2007年11月05日

さとなお:大関(金沢)

年齢で来ましたね。年齢なら金沢の居酒屋「大関」を。
って、ボクも先月、友人に連れられて半信半疑うかがったのだけど、なんと今年101歳になるおじいさんがいまだ現役で店に出ている居酒屋なのです。
いや〜、ホントに店に出ているよ〜、と、ちょっと驚きつつ。
白衣に高下駄。裏口のドア前にどっかと座って、必要があれば板場にも立つんですね。その下駄のまま金沢の街を闊歩するとかで、とても粋なおじいさんとして有名だとか。

このおじいさんが初代なのだそうだけど、創業は昭和32年。老舗の部類ですね。
そしてまた素晴らしいのが、そのおじいさんを筆頭に家族経営なところ。
板場にお父さん。洗い物担当が長男。揚げ物担当が次男。店全体の取仕切がお母さん。んでもってフロア担当がおばさん(お父さんのお姉さんらしい)。親子三代が温かく迎えてくれるその雰囲気が良いです。

全体に古くて素っ気ない造りの大衆割烹系居酒屋だけど、こういう店は落ち着きますね。
横に長いカウンター内ではおでん鍋がぐつぐついっていて、名物の「かにめん」がなかなかです(香箱の身を甲羅に詰めて蒸したものを注文がきてからおでんだしに沈めて煮るもの)。ちょっと甘めのおだしも美味。素朴なおでんで飽きません。
新鮮な魚もいいし、焼きも上手。蓮蒸しやだし巻きも人気みたい。加賀治部煮もうまかったな。

カウンターの常連さんに混じっておでんをハフハフ食べていると、地元民になったようで楽しいですね。
お座敷もあって、若者が宴会していたりしますが、それもまた地元っぽくていい感じ。
雪の降る寒い日にマフラー巻いて手をこすり合わせながら「こんばんわ〜」と101歳のおじいさんに挨拶して店に入るような、そんな極楽な絵が思い浮かぶ感じです。
posted by さとなお at 04:32| 居酒屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする