2006年09月26日

さとなお:ガネー舎(新橋)

> 誤解を恐れず個人的な意見を言わせていただくと、
> こういったイタリアンって「新しそうで、実はもう古いよなー」と、
> 残念ながら思ってしまうんですね。
> 伝統的なものはいつまでも古くならないけど、新しいものはいつか古くなるわけで。

同感です。
個人サイトのリニューアルのために昔行った店の記述を集中的に見直しているのですが、昔「新しい」「珍しい」「お洒落」と喜んだ店とか食材が現在では「とっても普通のこと」になっているのを目の当たりにして、流行とか時の流れって怖いなと実感しました。昔新しかった店ほど古く感じちゃいますね。

あと、以前は「存在自体がユニークだった」という店もいろいろありました。
たとえばまだタイ料理店があまりなかったときは、タイ料理を出している、というだけでその店は話題になっていたり。でもこれだけ店が増えてくると今度はその「質」を求められるので、いきなり苦戦しはじめる。そういう店も多かったですね。「当時は都内で○○を出している店はここだけだった」とか過去のコメントに注釈を入れないといけない感じ。

さて。
つい数年前までは東京23区内で元祖札幌の流れを汲む本格的なスープカレーを出している店は新橋の「ガネー舎」だけだったらしいです。

この店の店主が修行した国立の「TONZI」(閉店?)は札幌のスープカレーの元祖「アジャンタ」の弟子なので、そういう意味ではスープカレーの源流に近い味ではあるみたいです。「アジャンタ」も「TONZI」も薬膳カレーを名乗っているので、ここも味は薬膳系かな。食べ終わってしばらくすると漢方系っぽい香りが口の中に広がります。具もたくさん食べられるし、スパイスの香りも心地いい。なかなかうまいです。

ただ、ご飯(ターメリック・ライス?)と合わせると多少スープが負けますね。味が拡散してマイルドになり、印象が弱まる。数日前に下北沢で食べた「カレー食堂 心」でもそんな印象を持ったので、基本的にスープカレーとはそういう傾向があるのかもしれません(スープ自体で料理として完成している、という意味で)。来週札幌に行っていろいろ食べてくるので、その辺の傾向は自分の舌で確かめてきますが。

具を食べさせるという意味ではとっても優れた料理であるスープカレー。
「新しい」「珍しい」だけでは終わらない素晴らしさがあると思いますが、最近では新店ラッシュですので、これからは質の勝負ですね。楽しみです。
posted by さとなお at 12:57| カレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする