2009年06月22日

いとう:クーリーズクリーク(白金)

>そこまで鳥好きなら、例えばこんな店はいかがでしょうか。
>六本木の交差点からすぐのところにある「チキンマン」。

なるほど。「チキンマン」とかが出てくると、やっぱりさとなおさんはクリエーターだなあと思ってしまいます。あそこは確か夜から朝までしか営業していないんですよね。深夜まで仕事してその流れ・・・みたいな感覚じゃないとなかなか足が向かないですよ。
ただ、食べてみたくて上野のアメ横にある支店には行ったことがあります。確実にアメリカーンなんですが、やたらフランス風と書いてあるところが少々複雑な気分でした。

さて、ハワイはオアフ島に「Maui Mike's」という(オアフなのになぜかマウイ)、アメリカンでは究極にウマいローストチキン屋があるんですが、ワイキキから島の中心部に向かってクルマで1時間近く走らなければならず、しかも回りはクルーカットの兵隊さんばかりというタイヘンな場所なので、今回はここではなく、先ごろオープンの「クーリーズクリーク」にていただいた鶏の丸揚げ話を。

「クーリーズクリーク」って、さとなおさんならご存知なのかなあ。30年ほど前まで西麻布にあった伝説のレストランバー(死語?)。「レッドシューズ」(ぼくはかろうじて行ったことのある)とかと並び当時の最先端をいってた店らしい。

もともとそこのスタッフだった方が、30年の時を経て新たに店をオープンするに当たり「クーリーズクリーク」という名前をよみがえらせた、とのことです。経営的にはさとなおさんLOVEの「アダン」姉妹店で、こりゃもう、聞いただけでもでもいいでしょ。

古川橋交差点からすぐの、大通りから一本入った静かな通り沿いの一軒家。1、2階は中国料理を出していて3階はバーとなってます。だけど、あまりそんな区別はない(というか「アダン」同様、すべてにやさしい感じで)、お皿もどんどん3階に運ばれてました。

料理はかなり真剣に四川料理を追求。宮保や魚香といった四川の代表的調理法とメインとなる食材を選ぶメニューがあったり、お約束の陳麻婆豆腐も。そして、箸休めに頼んだサイドメニュー等もかなりビリカラでオイシイ。
※なお、ぼくたちは辛いものばかり頼みましたが、腸詰や酢豚や炒飯(不確か?)もあり料理は四川ばかりではありません。

そしてお待ちかねの鶏の丸揚げ、いわゆる油淋鶏です。これは鳥の唐揚げネギソースかけとも言われますが、読んで字のごとく、じっくりと油を回しながら一羽の鶏を揚げていく料理。一羽、半羽、1/4羽と選ぶことができ、最高においしそうな色をした鶏がぶつ切りにされて運ばれてきました。

骨ごとむしゃぶりついていたら、サッと新しいオシボリが出たりと、お店のホスピタリティも間違いなくいいですが、なにしろ大半の客が渋くてカッコいいオヤジと美しい女性ばかり(女性スタッフも皆さんステキ)で満席の賑わい。今の東京にもこんな空間が残っているんだーと、デジャプというか、時代を引き戻された感が充満していました。

全体にゆるく出来上がっているんだけど、家具も料理もお酒も音楽もスタッフも、すべてに手を抜くことがない本当の大人の店です。

男性は、少なくとも40歳を過ぎてないと浮くかな(笑。
posted by 伊藤章良 at 18:34| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする