2006年06月11日

いとう:たる善、金寿司(札幌)

>イラブー料理は別に「際モノ」ではなく、琉球の伝統高級料理のひとつです。

そうなんですね。確かに気品と風格を感じるテイストでした。そんな伝統料理が絶えることのないよう祈る次第です。

さて、昨日はありがとうございました。さまざまな場面で第一線の仕事をされている皆さんと話をするのは本当に楽しいですね。時間がたつのを忘れました。でも、話が盛り上がりすぎて、大正15年創業のおでん屋さんが閉まっていたのは残念(笑)。

さて、数日札幌に滞在していて気になる鮨店を2軒訪ねてみました。
名店といわれる「すし善」、そして大人の食べ歩きでも紹介した「○鮨」は既訪なので、今回は「すし善」の流れを汲む「たる善」、そして地元の方にも評判がいいという「金寿司」

「たる善」はすすきのにあり、総合的に言うと、「すし善」から肩の力を抜いてやんちゃにした感じ。旅行者として訪ねた「すし善本店」は、個人的にはとても退屈な店だったのです。が、「たる善」はすすきのの中心部、有名なジンギスカン店「だるま」のすぐそばにあって(タクシーの運転手にビル名を告げると、ああ「だるま」に行かれるんですね、と言われました 苦笑)、家族連れ、同伴出勤、サラリーマン、茶髪男ばかりの怪しい集団と、かなり幅広い、かつコアな客層。入った瞬間から独特の空気が漂います。

「たる善」は、丁寧で几帳面な仕事ぶり、というわけではないんですが、ケレン味なくポンポンとつまみやにぎりが出てくるリズムが心地よく、男っぽくていい感じでした。旅行者と知ってか、高級魚はあえて出さずに、貝類やシャコなど今の北海道の旬を並べてくださったのもありがたかったです。

ただ、そんな客層も反映してかなんせ煙い。これには参りました。タネを前にした白木のカウンターでも自重するムードもなく・・・。せっかくいい雰囲気を作っておられるのに惜しいなあ。

一方「金寿司」ですが、こちらは寿司屋というより寿司割烹ですね。L字のカウンターと広いテープルスペースがあり、2階では宴会もやっている様子。寿司も少しずつ手を加えた(江戸前に仕事をしたという意味ではありません)変わりダネ。といっても、まぐろに葉わさびを載せたり、イカに三升漬け(醤油一升と唐辛子一升と麹一升を混ぜ合わせて作られる昔ながらの漬物)といわれる辛味を施したりといった風。ぼくを観光客と思ったのか焼き白アスパラなんかも登場したけど、その辺は十把一絡げにせず、鮨好きオッサンの醸す空気を多少は読んでほしかったなあ。

接客も丁寧で気持ちいい対応ですが、何せ大量の客をさばいている都合上待たされる時間も長く、タイミングが悪くて少々苦痛でした。

で、いずれの店もメインの冷酒を、日本最北端の酒蔵として有名な増毛の「国稀」純米にしてました。これは○鮨でもそうだったので、道産では寿司に合う酒と認められているのかもしれません。

価格的には両店ともほぼ同じぐらいで、軽く飲んで、つまみとにぎりで1万円/1人ぐらいでしょうか。東京の同じレベルからすると3分の2ぐらいの値段かなあ。
posted by 伊藤章良 at 20:00| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする