります。
5.炭火焼
魚介類から巨大な青唐などの野菜まで日替わりで豊富にあります。焼鳥を頼んで店主に怒られている客がいました。
6.元祖わさびめし
これが「つず久」の看板。蝦夷山葵という北海道の原野に自生するらしいわさび(ホースラディッシュに近い、というか検索してみると、ホースラディッシュを別名えぞわさびというみたいです)をすり下ろし、大量の海苔といっしょに釜で炊いた炊きたてのご飯にまぶして醤油をかけて食べるシンプルな料理。強烈に辛くてむせますが、あまりにもうまいので、ご飯をつまみに熱燗が飲みたくなり追加注文してしまいました。
それと、もうひとつすばらしいのは、店の女将さんの対応。
客それぞれに常に声をかけつつ(まず、その日初めて顔を合わせる客には全員に挨拶をされます)、料理の説明をしたりえぞわさびをサービスをしたり炭火の前を担当したり、八面六臂の活躍です。あそこまで客を気持ちよくさせる接客術にたけた方も本当に珍しい。言動や一挙手一投足をメモりたいぐらいでした。
ただ、本当に小さい店なので、大人数では伺わないようにしてください。ベストはやはり二人で、かな。
なお、明日から4日ほど上海に行ってきます。蟹の最後に間に合うかなあ。
posted by 伊藤章良 at 10:35| 居酒屋
2005年11月17日
いとう:わくい亭(本所吾妻橋)
改めて、「カナユニ」行きたいですね。
でも、ここまで歴史がある場所だといつ行こうか考えてしまいます。鮨の後フラっと行く感じでもいいんですけど。
古く趣きのある店は、歴史だけではなくその店を営む方々に会うためにも、今行っておかなければならない気持ちはありますね。「鳥栄」ではそれも強く感じました。反面、伝統かつ閉鎖的ゆえ嫌な思いをする店もありますが・・・。
ちょっと不謹慎としつつも「震災が来たらなくなってしまいそうな店」と、さとなおさんがサラッと言えるのは、大震災を経験された方なんだと感じてました。ぼくなんかは、全てのものは、とりあえずぼくの命よりは未来永劫存在すると信じてしまう方なので。あ、それと、着物姿の鍋美人表現も秀逸でしたが、客がぼく達だけになって、さとなおさんが、なにげに隣の部屋とを間仕切るふすまをすっと開けた時、「ああ、さとなおさんって粋人だなあ」と思いました(笑)。
さて、古い店ではないんですが、行くべき名店のひとつ「わくい亭」に、わくい亭スペシャリストの皆様に連れられて訪問しました。ここは、本所吾妻橋駅からも徒歩10分弱かかる少し不便な場所にありますが、「料理が美味しい」「安い」「スタッフの皆さんのホスピタリティが高い」と、まさに三拍子揃った垂涎の居酒屋。一部でミンチカツが高く評価され(名前のイメージからも)、洋食店のような印象をお持ちの方もいらっしゃるようですが、新鮮な魚介類をはじめ、シンプルながら工夫を凝らした和食の数々は、黒板の上から下まで全て試してみたいぐらい。
そしてもちろん名物ミンチカツも外せず。ところがミンチカツは超人気メニューで、早く注文しないとすぐになくなるんだけど、先に食べると腹一杯になってしまうので躊躇する(定説としてはそうですが、私の場合はあまり気にせず 笑)葛藤もあるとのこと。
過日は、「わくい亭」にお酒や食材を納入されている会社の方も加わり、明日出す予定の黒板に書いていないメニューが登場したりと、美味しいものずくしでした。アタリメのような酒肴から、ノドクロの一夜干しといった高級店でも出される料理、そしてカツやグラタンなどの洋食類までメニューの幅は広く、お酒を飲めない方でも十分に楽しめる店といえるでしょう。
また、スタッフの皆さんがとてもとても気持ちのいい方々ばかりで、小さくて狭い店ですが居心地も抜群です。「近くにあったら通ってしまう」とはぼくらの慣用句ですが、「わくい亭」は近くになくても通いたい。そんな「ご馳走」という言葉がぴったりの店だと思います。
なお、明日夜から8日間ほど日本を留守します。温かい場所での仕事なのでちょっとイイカナとは思っています。ただ、更新ができるかどうか未定です。もしできなかったらごめんなさい。
でも、ここまで歴史がある場所だといつ行こうか考えてしまいます。鮨の後フラっと行く感じでもいいんですけど。
古く趣きのある店は、歴史だけではなくその店を営む方々に会うためにも、今行っておかなければならない気持ちはありますね。「鳥栄」ではそれも強く感じました。反面、伝統かつ閉鎖的ゆえ嫌な思いをする店もありますが・・・。
ちょっと不謹慎としつつも「震災が来たらなくなってしまいそうな店」と、さとなおさんがサラッと言えるのは、大震災を経験された方なんだと感じてました。ぼくなんかは、全てのものは、とりあえずぼくの命よりは未来永劫存在すると信じてしまう方なので。あ、それと、着物姿の鍋美人表現も秀逸でしたが、客がぼく達だけになって、さとなおさんが、なにげに隣の部屋とを間仕切るふすまをすっと開けた時、「ああ、さとなおさんって粋人だなあ」と思いました(笑)。
さて、古い店ではないんですが、行くべき名店のひとつ「わくい亭」に、わくい亭スペシャリストの皆様に連れられて訪問しました。ここは、本所吾妻橋駅からも徒歩10分弱かかる少し不便な場所にありますが、「料理が美味しい」「安い」「スタッフの皆さんのホスピタリティが高い」と、まさに三拍子揃った垂涎の居酒屋。一部でミンチカツが高く評価され(名前のイメージからも)、洋食店のような印象をお持ちの方もいらっしゃるようですが、新鮮な魚介類をはじめ、シンプルながら工夫を凝らした和食の数々は、黒板の上から下まで全て試してみたいぐらい。
そしてもちろん名物ミンチカツも外せず。ところがミンチカツは超人気メニューで、早く注文しないとすぐになくなるんだけど、先に食べると腹一杯になってしまうので躊躇する(定説としてはそうですが、私の場合はあまり気にせず 笑)葛藤もあるとのこと。
過日は、「わくい亭」にお酒や食材を納入されている会社の方も加わり、明日出す予定の黒板に書いていないメニューが登場したりと、美味しいものずくしでした。アタリメのような酒肴から、ノドクロの一夜干しといった高級店でも出される料理、そしてカツやグラタンなどの洋食類までメニューの幅は広く、お酒を飲めない方でも十分に楽しめる店といえるでしょう。
また、スタッフの皆さんがとてもとても気持ちのいい方々ばかりで、小さくて狭い店ですが居心地も抜群です。「近くにあったら通ってしまう」とはぼくらの慣用句ですが、「わくい亭」は近くになくても通いたい。そんな「ご馳走」という言葉がぴったりの店だと思います。
なお、明日夜から8日間ほど日本を留守します。温かい場所での仕事なのでちょっとイイカナとは思っています。ただ、更新ができるかどうか未定です。もしできなかったらごめんなさい。
posted by 伊藤章良 at 18:03| 居酒屋
2005年09月18日
いとう:立ち飲み なるきよ(渋谷)
さとなおさんのラーメンの話、なんとなくわかるなあ。それに続いてぼくもラーメンのことにしようかなと思ったのですが、やはりちょっと勇気がありません(笑)。今度大崎さんに少し意見を求めてから、自分の考えも書いてみようかな。
さて、大変な流行の立ち飲みですが、巷を賑わすブーマーとは一線を画するすばらしい立ち飲み「なるきよ」が、渋谷(といっても、青山学院の隣り、青山円形劇場と246号をはさんで反対側のエリア)にあります。ここは、ガキ大将がそのまま大きくなったような、笑顔と迫力が魅力の九州男児成清さんが営んでおり、立ち飲みだからといってチープさや大衆との迎合を売り物にしない、筋の通った、特に九州出身者なら間違いなくDNAが騒ぐであろう店。
「なるきよ」は、店に入ってすぐ成清さんが立っている厨房があり、それを囲むようにして立ち飲みカウンターが出来上がっています。店の左側奥には、普通に座って飲食ができる居酒屋としてのスペースもある面白い構造。つまり、立ち飲みと座りとの二毛作でやっておられるわけ。
まあそういった店は幾つもあるしイタリアのバールもそうなんですが、「なるきよ」は、きちんと正統派の日本料理をテーブル・座敷席でサービスし、その過程で余ってくる半端な食材を上手に使って立ち飲みのつまみとして提供しているところが違います(全てではありませんが)。たとえば、おでんを普通にテーブル席に出し、おでんのダシを取るために底に沈んだ魚のガラやおでんタネとしては崩れてしまった豆腐などを器に入れて、立ち飲みのつまみとして使うわけ。だから、立ち飲みのメニューがとてもとても美味しいのです。
これは立ち飲みコーナーのみのメニューと思いますが、さらに驚いたのがモツの鉄板焼き。噛み応え十分の強烈にニンニクと醤油を効かせたモツを鉄板で焼いて、その上からトンカツソースをかけるのです。確かに味は濃いけど、芋焼酎のつまみとしては最高の相性でした。
書いてしまうと簡単そうですが、これは料理人として高いセンス持ち、調理をしながらも自分の周りの立ち飲み客に気を配りつづける成清さんがいてこそなせる技。立ち飲みカウンターに陣取り、成清さんの包丁裁きと九州弁での客とのやり取りを見ているだけでも楽しく、いわば劇場。友人の「もっと美味しいものないのー」の突っ込みに「明日から連休じゃけ、今日は仕入れをさぼっちゃったのさ。ごめんなさい」と大きな体躯を折り曲げて謝る、といった感じ。でもその後には極上和牛のタンサシが出てきました。
「めずらしい焼酎が飲みたい」といえば、めちゃくちゃ忙しいのに厨房を抜け出して倉庫に探しに行く、お店を辞する際には、またまた厨房から出てきて店の外にまで見送る。酒飲みの、食べ歩きフリークの心を掴んで離さない良店です。ただし場所が場所だけに客層はかなり怪しげ(当然ながらネクタイをしている人は皆無。でもブルーカラーも不在)。しかも立ち飲みなのに長居をする客(気持ちはわかりますが)ばかりなのが、少しつらいかな。
さて、大変な流行の立ち飲みですが、巷を賑わすブーマーとは一線を画するすばらしい立ち飲み「なるきよ」が、渋谷(といっても、青山学院の隣り、青山円形劇場と246号をはさんで反対側のエリア)にあります。ここは、ガキ大将がそのまま大きくなったような、笑顔と迫力が魅力の九州男児成清さんが営んでおり、立ち飲みだからといってチープさや大衆との迎合を売り物にしない、筋の通った、特に九州出身者なら間違いなくDNAが騒ぐであろう店。
「なるきよ」は、店に入ってすぐ成清さんが立っている厨房があり、それを囲むようにして立ち飲みカウンターが出来上がっています。店の左側奥には、普通に座って飲食ができる居酒屋としてのスペースもある面白い構造。つまり、立ち飲みと座りとの二毛作でやっておられるわけ。
まあそういった店は幾つもあるしイタリアのバールもそうなんですが、「なるきよ」は、きちんと正統派の日本料理をテーブル・座敷席でサービスし、その過程で余ってくる半端な食材を上手に使って立ち飲みのつまみとして提供しているところが違います(全てではありませんが)。たとえば、おでんを普通にテーブル席に出し、おでんのダシを取るために底に沈んだ魚のガラやおでんタネとしては崩れてしまった豆腐などを器に入れて、立ち飲みのつまみとして使うわけ。だから、立ち飲みのメニューがとてもとても美味しいのです。
これは立ち飲みコーナーのみのメニューと思いますが、さらに驚いたのがモツの鉄板焼き。噛み応え十分の強烈にニンニクと醤油を効かせたモツを鉄板で焼いて、その上からトンカツソースをかけるのです。確かに味は濃いけど、芋焼酎のつまみとしては最高の相性でした。
書いてしまうと簡単そうですが、これは料理人として高いセンス持ち、調理をしながらも自分の周りの立ち飲み客に気を配りつづける成清さんがいてこそなせる技。立ち飲みカウンターに陣取り、成清さんの包丁裁きと九州弁での客とのやり取りを見ているだけでも楽しく、いわば劇場。友人の「もっと美味しいものないのー」の突っ込みに「明日から連休じゃけ、今日は仕入れをさぼっちゃったのさ。ごめんなさい」と大きな体躯を折り曲げて謝る、といった感じ。でもその後には極上和牛のタンサシが出てきました。
「めずらしい焼酎が飲みたい」といえば、めちゃくちゃ忙しいのに厨房を抜け出して倉庫に探しに行く、お店を辞する際には、またまた厨房から出てきて店の外にまで見送る。酒飲みの、食べ歩きフリークの心を掴んで離さない良店です。ただし場所が場所だけに客層はかなり怪しげ(当然ながらネクタイをしている人は皆無。でもブルーカラーも不在)。しかも立ち飲みなのに長居をする客(気持ちはわかりますが)ばかりなのが、少しつらいかな。
posted by 伊藤章良 at 22:18| 居酒屋
2005年07月15日
いとう:串の坊
お忙しそうですね。ボチボチいきましょう。というか、今日からまた10日間ほどジュネーブ出張です。ジュネーブもネット環境は悪くないのですが、毎日昼夜ランチボックスでうまい店対談のネタがありません(笑)。機会があったら書き込みます。
ところで、大阪の串かつ料理店「最上」@赤坂に行ったこともあり、なんとなく串かつを続けてみたく思い(ハイカロリーですねえ)新宿の「串の坊」に行ってみました。「串の坊」に置いてあったパンフによると、いわゆる高級串かつのルーツは「五味ハ珍」でそれを引き継いだのが「知留久」、ポビュラーにしたのが「串の坊」ということみたいです。
「串の坊」は、大阪法善寺との冠がついてますけど、実際に法善寺横丁にあるわけではなく、法善寺横丁を愛する者としてはちょっとなあ・・・と思っています(というか、法善寺横丁の中には別の人気串かつ店がありますし)。「串の坊」は「最上」に比べると、かつの素材もかつに付けるソースも接客もかなり落ちる感じ。で、その分廉価でカジュアルかというと、実際にはさほどでもありませんでした。例えば分かりやすくランチで比較した場合、「最上」のランチは串12本で3500円(税込み)、「串の坊」は同じ12本の場合3150円(税込み)。ですが、美味しさや接客の差は倍近くあるように自分では思いました。ただ「串の坊」のランチは840円から用意されていて、幅広く大阪の串かつが味わえる点はありがたいです。
ところで、大阪の串かつ料理店「最上」@赤坂に行ったこともあり、なんとなく串かつを続けてみたく思い(ハイカロリーですねえ)新宿の「串の坊」に行ってみました。「串の坊」に置いてあったパンフによると、いわゆる高級串かつのルーツは「五味ハ珍」でそれを引き継いだのが「知留久」、ポビュラーにしたのが「串の坊」ということみたいです。
「串の坊」は、大阪法善寺との冠がついてますけど、実際に法善寺横丁にあるわけではなく、法善寺横丁を愛する者としてはちょっとなあ・・・と思っています(というか、法善寺横丁の中には別の人気串かつ店がありますし)。「串の坊」は「最上」に比べると、かつの素材もかつに付けるソースも接客もかなり落ちる感じ。で、その分廉価でカジュアルかというと、実際にはさほどでもありませんでした。例えば分かりやすくランチで比較した場合、「最上」のランチは串12本で3500円(税込み)、「串の坊」は同じ12本の場合3150円(税込み)。ですが、美味しさや接客の差は倍近くあるように自分では思いました。ただ「串の坊」のランチは840円から用意されていて、幅広く大阪の串かつが味わえる点はありがたいです。
posted by 伊藤章良 at 07:32| 居酒屋
2005年06月23日
いとう:おかめ(秋葉原)
いやー、ナボリ・サンカルロ歌劇場、よかったですね。さとなおさんが言われるとおり、ちょうどステージからの圧倒的な声量を全身で受けることのできる席にいたことで、より楽しめました。チケットを取ってくださった方から「でかいオッサン二人立って拍手をしている姿は、ナベサダよりも壇ふみよりもすぐにわかった」と言われました(笑)。
「鮨なかむら」、かなり前に一度行ったんですが、その時よりも確実に流れがよくなっているような気がしました。また以前は、にぎり一つ一つがもっと弱い印象だったのですが、メリハリという点でも、より江戸前鮨店らしくなってました。ただ、冷酒がすべて中途半端な冷え方でしたね。きちんと冷やせないならあんなに多種の酒を置かなくてもいいと、個人的には思うのですが。やはりおつまみ系の名残なんですかねえ。
さて、オペラ〜鮨から一変して、昨夜は秋葉原〜浅草橋の居酒屋巡り。
ぼくが下町居酒屋探索の師匠と仰いでいた「酔わせて下町」の管理人Fさんと初邂逅。大感激。「酔わせて下町」を出力して、何度立石や押上、四つ木などをぐるぐると回ったことか。
ぼくが「酔わせて下町」を好きなのは、テキスト中心で表現が巧みなところももちろんですが、サイトのデザインが素敵で見やすいこと。特に掲載されている写真がいいですね。ブロクに大きな写真をたくさん貼る方もおられますが、読んでいて流れが分断されるし、ずっとスクロールをしなければならなず、読む側からるすると少々つらい。その点「酔わせて下町」の写真は、サイズが小さく見るべきポイントのみをきっちり被写体にしてあって、さすがだなーと自分が写真を撮る際の参考にしていたのでした。
素顔のFさんは、端的で臨場感あふれる文章からすると、物静かでシャイな方。ただ、5分で打ち解けてその後は師匠Fさんのペースでぐいぐいと。どこをどう歩いたのかはっきりいってよくわからないのですが、2軒目に連れて行かれたのが「おかめ」という立ち飲み。
「おかめ」なる純日本風の店名。モツ系のつまみとホッピーやチュウハイという甲類焼酎。ネクタイ族を中心におじさんが多数飲んでいる。と、そこまではいいのですが、店内の壁所狭しと70年代ロックミュージシャンのポスターやレコードジャケット、そしてレッドツェッペリンやディープパーフルの当時のコンサートチケット半券までもが貼ってあるのです(こっそり剥がして持って帰りたいぐらいです)。嬉しいことに、いわゆる3大ギタリスト(エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ)の顔が壁の多数を占め、店内も60年代後半から70年代、エレキギター中心のハードロックが流れていて、クラシックロックファンなら垂涎もの。ぼくもなんだか気分がよくなって師匠ともどもハイペース。
その次は、デミグラスソースのモツ煮込みがある驚きの居酒屋(名前失念)、その後もぶらぶらし続け、師匠曰く「居酒屋巡りのシメは餃子」なのだそうで餃子専門店へ。
極めて楽しい夜でしたが、朝、喉の奥にまだ餃子が残っているような不快感で目覚め、非常にピンチでした。お酒はほどほどに・・・。
そうそう、師匠曰く、日本のホームページで一番優れていると思う(彼自身が尊敬している)サイトは「広島快食案内」なのだそうです。ちょっとうれしいですね。
「鮨なかむら」、かなり前に一度行ったんですが、その時よりも確実に流れがよくなっているような気がしました。また以前は、にぎり一つ一つがもっと弱い印象だったのですが、メリハリという点でも、より江戸前鮨店らしくなってました。ただ、冷酒がすべて中途半端な冷え方でしたね。きちんと冷やせないならあんなに多種の酒を置かなくてもいいと、個人的には思うのですが。やはりおつまみ系の名残なんですかねえ。
さて、オペラ〜鮨から一変して、昨夜は秋葉原〜浅草橋の居酒屋巡り。
ぼくが下町居酒屋探索の師匠と仰いでいた「酔わせて下町」の管理人Fさんと初邂逅。大感激。「酔わせて下町」を出力して、何度立石や押上、四つ木などをぐるぐると回ったことか。
ぼくが「酔わせて下町」を好きなのは、テキスト中心で表現が巧みなところももちろんですが、サイトのデザインが素敵で見やすいこと。特に掲載されている写真がいいですね。ブロクに大きな写真をたくさん貼る方もおられますが、読んでいて流れが分断されるし、ずっとスクロールをしなければならなず、読む側からるすると少々つらい。その点「酔わせて下町」の写真は、サイズが小さく見るべきポイントのみをきっちり被写体にしてあって、さすがだなーと自分が写真を撮る際の参考にしていたのでした。
素顔のFさんは、端的で臨場感あふれる文章からすると、物静かでシャイな方。ただ、5分で打ち解けてその後は師匠Fさんのペースでぐいぐいと。どこをどう歩いたのかはっきりいってよくわからないのですが、2軒目に連れて行かれたのが「おかめ」という立ち飲み。
「おかめ」なる純日本風の店名。モツ系のつまみとホッピーやチュウハイという甲類焼酎。ネクタイ族を中心におじさんが多数飲んでいる。と、そこまではいいのですが、店内の壁所狭しと70年代ロックミュージシャンのポスターやレコードジャケット、そしてレッドツェッペリンやディープパーフルの当時のコンサートチケット半券までもが貼ってあるのです(こっそり剥がして持って帰りたいぐらいです)。嬉しいことに、いわゆる3大ギタリスト(エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ)の顔が壁の多数を占め、店内も60年代後半から70年代、エレキギター中心のハードロックが流れていて、クラシックロックファンなら垂涎もの。ぼくもなんだか気分がよくなって師匠ともどもハイペース。
その次は、デミグラスソースのモツ煮込みがある驚きの居酒屋(名前失念)、その後もぶらぶらし続け、師匠曰く「居酒屋巡りのシメは餃子」なのだそうで餃子専門店へ。
極めて楽しい夜でしたが、朝、喉の奥にまだ餃子が残っているような不快感で目覚め、非常にピンチでした。お酒はほどほどに・・・。
そうそう、師匠曰く、日本のホームページで一番優れていると思う(彼自身が尊敬している)サイトは「広島快食案内」なのだそうです。ちょっとうれしいですね。
posted by 伊藤章良 at 17:36| 居酒屋