2010年04月04日

さとなお:リストランテ・ベッカッチャ(青山)

日本料理店って、日本酒を思わず飲み過ぎてしまって勘定時にビックリ!ということがよくありますよね。高い値付けの店が多すぎる気がします。一時期のワインみたい。もっとリーズナブルに飲めるようになるといいのですが…。こう考えてくると、すべてのお酒を500円で飲ませてくれる広島の居酒屋「むろか」の良心的さが際立ってきます(そのかわりお酒は店側の都合優先になるけど、プレミアムがつくようなお酒でもすべて500円程度)。

さてと、ボクは鴨から鴫に行きます。
甲偏から田偏へ。「しぎ」ですね。山シギ。フランス語だと「ベカス」ですが、イタリア語だと「ベッカッチャ」。青山一丁目からほど近いリストランテ「ベッカッチャ」です。

地下にある小さな隠れ家風の店で、12人も入ったら満杯。
飾り気もなく素朴な感じだし、内緒な会話も周りに全部聞こえちゃいそうなこぢんまりさなんだけど、逆になかなか親密な空気を醸し出していていい感じ。デートというよりは「美味しいもの好きな男同士」の方が似合いそうな雰囲気かも。

料理はトスカーナの郷土料理。コースもあって(7500円程度〜)そちらの方がお得だけど、なんとなくアラカルトでいただきました。以下のようなメニューが印象に残ってます。山シギという店名からわかるようにジビエに力を入れてます。

イノシシのパンチェッタとウイキョウのサラダ
ホワイトアスパラガス・半熟玉子のせ
下仁田ネギの蒸し焼き・ゴルゴンゾーラソース

ピィチ・フレッシュトマトと唐辛子のソース
ピンチ(太いピィチ)本日のジビエのラグー
山シギのラグーのパッパルデッレ
黒トリュフのカルボナーラ

木の実を食べた骨付きイノシシのビステッカ
骨付仔羊ロースの炭火焼き
ひな鶏のロースト

いい冬黒トリュフを使っているようで、他のテーブルでそれが出ると店中香ってました(まぁそのくらいこぢんまりした店だということでもあります)。

ボクは特にパスタ系が気に入りました。注文を受けてから手打ちするというピィチ(ピーチ)の歯ごたえの気持ちよさ。柔らかめなのに芯がしっかり粘る。これは是非ものの美味です。山シギのラグーのパッパルデッレのバランスの良さも印象的でした。

メインは炭火焼きやビステッカ(ステーキ)など、比較的シンプルな料理がほとんど。食べたイノシシは印象は特に強くなかったけど、丁寧に焼かれていて、火の通りも塩胡椒の加減も申し分はありませんでした。丁寧で素朴。そんな印象。

素っ気ない内装の素朴な店らしく、サービス人も男性。でも過不足なく気持ちいいサービスでした。
彼はどうやらシェフと兄弟らしいです(兄弟でやっているとなると中目黒の「イカロ」を思い出させますね)。ちなみにシェフはトスカーナのリストランテ「ラ・キウーザ」にいたらしいです。
posted by さとなお at 22:12| イタリアン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする