2017年09月30日

いとう:やす秀(四ツ谷)

馬込の環七沿いですか。とてもいい響きですね。隠れ家とも出会いそう。
街中華とネーミングされ絶滅危惧種となりつつある日本人による中華料理店。大きな特徴は意外にもオープンキッチンであることなんですが、それは、キチンとした食材を扱っているアビールでもあるんですよね。
個人的には、カレーやカツ丼までこなして定食屋的になっている店は、ちょっと違うカテゴリとも思っているんです。

さて、懐かしさつながり、というほど懐かしいわけではないのですが、以前さとなおさんに案内して、仕事仲間と行ってくださった四ツ谷の「後楽すしやす秀」、ご記憶かと思います。

この店は、親子二代にわたって四ツ谷の地で40年以上営業してきました。
そして9月の初め、少しだけ四谷三丁目寄りに移転オープン。
以前の店は、初代の起こしたいわゆる街場の寿司屋で、ランチにはバラすしを提供。夜も飲んでつまんで、少し握って・・・みたいな展開。ところが息子の代になり、ランチは廃止して夜もおまかせで勝負。様々な鮨の名店や築地の仲卸から本格江戸前鮨の極意を学び続けながら、こつこつと自分流の鮨を完成させつつありました。
ただ二代目曰く、以前の店はトイレが外だったり、つまみ中心でやってきたのでキッチンが狭く空調も効かない状態で、いつか移転したいととずっと探していたそう。

新しい店は、以前にもまして四ツ谷の深い路地裏にあり、表は「やす秀」という小さい看板のみ。近くに「すし秀」なる店があって、そちらに対する配慮とも聞きました。店内に入ると、本人曰くちょっとした仕掛けもあったりと(客はあまり気づかないんですが 笑)、思いが詰まっています。
席数は以前の店より絞って快適さは格段に増し、二代目との距離も、よいバランスで近くなりました。プライスは少し上がりましたが、以前の店が安すぎたので、ようやく適正価格の印象。それでも市井の予約の取れない鮨店と比較したら格段に安価。
新店舗では、酢飯を羽釜で炊くことにこだわり、開店まで羽釜で炊いている店に研修に赴き、その後も何度となく炊いて自分のものとすべく研鑽を積んでいます。
今後がますます楽しみな「やす秀」。さなおさんもぜひ新しい店にも足を運んでください。
posted by 伊藤章良 at 22:27| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする