2010年08月26日

いとう:きわみラーメン(ハワイ・ホノルル)

>それにしてもここ数日暑いですね。
>伊藤さんはバカンスからもう帰って来たころでしょうか。

バカンスではなく仕事なんですが(笑)、2週間弱ハワイに行っておりました。
この時期のハワイは、間違いなく避暑地ですよね。
仕事はずっと炎天下でキツいんだけど、ハワイの超快適な気候に慣れた身体は、東京の暑さになかなか馴染まず、未だつらいです。

さとなおさんが紹介されたご当地名物の鍋焼きラーメン、読めば読むほどフシギな食べ物だなあ。例えば極寒の地ならなんとなくわかるものの南国高知の田舎で生まれだといいますし。
出前で冷めないのはありがたいけど、出前もちは重かったでしようねえ。
これって、味噌煮込みうどんのように、厨房にはコンロがずらっと並んでいるんですか?。それはそれで効率悪そうだ。

ではぼくは、同じラーメン繋がりで、ハワイのラーメン店「きわみラーメン」を紹介してみたいと思います。ハワイは常夏ではありますが、東京よりばずっと涼しく空気も乾燥しているので、身体は意外とスープを欲するんですね。

ベトナム麺のフォーの店が意外とありますし、日本の焼肉店で食べるものとは異なる独特のテールスープもすっかりローカルフードとして定着しています。
また、日本のラーメンに近い「サイミン」と呼ばれるスープ麺もあり、地元のローカル食堂や現地のマクドナルドでも食べることができます。ただ「サイミン」は、どうしたらあんなに柔らかくなるんだろうと首を捻るぐらい麺かふにゅふにゃで、バリカタ好きの日本人にはちょっとオススメしにくい感じ。

ランチタイムに、仕事のスタッフをホノルルの人気店「サムチョイズ」に連れて行ったら、そこにサイミンのメニューを見つけ、こっちのラーメンだよと教えたところ、皆面白がってそれを頼んだんです。すると、熱いはずの麺なのに、冷やしソーメンのガラスの鉢に入って出てくるわ、一応温かいんだけど生ぬるいわ、麺は想像通りふにゃふにゃで、笑いは取ったもののメチャ不評でした。

で、別の機会に、キチンとおいしいラーメンを食べさせようと連れて行ったのが、今回紹介する「きわみラーメン」です。ここは、ワイキキの目抜き通りのど真ん中。ぼくには全く縁のないデューティフリー(免税店)のデカイビルの隣り、ワイキキショッピングプラザの地下という、抜群の場所にあります。
(聞くところによると、家賃は銀座より高いらしい)

ハワイにも日本から進出しているラーメン店はいくつかあって、「えぞ菊」、「めんちゃんこ亭」などがよく知られていますが、「きわみラーメン」は、ラーメン好きの日本人がハワイで独自に起業したラーメン店。

ハワイでのラーメンとなると、発汗で失った塩分を吸収すべく味の濃いものを想像しがち。でも日本に比べるとハワイでは全く汗をかかないので、ハワイの食べ物は意外と塩が控えめなものが多いのです。

「きわみラーメン」は、きわみというだけあって、スープも麺もトッピングも究極まで研ぎ澄ませた感じ。塩は抑え目で逆にスープの旨味はタップリの優しい味わい。誤解を恐れず東京で例えるなら「天神下大喜」とか「かづ屋」といった系統かな。東京にあったとしても確実に行列店だなと確信するテイストなんです。

中でもハワイアンソルトを使った梅塩ラーメンは、ハードな仕事や飲みすぎた翌日に最高。日本に支店ができないかなあ。
posted by 伊藤章良 at 23:44| ラーメン・餃子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

さとなお:まゆみの店(高知・須崎)

2週間あいちゃいましたが、まぁお盆休みということでw
それにしてもここ数日暑いですね。伊藤さんはバカンスからもう帰って来たころでしょうか。

「七厘」よさげですね。最近新しい焼肉店が増え、それらが切磋琢磨していることもあって、特に都内の焼肉レベルがずいぶん上がっていると思うのですが、そうなると相対的に古くからある焼肉店のレベルが下がって感じられます。そういう中、古くておいしい店は貴重。ぜひ行ってみたいと思います。

さて、じゃ、焼きつながりで「鍋焼きラーメン」を(笑)

高知県は須崎の「まゆみの店」という店を書いてみます。

先週、よさこい祭りを見に高知に行ってたんですが、あるキッカケがあって市内から車に乗り、1時間ほどかけて須崎という街に行き、いわゆる「ご当地B級グルメ」である鍋焼きラーメンを食べたんです。

須崎名物の鍋焼きラーメンには7つの定義というヤツがあるようです(このサイト参照)

1)スープは、親鳥の鶏がら醤油ベースであること
2)麺は、細麺ストレートで少し硬めに提供されること
3)具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)などであること
4)器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)であること
5)スープが沸騰した状態で提供されること
6)たくわん(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供されること
7)全てに「おもてなしの心」を込めること

元々は、出前でラーメンが冷めないようにホーロー鍋を使ったことから誕生したもので、まぁ特別な味のラーメンということはありません。戦後に「谷口食堂」という店から始まり、「みつだ食堂」「水野食堂」と広がって御三家になり、須崎名物になったのですが、その後三軒とも閉店。いったん途絶えかけたのを、それらの食堂で青春を過ごした若者たちが復活させ、いまでは40軒あまりの店が鍋焼きラーメンをやっているとか。

「まゆみの店」はその中の一軒ですね。
高知の田舎ですが、夏休みなせいか、店の前には行列が出来ており、30分ほど並んで入店。店の人に聞いたらオススメは「普通の鍋焼きラーメンよ」とのことなので大(700円)を注文。同行者は「塩鍋焼きラーメン」を頼みました。他には「カレー鍋焼きラーメン」(惹かれる!)、「キムチ鍋焼きラーメン」「ざるラーメン」などがあります。

鍋焼きラーメン自体はまぁ普通においしかったですね。鶏ガラが効いているし、なかなか冷めないし、まぁうまい(麺は固めで給されるので伸びにくい)。ネギと生卵のバランスもいい。塩鍋焼きの方はもっとあっさり。これはこれで美味。

つか、なにしろ鍋ですから、最後は雑炊なわけですよ! これがなかなか良い。

普通にご飯をもらって、ラーメンをおかずにご飯も食べて、ラーメン食べ終わった鍋に残りを投入してすすってもいいし、食べ終わってから店の人に「雑炊にして」と言ってもいい(そうしたらまた熱々に煮込んでくれます)。普通においしい鶏ガララーメン(醤油ベース)にご飯を入れるのはうまいよねぇ。ジャンクな味で癖になる系。あーなんだか幸せ♪

このうまさが人気あるのでしょう、「先入れ雑炊鍋焼きラーメン」という変わったメニューもあります。
つまり、最初からご飯が入っているわけ。これ、実は一番鍋焼きラーメンならではの味かも。他のラーメンには出来ない技。次回はこれにしよう!

メニューには「カレーライス」なんてものもあり、意外とこういう店のカレーがうまいんだよなぁ、蕎麦屋みたいにダシで溶いてあったりするのかもなぁ、なんでカレーも頼まなかったかなぁ、とか、身を捩りながら帰りました。いや追加注文してもいいけど、行列してるし。

ちなみに「まゆみ」さんは店主のようで(当たり前か)メニューに顔が載っている方のよう。当日は厨房の中に入りっぱなしだったようでお見かけできませんでした。
posted by さとなお at 05:22| ラーメン・餃子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月03日

いとう:七厘(大森)

>「伊藤さんはコーディネーターよりくわしい」と
>よく友人から聞きます。

ハワイでコーディネーターさんや現地の旅行社の方に会うと、必ず「今日の昼はどこに行かれました」と質問されます(笑。

>ハワイのレストラン・ガイドブック、書いて欲しいなぁ。

ぜひ、やってみたいんですが。でもなあ、ハワイも今不況で、悲しいかな店がドンドン変わるんですね。ま、そんな類の店はトウキョウでもあまり紹介はしませんが。

さて、さとなおさんが紹介された静岡の「大やきいも」。いも系から繋がる店に想いが至らないし、静岡おでんも、どの程度のリアリティがあるのかどうか不安な渋谷の店での体験のみ。てな感じで、またまた悩みそうになったので、今回はスパッと切り替えて、大森の「七厘」にします。

ぼくの焼肉の先生(仮称)から、大森に渋い焼肉屋があるよと誘っていただき、行ってきました。ちょうど高名なシラス丼の店の手前、というかもう少し駅の近い側。なんとなくいい感じの飲み系が並んでいる一角です。

ゆがんで閉まらなくなったという年代物のドアをがらがらと開けると、赤ら顔のご主人がにこやかに出迎え。お一人で営まれているようです。

店内は、ある種焼肉店っぽくない細長いカウンターがずずっと奥まで続いていて、一番奥が厨房の様子。そして、カウンターの前の少し下がった位置に、二人に一つ分の七輪置き台があります。その七輪台とカウンターの関係がなかなか合理的。とても焼きやすいしコミュニケーションの妨げにもなりません。
「七厘」は創業30年だそうですが、もちろん店の古さは否めないものの、このレイアウトに妙なモダンさを感じてしまいました。

肉、特にモツは、安い・うまい、そして量も多い。特に印象に残ったのはギャラと豚足。豚足は適度な味付けで煮たものを冷ましてあって、最初はそれを前菜代わりにむしゃむしゃと。そして七輪がいこってきたら、その上に載せて炙ると、適度に焦げ目ついて二度もおいしい。

ギャラは火の通し方が難しいそうですが、カウンターの利点を活かしつつ、ご主人が焼き方の指導までしてくれるので、最高の状態で口に運ぶことができます。

予約の電話を何度かけても出ないので、今日は休みかもしれない、みたいな危惧をいだきながら訪れると、ちゃんと開いてます。その話をご主人に振ってみると、「店を開ける前は、ゆっくりとトイレに入っているので気づかなかったんだよ」との愉快な答え。ほとんど商売っ気なしの「七厘」ですが、近くにあると一人でもふらっと寄ってみたい暖かい場所です。


posted by 伊藤章良 at 22:54| 焼肉・韓国料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする