2016年02月29日

さとなお:ル・ビストロ・ドゥ・マ(南青山)

> 最近のイタリア料理店は、やっとトウキョウイタリアンの縛りから脱却し、それぞれがキチンとイタリアの地方色を出してくるようになりました

本当にそうですね。
一時期、東京の流行っているイタリアンって画一的でした。まさにトウキョウ風。でも最近は地方色がよく出てきていて食べていて楽しいですね。

あと、ランチ、わかります。

> ディナーの予習的な意味合いとかリーズナブルだからという観点ではなく、その店の個性や立地がランチに訪れたいと思うかどうか

これは意外とない。
ちょっと郊外に出るとわりとあるんですが、オフィス街や繁華街には特に少ないですね。すぐ思い浮かぶのは、築地「魚竹」とか西麻布「三河屋」とかの有名どころになりますが、意外と、駅の近くで老夫婦がやっている小さな定食屋さんなんかもボクにとってはそんな店かな。

去年の夏に、オフィスを乃木坂から骨董通りに引っ越して、まず探したのはそんな小さな定食屋さんです。でもまだ近くには見つかってません。ランチの名店としてはすぐ近くに「ふーみん」があるんだけど、ビルの地下という立地もあって伊藤さんが言う条件にちょっと届かない。

そういう意味で「ル・ビストロ・ドゥ・マ(Le Bistro de MA)」は、そんな感じに近いかもしれません。

 ※2016年にて閉店する予定らしいので、行かれる方はお電話を※

夜も行ったことがありますが、この店はランチかなぁ。
ちょっと天気のいい日の午後遅く、ひとりでふらりと訪れたい店だったりします。

骨董通りを青山通り方面からぶらぶら歩いて、小原流会館越えてスタバ越えて、最近よく行列ができている「クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニー」を右手に見ながら左に曲がってひとつめの小道を右。その先に岡本太郎記念館があるのだけど、右に曲がってすぐの右側をよく見ると小さな小さなビストロがあるのです。

本当に小さいし、入り口が全く目立たないので、まず「発見感」があります。
入ってからもそのこぢんまりさに驚きます。小さなテーブルを無理矢理並べて12席ほど作ってる感じなので、人によっては落ち着かなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

混んでると確かに落ち着かない。
でも、すいているといきなり寛ぎの店に変わります。フランスの友人の部屋っぽくてちょっといいんです。耳を澄ますとBGMもフランスのラジオ。薄暗い奥のテーブルに陣取ってゆっくり時間を過ごしたくなります。

この店、素晴らしいことに、ランチを16時までやっているのですよ。
なので、15時くらいに行くとすいています。最近はカフェが増えてこの「午後遅めのランチ」需要を吸収してますが、ちゃんとしたビストロで午後遅いのはありがたいです。

ランチは夜のメニューをピックアップしたもの中心。
キッシュとかラタトゥイユとかの軽いセットがあってそんなに大量に食べたくない遅めのランチでも大丈夫です。
ちなみに夜は典型的なビストロ料理で美味しそうなメニュー名が安価に並びます。うれしいのは「オニオングラタンスープ」が「メインの前後に」という項目で常備されていること。最近ビストロから姿を消しているのでとてもありがたいです。

そして、この店の得意分野はこのあとに待っています。デザートです。

そう、この店、実はデザートがいいんです。
オーナーがパティシエで、もともと梅ヶ丘にあった「レ・トラス・ドゥ・マ(Les Traces de MA)」というパティスリーがレストランになったという経緯らしいので、まぁ想像つきますね。レジ横で焼き菓子やマカロンも売ってます。

でもって、ここのマカロンは「DEAN & DELUCA」でも売ってるとか。
外観が本当にさりげないので、そういう展開も意外性があって、これも「発見感」。

そんなこんなで、幸せな気持ちになってオフィスに戻る。
なかなか充実感ある、いい午後が過ごせます。

posted by さとなお at 22:46| フレンチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする