>でも大森の見過ごしそうな小さな路地で、もう70年もやっている老舗居酒屋。
すごいなあ・・・70年。すばらしい発見ですね。うらやましい!!
しかも価格まで時が止まっている様子。ぼくの職場や住んでいる環境では、なかなかこういった店を見つけるのが困難になってきていますが、もしかしたら根性が足りんのかもしれないなあ。
最近仕事で大森にはよく行くので、いつも違う路地を歩いてみたいと思います。さとなおさんに聞くのは簡単なんだけど、そんなお店は自分で発見したい感じ(笑)。
ではぼくも、78歳の女性が営む札幌の居酒屋「あんぽん」。
居酒屋好きにはすでに大変有名な店のようですが、もし札幌に一晩だけ滞在する同輩(40歳代以上の男性)が、ひとりで行く店に困ったなら、ぜひここをおすすめしたい。
ススキノの雑踏の中古いビルの2階。1階の入り口には「あんぽん」という大きな赤いちょうちんが出ていますが、目印はそれだけ。初めてなら多少躊躇するかもしれません。
狭い階段を上がると、木の重厚さに圧倒されつつ、一気に時が引き戻された感覚。そのセンターに立つ白髪の女性。ぼくの母より年上の78歳だそうで、しかも50歳を過ぎてから札幌に出てきてこの仕事を引き継いだとおっしゃいます。
メインの料理は厚岸のカキ。もともとその女性が厚岸に近いところで旅館を営んでおられたそうで、その縁もあり毎日新鮮なカキが届きます。
厚岸のカキといえば、カキえもんが有名で比較的東京のレストランでも食べることができるけど、その日はまだ時期的にカキえもんが入っておらず、6年物のすごいでかいカキを生と焼の両方でいただきました。
また、店ではたこマンマと称しているたこの卵や、イカをイカのわたと一緒に鉄板で焼いたイカゴロステーキ、アイヌネギのおしたしなど、わざわざ出張族であることを主張しなくても、北特有の幸がごく自然にカウンターに並びます。
しまほっけの炭火焼も注文しましたが、ほっけを炭火で焼くのも、カキの殻を開くのも、すべてカウンターの真ん中にいるその女性がてきぱきとこなして行きます。その所作を静かに眺めているだけでも、一日の疲れが癒されそうです。
ほっけの身をほぼ食べ終えた状態で「骨を焼きましょうか」と言われ、素直に従うと、その骨をカリッと食べやすい状態まで、改めて炭火で火を通してもらえます。
その78歳の方を中心にすべて女性スタッフで運営をされていて、多少イラッとくる瞬間もあるんだけど、そんな気持ちも自分の了見が狭いからなんだなあと思わせる居心地のよさでした。
2007年10月28日
いとう:あんぽん(札幌)
posted by 伊藤章良 at 13:14| 居酒屋
2007年10月21日
さとなお:みさわや(大森)
現地っぽいのが続いてますね。
んー、それじゃ、ボクは「東京っぽいの」行きます。東京の現地っぽいの。
となると、普通ならイマドキのダイナーとか紹介しそうですが、さにあらず。居酒屋です。時代に忘れ去られたような小さな居酒屋「みさわや」。
試しに検索したら一件もヒットしなかったので、たぶん超無名。でも大森の見過ごしそうな小さな路地で、もう70年もやっている老舗居酒屋。静かにしておきたいので住所も場所も伏せますが(検索しても出てこない)、まぁ見つけるのは相当大変だと思います。
70年まったく変わらなかったんだな、と実感させられる店内は、カウンターとテーブル数個。カウンターがまた古い。というか、ぼろいに近い(←褒め言葉的に)。イスも確実に半世紀もの。壁もインテリアもすべて昭和中期を保ったまま。貼り紙までなんだか古い。
で、メニューが壁に貼ってあるのだけど、これがまた昭和中期的。貼ってある紙の古さもあるのだけど、なんといっても値段が昭和だ。
一番高いのはなんだったかな、刺身盛り合わせか。これが600円。
頼んでみたら、もう中くらいの皿に山と盛られ、量もたっぷり。それぞれちゃんと新鮮でおいしい。ざっくりと乱暴に切り付けてあるけど、魚の仕入れは至極真っ当。すばらしい。
お、アジフライがある、ってんで、アジフライ・マニアとしては当然頼んだのだけど、これは350円くらいだったかな、二尾ついて味も実によい。サクサクッと揚がった名品。いやぁあまりにうまいんでイワシフライも追加したけど、これまた結構。揚げ物はお母さんが揚げるのだけど、コロッケとかもすべてうまい。なんだ?この店。
生ビール(生はありそうになかったけどちゃんとあった)から熱燗に移って(やっぱこういう店では熱燗が似合う)、塩辛なんぞも頼んだが、ここでご主人の腕に感服。200円くらいだったと思うけど、割烹だったら3倍は取れる味。というか、全体にすべて3倍取れる味。素晴らしい。
野菜系も量もちゃんとあって味もいい。
たぶん70年のつきあいで、魚も野菜もいい仕入れが出来ているのだろう。
決して清潔ではないし(かといって不潔でもない)、テレビはつきっぱなしだし、ワサビや醤油はNGだし、イスはがたぴし言うし、妙に雑然としているのだが、こういう店は最高だな。客はこの店の存在を知っている常連客のみ。混んでいないので、みんなゆったり座って、テレビ見ながらいいペースでちびちび飲んでいる。
2時間くらい飲んで喰って、ひとり3000円くらいだったかな。大満足で店を出た。
お江戸の現地っぽさって、意外とこういうところに隠れていますよね。
んー、それじゃ、ボクは「東京っぽいの」行きます。東京の現地っぽいの。
となると、普通ならイマドキのダイナーとか紹介しそうですが、さにあらず。居酒屋です。時代に忘れ去られたような小さな居酒屋「みさわや」。
試しに検索したら一件もヒットしなかったので、たぶん超無名。でも大森の見過ごしそうな小さな路地で、もう70年もやっている老舗居酒屋。静かにしておきたいので住所も場所も伏せますが(検索しても出てこない)、まぁ見つけるのは相当大変だと思います。
70年まったく変わらなかったんだな、と実感させられる店内は、カウンターとテーブル数個。カウンターがまた古い。というか、ぼろいに近い(←褒め言葉的に)。イスも確実に半世紀もの。壁もインテリアもすべて昭和中期を保ったまま。貼り紙までなんだか古い。
で、メニューが壁に貼ってあるのだけど、これがまた昭和中期的。貼ってある紙の古さもあるのだけど、なんといっても値段が昭和だ。
一番高いのはなんだったかな、刺身盛り合わせか。これが600円。
頼んでみたら、もう中くらいの皿に山と盛られ、量もたっぷり。それぞれちゃんと新鮮でおいしい。ざっくりと乱暴に切り付けてあるけど、魚の仕入れは至極真っ当。すばらしい。
お、アジフライがある、ってんで、アジフライ・マニアとしては当然頼んだのだけど、これは350円くらいだったかな、二尾ついて味も実によい。サクサクッと揚がった名品。いやぁあまりにうまいんでイワシフライも追加したけど、これまた結構。揚げ物はお母さんが揚げるのだけど、コロッケとかもすべてうまい。なんだ?この店。
生ビール(生はありそうになかったけどちゃんとあった)から熱燗に移って(やっぱこういう店では熱燗が似合う)、塩辛なんぞも頼んだが、ここでご主人の腕に感服。200円くらいだったと思うけど、割烹だったら3倍は取れる味。というか、全体にすべて3倍取れる味。素晴らしい。
野菜系も量もちゃんとあって味もいい。
たぶん70年のつきあいで、魚も野菜もいい仕入れが出来ているのだろう。
決して清潔ではないし(かといって不潔でもない)、テレビはつきっぱなしだし、ワサビや醤油はNGだし、イスはがたぴし言うし、妙に雑然としているのだが、こういう店は最高だな。客はこの店の存在を知っている常連客のみ。混んでいないので、みんなゆったり座って、テレビ見ながらいいペースでちびちび飲んでいる。
2時間くらい飲んで喰って、ひとり3000円くらいだったかな。大満足で店を出た。
お江戸の現地っぽさって、意外とこういうところに隠れていますよね。
posted by さとなお at 08:01| 居酒屋
2007年10月14日
いとう:川菜館(御茶ノ水)
>じゃ、ボクも「現地さながらの料理が魅力」の店を。
>京都の「ル・プチメック」。パン好き、フランス好きには有名な店ですね。
フランスは大好きだしパンにも注目しているんだけど、こちらは未訪でした。京都はやはり、日本料理ばかり気になってしまうところがありますね。それにしても、決して交通至便な場所じゃないのにさとなおさん通っているなあ・・・。
イートインがある、というのもフランスっぽいですね。パリでは、小さなパンの店でも隅っこにテーブル等が置いてあったりして、そこに人が溜まっているのをよく見かけました。
ぼくもさらに本場の味を続けます。四川料理の「川菜館」。せんさいかんと読みます。ちなみに、中国で川菜と書けば四川料理のこと。ここは御茶ノ水から小川町の方に下ってきた一角にある細長い三階建ての空間で、さとなおさんが以前紹介されていた焼肉の「マルタケ」すぐそば。1階はカウンターで2階・3階(行ったことがないですが)にテーブル席があります。
御茶ノ水、神保町界隈には、なんとなく本場っぽい中国料理の店が点在します。いずれもおいしいんだけど、それなりに日本的にアレンジされ(広東や四川がごちゃまぜになって)、驚きや感激にまで至ることはあまりなかったのです。ところがこの「川菜館」は徹底して四川料理が中心。赤くて美しくて奥深い、絶妙な辛味が堪能できます。
「川菜館」の料理長には、北京を皮切りに上海等の大都市で多店舗を展開し大人気を博している(一部の店舗デザインには日本人も参加)デザイン系四川料理店「シャオジャンナン(South Beauty)」」から招聘。ベースのメニューは本国そのままで、肉の冷製を小さな桶の取っ手にすだれのように盛ったり、紙鍋で麻婆豆腐を提供したりする点なども踏襲しています。
また、「シャオジャンナン」の名物料理とされている、熱した石を入れた鍋にオイルを注ぎ食材をくぐらせて食べる(メニュー名失念)フォンデューのような料理は、日本には適さないだろうと外したとの事。
加えて、あまり一般的ではない四川料理を目で見て選べるようにと、特大カラー写真がちりばめられたメニューも必見。どれもこれもおいしそうで、これらの料理を全て征服するまでは何度でも通いたい感じ。
「川菜館」、開店してまもなく1年だそうですが、まだまだ決まった休日を設けずに頑張っていて、特に土日は10パーセント引きとお得です。
>京都の「ル・プチメック」。パン好き、フランス好きには有名な店ですね。
フランスは大好きだしパンにも注目しているんだけど、こちらは未訪でした。京都はやはり、日本料理ばかり気になってしまうところがありますね。それにしても、決して交通至便な場所じゃないのにさとなおさん通っているなあ・・・。
イートインがある、というのもフランスっぽいですね。パリでは、小さなパンの店でも隅っこにテーブル等が置いてあったりして、そこに人が溜まっているのをよく見かけました。
ぼくもさらに本場の味を続けます。四川料理の「川菜館」。せんさいかんと読みます。ちなみに、中国で川菜と書けば四川料理のこと。ここは御茶ノ水から小川町の方に下ってきた一角にある細長い三階建ての空間で、さとなおさんが以前紹介されていた焼肉の「マルタケ」すぐそば。1階はカウンターで2階・3階(行ったことがないですが)にテーブル席があります。
御茶ノ水、神保町界隈には、なんとなく本場っぽい中国料理の店が点在します。いずれもおいしいんだけど、それなりに日本的にアレンジされ(広東や四川がごちゃまぜになって)、驚きや感激にまで至ることはあまりなかったのです。ところがこの「川菜館」は徹底して四川料理が中心。赤くて美しくて奥深い、絶妙な辛味が堪能できます。
「川菜館」の料理長には、北京を皮切りに上海等の大都市で多店舗を展開し大人気を博している(一部の店舗デザインには日本人も参加)デザイン系四川料理店「シャオジャンナン(South Beauty)」」から招聘。ベースのメニューは本国そのままで、肉の冷製を小さな桶の取っ手にすだれのように盛ったり、紙鍋で麻婆豆腐を提供したりする点なども踏襲しています。
また、「シャオジャンナン」の名物料理とされている、熱した石を入れた鍋にオイルを注ぎ食材をくぐらせて食べる(メニュー名失念)フォンデューのような料理は、日本には適さないだろうと外したとの事。
加えて、あまり一般的ではない四川料理を目で見て選べるようにと、特大カラー写真がちりばめられたメニューも必見。どれもこれもおいしそうで、これらの料理を全て征服するまでは何度でも通いたい感じ。
「川菜館」、開店してまもなく1年だそうですが、まだまだ決まった休日を設けずに頑張っていて、特に土日は10パーセント引きとお得です。
posted by 伊藤章良 at 22:37| 中国料理
2007年10月05日
さとなお:ル・プチメック(京都)
おお。「カー・ウント・カー」にはそんな飲み物もあったのですね。
今度行ったら飲んでみます。
じゃ、ボクも「現地さながらの料理が魅力」の店を。
京都の「ル・プチメック」。パン好き、フランス好きには有名な店ですね。
ここはもう「まさにフランスそのもの」が売りのパン屋。びっくりするくらいフランスです。
で、イートインがあるので、カフェがわりにも使えます。
まず、雰囲気が抜群。
家族で行ったのだけど、フランス好きの妻はもちろん、娘まで大のお気に入りになって連日通いました。なんか楽しいんですよ、雰囲気が。それと本当にフランスちっく。「地下鉄のザジ」をはじめとした古い映画ポスターがいたるところに貼られ、壁にはフランス人などのサインが所狭しと書かれ、BGMはフランスのラジオ放送。外国人の客も多く、なんか本当にいかにもパリのカフェな雰囲気。ウキウキしますね。
そしてパンの味。すばらしい。
一番気に入ったのはカスクルートで、ハム(ジャンボン)とチーズをはさんだもの。パンの味がよく、ハム&チーズのバランスもよく、完璧でした。あと、パン・オ・ショコラ。クロワッサンも良かったな。キッシュは種類によるなという印象。デニッシュはそれぞれまとまりがよくて美味。あぁどれもこれもうまいうまい。事情があってバゲットを買って帰れなかったのが心残り。
家族3人で大量に買ってイートインでの朝食。京都での定番になりそうですね。
不満を言えば、カフェ・オ・レがたっぷりの量ではないこと。マグカップにたっぷりのカフェ・オ・レを飲みたかったかも。
店名はフランス語で「青二才」という意味だそうです。
1号店は今出川大宮ですが、御池通りの方に2号店ができ、そちらを強力に推す方もいらっしゃいます。2号店は通称「黒メック」。1号店が赤い外観なのに対して2号店は黒いようですよ。でもまだイートインがないらしいので、旅行者は1号店の方が使いやすいかな。
今度行ったら飲んでみます。
じゃ、ボクも「現地さながらの料理が魅力」の店を。
京都の「ル・プチメック」。パン好き、フランス好きには有名な店ですね。
ここはもう「まさにフランスそのもの」が売りのパン屋。びっくりするくらいフランスです。
で、イートインがあるので、カフェがわりにも使えます。
まず、雰囲気が抜群。
家族で行ったのだけど、フランス好きの妻はもちろん、娘まで大のお気に入りになって連日通いました。なんか楽しいんですよ、雰囲気が。それと本当にフランスちっく。「地下鉄のザジ」をはじめとした古い映画ポスターがいたるところに貼られ、壁にはフランス人などのサインが所狭しと書かれ、BGMはフランスのラジオ放送。外国人の客も多く、なんか本当にいかにもパリのカフェな雰囲気。ウキウキしますね。
そしてパンの味。すばらしい。
一番気に入ったのはカスクルートで、ハム(ジャンボン)とチーズをはさんだもの。パンの味がよく、ハム&チーズのバランスもよく、完璧でした。あと、パン・オ・ショコラ。クロワッサンも良かったな。キッシュは種類によるなという印象。デニッシュはそれぞれまとまりがよくて美味。あぁどれもこれもうまいうまい。事情があってバゲットを買って帰れなかったのが心残り。
家族3人で大量に買ってイートインでの朝食。京都での定番になりそうですね。
不満を言えば、カフェ・オ・レがたっぷりの量ではないこと。マグカップにたっぷりのカフェ・オ・レを飲みたかったかも。
店名はフランス語で「青二才」という意味だそうです。
1号店は今出川大宮ですが、御池通りの方に2号店ができ、そちらを強力に推す方もいらっしゃいます。2号店は通称「黒メック」。1号店が赤い外観なのに対して2号店は黒いようですよ。でもまだイートインがないらしいので、旅行者は1号店の方が使いやすいかな。
posted by さとなお at 09:25| フレンチ