2016年06月30日

さとなお:ラ・チャウ(田町)

伊藤さん、またまた魅力的な店のご紹介、ありがとうございます。

とはいえラストオーダー1930ってw
まぁでも住宅街ですもんね。

これからはレストランも地域に溶け込んで地域で機能するカタチが理想だと思いますが(そしてそういう店がじわじわ増えている実感がありますが)、東京近郊の場合、どうしても勤めで都心に出る人が多いので地元の専業主婦たちのたまり場になり、雰囲気が ”そちら側” に偏っていく傾向にあると思います。奥様ウケする料理や盛りつけになるというか・・・

まぁそれはそれで需要ですからいいと思いますが、その延長線上にトウキョウ・イタリアンとかがある気がします。芯の太いそのお店の料理が百合ヶ丘という住宅街に根付くかどうか、注目したいです。

では、ボクも芯の太いイタリアンを。
田町の「ラ・チャウ」です。

ここはね、まずシェフの見た目が太いw
これは良い意味です。昨今、こんなに美味しそうなシグナルを発しているシェフはあまり記憶にありません。もちろん太ったシェフは多いのですが、なんだかホント、美味しそうなんです。しゃべり方も笑顔も。

そして、ヒマがあると客席にすぐ出てきます。

ホールを任された男性のサービスも「やって当然のことのひとつ上を行くサービス」で、実に目端が利いていてそのうえジョークもしつこくない程度に入れて、本当に感心したんだけど、そんな彼の後ろからシェフが頻繁にニコニコ出てくるんです。このダブルのプッシュは効きました。料理の味と楽しい時間を二倍にも三倍にもしてくれます。

実は味についてはそれほどの期待はなかったんです。
田町の海側、あまり美味しそうな匂いのしない地帯にあるせいもあって、まぁ美味しいだろうけどどうかな、と、期待せず出かけました。で、その甘い予想は見事に裏切られます。うまい。ひ弱なトウキョウ・イタリアンではなく、芯の図太い土着イタリアン。いい意味でびっくりでした。メニューも多くバリエも豊富。そしてどれを頼んでも裏切られないレベルの高さ。

店名の「ラ・チャウ」は、鍵という意味らしいです。
シェフがピエモンテ州の「La ciau del Tornavento」で修行したらしく、そこから取ったみたいですね。シェフが少しチャウチャウ犬に似てるのでそこからと誤解してたのは秘密ですw

一階にはよりカジュアルな「Vineria La Ciau」があります。
ある日のこと、地下の「ラ・チャウ」の席が取れず、一階のその店にしたんですね。そしたら地下からサービスの人やシェフが様子を見に来てくれただけでなく、「料理、地下にオーダーしていただいても持ってきますので!」と。

そういう、なんというか、さりげないサービスがうれしいお店です。


posted by さとなお at 17:13| イタリアン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする