2011年10月06日

いとう:よよぎあん(代々木)

なんだか急に寒くなりましたね。
大切な「秋」が、今年も短いのかなあとさびしい限りです。

では、場所は東京ですが、同じ居酒屋繋がりで。
代々木の「よよぎあん」を紹介します。

少し前になりますが、東京に台風が直撃して帰宅難民になった日。
さとなおさんは「鮨太一」に行っておられようで、その時ぼくは新宿にいました。丸の内線のみ動いていたこともあり、銀座に突入しようかと心が動いたものの、丸の内線新宿駅の強烈な混雑ぶりを後目に退散。今、この界隈で、どこか行っておくべき店はあるかなあ・・・と逡巡して思い出したのが「よよぎあん」でした。

ここは、一階も二階も「代々木庵」で、蕎麦屋ととんかつ屋。そして地下に居酒屋と、それぞれ親族で営んでいるそうでよよぎあんビルといった風情。代々木には仕事で比較的よく行くのでこのビルの前を頻繁に通るのですが、気になりつつも、よよぎあんビル自体初訪問。

新宿から代々木までは一駅ながらあっという間。新宿駅周辺には大量の人がいてコリャ混んでるかなあと思いきや、「よよぎあん」はカウンターに数名のみと、逆影響を受けた様子でした。

店内は意外と広く、「タコぶつ」とか「冷奴」みたいなツマミが並ぶ大衆酒場風。テーブル席も座敷もあり、テレビ中継がBGM。昔ながらの代々木の雰囲気を残す最後の砦(笑)な感じ。

一方メニューを見ると、まず達筆なのがとても気持ちがいい。そして、ひと手間ひと工夫が冴える名前を見るにつけ、目が釘付けになりつつ、どれにしようかと泳いでしまいます。

まずはウマイと評判のポテトサラダ(日替わりだそうです)、そして煮こみ。いずれも酒を飲ませるために強く塩を効かせる風ではなく、味を重視したやさしい仕上がりです。

清酒は、数を絞ってはいるもののドストライクな品揃えでニンマリ。最近清酒を飲ませる系の居酒屋では定番となりつつある、利き酒用のぐい飲みに注ぐ半合売り。ハイピッチで空けてしまうぼくにはサービススタッフ泣かせかもしれませんが、その日は客が少ないこともあって、間髪を入れずの対応でした。

久しぶりの一人酒ゆえか酔いの回りが早く数分で相当いい気持ちに。慣れない一人酒だったので普段と違うことをしようと思って、〆にラーメンを注文。これは、今まで「よよぎあん」でいただいたツマミとは大きく異なって、強烈にこってり。ただ、市中のラーメン専門店には見られない、迷いや混合せのないストレートな魚介系のスープで、居酒屋としての主張を最後まで感じてきました。
posted by 伊藤章良 at 18:30| 居酒屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする