2011年11月28日

いとう:レストランマノワ(広尾)

スウェーデンの料理って、近々ではIKEAの中にあるレストランで食べたっきりの記憶しかありませんが、やはりそこでもミートボールでした。ただIKEAでは全く特徴のない味だったので、本場のミートボールぜひトライしてみたいです。

そしてニシンの酢漬けと言えば、つい先日お目にかかったロシア料理店のシェフと、どうやって仕込みをするかについて盛り上がったばかり。ゆえ、北欧繋がりでそのロシア料理店も紹介したいんですが、今回は、さとなおさん思い入れの店がリモデルというか全く違うレストランとして生まれ変わったので、そちらを取り上げてみます。

さとなおさんが20世紀最後の日に訪れた北海道のオーベルジュ「ヘイゼルグラウス・マナー」の姉妹店として、以前こちらでも紹介していた「ブラッスリー・マノワ」ですが、「レストラン マノワ」として、2011年11月に新たにオープンしました。

後を引き継いだのは、つい先日まで人気店「アニュ」でソムリエを務めていた方。それ以前も「ラブレー」や「ブルギニオン」等、さまざまな東京のフランス料理店でサービスやソムリエとしての研鑽を積んでこられたとのこと。

店内は、以前とは大きく変わらないウッディで重厚な趣きですが、「狩猟の館」というよりはデコラティブな部分を整理して落ち着いた感じ。特に、カウンターは一人客の需要も考慮に入れてスッキリしました。

エントランスを入ってすぐにテーブルがあるダイニングのレイアウトがビストロっぽさを醸し出すものの、料理もワインもサービスも格段に洗練された大人の空間。料理は、前菜二皿、魚・肉・デザート・コーヒーで6000円のプリフィックスコースと、シェフのお任せコース10000円の2種類。プリフィクスでは、前菜と肉料理に多彩な選択肢があって、かなり惑わせます(笑。ぼくは少々頼み方を間違えて、野菜ばかりのコースになってしまったのが少し残念だったんですが、次につながる楽しみも増えました。

そしてなにより、ソムリエがオーナーということもあって注目すべきはワインですね。実は、以前の店からの置き土産も多く残されていたそうで助かってます、との言葉通り、リストの充実度合や値付けのバランスがすばらしいんです。特に最初のページからノンヴィンテージのシャンパンが7000円でずずーと並んでいるのは圧巻。好きなシャンパンを7000円で飲み放題という選択肢もあります。

また、最近のフランス料理店での楽しみの一つになってきた、それぞれの皿に合わせたグラスワインをシェフソムリエがチョイスする、という形もOK。ただ、このスタイルでワインを頼むと、料理を食べ終わるよりも先にワインがなくなってしまって後悔することも多々あるんだけど、「レストランマノワ」では、「ワインは飲んでいただくためにあるんです」というウレシイ言葉とともに、ナミナミと注いでくださる喜び。

ご承知の通り、バスがビュンビュン走っている明治通り沿いから少し奥まった立地で、大きなマンションの1階にある店舗は、意外と隠れ家感があるのと、とてもパリっぽい。以前の店に訪れたときも、この店ってパリっぽいなあと感じていたことを改めて思い出しました。でも、以前の訪問ではそのニュアンスになかなか気づかなかったんですね。今回で、お店のスタッフともそんな話をしていて、やっとぼくのイメージがクリアになりました。
posted by 伊藤章良 at 23:44| フレンチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

さとなお:ペリカン(ストックホルム)

伊藤さん、すいません、10月末から11月頭までほとんど死んでました(多忙中の多忙で)。独立してから会社員当時よりさらに忙しくなり、ほとんど「心を亡くして」います。ダメですね。

でも、好都合なことに1年以上前から仕込んでいたプロジェクトで東京を抜け出すことができ、いまスウェーデンはストックホルムにいます。

まぁこっちに来てもネットでいろんな案件が追いかけてくるのだけど、物理的に環境が変わるというのはやはりイイですね。ストレスがどんどん抜けて行っています。

今日は、ちょうど昨晩行ったばかりのストックホルムのレストラン「ペリカン(Pelikan)」を書きたいと思います。

伝統的なスウェーデン料理の店で、こちらでもかなりの老舗。

泊まっているホテル「やすらぎ」のスタッフの方(日本人)に「スウェーデン料理が食べたい」とお願いしたら、即座にここを教えてくれました。

いやー、いい店です。
前の晩に行った「Gondolen」もいいレストランだったけど、旅行者にはどちらかと言えばこちらを勧めるかな。クラシックなビアホール系の造りで、カジュアル。でも、客層はとてもよく、落ち着いたいい雰囲気。

名物は伝統的スウェーデン料理の中でも一番有名なミートボール「Pelikan's meatballs」(182クローネ)。でかいミートボールが4つ。これが非常にうまい。まぁここのを食べれば他のを食べなくてもいいのではないか、という美味しさ。

あとは、これまた有名なニシンの酢漬けもとても美味。
すっぱいの好きなボクにはたまらない味です。この2皿で日本人ならおなかいっぱいになるかも。

多人数で行くなら、巨大なアイスバイン「Boiled knuckle of pork」も良さげ。隣のヒトが食べていたが、胃袋大の肉の塊。シェアするならアリだと思う。あとはニシンのフライである「Fried Baltic Herring」もイイらしいです。

全体に照明が暗く、雰囲気がとてもいい店。
ストックホルムに来たならまた来たい、と思った店でした。
posted by さとなお at 16:12| 海外のうまい店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする