2010年11月20日

さとなお:ブラッスリー・ジョンティ(浅草橋)

あぁ「レザミ・ダミ」って「カーザ・デ・ケージョ」の後の店ですか。
「カーザ・デ・ケージョ」は店主の斎藤敏明さんが亡くなって閉めてしまったんですよね。とても残念に思ったのを覚えています。その後の店ですね。しかもモロッコ料理。いいなぁ。行ってみること決定!

ではボクは小さな店つながりで(笑)、アルザス料理の小さな名店「ブラッスリー・ジョンティ」にします。

浅草橋の、こんなところにいい店があるのかなぁ、と不安になるような場所にさりげなくあるこぢんまりした店ですが、まだオープンして1年半なのに(2009年5月開店)、内容がすばらしいこともあって最近一気に人気店になってきました。「こりゃ近くにあったら通うわ」という感じなので地元の方を中心にワッと広まったのでしょう。

店名の「Gentil」とは上級ブレンドワインのこと。アルザスの高貴4品種(リースリング、ゲヴュルツトラミナー、ピノ・グリ、ミュスカ)のうち1品種を50%以上使用しているのが条件のワインですね。いまでは安価なブレンドワインも「ジョンティ」と呼ぶようですが、元々は「最上のブレンドワイン」に用いられていた言葉のようです。

そういう店名をつけるだけあって、まずアルザスワインの品揃えがすばらしい。ボクは特にリースリングが大好きなのでたまらないです。というかここ10年くらい赤より白の方がずっと好き。そういうヒトにはアルザスワインはたまりません。しかも全体に安い。2000円台から用意してあります。

料理もとてもいいですね。
名物は、まぁアルザス料理ですから、まず「シュークルート」。「魚のシュークルート」もあります。そして「アルザス風ピザ(タルト・フランベ)」。カリカリに焼いた極薄のピザ状のもので、これもとても印象的。そして「ベッコフ」。アルザス伝統の鍋料理でジャガイモの最高の食べ方のひとつでしょう。ココットの蓋を開けるとジャガイモだらけ。でも底の方にマリネされた肉がたくさん入ってます。酸味が利いててうまい。ボクが行ったときは底の方にスープが少ししかなかったけど、これがここのベッコフなのかな。

他にも「アルザス風サラダ」とか「アルザス風パスタ」とか気になるメニューが並びます。デザートも「クグロフ」やら「焼きプリン」やら「タルトタタン」やら、いろいろ。

アルザス料理専門店なので、初めての方は全体に「ジャガイモが多いなぁ」と思うでしょう。ソーセージとかシュークルート(ザウアークラウト)とかも含めて、ドイツとフランスの境、というのを感じさせる無骨で飾り気のない、そしてボリュームたっぷりの料理が続きます。でも、食べたら誰でもファンになる。そんな魅力がアルザス料理にはありますよね。アルザスワインもおいしいし、小さくて親密な店だし、サービスも丁寧だし、なかなかオススメです。

ちなみに1階は明るくて相当カジュアルだけど、2階は暗めでシックな作り。用途での使い分けもできると思います。まぁ予約が取れない店になってきているので、用途分けする贅沢は無理かもですが。
posted by さとなお at 08:37| フレンチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月11日

いとう:レザミ・ダミ(恵比寿)

母校の最寄り駅だったさとなおさんと違って、高田馬場には、食目的ですら、数えるほどしか降りたことがないのですが、「バインミー☆サンドイッチ」ってすごく面白そうですね。
高田馬場らしい・・・という感じもあるし。

「バインミー」は、ぼくもハワイでしか食べた記憶がありません。意外なようですが、ハワイにはとても沢山のベトナム料理店があります。そして、日本にこうして食べられる店を知っただけでも収穫収穫。

「バインミー☆サンドイッチ」に続いて、なにか、新宿〜高田馬場界隈とかアジア料理とか、様々に考えましたが、なかなかピンと来るものがなくて少し遠いのですが、エスニック的なくくりとして、モロッコ料理の「レザミ・ダミ」を紹介します。

ただ、モロッコ料理といっても、アフリカアフリカしたものではなく、フランスのパリにあるモロッコ料理店をイメージした感じの(とは店主の談)ワインバーがコンセプト。

場所は、以前さとなおさんが対談でも紹介していた、恵比寿東口から白金に向かって続くバス道の少し奥まったところにあったチーズ料理専門の店が閉店し、その後に、約1年ぐらい前に出来ました。そう、イタリアン「フレーゴリ」の隣ですね。

ご承知のとおり、チーズ料理の店も大変小さなスペースでしたが、もちろん同じ広さ。テーブル2卓とカウンター数席のダイニングをアミさんという女性が一人で仕切ります。

「レザミ・ダミ)とはフランス語でLes amis d’Ami と綴り、アミの友達という意味。アミさんは、料理とは別の道を歩む中でフランスに暮らし、モロッコの料理と出会い、これを日本で日本人に食べさせたいと思ったそう。その後、東京のスペイン料理店などで研修を重ね恵比寿に「レザミ・ダミ」をオープンしました。

彼女自身がワインバーです、というように、一人で全てをこなす関係もあって、料理の種類はさほど多くはありません。でも、食材を厳選し、モロッコ料理本来のレシピを自分で咀嚼しつつ日本で手に入るものをベースにアレンジし、そして、丁寧に下処理をほどこして調理します。

オススメとしては、前菜ではメルゲーゼと呼ばれる子羊の自家製チョリソー。こちらも注文を受けてからじっくりと火を通していきます。そして、メインではタジンの料理を。ぼくが訪問したときは、大山鶏のタジンと、子羊とプレーン・アーモンドのタジンの二種類でした。季節によってはクスクスもメインデッシュとして提供されるとのこと。

ワインは、ぼくのあまり得意ではない地域の、しかもビオ中心ゆえか、少し割高感がありましたが、アミさんがワインについても丁寧に説明をしてくれるので、安心して選べます。

次々と料理が出てきて、お腹一杯になる・・・という感じてはないけど、美味しいものを少しずつワインとともにつまみながら、静かにじっくりと話をしたいシチュエーションなどには最適と思います。
posted by 伊藤章良 at 23:51| エスニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月03日

さとなお:バインミー☆サンドイッチ(高田馬場)

「上燗屋 富久」、そういえば末広亭の近くで見た気がします。今度行ってみよう。予約するのが怖いですがw

じゃあボクは新宿方面つながりで高田馬場の店を書いてみます。

「バインミー☆サンドイッチ」
高田馬場駅を早稲田と反対の方に出てすぐの小道にある小さな店です。

バインミーはご存知かと思いますが、ベトナムのファストフードですね。元々バインミーとはベトナム語でパンのこと。フランスによる植民地支配でベトナムにパン食が広がったこともあり、狭義ではバインミーはフランスパン風のパンのことらしいです。

で、そのバインミーで作ったサンドイッチも「バインミー」と呼ぶんですが、これは、バゲットに、レバーペーストやベトナムハム、そしてナマス(野菜の甘酢漬け)、パクチーなどを挟んで、ニョクマムを振りかけたもの。いわゆる「ナマス」がパンに本当に合うんですね。レタスよりもずっと合うかも。そのうえパクチーがまた実にいい感じでアクセントになります。

とはいえ、ボクはニューヨークで一回食べたきり。本場ベトナムでの味を知りません。でもかなりうまかったのでご紹介しましょう。

小さな店で、イートインするとしたら軒先のベンチのみ。基本的にテイクアウトの店ですが、ボクはそのベンチに座って食べました。

メニューは代表的なところで5つ。
ベトナムハムとレバーペーストを挟んだもの(定番)。鶏焼肉を挟んだもの。豚焼肉を挟んだもの。牛焼肉を挟んだもの。海老とアボカドを挟んだもの。それぞれナマスとパクチーは必ず使われます。まぁでも一番おいしいのは定番の「ベトナムハムとレバーペースト」かな。パクチー好きならぜひパクチーを追加してください。めっちゃ合う。

ひとつ500円だけど、とってもボリュームがあるので、ミニサイズ(300円)をふたつ頼んだ方が楽しいかもしれません。
パンは店で焼いてから出してくれるのでパリパリで実にうまい。そしてナマスが本当に合います。うまいなぁ。ボクは大好き。

小さい店で、なおかつ女性ふたりだけで作っていて手が回らないせいか、食券を買うシステムなんだけど、そのシステムがいまひとつわかりにくいこともあって戸惑います。飲料やらトッピングやらわりと複雑。でもまぁそれもご愛敬。おいしいから許す。バインミー以外にも調理パンをいろいろ売っていて、お好み焼きパンとか買い食いしたけど、なかなかでした。

近くにあったら通うなぁ。でも遠いから今度うちで作ってみよう。そうだ、おせちのナマスを使って正月にやってみようw
posted by さとなお at 21:47| エスニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする