2006年01月12日

いとう:ボン・ピナール(広尾)

「Yamato Ya」。さとなおさんは、そんなにヘビーユーザーでしたか。
だったらぜひ、恵比寿のほうにも出かけてみてください。

上海、昨年末行きましたが、驚いたことの一つは金持ちが多いこと(中国は、税制等の不整備により先進国と違って稼げば稼ぐほど際限なくお金持ちになれるそうですね)。でもそのわりに都市として成熟していないのでお金を使うところがない。投機対象としても面白いワインは、スノップ感もあり(日本でもそうですが)お金持ちが飛びつくのもわかります。上海の「名軒」で中国産のワインを飲みましたがイマイチでしたけど(笑)。

日本でも、数十年前にお札を燃やして足元を照らした、みたいな時期もあったわけで、今の中国をあまり責められませんが、ワインは飲んでしまえば終わり・・・、有限な文化資産なので、やっぱり悲しいなあ。

で、本日は、そんな貴重なワインを安価で美味しく楽しませてくれる「ボン・ピナール」です。ここは、ヒルズの「ラトリエ ドゥ ジョエル ロブション」でチーフソムリエをされていた進藤さんが昨年暮にオープンした、ワインとフランス料理のレストラン。Pinard(ピナール とは、フランスの俗語で「安ワイン」をさし、よいという意味のBonがついて、「安くて美味しいワイン」となるとのこと。

ぼくは、ワインの値段が逐一頭に入っているほど詳しくはありません。でも、分厚いワインリストは、お店の名前どおり手の届く手ごろな価格帯のワインがぎっしりと並んでいることを十分に納得させるラインナップ。また、手が出にくい高額のボトルも酒屋で買うより安いんじゃないの、みたいなのもたくさん。

前後しますが、ここ「ボン・ピナール」は、都心ながら電車で行くには少し不便な立地です。最寄り駅は広尾。ただ、広尾から有栖川公園〜愛育病院を越えて、テレ朝通りをかなり上がったところにあります。地下に降りるビルの入口も殺風景で、大丈夫かな〜と不安になるも、ドアを開けると別世界。落ち着いた大人のカラーで統一されたダイニング、ススーと伸びたカウンター(奥には半個室のテーブル席もあるようです)。座り心地最高の椅子。ディッシュアップ用の窓からのぞける厨房、笑顔の素敵な女性シェフ。

そして、少し緊張気味の進藤さんが料理とワインのメニューを携えます。
料理も、前菜・メインで十分なたっぷりの皿。うれしいです。ワインを飲ませたいがために、やたらと塩を利かせている店もありますが、「ボン・ピナール」は、あくまでマリアージュを大切に考えた、素材とソースのバランスが中心の展開。とてもゆったりとした美味しい時間を提供してくれます。

日本人男性客はぼくひとり、と、ワイン勉強中の進藤ファンを中心とした客構成こそ少々こそばかゆいけど、カウンターメイン(それと、女性シェフ&女性ソムリエ(奥様かな?)も素敵)なので、男性同士でも遜色ありません。今度ぜひ行きましょう。

posted by 伊藤章良 at 11:44| フレンチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする