2014年06月30日

いとう:喜臨軒(池尻大橋)

さとなおさんが一回休みということで、またまたいとうが登場します。
ただ今、仕事でハワイにおりまして、日にちの感覚が少々麻痺しており(汗。
今日がニッポンは月末ですよね。ハワイはまだ日曜なんです(笑。

さて、ずっと西洋料理が続いて来たんで、少し中国料理でも書いてみます。
そういえば、かなり前。
さとなおさんに対し、中華料理と中国料理は違うのだとして、自分たちがやっている中国料理を食べてほしいとのお誘いがお店からあり、ぼくも参加させていただきましたよね。
当時はまだ、中国料理の日本風アレンジとダイレクトな中国の料理との差異が不明確だったような気がしますが、今や「酢豚」などというメニューは中国料理にはないとか、様々なことが分かってきて、日本式にアレンジされた中国料理を中華料理といい、中国大陸本来のレシピで作られる中国料理との差別化もきちんと理解できるようになってきました。

さらに、モダンという言葉で乱暴に片付けてしまう程度しかまだ詳しくはないものの「文淋」や「ジーテン」などがきっかけと思うのですが、油や塩、ニンニク等を多用せず、素材の持ち味を生かしたやさしくて独創的な皿を提供する店も増えてきました。

今回紹介する「喜臨軒」もそんな中の一軒かと。
この店は、田園都市線池尻大橋駅から徒歩数分の好立地にあり、自分たちの料理に隠し事はないと胸を張る日式中華の定番(笑)オープンキッチンに、相対するカウンター、そしてそれらを囲むようなテーブル席。

ぼくが訪れた日唯一残念だったのは、ぼくたちが個室に通されたこと。
ぼくは料理店の個室には、特別の理由がない限り入りたくないんですね。個室だとお店の息吹がほとんど聞こえてこないのと、サービスの目が行き届かなくて後手に回されてしまうのも悲しい。
密談等の目的がないならば、個室で食べるのはホームパーティといっしょやん、と感じてしまうんです。

でも、予約の際ににも確認なく普通に個室に通されました。
また、個室としてしつらえが豪華ならまだいいのですが、ここは以前は倉庫か物置だったのでは・・・といぶかるようなチープな部屋なんです。こんなスペースをわざわざ作るなら、そもそも個室なんて必要ないと思うんですが、東京の民は個室がお好きなんですかねえ。

さて「喜臨軒」の料理は、自ら温故知新中国料理と称するように、最初に出される3種の冷製盛から、ハッとする未体験のものが出てきたり、麻婆豆腐のような定番料理も、豆腐の部分に他の麻婆にはない工夫がされていたり、焼売ひとつをとっても自信を持って提供するとメニューにうたうだけのことはある美味しさだったり。ポーションが比較的小さいので、多くの種類を食べることができるのも実はうれしかったりします。

食べ進むにつれ、どんどんと食欲に火がつくというジレンマ、というか本当は喜びなんだけど。
いつになったら満腹になるのだろうと不安が募るほど胃にもたれないのも、ニクかったです。
posted by 伊藤章良 at 17:30| 中国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする