2016年08月31日

さとなお:天春(四谷三丁目)

「よろにく」は(いま見てみたら)2009年にボクもここで書いてますね。
やはりいい店は時代の流れ、たとえば肉なら「サシから赤身、新鮮から熟成」という流れを掴んできちんと進化していっているんですね。オフィスからも近いし、今度久しぶりに行ってみたいと思います(予約とれないらしいですが)。

時代の流れという意味では、「油」が悪者だった(カラダに悪いと思われていた)時代がずぅっと長かったですが、最近では「油はカラダに悪くない」という実験結果などがアメリカから広まり、油を使った料理が再注目されている気がします。

たとえばとんかつとか天ぷらとかの揚げ物も、以前の「おいしいけどカラダにちょっとねえ」という偏見が消え、中年のボクたちにも敷居が低くなった感じがしませんか?(少なくともボクはすごくよく行くようになりましたw)

最近頻繁に伺っているのが、四谷三丁目の「天春」

毎週木曜日に近くで仕事があることもあり、木曜のランチに行くことがとても多いです(以前ならランチに揚げ物とか意識的に避けていました)。

ここ、基本の天ぷらがおいしいのはもちろんなんだけど、名物「しじみ汁」(700円)が魅力で、水曜夜に深酒した日なんかはこのしじみ汁のために四谷三丁目に向かうくらいですw

ま、しじみを具にした赤だしなんだけど、名物というくらいですから強烈な個性があります。なにしろしじみが多い。三度ほど数えましたが、だいたい200〜230個くらいしじみが入ってます。ひとつひとつほじって食べてると箸を持つ指がつりますw そのくらいの量。だからしじみ汁だけでかなり時間がかかるわけです。

で、天丼(ランチは1200円)も実においしいので、ここからが難問になります。
しじみ200個超を攻略していると、天丼が冷める。
天丼を熱々のうちに掻き込んでると、しじみ汁だけ残ってしまう。
ううむ・・・

ボクの中の解としては、
・熱々のうちに海老をおかずにごはんを掻き込む。
・しじみにとりかかり、1/2くらいしじみを食べる。
・赤だしで残った天丼(かき揚げとごはん)を食べる。
・最後に1/2くらいのしじみを味わう
ですかね・・・
まぁ毎回迷うのですがw

カウンターで食べていると、夜の仕込みをしているご主人の手元をずっと見ながら食べられます。惚れ惚れするような手さばきと丁寧さです。そして、いまはなき「楽亭」のご主人にもなんとなく似ていて・・・つまりは、夜もかなりおいしい、ということですね。

内装も昭和の天ぷら屋さんぽくて好ましいし、おばちゃんたちの接客も昭和っぽくて好き。四ッ谷近辺だと荒木町に行ってしまうことが多いのですが、常に「天春」は候補に入れる感じです。

posted by さとなお at 21:39| 天ぷら | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月01日

いとう:よろにく(南青山)

一日遅れてしまいました。
週末、普段になくプライベートなことでバタバタしてしまいまして・・・。
申し訳ありません。

田町〜品川の海側って、もっともっといい店ができてもいいのにと思います。
以前、そっち側にあるレストランの店主に、なぜここを選んだの?と聞いたら、なんたって港区ですから、との回答でした。

レストランを楽しむ要因のひとつに、シェフの容姿や人柄ってありますよね。
チャウチャウに似ているシェフってええなあ(笑。

今回の店、都心だし有名店なんだけど、久しぶりにさとなおさんのいう「芯の太さ」を感じ痛み入ってしまった「よろにく」です。
「よろにく」は以前、さとなおさんも紹介されてましたね。

本当に久しぶりに行ってきました。
あまりサシの入った肉やホルモンが得意ではないけど牛肉は大好きというご夫妻と食事をすることになり、真っ先に頭の中にあがったのが「よろにく」でした。

骨董通りの裏にある立地や店内のスッキリ大人感、シルクロースという言葉まで生み出した和牛の赤身を中心とする品ぞろえ、驚きのデザートなどなど、ご承知の通り焼肉店における革新的なことをいくつも手掛けた店です。
現在ちまたであふれる赤身肉のブームは、ここ「よろにく」から端を発したと記憶しますが、それ以降の店は「よろにく」のコンセプトを拡大再生産することでも人気を博しました。

店主は昨今、日本料理店に通っているそうで、そこでの手法や素材の組み合わせにもヒントを得ているみたいですが、どこでもやってるウニ載せなどのありきたりではなく、魚介類と肉との融合にも瞠目の料理が登場しました。

ただ何より、肉をおいしく楽しく食べさせようというスタッフ全員に共通したサービス精神。食べるだけではなく、肉を通じて様々な驚きや発見までも導くエンターテイメント性は、もはや焼肉店にとどまらず、こんな店こそ日本独自の牛肉料理店として世界に発信したいものだと痛感します。

でも、やっぱり改めて感じたのは「よろにく」らしさ、なんですね。
つまり最初に戻って、芯の太さです。
数々の種類の赤身部位を様々な焼き方、タレ、合わせ技で食べさせる。この店がスタートしたときと基本は何も変わりません。料理もスタッフも、常にさわやかで鮮やかです。でも、その箱の中身は驚くほど進化を遂げているんです。

さとなおさんも乗ってた(笑)20年前のベンツしか見たことがない人が、今のベンツを見ても「あ、ベンツだ」と思える、そんな例えが分かりやすいでしょうか。

posted by 伊藤章良 at 18:49| 焼肉・韓国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする