2008年02月29日

いとう:ほりこし亭(恵比寿)

>じゃ、博多続きで、居酒屋「久米」を。

>雰囲気は居酒屋ですが、料理は限りなく小料理・割烹に近い
>レベルの店です。

こういう店ってぼくも好きです。
東京にも何軒か知ってますけど、東京の場合お値段も限りなく割烹に近かったりするので、つらいんです(笑。

「甘めに濃い」福岡の味もいいですが、やはりバランスは大切で、
「久米」は覚えておくべき一軒ですね。

ではぼくは東京に戻って、居酒屋というか小料理というか・・・、の「ほりこし亭」を。

書いちゃていいのかな、と一部のファンに叱られそうですが、恵比寿駅から徒歩2分の至便さ、表の少々入りにくい雰囲気に比して店内の穏かな空気、女将さんの料理に対するこだわりと人柄。こういったタイプのお店に共感していただける同輩には、ぜひオススメしたい一軒。

と書くと、さとなおさんが先日書いておられた「すだち」みたいなトコロかと想像されるかもしれません。が、同じようにステキな店でもポジション的には対極かなと。

恵比寿に店を開いて15年目だそうで、並びにあった長蛇の行列で有名なラーメン「山頭火」と同期オープンと聞きます。すでにその「山頭火」は去り、向かい側にあったフランス料理の名店「レトワール」もなくなり、二軒隣りにテレビでも話題の鯛焼き店ができても、ずっと変わらず同じペースで営業を続けてこられました。

店内はL字のカウンターのみ。ところが、前出の「山頭火」をイメージして入れば意外に広い感じ。少し雑然としている点が逆に恵比寿っぽくなくて落ち着きます。キッチンには女性がおひとり。話してみるととてもサバけた方で、典型的な小料理屋の女将とは少し異なるモダンな印象。

ですが、つかず離れずの接客や様々な話題でのちょっとしたつっ込みなど、とてもテンポがよくてすがすがしく、その日一日の灰汁がススーと落ちていくような安堵感があります。

料理はちいさな黒板に。
すぐになくなってしまう煮込み、季節のお刺身、サラダ、焼き物など、ごくごく普通のメニュー。しかもすべておひとりでまかなうため種類も多くないですが、一品一品とても丁寧に作られていてどの皿も大盛り(これがうれしい)。
「ちまちまと皿に盛るのはキライ」だそうですけど、この量でこの値段!と大感激してしまうグッドバリューも魅力かな。

黒板には〆めの炭水化物系は載っていませんが、ご希望の方は勇気を持って尋ねてみると、裏メニューがあるかもしれません。
posted by 伊藤章良 at 23:23| 和食(小料理・割烹・郷土料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする