2010年02月24日

いとう:龍滕(六本木)

>四川料理の「峨眉山」(がびさん)。

さとなおさんも言われているとおり、最近では辛い本格的な麻婆豆腐をはじめキッチリとした四川料理を食べさせる店が増えましたが、「峨眉山」はそのハシリの一軒のような記憶があるなあ。

>それと「麻婆白子」。この店、麻婆豆腐が有名な店のようですが、
>その豆腐の部分が白子になっているという魔の一品(笑)。

そう、「麻婆白子」は浅草の「龍圓」でもいただいたことがありますけど、豆腐の代わりというところが贅沢ですよね。ちょっともったいない気持ちを抑えつつ食べると、これがまた余計にうまい。

では、ぼくも四川料理続けます。「龍滕」ロンタンです。住所は赤坂ですが、場所的には東京ミッドタウンの裏。六本木から赤坂方面に抜ける道沿いで、飲食店が途切れて少し静かになったあたりにあります。資本は中国本土や台湾に出店している飲食グループのようで、地下から2階まで形態を変えての中国料理を展開。

だいたい「滕」って日本語としてパソコンで出るんですね。あまり見る機会のない漢字なので、いかにも中国料理店らしい個性が出てます。

日本における四川料理って、いわゆる"鉄人" シェフの一族がその礎を築かれたことについては異論がないんですが、日本人の口に合うようアレンジしたり、客単価を上げるために四川では使うことのない高級食材を使用したりと、市井では、ある部分誤解も生まれてます。

それが、本格的な陳麻婆豆腐の出店などを経て、いわゆるリアルな四川料理も日本に入ってくるようになりました。回鍋肉やエビチリといった料理も、普段食べているものと本場のレシピとは異なるんだ、ということも分かりました。

「峨眉山」もそうですが、そんな陳一族ではない四川料理と出会うと、「ああ、やっと少し成都に近づけたかな」、という気になりますね。といっても、御茶ノ水にある「川菜館」や今回紹介する「龍滕」も、四川地区からの出店ではなく、上海や北京などの大都市を経てきているわけで、その意味ではまだまだ日本で味わえる成都は遠いのかなあ・・・。

話はそれましたが、「龍滕」は昨年の秋にオープンしたばかり。3フロアで展開する中でも地下にあるわりに、天井が高く広々としているので閉塞感は感じません。
しかも厨房がオープンなので、ジュウジュウシャカシャカという音や活気が伝わってきます。大人数で訪れる辛くておいしい中国料理店としては、場所柄隠れ家感もあるしニクイ選択肢となるはず。

四川風の辛いタレに漬け込んだ内臓類も、蒜泥白肉(茹で豚肉のニンニクソース)「宮保鶏丁」といった四川の定番料理も、とてもおいしくてしかも、そこそこの量があるのに安価。

それと、まだまだ世間に知られていないのか、空いてます(笑。最寄り駅から少し遠いことを除けば様々な用途で活用できそうな店なので、知られ始めると混むでしょうけど。
posted by 伊藤章良 at 19:03| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする