2006年01月09日

さとなお:寿司幸本店(銀座)

鮨匠というと、なんか「すし匠」の系譜のように感じますが、「寿司幸本店」出身なんですね。バランス系ならぜひ行ってみたいです。固めの酢飯なら特に。

「寿司幸本店」は、雰囲気がとても好きです。
銀座のあの立地 & 創業100年の老舗なのに、えらくカジュアル。なにせテレビがついてますから。んでもって、店主の杉山さんも全然偉ぶらないし、入口に控えているおばあさんもとてもいい感じだし、なんか気楽に鮨をつまむ雰囲気が充満していて好きですね。
きっと銀座ってもともとこういう店が多い街だったのだろうな、とか想像しながら食べることが多いです。

鮨にワインを合わせる店として有名になってしまったのでなんとなく格好つけたイメージがありますが、その正反対の雰囲気なので、噂を聞いて肩肘張って来たお客さんとかはずっこけると思いますね。

と、基本的に好きな店なのだけど、ひとつだけ個人的な理由で足が遠のいています。

それは「職人さんが多いこと」。

これは仕方ないのだけど、親方の前に座れる確率が実に少ない(1階2階と分かれているし)。
そんなの10年早いかもしれないし、常連になってから言えということかもしれないし、他の職人にも上手なのがいるかもしれないけど、でも、入店してどこに座らされるかでその夜が決まってしまう感じがどうも不安なのです。このレベルの店だとそれなりに高い賭けになりますから。

もし若手の前に座らせられちゃったらちょっと残念だし、値段も変わらないし、そういう賭けをするくらいだったら親方ひとりでやっている小さな鮨屋に行った方がいいかなぁと踵を返してしまうことが多いですね。

フレンチやイタリアンだったら若手が作っても気にならなかったりするんだけど、ここが対面商売の難しさ。
やっぱり(親方に厳しく仕込まれているとはいえ)目の前で若手が握ると「今日はこの若者の練習台か…」とか狭い了見を出してしまいます。すぐ近くで親方が握っているだけに余計に。

若い職人の成長を温かく見守る旦那衆的気分になるにはあと10年くらいはかかっちゃいそうです。

でもある程度食べ慣れてくると、次はそういう次元に上らないといけないのでしょうね。
少しずつ了見の狭さから卒業していかないといけないなぁ。
posted by さとなお at 16:42| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする