2010年04月09日

いとう:ペレグリーノ(西麻布)

>さてと、ボクは鴨から鴫に行きます。

あ、いいですねえ。
ぼくは今シーズン鴫を食べてないなあ・・・。
というのも昨シーズンに田鴫・山鴫を含め何度かトライしたんですが、いずれもあまり感心できる状態ではなく、ちょっとだけ失望していたんです。輸入制限が相当厳しいとも聞いていて、果たしてその品質はどうなのかと、考えてみたりして。

ただこの「ベッカッチャ」との冠の店でも、常時山鴫があるわけではないみたいですね。訪問当日はさとなおさん含め皆さん召し上がらなかったのでしょうか。といっても、珍しくメニューのひとつひとつを書いておられるので(笑)、きっとウマかったんだろうなあ。前は時々通るんですが未訪ゆえ、ぜひ行ってみます。

ではぼくは、イタリア料理つながりで「ペレグリーノ」です。
西麻布グルメブロックの丁度外れ辺り(なので意外とタクシーでは行きやすかったりして)。何度かレストランが入れ替わっている印象が強い(といってもこの界隈はどこでもそうですが)物件。

この場所は「ラ・コロンバ」の復活で一時話題となっていたんですが、さとなおさんの紹介文からも落胆のイメージが伝わってきて、結局ぼくは行かなかったんですね。

で、「ラ・コロンバ」は拠点を豪徳寺に移されたようで、新たにスタートした「ペレグリーノ」は、イタリアの食都と言われるパルマで修業をしたシェフの店。さとなおさんが書いておられたような古臭さはなかったので、ダイニングは大幅にリノベーションされたのでしょう。グッと照明を落とした店内や壁面のテクスチャーが本場っぽくて、トウキョウアレンジではなく、きちんと修業先の文化を伝えようとの意欲が感じられます。

特に、パルマと言えば生ハム。4980円のベーシックなコースでは、前菜での生ハムはマストアイテムの様子。注文を受けてからダイニングの真ん中にドンと置いてあるスライサーで一枚一枚丁寧にスライス。素朴な味の小さな揚げパン「トルタ・フリッタ」を添えて提供されます。

スライサーを使うゆえ、メチャ薄い(悪い意味ではなく)、フワフワトロリといった食感でさすがにおいしく、トルタ・フリッタと合わせて食べるとさらに旨味が増します。コースが一通り終わった後、生ハムをおかわりしようかと、テーブルで真剣に協議したぐらい。

コースのプリモピアットはラビオリだったので、悪くはないんだけど、やっぱりロングパスタも食べてみたいなあと、こちらも後を引く感じ。

ワインの値ごろ感もよく、生ハムには赤白両方で試してみたいとのリクエストも快諾してくれて、女性のやさしいサービスに好感が持てます。

西麻布のこの界隈ではとてもリーズナブルながら、ワイガヤでもデートでも使えるバランスの良さが光っていて、末永く頑張って欲しいなと思う次第。唯一今後に期待したいのは、店の活気かな。




posted by 伊藤章良 at 09:55| イタリアン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする