2006年05月07日

いとう:千成寿司(大阪 淡路)

ゴールデンウイークは大阪の実家で過ごしています。東京から休暇で大阪や京都に来ている友人と食事をしたり、関西在住の20年来の親友と痛飲したりと、なかなか充実していました。プラチナぐらいかな。

母とも焼肉を食べに行ったり(母はもうぼく以外の方と焼肉を食べる機会がないそうで、ぼくと焼肉に行くのを楽しみにしています)しました。ぼくが朝起きて、今日は対談を書かんとなあ〜、とつぶやくと、「昨日はさとなおさん頭痛でお休みやで」と言うのです。ぼくより先に対談もさなメモもチェックしている母でした(笑)。

「マルディ・グラ」の料理、おとなしくなっていましたか。ぼくはまだ未訪なんですが「ダルマット恵比寿」もおとなしくなっているみたいな報告を聞いています。自分たちが慣れてしまったこともあると思うけど、やはり傾向として保守的になっていくんですかねえ・・・。少し残念。

>GW中なのにちゃんとやっていて、がらんとした銀座で「MG」の看板の灯を見たときは、それはそれは砂漠にオアシスを見たような気持ちでした。

大阪でも、特に北新地などは本当に閑散としていて行く店に困りました。ミナミでも普段は朝方までやっているのにGW中は12時までとか、そんな感じ。ただその中でGW中に果敢に開けている鮨屋があって、やっと訪問できました。

以前ここにも書いた、大阪は淡路にある「千成寿司」。まだ30歳前ぐらいの若い方が一人で板場に立ちます。彼はぼくが昨年のヨーロッパ出張でとても世話になった通訳パトリック君のいとこ。新橋の「しみづ」にも短期修業に来ており、大阪の下町で大胆にも本格江戸前鮨に挑戦する、今後が楽しみな料理人です。

なんか関係がややこしいので整理すると、パトリックのお母さんは日本人で実家が淡路の寿司店。1970年に開催された大阪の万国博覧会でフランス人男性と知り合い、そのままパリで結婚。パトリックはパリ生まれパリ育ちだけど、いとこが淡路にいる、というわけです。

まだまだ手の遅いところや、握りの形が揃わなかったりもするのですが、そういったことは回数をこなしていけば解決するでしょう。というより、ほとんどかやく御飯色にまで赤酢を効かせた酢飯。人肌の温かく好ましい温度。炊き加減もアルデンテの絶妙さ。など、大阪では「なんやこれは?」と言われそうなこだわりを随所に感じて驚きます。まじめで純朴そうなお人柄からは、なかなかそこまでの頑固さを垣間見ることができないのですが、逆境(笑)に耐えて、今のスタイルを大阪の下町でも貫き続けてほしいものです。

機会があればさとなおさんものぞいてみてください。
posted by 伊藤章良 at 14:18| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする