2012年03月18日

さとなお:一献(金沢)

「ふしきの」予想外なほど最高そうですね。

寒いうちに行きたかったけど、でも、春のちょっと寒く感じる日に絶妙なぬる燗を呑むのもまた一興。
ぜひ行ってみます。

さて。金沢に数年ぶりに行ってきました。

金沢って料亭はとてもいいし、居酒屋の名店も多いし、鮨もとてもいいけど、気軽に行けるカウンター割烹がもっとあるといいなぁと思っていたですね。

こないだ行った「一献」は、そういう意味では素晴らしい店でした。
でも、人気が出すぎて、いまや「予約が取れない店」らしいので、気軽に行けないのが難ですね。

4年前だったか、金沢市街からちょっと離れた丘陵地の住宅街にある隠れ家風の割烹「玉響(たまゆら)」という店に行ったですね。
そこは店員が美人ばかり、ということで有名な店で、カウンター割烹とバーが合わさったようなイメージ。薄暗く秘密めいた店内には長いカウンターが伸びており、その後ろは全面ガラスで金沢の夜景が一望できるロケーション。料理も良くて「また来たいなぁ」と思わせるいい店でした。たしか本にも書いた気がする。

そこの美人店員のひとりが結婚し、旦那さんと一緒に始めたのが「一献」です。
奥さんとはボクが「玉響」に行ったときにお会いしているそうなのですが、美人ばかりで目移りして覚えていないw でも、そういう文脈とともに店を訪れると印象はより深くなりますね。「一献」ではとてもいい時間が過ごせました。

丁寧で誠意に満ちた料理群。
インパクトこそ強くないものの、滋味溢れてカラダに染み渡ります。
春のこごみ、つぼみ菜、うるい、白アスパラのお皿にはしびれました。焼き物から土鍋ご飯に至る流れも秀逸。全体にうるさいところは何もなく、静かに淡々と進む印象の料理なので、もっと強い印象を求める方もいらっしゃるかもしれないけど、ボクは最近こういう静かな流れが好きです。

ご夫婦ふたりの接客もとてもよく、日本酒も厳選されていて良かったです(地元中心)。

開店直後からこうも人気が出てしまうとその後が少し心配になりますが、あの真面目そうなご主人ならきっと淡々と成長しつづけるんじゃないかな。奥さんと二人三脚で長く続けて欲しいいい店でした。

posted by さとなお at 18:41| 和食(小料理・割烹・郷土料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする