2010年02月16日

いとう:菜香(祐天寺)

>今回は麺つながりで、横浜は伊勢佐木長者町の「華隆餐館」を書いてみます。

ああっ、ここは辛いもの好きの間で密かに評判の店ですよね。行こうよと声をかけていただいたこともあるんですが、なぜか横浜は遠くて・・・(って、そんな言うほどでもないですが)。

坦々刀削麺をうたうのはニッポンだからしょうがないのかもしれませんが、「水煮牛肉」や「白泡香牛肉」もちゃんとあるところに惹かれます。ますます行きたい。さっそく調整しよう。

で、同じ中国料理つながりで、ぼくは、ごくごく都内近郊。祐天寺にある「菜香」を紹介します。検索すると「菜香」という中国料理店は全国各地にあるようですが、この祐天寺の店を取り上げている人はあまりおらず、実はかなり穴場。

東横線祐天寺駅から徒歩10分ほど。駅から駒沢通りに出て学芸大学方面に進み、少し路地を入ったところにひっそりとあります。四角いテーブル3卓と円卓ひとつのこぢんまりしたダイニングを、お父さん、お母さん、アルバイトの女性(お嬢さんではないと思う)の3名で切り盛り。ここは一転して上海料理(と店では言ってます)で、素材感をできるだけ壊すことなく仕上げた優しさが持ち味。

厨房をのぞいてみるとその優しさの理由が・・・。というのも、お父さんが仕込みをしてお母さんが鍋を振る。料理ができあがると、「酢豚できあがりました。大変お待たせいたしましたぁ」とお母さんが大声でコール。そして運ばれてくるといった具合。とても家庭的で心底なごまずにはいられません。

外観や店内からは、街場の中華料理店よりは少しランク上ながら、それに近い感じかなあと想像しますが、メニューを見れば、マコモ茸とか黄ニラとか腐乳とか、高級中国料理店で目にする食材がずらずら並んでいて、お値段もそれなりです(といってもトータルでは絶対的に安価ですが)。ただ、何を食べても外れがない。おいしーと間違いなく誰かが声を発する。そんな感じ。

で、中国食材の料理ももちろんですが、いわゆる日本人に定番な、炒飯、ラーメン、水餃子、唐揚げなんかが逆にサプライズなんです。例えばラーメンは、上品に澄み切ったスープに、麺とトッピングはネギと二つに切った煮玉子のみ。それが奥深くて優しくて何杯でも食べられそうなおいしさ。ラーメンフリークの方にも足を運んでトライしていただきたい逸品ですね。

他のメニューについても、ぜひ行ってのお楽しみで。
posted by 伊藤章良 at 16:04| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする