2010年05月11日

いとう:婁熊東京(渋谷)

そんなに長崎が詳しい訳ではありませんが、「朱欒」。
店名からも、さとなおさんが描かれる個性的な風情も、三代女性で続けておられるシーンも、とても長崎らしい感じがします。〆のカレーというのもいいですね。なんだか長崎のカレーっておいしそうだ。

ところで「朱欒」は、ザボンって読むんですね。かなり難しい。ということで今回は、少し苦しいですが難しい名前繋がりにしてみようかな(笑。渋谷にあるモツ焼の店「婁熊東京」です。

婁熊で「るくま」と読みます。中国では方角を表す意味があるとスタッフの方から聞いたんですが、「る」で始まる店名にしたかったという遊び心じゃないかなあとか、そんな風に感じました。しりとりで知ってたら絶対にキラーカードになる、みたいな。

この店、JR渋谷駅を東口に出て明治通り沿いに恵比寿方面に向かう右側にあるんですが、この付近は、ラーメン店とか丼店とか、同じような店ばかりが並んでいて、ぼくにはほとんど見分けがつかず。でも、そんなネオンを横目に見ながら、とあるビルの2階に上がると「婁熊東京」はあります。

外観的には少し引っ込んでるものの、入ってみるとやはりそこは渋谷。どこもかしこも阿鼻叫喚でチェーンの居酒屋のノリ。ちょっとオッサンには場違いかなあ・・・と逡巡しつつカウンターへ。このカウンター席もなかなスタイリッシュな造り。モツ焼のイメージで来たなら、座ってもなお、居心地悪く感じられるかもしれません。

ところが、まずメニューを見ると、シンプルに美しい文字だけが並び写真を多用したチェーン系のものとは一線を画します。酒の欄はさすがに○○サワーのオンパレードで渋谷を具現化してますが、それ以外にも、数少ないなりにちゃんと乙類焼酎を原料別に揃えています。

メニューをフムフムと眺めだした辺りから、結構期待が持てそうだなあと、まずは刺身を注文。するとレバーは塩のみで食べてくださいと出され、ガツ刺しはなんと昆布〆に。そのどちらもキッチリうまい。

だんだんうれしくなってきて、串を大量に注文(これがいつもの悪い癖なんでずが 汗)。串は、食べやすさを考慮してか、小ぶりだったり包丁を入れすぎかなと感じるものもありますか、それはそれで好感も持てます。火の入れ方なども丁寧で、注文した串の中での流れの作り方もバツグン。回りが目に耳に入らなければ、モツ焼屋としては、かなりの好印象。スタッフも、こちら側の質問に対して意気に感じる風で、真剣に答え、分からないことは素早く聞きにいったりと、応対も気持ちがいいんです。

ただ、やはり残念なのは、ぼくの隣りにいたキャパクラにお勤めとおぼしき女性二人組は、最初レバ刺しとかサラダ等を頼んだ後は、タバコを吸いながらおしゃべりに興じて、ぼくたちが店を出るころに至っても、串を注文する気配もないんですね。

それじゃ、せっかく新鮮なモツを努力して仕入れ、巧みな火加減で焼き上げる、ここ「婁熊東京」ではもったいない。ぜひ同輩の皆さんも、渋谷のスタイリッシュな店だと敬遠せずに押しかけていただければ、きっと安くておいしくてエキチカな店をおじさんの憩いの場所にできると思います。


posted by 伊藤章良 at 23:48| 焼肉・韓国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする