2017年11月30日

いとう:珍しく、雑感です。

「応援したい店」だけに行きたいのはぼくも同じ気持ちです。
ただぼくの場合、食随筆家の看板も掲げているので、なかなか難しいかなあ。
でも、1年に3回行ったフランス料理店もあるんですよ。先日突然閉店してしまいましたが・・・。

ぼくも宮津の飯尾醸造に行ったことがあります。雑誌に掲載されました、みたいなノリで、さなメモでこちらを紹介したページが置いてありました(笑。ご一緒した友人がここで購入した紅芋酢を飲み続けたら、本当にコレステロール値が下がり、その後ずっと買い続けているそうです。日本料理の「縄屋」や「竹野酒造」という素晴らしい酒蔵も、同時に訪ねました。

100年先に、日本の伝統の味を受け継ぎ伝えていくユニット『HANDRED』、ですか。「東京百年レストラン」という、百年続いてほしいと勝手に願う店ばかりを集めたガイド本を三冊書いているぼくとしては、大変興味深いです。

九州の方にも日本のバスク構想、みたいなスローガンを立てて国から補助金が出ているとか聞いたことがあります。同様に日本のサンセバスチャンを目指すという目標は、分かりやすくていいですね。
ただサンセバスチャンが美食の町なのは、バルが密集しミシュラン星付きレストランも多く、そこに観光客が集まるというのはあくまで表面的な理由。実は住んでいる人たちが自ら調理して楽しむ、100以上ある美食倶楽部の存在や優秀な調理学校があるからです。
食で町おこしをするには、以前さとなおさんが紹介してくださった徳島のお店のように、そこに暮らす人が美食に興味を持つこと、そしてそこで人を育てることからかなと感じています。
ネット上にあらゆる飲食店情報が落ちてる時代、ヒマな金持ちはいくらでも地方の名店まで行きます。でも金持ちしか来ません。

また、サンセバスチャンが美食の町というのはある種日本人の幻想で、サンセバスチャンにはバスク料理の店しかありません。ちょっとおいしいバスク料理か普通のバスク料理の店だけで、意外と退屈です。
ふらっと飲みに出かけたら、もつ焼き・串カツ・焼鳥・おでん・すし・蕎麦・天ぷら・餃子まである日本の飲み屋街の方がずっと楽しい。

京丹後にイタリア料理店を持ってくるだけで断然ステキだし、蕎麦やオーベルジュ、すぐれた居酒屋もあるならもう十分。飯尾醸造の五代目には、ぜひ頑張っていただきたいです(実は自分が訪れたとき五代目は留守で、四代目のお父様にご案内をいただきました)。
ぼくも必ず「アチェート」に体験に行きます。あ、今度誘ってください(笑。

長くなっちゃったので、今回はこの辺で。お店紹介よりも大変でした(笑。
posted by 伊藤章良 at 17:21| 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする