2007年01月19日

さとなお:名門(四ツ谷)

では、ボクも四ツ谷つながりで、焼肉の「名門」を。

ここはなんか紹介するのに迷う店なんですねー。
どう書こうかなぁ。

というのも、経験者はみんな「普通に食べると普通の店だけど、常連相手の絶倫コースだけはすごい!」と言うんです。
で、ボクが食べたのも常連相手の「絶倫コース」。
たまたま常連さんと伺ったのでそれが可能だったのですが、このコースは確かに「とってもうまい」のです。んでもって「実に楽しい」。でも普通のひとは食べられないし…、中村店長と相性がうまく合わないと苦痛と化す可能性すらある…。

ということで、常連さんと一緒&中村さんと相性が合う、という前提で限定的に書いてみたいと思います(常連でない人がそのコースを頼んでも「そんなのありません」と素っ気なく言われるそうです。見事に差別する店ですね。そういう店はもともとボクは好きではないので、それも微妙なのですが、それでも書きたくなるくらいうまいし楽しいので)

この店、見た目は普通なのですが、以下の特徴があります。

・絶倫コースで接客してくれる中村店長の話術がすさまじい(漫才系)
・内臓系の新鮮さ&絶品さがすばらしい(マジうまい)
・有名人大好きで店中サインだらけ(ここまで徹してると潔い)

で、まずは中村店長ですね(その話術が受けて、ヤッキー中村という名前でCDを出すくらいです)。

一から十まで面倒を見てくれます。
肉の説明はもちろん、「勉強して帰って」とマニアックな牛肉知識を図解付きでいろいろ教えてくれ、すべての肉を焼いてくれ、ひとり漫才で笑わせてくれ、歌ってくれ、「アレグリア〜」とマジックショーみたいなこともしてくれ、踊ってくれたりもします。

一例をあげると、サガリにワサビをつけながら「♪ワサビ馬鹿よねぇ〜」「♪わーさびピンクのサウスポー」「♪あなたがワサビにくれたもの」とか早口で歌って自分でオチつけてサッと去っていくような。
他にも、卑猥なカタチに切ったミノを箸でつつきながら各国語でもだえて見せたり、大腸の脂に火を移して「アレグリア〜」とか「ハリーポッタ〜」とかやったり、塩を振るのに「ナイアガラ〜」とパフォーマンスにしたり、特製のタレをSTSS(スーパー・トップシークレットソース)と呼んでしつこくギャグにしたり、芸能人があれをこういったこれをああいったといううわさ話をしたり、慣れてくるととても楽しいですね。楽しんだもの勝ち、みたいな。
最後には長さ2メートルのコプチャン(小腸)をイスの上に立って天井の高さから吊るすパフォーマンスをしてくれます。そしてラーメンのあと、単なる明治の棒アイスを「超高級イタリアンジェラート」と呼んで給してくれます。まぁ突き出しから送り出しまで、すべてにギャグ。元気な時でないと反応できないくらいオンパレードです。

で、肉についていろんなTIPSを教えてくれるのもなかなか楽しいです。
つきだしの野菜からしていろんな蘊蓄。その後、テールの脂の剥がれから和牛を論じ(和牛は脂を全身に回しているからテールも剥がれる。是非は別にして)、レバーの血で新鮮さを見分けるコツを諭し(血が皿の上で固まる=血小板がちゃんと働くくらい新鮮ということ)、絵を描いてサガリとハラミの違いを教え(サガリとハラミはセット売り。だから混ぜて出す店が多い。ここは違う)、といった具合。部位の見分け方や味なんかももちろん教えてくれます。教養好きには特に楽しいでしょう。

肝心の味はといえば、まず驚いたのはセンマイ。これは絶品。いままで食べた中でもトップクラス。
それとレバーやミノも良かったなぁ。サガリも凄かった。シマチョウ(大腸)も良かった。
あ、あと、タンの根元の片面焼き。両面焼きと両方食べさせてくれるんだけど、片面焼きの素晴らしさには絶句しました。
もちろんふつうの正肉もちゃんとしてました。でも内臓系の驚きに比べると普通だったかも。

値段は、飲んで15000円前後(絶倫コースで)。
内容と話術を入れれば適価かなぁと思うけど、中村店長と相性が悪いひとにとっては高いかも。
まぁお知り合いで常連さんがいらしたら、お願いして一度は連れていってもらうといいかもです。
posted by さとなお at 17:38| 焼肉・韓国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする