前回「お詫び」だけでしたが対談を書いたので、すっかり自分の番だとは思っていませんでした(笑)。すみません。
さて、都立大学駅から柿の木坂へ向かう途中にある(住所は八雲ですが)「ひろ鮨」に行ってきました。ここは自由が丘の「鮨幸」から独立した若いご主人が、奥様(たぶん)と2005年の7月にオープン。元気で気持ちのいい店との評判を聞いて早速出かけました。
確かに、見かけはとても若いお二人が切り盛りする「ひろ鮨」は、ハイクラスの鮨店としての清潔で凛とした雰囲気と、やんちゃでアグレッシブな面とがうまく共存する居心地抜群の空間。ご夫婦揃っての、まじめで丁寧な接客も好感が持てました。なんというか、きちんと毎朝築地に通い、夫婦でうまく作業分担しながら真っ当な江戸前鮨が出せる店を営んでいこうとの、ひたむきさも魅力の一つかなあ・・・、などと微笑んでしまいました。
鮨タネ以外のつまみを出さないところも(あの場所で鮨タネ一本でやっていくには大変だと思うけど)とても意欲的。おみやげを頼んだ客にも、「おみやげの器を用意していないんでやってないんですよ」との回答です。
で、肝心のにぎりですが、口当たりのやさしい小ぶりの女鮨。お若いので強い男鮨も一瞬期待しましたが、そこまで求めるには酷かなあ。タネにはずらっと光物が並び、しめ鯖、カレイの昆布じめ、煮蛤など、仕事をしたタネも豊富に準備、ただ、出来栄えには多少バラツキを感じました。
「おこのみ」で食べたのですが、サンマを頼んだのにいわしも続いて出たり、ホタテをお願いしたときもそれ以外の貝も握ったりと、もしぼくが几帳面でケチな客なら、どうして頼まないのも出すんだよ、と返しそうですが、ぼくを鮨好きと見てサッと追加で出してくれる呼吸には個人的に高い評価。
おそらく普段の「しみづ」と同じぐらいの量を食べて(お酒は少なかったかも)一人10,000円を切る価格。日曜日の夜も営業しているので再訪意志を強くしました。

