「沖縄倶楽部 源さん」知りませんでした。ランチもいい、とのことなので、今度狙ってみます。それと、改めてさとなおさんの沖縄料理に対する見識と愛情の深さを感じました。何気ないチャンプルーがおいしいのは大切なことですね。そういえば、さとなおさんと安里屋ユンタを歌いながら行った「うりずん」も東京に進出したようで、沖縄料理の根強い人気に驚いています。
>最近よく「対談は地方の店ばかりですね」と言われることが多いので
と書きつつ、ここ数日の東京飲食の大騒ぎにはへきへきで、東京のお店を取り上げるのに食傷気味。ということで今回は名古屋の店。すみません(笑)。
というか、ミシュランガイド東京発売の前後ぼくは名古屋にいました。そんな日に東京にいないというのも逆説的でいいなあと思っていて、その分名古屋の食を楽しんでやろうと「アロマフレスカ名古屋」に行ってきました。
東京の方は「アロマフレスカ」か名古屋にあるのをどの程度ご存知か。また、名古屋の方はどれぐらい超人気店「アロマフレスカ」を知っているのか。おそらくどちらも皆無と思われます。まさに狙い目。
そして「アロマフレスカ名古屋」での感動は、東京の「アロマフレスカ」を上回りました。場所は、栄にある松坂屋南館の最上階。つまり百貨店の食堂街です。周りにロブションやなだ万などが並び、ブランド料理店が先行する中で、「アロマフレスカ名古屋」は、名古屋の方にはまったく知られていないそうです(お店のスタッフの談)。
まず、今の「アロマフレスカ名古屋」には、麻布十番に「カーサ・ヴィニタリア」ができた当初フロアを担当していた(さとなおさんもきっとご記憶だと思いますが)、植野・田渕両氏がサービスの要として采配をふるっています。
ぼくは、この二人が今のヴィニタリアやアロマフレスカ人気を決定付けたと確信していますが、それほどやさしくてスマートな接客。改めてお二人のサービスを受けると、レストランの印象を決めるのは、その多くがサービススタッフの力量だなと感じますね。
料理は、名古屋の民や個性を受け入れようと少しずつ手を入れているそうですが、基本的に東京と同様のコースで少量多品種の皿で構成。最後のお茶を茶葉から選べたり、クッキーが食べ放題だったりも同じ。コースのみなので、レシピを忠実に守れば東京店と味覚の上でも差がつくことはないと思います。
内装は、どちらかというと品川駅中の「アロマティカ」に近い感じで、木調を生かしたウッディなダイニング。窓外にテレビ塔を望む好位置で、ぼくを名古屋に出張させてくれたクライアントのビルを眼下にしながらの食事でした(笑。
唯一残念なのは百貨店の食堂街にあるという点。店までのアプローチは最悪で、かつ食事が終わって店を出たとたん確かに現実に引き戻されるんだけど、店内での余韻が強烈に残っているので極端に興ざめすることはないと思います。
植野さんに「ミシュランの星獲得おめでとう」と軽く振ってみたら、「その日の朝、名古屋ローカルのワイドショーでミシュランガイド東京で星を獲得した名古屋の店として紹介されたので、電話がじゃんじゃん鳴るかなあと待ち構えていたんですが、まったくいつもと同じでしたよ」とのこと。
東京の喧騒がウソのように、名古屋では静かで穏やかな食事ができました。

