2012年06月03日

さとなお:和食 静流(代々木八幡)

その通りですね。ボクも「もう少し安価でチェーンでない店」を探しています。
伊藤さんに教えてもらった、恵比寿に移転してきたあそこも近々行こうと思ってます。他にもどっかないかなぁ。ありそうなものだけど。でも安価だとある程度の仕入れ量じゃないと経営が大変なんだろうな…。

ということで安価でいい鮨屋はまだ見つかってませんが、この前、ある友人に連れて行ってもらった「1万円前後で飲み食いして十分満足できる店」をご紹介します。いや、1万円なんかかからないな。かなり飲んでも6000〜7000円くらい。ありえないほどのコストパフォーマンスです。

代々木八幡の「和食 静流(しずる)」
女性ひとりでやっているカウンター割烹です。

半地下のとても小さな店で、天井もとても低いので閉塞感がある部分はありますが、逆に妙に落ち着ける空間でもあります。隠れ穴でひそかに美味しい物を食べている感覚。8人で目一杯のカウンターを、静かで落ち着いた若い美人料理人がひとりで切り盛りしています。

お決まりが3500円。
とてもじゃないけどその値段とは思えない料理群で楽しませてくれます。旬の山菜や刺身、お椀に焼き物など、心のこもった上品で親密な料理が流れるようなタイミングで出て来ます。混んできても慌てず騒がずマイペースでひとつずつこなす彼女の所作が美しい。

で、ひと通りのお料理が出た後、ごはん。
これは追加料金600円かかりますが、釜炊きで実にうまいですね。ご飯のお供にジャコやメンタイなども次々出してくれます。卵がけご飯もしてくれます。

まぁ総じて料理は満足でした。なにしろ3500円だからなぁ。驚異的です。
彼女の故郷の関係でしょうか(聞かなかった)、食材もお酒も新潟のもの。日本酒は緑川と鶴齢と八海山のみでした。こうして絞っている感じがまた好ましい。そんな店です。

残念ながら(?)旦那さんもいて、違う店で和食料理人をしているとか。
ふたりで一緒にやらず、別々に「自分の料理」を目指しているのがとてもいいと思ったですね。一緒にやるとどちらかが主になってどちらかが従になるのが普通だけど、そうじゃないところがいいし、なんか新しいと思いました。

ちなみに店内に小さな木彫仏像などが飾ってありますが、旦那さんが彫ったものらしいです。玄人はだし。なかなか良いです。

寡黙な女将と向き合って美味しい日本酒と親密なお料理…。
家が代々木方面だったら通うなぁ。静かに流れる。店名そのまんまの、小体ないい割烹でした。
posted by さとなお at 17:54| 和食(小料理・割烹・郷土料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする