2006年02月06日

いとう:拓(西麻布)

鶏については、ぼくもいろいろと考えたり調べたり思い起こしたり(笑)する機会ができました。「鳥栄」や「鷹匠寿」といった究極なところは別として、基本はガハハであって欲しいと思っています。味や雰囲気のアレコレを言うよりも。

一日飛んでしまいました。すみません。一昨日オフ会があり、かなりゴキゲンで4時ごろから5軒ぐらい飲み歩き日曜日の実稼働時間が半日となってしまったわけで・・・。
今日は、行ったのはかなり前なんですが、西麻布に新しくできた鮨店「拓」を取り上げてみたいと思います。

この店については少しネガティブな感想を持ったので書くのはやめようかなあと思っていたんですが、実際に客として行かず取材のみで紹介している記事を読んでいると、店の実態と乖離してる部分が散見されるので、やっぱり書いてみたくなりました。

「拓」は、ソムリエと鮨職人が作った店で、店にソムリエがいることを特長としている、みたいな内容をどなたかのブログで読んで、「鮨に行きたいんだけど日本酒は少し苦手」という方との食事に選んでみました。わりとこう、ぼく自身は鮨とワインのマリアージュにほとんど興味がない、というか、米を食べるんだから米から造った酒とあわせて当然と考えています。だけど、ソムリエがいる鮨店というのにも興味をそそられ、鮨職人が出すつまみやにぎりに対して、果敢にワインを合わせてくるなら楽しいなあと想像しました。

と、食べることが好きな人なら誰もがそう考えますよね。究極には銀座の「寿司幸」もありますが、やっぱりかなり高いしなーと腰が引けるので。だけど、「拓」は期待とは違いました。実際には、リストが少なすぎて選べるワインがありません(というかここ程度の品揃えなら、他の鮨店にもありそうです)。選んでももらえません。結局値段的にも味的にも一番無難なものをようやくひねり出して頼むと、品切れといわれてしまいました。

で、中途半端にグラスでワインやシャンパンを飲んだあと、結局焼酎に移らざるを得なくなり、トータルで締まらない印象が残りました。店はスタイリッシュでカッコいいし、カウンターの居心地もすばらしい。スタッフの方の対応も申し分ない。つまみやにぎりも西麻布では、及第点レベルです。ただソムリエのいる鮨屋との選択肢で望んだら肩透かしでしょう。

そして支払いも、「寿司幸」にも行けたかなというぐらい、高額になってしまいました。
posted by 伊藤章良 at 11:54| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする