>今回は「カー・ウント・カー」。
>オーストリア料理。オーストラリアではなくてオーストリアですね。オーストリー。
あ、台風の日にも行かれてたお店ですね(笑。
ぼくも昨年行きました。「カーウントカー」では、さとなおさんが「必食なのがふたつ」とすすめておられたので、他の店ではなかなかお目にかかれない「必飲のものふたつ」をぼくも紹介します。
まずは、大麻入りのオーストリアビール(と、お店の方も説明をしてました)。といってももちろん合法のもの。元気が出る効果があるようですが、それはよく分からなかったなあ。それと、ドイツ圏でよく飲まれているシュナプスというスピリッツ。オーストリアに行った友人から現地産のシュナプスをいただいて以来、バー等で置いてないかいろいろと聞いてみたりしたんですが、なかなか見つからない。ところが「カーウントカー」にはワインリストに載っているんですね。ちなみにシュナプスをお土産にくれたぼくの友人は、滋賀の山奥で鍛冶屋をやっており、オーストリアでは「世界鍛冶屋大会」なるものが開催されているらしいです。
友人曰く、オーストリア各地で蒸留されていて酔うために飲む焼酎のような酒との話でしたが、「カーウントカー」では、食後酒としてぴったりの上品なものでした(チト高い)。
さて、さとなおさんも現地に近い味のレストラン紹介だったので、ぼくも同様に現地さながらの料理が魅力の「ラ・グラディスカ」を取り上げます。
ここは、イタリア・ピエモンテのレストランで、シェフとして日本人初の一つ星を獲得した方がオープン。テレ朝通りを広尾の方にくだり、フランス料理店の「ル・ブルギニオン」の角を曲がってすぐの地下にあります。
地下とはいっても天井がとても高いので閉塞感はなく、ダイニングのレイアウトもゆったりして快適(ただ、85パーセントぐらい完成した段階で予算がなくなってしまった、みたいな感じは少しするかな 笑)。しかもドレープで囲われた半個室以外は、客席が厨房の方を向いている配置。常にキッチンの動きを視野に入れての食事はなかなかドラマチックです。
料理は、ぼく個人はとても楽しめました。直球勝負だし、イタリア地方料理の無骨で素朴な個性を、細かくていねいに表現しておられます。ただ、代官山あたりに散見するトウキョウイタリアンがお好みの方には、オイリーで重く塩も強い(ドルチェも濃厚ですし)と感じるかもしれません。
特筆すべきはサービス。でしゃばるでもなく引っ込むでもなく、テーブル間で交わす一言二言に、含蓄と品と、気持ちよく飲み食いしてもらいたいとの愛情を感じました。
ワインは、本数が少ないながらもぼくの好みが多くリストに載っていて目移りがしたので、そんな話をスタッフの方にふってみたら、「ラ・グラディスカ」は、今話題のワインインポーター(個人)とシェフとの共同で開いた店だとか。
なるほど・・・。ぼくのベストキャンティも、そのインポーターが入れているものだったりするし、圧巻はシチリアのワイナリーベナンティのグラッパ。シチリアを旅した際何度も酒屋に足を運びましたが、一度もお目にかかったことがなく、お店で一本買って帰りたいぐらいでした。
2007年09月29日
いとう:ラ・グラディスカ(西麻布)
posted by 伊藤章良 at 15:50| イタリアン
2007年09月25日
さとなお:カー・ウント・カー(赤坂)
ポルトガルから韓国まで飛びましたね。
それではボクも韓国からオーストリアまで飛んでみます。
今回は「カー・ウント・カー」。
オーストリア料理。オーストラリアではなくてオーストリアですね。オーストリー。
一回行って、妙に気に入ってすぐ裏を返しました。
すごくインパクトがあるわけではないんだけど、繊細で上質で、なんだかクセになる料理です。
店の隣にある老舗洋菓子店「ツッカベッカライ・カヤヌマ」の経営。
この洋菓子店のオーナーシェフ栢沼稔氏は「オーストリア国家公認コンディトール(製菓)マイスター」の称号を持っていますが、この「レストラン・カー・ウント・カー」のシェフ神田真吾氏もオーストリア国家公認料理マイスターの称号を持っている日本で唯一のシェフ。ハプスブルク家宮廷料理を受け継いだ唯一の日本人ということでしょうか。
マイスターということは、現地に限りなく近い味のはずですよね。
でも、この店を経験した人はみんな「こりゃウィーンより絶対うまいに決まってる。オーストリアにこんな繊細な料理があるわけがない」と唸ります。この繊細さは限りなく「和」に近い。ウィーンやハンガリー、チェコで食べたことがあるボクとしても、こういう繊細さが本当に現地にあるのか疑問だなぁ。
料理はどれもこれも、多少繊細すぎるかと思った部分はあるものの、驚きに満ちた味。行った当日の料理としては、ウィーン風コンソメもすごかったけど、蒸し焼きにしたひな鳥の口の中で淡雪の如く溶けていくような柔らかさは快感でした。おいしいパンや甘いデザートはお隣の「ツッカベッカライ・カヤヌマ」の提供。これもさすがなもの。
そして、そういうコース料理以外に、必食なのがふたつあります。
まず、バイシンケン。
これは山梨・白州で作られている骨付きモモ肉のハムで、テーブル横でサーブされます。絶品。ハムとしては梅山豚の生ハムも勧められるけど、バイシンケンの方が断然オススメ。
そして、デザート前のクラッハーも必食。
ブルーチーズにトロッケンベーレン・アウスレーゼ(貴腐ワイン)の「クラッハー」を混ぜ込んだもので、蜂蜜とともにいただくんだけど、その貴腐ワインの「クラッハー」とマリアージュさせるとそれはそれは夢の世界。うますぎです。
このふたつをアラカルトから追加して、8500円か12000円のコースのどちらかを取るのが、この店の頼み方のベストでしょう。個人的には8500円のコースに上記ふたつを追加するのがオススメ。
ワインはコースの流れに沿って一品ずつグラスワインを合わせてくれるワイン・コースがあるので、それが良いですね。オーストリアには意外なほど上質なワインが多く、驚きながらいろんな種類を楽しめて、なおかつお得です。
サービスも覇気と親切に満ちていて素晴らしい(特に女性の方)。
インテリアは重厚すぎず、適度にモダン。テーブルの間隔も充分とってあり、長時間ゆっくりくつろげます。
いい店です。もっと早く来れば良かった。
ちなみに店名の「カー・ウント・カー」とは、「K and K」で、皇帝と国王という意味だそうですよ。
それではボクも韓国からオーストリアまで飛んでみます。
今回は「カー・ウント・カー」。
オーストリア料理。オーストラリアではなくてオーストリアですね。オーストリー。
一回行って、妙に気に入ってすぐ裏を返しました。
すごくインパクトがあるわけではないんだけど、繊細で上質で、なんだかクセになる料理です。
店の隣にある老舗洋菓子店「ツッカベッカライ・カヤヌマ」の経営。
この洋菓子店のオーナーシェフ栢沼稔氏は「オーストリア国家公認コンディトール(製菓)マイスター」の称号を持っていますが、この「レストラン・カー・ウント・カー」のシェフ神田真吾氏もオーストリア国家公認料理マイスターの称号を持っている日本で唯一のシェフ。ハプスブルク家宮廷料理を受け継いだ唯一の日本人ということでしょうか。
マイスターということは、現地に限りなく近い味のはずですよね。
でも、この店を経験した人はみんな「こりゃウィーンより絶対うまいに決まってる。オーストリアにこんな繊細な料理があるわけがない」と唸ります。この繊細さは限りなく「和」に近い。ウィーンやハンガリー、チェコで食べたことがあるボクとしても、こういう繊細さが本当に現地にあるのか疑問だなぁ。
料理はどれもこれも、多少繊細すぎるかと思った部分はあるものの、驚きに満ちた味。行った当日の料理としては、ウィーン風コンソメもすごかったけど、蒸し焼きにしたひな鳥の口の中で淡雪の如く溶けていくような柔らかさは快感でした。おいしいパンや甘いデザートはお隣の「ツッカベッカライ・カヤヌマ」の提供。これもさすがなもの。
そして、そういうコース料理以外に、必食なのがふたつあります。
まず、バイシンケン。
これは山梨・白州で作られている骨付きモモ肉のハムで、テーブル横でサーブされます。絶品。ハムとしては梅山豚の生ハムも勧められるけど、バイシンケンの方が断然オススメ。
そして、デザート前のクラッハーも必食。
ブルーチーズにトロッケンベーレン・アウスレーゼ(貴腐ワイン)の「クラッハー」を混ぜ込んだもので、蜂蜜とともにいただくんだけど、その貴腐ワインの「クラッハー」とマリアージュさせるとそれはそれは夢の世界。うますぎです。
このふたつをアラカルトから追加して、8500円か12000円のコースのどちらかを取るのが、この店の頼み方のベストでしょう。個人的には8500円のコースに上記ふたつを追加するのがオススメ。
ワインはコースの流れに沿って一品ずつグラスワインを合わせてくれるワイン・コースがあるので、それが良いですね。オーストリアには意外なほど上質なワインが多く、驚きながらいろんな種類を楽しめて、なおかつお得です。
サービスも覇気と親切に満ちていて素晴らしい(特に女性の方)。
インテリアは重厚すぎず、適度にモダン。テーブルの間隔も充分とってあり、長時間ゆっくりくつろげます。
いい店です。もっと早く来れば良かった。
ちなみに店名の「カー・ウント・カー」とは、「K and K」で、皇帝と国王という意味だそうですよ。
posted by さとなお at 23:57| その他欧州料理・洋食
2007年09月22日
いとう:新宿ポチャ(新大久保」
>ご存知だとは思いますが、「カーザ・デ・ケージョ」。
「フレーゴリ」の隣りですね。昔ここは洋服屋さんだったんだけどなあ。前を通ることは何度かあって、その名物マスターがお客様に説明されているシーンをウインドウ越しに拝見しました。
25時まで開けておられるんですね。これは楽しみです。
ぜひポルトガルとチーズの話で盛り上がりに行ってきます。
でぼくは、突然ポルトガルから韓国に飛んで、韓国料理の「新宿ポチャ」です。ここは新宿といいつついわゆる大久保の韓国食材や料理店が林立するエリアにあるんですが、この界隈の韓国料理店にすべて行ったことはないにしても、ぼくにとっては「ベスト」の店でした。
さとなおさんは、韓国にも訪問されて自分の中に韓国料理の基準みたいなものができたように話されていましたが、ぼく自身は未だ発展途上状態。というか、韓国の料理は甘味辛味が極端すぎて(味付けのバリエーションが少なく)、食べている途中で飽きてしまうというのが正直なところ。
そんなぼくに、まだまだ韓国料理は解ってないよなぁと納得させるだけのパワーが「新宿ポチャ」にはありました。
まずは「サンギョプサル」。店によって個性が出るという料理でもないんだけど、豚肉のバラと火を通すことで酸味で出てくるキムチ、その他の野菜をサンチュでくるんでガブっといくウマさは格別。
また、カニの身のフレッシュ感と辛さが口の中で暴れるケジャンも酒が進みました。酒といえば、黒豆のマッコリを初体験。香ばしさとまろやかな甘味で加減がわからなくなりそうです。
辛さにヒーフーしていたら、こんなものもあるよと出していただいたのが、ムール貝の酒蒸し(正確なメニュー名は失念)。ほとんど貝から出るダシのみの味付けで、焼けた舌や胃をなだめてくれました。
それと、特筆すべきはこの店の内装とスタッフですね。もちろん新大久保のラブホテル街にあって界隈は猥雑だし、この店も、もともとこの辺りで唯一あったビジネスホテルの喫茶部分を改装して作ったそう。ただ、韓国の70年代をコンセプトにしており、ハデにエセ韓国していなくて居心地がいいんです。壁一面に張り巡らされた新聞は韓国から70年代のものを取り寄せたと聞きましたが、当時まだ新聞には多くの漢字が使われていて遠めに見ると日本の新聞のようにも見えるんですね。それがなんとなく安心できる一つの要因かもしれません。
また、スタッフがイケメン・美女揃い。これはぜひ訪問して確認にしてください(笑。なお、ポチャとは屋台という意味らしいです。韓国料理店は耳に残る店名が多いですね。
「フレーゴリ」の隣りですね。昔ここは洋服屋さんだったんだけどなあ。前を通ることは何度かあって、その名物マスターがお客様に説明されているシーンをウインドウ越しに拝見しました。
25時まで開けておられるんですね。これは楽しみです。
ぜひポルトガルとチーズの話で盛り上がりに行ってきます。
でぼくは、突然ポルトガルから韓国に飛んで、韓国料理の「新宿ポチャ」です。ここは新宿といいつついわゆる大久保の韓国食材や料理店が林立するエリアにあるんですが、この界隈の韓国料理店にすべて行ったことはないにしても、ぼくにとっては「ベスト」の店でした。
さとなおさんは、韓国にも訪問されて自分の中に韓国料理の基準みたいなものができたように話されていましたが、ぼく自身は未だ発展途上状態。というか、韓国の料理は甘味辛味が極端すぎて(味付けのバリエーションが少なく)、食べている途中で飽きてしまうというのが正直なところ。
そんなぼくに、まだまだ韓国料理は解ってないよなぁと納得させるだけのパワーが「新宿ポチャ」にはありました。
まずは「サンギョプサル」。店によって個性が出るという料理でもないんだけど、豚肉のバラと火を通すことで酸味で出てくるキムチ、その他の野菜をサンチュでくるんでガブっといくウマさは格別。
また、カニの身のフレッシュ感と辛さが口の中で暴れるケジャンも酒が進みました。酒といえば、黒豆のマッコリを初体験。香ばしさとまろやかな甘味で加減がわからなくなりそうです。
辛さにヒーフーしていたら、こんなものもあるよと出していただいたのが、ムール貝の酒蒸し(正確なメニュー名は失念)。ほとんど貝から出るダシのみの味付けで、焼けた舌や胃をなだめてくれました。
それと、特筆すべきはこの店の内装とスタッフですね。もちろん新大久保のラブホテル街にあって界隈は猥雑だし、この店も、もともとこの辺りで唯一あったビジネスホテルの喫茶部分を改装して作ったそう。ただ、韓国の70年代をコンセプトにしており、ハデにエセ韓国していなくて居心地がいいんです。壁一面に張り巡らされた新聞は韓国から70年代のものを取り寄せたと聞きましたが、当時まだ新聞には多くの漢字が使われていて遠めに見ると日本の新聞のようにも見えるんですね。それがなんとなく安心できる一つの要因かもしれません。
また、スタッフがイケメン・美女揃い。これはぜひ訪問して確認にしてください(笑。なお、ポチャとは屋台という意味らしいです。韓国料理店は耳に残る店名が多いですね。
posted by 伊藤章良 at 19:31| 焼肉・韓国料理
2007年09月16日
さとなお:カーザ・デ・ケージョ(恵比寿)
じゃ、ボクも恵比寿2丁目で一軒紹介します。
ご存知だとは思いますが、「カーザ・デ・ケージョ」。
CASA de QUEIJO。ポルトガル語で「チーズの家」という意味ですね。「日本で唯一の本格的チーズバー」を謳った店です。
そういえばなかったかな。ニューヨークには「Artisanal」というチーズを売りにしたブラッセリーがあってとても流行っているけど(店の中にチーズショップがあったりする)、日本だとチーズの品揃えがいいフレンチはあっても、ここまでチーズに焦点を絞った店は確かになかったかもしれません。
全体に黒っぽいモダンなインテリア。カウンターとテーブルふたつ。カウンター上には鮨屋の冷蔵タネケースみたいなのがあり、チーズが多数保存されています。それを見ながら選べる趣向ですね。バックバーは壁が黒板状になっていて、絵やオススメのチーズなどが書いてあります。全体にお洒落ながらもカジュアルな雰囲気。
オーナー&シュバリエの斎藤氏がカウンター内に立っていて、チーズにくわしくない初心者には優しく、中級者以上にはくわしくいろいろ教えてくれます。
彼は雪印に長くいてチーズに関わってきたらしいのですが、ポルトガルのファドが好きで、定年前の有休を使ってポルトガルに語学留学したらしいんですね。で、定年後チェスコのチーズショップに再就職。店頭でチーズの販売をしているうちに接客が天職だと気づいたといいます。んでもってその店をたたんだとき、偶然に今の店のスペースで何かやらないかという話が舞い込み、この店を始めたとか。
なので、店名はポルトガル語。
でも、ポルトガルのチーズを中心にしているわけではなく、フランス・チーズが中心。ただ、メニューを見るとポルトガルのワインを多く置いていたりします。ボクが行ったときはポルトガル・チーズも少々ですが置いてありました(仕入れが大変だそうで、そのうち置かなくなるかもですが)。
ま、そういう経歴もあってか、斎藤さん、とても楽しそうなんです。その穏やかな雰囲気が店に反映されていて、とても居心地良い感じになっています。
チーズは一品500円。チーズ3種盛り合わせで1300円。5種で2000円。
可愛い専用陶器で出てくるカマンベール・フォンデュ(1000円)やジャガイモ&ラクレット(1000円)なんかもあります。
また、チーズ以外も少しあって、ピザ(1000円)、生ハムセット(小800円)、生ウィンナーセット(800円)、野菜スティック(500円)など。ワインはグラスで800円程度だったかな。
あと、イベントがわりとあるようで、毎月11日はチーズ食べ放題だったり、テーマ別のチーズフェスタをやったり、ミモレットの熟成度合い食べ比べがあったり、いろいろ楽しいです。
ま、なんつうか、ポルトガルの話ができて、チーズの話も出来る・・・ポルトガル好き&妻がチーズのプロであるうちとしてはとても居心地がよかったです(笑)
木金は深夜25時までやっているので、またあの辺(恵比寿〜広尾の深夜レストラン地帯)に深夜の居場所ができました。
ご存知だとは思いますが、「カーザ・デ・ケージョ」。
CASA de QUEIJO。ポルトガル語で「チーズの家」という意味ですね。「日本で唯一の本格的チーズバー」を謳った店です。
そういえばなかったかな。ニューヨークには「Artisanal」というチーズを売りにしたブラッセリーがあってとても流行っているけど(店の中にチーズショップがあったりする)、日本だとチーズの品揃えがいいフレンチはあっても、ここまでチーズに焦点を絞った店は確かになかったかもしれません。
全体に黒っぽいモダンなインテリア。カウンターとテーブルふたつ。カウンター上には鮨屋の冷蔵タネケースみたいなのがあり、チーズが多数保存されています。それを見ながら選べる趣向ですね。バックバーは壁が黒板状になっていて、絵やオススメのチーズなどが書いてあります。全体にお洒落ながらもカジュアルな雰囲気。
オーナー&シュバリエの斎藤氏がカウンター内に立っていて、チーズにくわしくない初心者には優しく、中級者以上にはくわしくいろいろ教えてくれます。
彼は雪印に長くいてチーズに関わってきたらしいのですが、ポルトガルのファドが好きで、定年前の有休を使ってポルトガルに語学留学したらしいんですね。で、定年後チェスコのチーズショップに再就職。店頭でチーズの販売をしているうちに接客が天職だと気づいたといいます。んでもってその店をたたんだとき、偶然に今の店のスペースで何かやらないかという話が舞い込み、この店を始めたとか。
なので、店名はポルトガル語。
でも、ポルトガルのチーズを中心にしているわけではなく、フランス・チーズが中心。ただ、メニューを見るとポルトガルのワインを多く置いていたりします。ボクが行ったときはポルトガル・チーズも少々ですが置いてありました(仕入れが大変だそうで、そのうち置かなくなるかもですが)。
ま、そういう経歴もあってか、斎藤さん、とても楽しそうなんです。その穏やかな雰囲気が店に反映されていて、とても居心地良い感じになっています。
チーズは一品500円。チーズ3種盛り合わせで1300円。5種で2000円。
可愛い専用陶器で出てくるカマンベール・フォンデュ(1000円)やジャガイモ&ラクレット(1000円)なんかもあります。
また、チーズ以外も少しあって、ピザ(1000円)、生ハムセット(小800円)、生ウィンナーセット(800円)、野菜スティック(500円)など。ワインはグラスで800円程度だったかな。
あと、イベントがわりとあるようで、毎月11日はチーズ食べ放題だったり、テーマ別のチーズフェスタをやったり、ミモレットの熟成度合い食べ比べがあったり、いろいろ楽しいです。
ま、なんつうか、ポルトガルの話ができて、チーズの話も出来る・・・ポルトガル好き&妻がチーズのプロであるうちとしてはとても居心地がよかったです(笑)
木金は深夜25時までやっているので、またあの辺(恵比寿〜広尾の深夜レストラン地帯)に深夜の居場所ができました。
posted by さとなお at 11:25| その他欧州料理・洋食
2007年09月12日
いとう:アーティショー〈恵比寿〉
またまた大阪に出張をしていて、更新が遅れました。
>ボクが「よし、新開店した『やまいち』でとんかつを食べよう!」と決心して
>ひとりで出かける寸前に伊藤さんから「メシを喰いませんか」の電話、
>笑いました。さすがに鼻が利く(笑)
といいますか、本来はさとなおさんの会社の最寄りで時間が空いたゆえ電話をしたんですが、結局二人して淡路町まで移動してしまいました。ただ、本当に行った甲斐があったというか、わざわざ出かけてでも食べたい店ですね。
さてぼくは、もう一軒フランス料理店を続けます。うかがったのは少し前なんですが、恵比寿の「アーティショー」です。
ここは、歩いていて偶然見つけ日曜日のブランチに飛び込んだところ、とても現地のエスプリが効いた居心地のいい店だったので、夜にも再訪しました。
「アーティショー」の場所は恵比寿と広尾の中間ぐらい。今は東京ミッドタウンに移転してしまったケーキショップ「トシ様〈笑〉」の斜め向かいにある路面店。フランスで修業中に出会い結婚したご夫妻が、東京でオープンした店だそう。ご主人が料理担当、奥様はパンやデザート、コンフィチュール等を作っておられるようで、その二人三脚ぶりがほほえましい感じです。
といっても、レストラン自体はかなり気合も入っていてダイニングは広く、夫婦で営む小ぢんまりとしたイメージではありません。ただ、席間も十分に取ってあり、東京都心においては、相当贅沢なスペース使い。そして、この店に流れる空気や時間もゆったりとしていい気分です。
特に忘れがたいのは日曜のブランチ。昨夜の飲み過ぎがウソのように胃がホッとするスープ。大きな一皿に盛られた数々の前菜とパン、そして小皿にいくつも載ったコンフィチュール。ワインもたしなみながら過ごす空間はかなり貴重でした。
その後訪れたディナーでは、プリフィクスのコースを注文。
ブランチのイメージから、もっとビストロっぽいものが出てくるのかと思いきや〈メニュー的にはビストロ風のものもあったので〉、ひとつひとつ相当繊細な出来上がり。量的には少し物足りなかったけど、むしろこういった料理の方が、「アーティショー」のダイニングには合っているかなあとも感じました。
このように、オープン当初〈というかぼくが訪れたときは〉、カフェレストランみたいな打ち出し方をしておられ、ご主人の料理とともに奥様のデザートやパン、ジャム類なども〈テイクアウトも含め〉楽しんでもらおうとのコンセプトでやっておられました。ただ、最近のネット情報によると、まさにフランス料理店となってますので、もしかすると多少業態も変えておられるのかもしれません。
また、支配人兼ソムリエもお目見えした様子で、次回はむしろ本格的なフランス料理を楽しみに、訪問をさせていただこうかと考えています。
>ボクが「よし、新開店した『やまいち』でとんかつを食べよう!」と決心して
>ひとりで出かける寸前に伊藤さんから「メシを喰いませんか」の電話、
>笑いました。さすがに鼻が利く(笑)
といいますか、本来はさとなおさんの会社の最寄りで時間が空いたゆえ電話をしたんですが、結局二人して淡路町まで移動してしまいました。ただ、本当に行った甲斐があったというか、わざわざ出かけてでも食べたい店ですね。
さてぼくは、もう一軒フランス料理店を続けます。うかがったのは少し前なんですが、恵比寿の「アーティショー」です。
ここは、歩いていて偶然見つけ日曜日のブランチに飛び込んだところ、とても現地のエスプリが効いた居心地のいい店だったので、夜にも再訪しました。
「アーティショー」の場所は恵比寿と広尾の中間ぐらい。今は東京ミッドタウンに移転してしまったケーキショップ「トシ様〈笑〉」の斜め向かいにある路面店。フランスで修業中に出会い結婚したご夫妻が、東京でオープンした店だそう。ご主人が料理担当、奥様はパンやデザート、コンフィチュール等を作っておられるようで、その二人三脚ぶりがほほえましい感じです。
といっても、レストラン自体はかなり気合も入っていてダイニングは広く、夫婦で営む小ぢんまりとしたイメージではありません。ただ、席間も十分に取ってあり、東京都心においては、相当贅沢なスペース使い。そして、この店に流れる空気や時間もゆったりとしていい気分です。
特に忘れがたいのは日曜のブランチ。昨夜の飲み過ぎがウソのように胃がホッとするスープ。大きな一皿に盛られた数々の前菜とパン、そして小皿にいくつも載ったコンフィチュール。ワインもたしなみながら過ごす空間はかなり貴重でした。
その後訪れたディナーでは、プリフィクスのコースを注文。
ブランチのイメージから、もっとビストロっぽいものが出てくるのかと思いきや〈メニュー的にはビストロ風のものもあったので〉、ひとつひとつ相当繊細な出来上がり。量的には少し物足りなかったけど、むしろこういった料理の方が、「アーティショー」のダイニングには合っているかなあとも感じました。
このように、オープン当初〈というかぼくが訪れたときは〉、カフェレストランみたいな打ち出し方をしておられ、ご主人の料理とともに奥様のデザートやパン、ジャム類なども〈テイクアウトも含め〉楽しんでもらおうとのコンセプトでやっておられました。ただ、最近のネット情報によると、まさにフランス料理店となってますので、もしかすると多少業態も変えておられるのかもしれません。
また、支配人兼ソムリエもお目見えした様子で、次回はむしろ本格的なフランス料理を楽しみに、訪問をさせていただこうかと考えています。
posted by 伊藤章良 at 18:41| フレンチ
2007年09月07日
さとなお:とんかつ やまいち(神田)
伊藤さん、昼間はどうも。
ボクが「よし、新開店した『やまいち』でとんかつを食べよう!」と決心してひとりで出かける寸前に伊藤さんから「メシを喰いませんか」の電話、笑いました。さすがに鼻が利く(笑)
で、伊藤さんと「とんかつ やまいち」に行ったわけですが、やっぱりうまかったので書いときます。
ここは東京のとんかつ好きなら誰でも知っている「勝漫」でとんかつを揚げていた物静かな職人さんが独立し、8月20日にオープンしたばかりの新しいとんかつ店。でもすでに東京トップクラスですね。
「勝漫」はボクが東京トップに好きなとんかつ屋のひとつでした。
ご主人、てっきり「勝漫」のオーナーだと思っていたのだけど、雇われだったんですね。
で、そろそろ辞めたいと周囲に漏らしたら「独立しろ」とせきたてられたとか。ただ、ご主人、わりと弱気だったようで「自分なんかが独立しても成功しない」とあくまで謙虚。でも常連さんをはじめ、強く勧める人が何人かいて、「勝漫」から程近い「神田須田町1-8-4」に店を開くに至ったと聞きました。「勝漫」に近すぎるこの立地は別に他意はなかった模様。なお、現在の「勝漫」は、ホテル・オークラの社員食堂で働いていた方が受け継いで揚げていると聞きました。
味は「勝漫」と変わらない印象ですね。つまり、とてもうまい。
大好きな「特ロースかつ定食」は2000円。以前より100円安くなったかも。
とんかつは食べやすいように包丁が多めに入れてあり、山盛りのキャベツと丼ご飯、味噌汁、それに漬物、という構成。ソースも(たぶん)変わらず。おろしポン酢も置いてあった。また、前はなかった気がする柚子胡椒がありましたね。これをつけるのもなかなかうまかったです。
やっぱり彼が揚げるとんかつはうまいなぁ。香りがいい。衣もしっかりしていて剥がれず、サクサク音がする揚がり具合。サラダ油とごま油のブレンドで揚げているらしいんだけど、ラードに比べてかなりあっさりしているのも、この歳になってくるとわりとうれしいです。いくらでも食べられそうな、そんなあっさり感。
残念だったのはご飯かな。
以前の店ではご飯がとても良かったのだけど、今回はちょっと不満足な出来。でもこれは新しい厨房と機器に馴れてくるにしたがって良くなってくるかも。
なお、単品でいろいろ組み合わせて定食を作ることもできるみたいですね。ご主人は(他のお客さんに)それを勧めていました。メンチや海老、それに一口ヒレとか組み合わせて、400円を足して定食にするパターン。なるほどそれもいいかも。
ちなみに名物だった「大カツ丼」がメニューになかった気がした…(見落としか)。
そう、それと、単品の種類が減った気がします。
以前はにんにく焼きやら純レバーやら、もっといろいろあった気がします。ちょいと惜しい…。
カウンター4席、大テーブルひとつ(8席)、2人掛けのテーブルひとつ。
大テーブルの感じが以前といっしょ。というか、キャパ的には2席増えただけですね。たぶん、謙虚なご主人、この席数が自分には精一杯と判断されたのかもしれません。
いや、うまかった。
引退されなくて良かった。独立して店を続けるように口説いてくれた方に感謝。
ボクが「よし、新開店した『やまいち』でとんかつを食べよう!」と決心してひとりで出かける寸前に伊藤さんから「メシを喰いませんか」の電話、笑いました。さすがに鼻が利く(笑)
で、伊藤さんと「とんかつ やまいち」に行ったわけですが、やっぱりうまかったので書いときます。
ここは東京のとんかつ好きなら誰でも知っている「勝漫」でとんかつを揚げていた物静かな職人さんが独立し、8月20日にオープンしたばかりの新しいとんかつ店。でもすでに東京トップクラスですね。
「勝漫」はボクが東京トップに好きなとんかつ屋のひとつでした。
ご主人、てっきり「勝漫」のオーナーだと思っていたのだけど、雇われだったんですね。
で、そろそろ辞めたいと周囲に漏らしたら「独立しろ」とせきたてられたとか。ただ、ご主人、わりと弱気だったようで「自分なんかが独立しても成功しない」とあくまで謙虚。でも常連さんをはじめ、強く勧める人が何人かいて、「勝漫」から程近い「神田須田町1-8-4」に店を開くに至ったと聞きました。「勝漫」に近すぎるこの立地は別に他意はなかった模様。なお、現在の「勝漫」は、ホテル・オークラの社員食堂で働いていた方が受け継いで揚げていると聞きました。
味は「勝漫」と変わらない印象ですね。つまり、とてもうまい。
大好きな「特ロースかつ定食」は2000円。以前より100円安くなったかも。
とんかつは食べやすいように包丁が多めに入れてあり、山盛りのキャベツと丼ご飯、味噌汁、それに漬物、という構成。ソースも(たぶん)変わらず。おろしポン酢も置いてあった。また、前はなかった気がする柚子胡椒がありましたね。これをつけるのもなかなかうまかったです。
やっぱり彼が揚げるとんかつはうまいなぁ。香りがいい。衣もしっかりしていて剥がれず、サクサク音がする揚がり具合。サラダ油とごま油のブレンドで揚げているらしいんだけど、ラードに比べてかなりあっさりしているのも、この歳になってくるとわりとうれしいです。いくらでも食べられそうな、そんなあっさり感。
残念だったのはご飯かな。
以前の店ではご飯がとても良かったのだけど、今回はちょっと不満足な出来。でもこれは新しい厨房と機器に馴れてくるにしたがって良くなってくるかも。
なお、単品でいろいろ組み合わせて定食を作ることもできるみたいですね。ご主人は(他のお客さんに)それを勧めていました。メンチや海老、それに一口ヒレとか組み合わせて、400円を足して定食にするパターン。なるほどそれもいいかも。
ちなみに名物だった「大カツ丼」がメニューになかった気がした…(見落としか)。
そう、それと、単品の種類が減った気がします。
以前はにんにく焼きやら純レバーやら、もっといろいろあった気がします。ちょいと惜しい…。
カウンター4席、大テーブルひとつ(8席)、2人掛けのテーブルひとつ。
大テーブルの感じが以前といっしょ。というか、キャパ的には2席増えただけですね。たぶん、謙虚なご主人、この席数が自分には精一杯と判断されたのかもしれません。
いや、うまかった。
引退されなくて良かった。独立して店を続けるように口説いてくれた方に感謝。
posted by さとなお at 18:21| とんかつ・揚げ物
2007年09月03日
いとう:ル・サンプル〈恵比寿〉
>神田神保町3丁目の集英社の裏の路地にある居酒屋。
>いや、小料理かな。でもご主人の望む方向性は居酒屋だと思います。
前回の下北沢といい今回の神保町といい、近いけど意外と遠い渋いエリアにて、お店も止まり木にしたい貴重なところばかり。さとなおさん、最近いい店に行ってますね。
ぼくも「そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような」、ブロガーの残り香がしない店を銀座に見つけたんですが、どうしてもネットには書かないでくれと言われていて・・・。今度お連れします〈笑。
本日は、そんな素っ気ない「程の良さ」と対極の、ロサンゼルスから凱旋のフレンチ「ル・サンプル」。というのも、LAのビバリーヒルズにてフランス料理店を営んでおられたキクチご夫妻が、その店を閉め新たに東京でオープンしたという経緯。
LAでは、ラ・シェネガという通りで文字通り「kikuchi」という店だったそうですが、このラ・シェネガには、プライムリブで有名な「ローリーズ」の本店〈たぶん〉やノブ松久がアメリカで最初に出した店などがあり、本家ヒルズ族からも愛されるグルメエリア。「kikuchi」にも多くのセレブが訪れていたようで、中でも存命では最高のジャズピアニスト「ジョー・サンプル」もご贔屓だったとか。
「ル・サンプル」という店名も、ジョー・サンプルが由来のようで、彼の写真や楽曲の譜面等を店内に見つけることができます。しかも「ル・サンプル」オープニングの日に「ジョー・サンプル」ご本人がお忍びで駆けつけたとか。
場所は広尾高校すぐ近くの住宅街で、この場所は以前もフランス料理店でした。以前の店の面影はなく、かなりシンプル化の方向で手を加えられた様子。そこそこの広さですが、ぼくが訪れたときは厨房にシェフひとり、サービスは奥様のみという布陣。「ル・マンジュ・トゥ」を手本にされているようで、1万円のおまかせコースのみと強気〈LAではプリフィクスで40ドルとのネット情報あり〉。
にしては、少々物足りない感じもあるかな。最初の皿でかなり分厚く切ったうまい自家製スモークサーモンが出てきて、「オオッ、これはガッツリとカリフォルニアフレンチを堪能させてくれるかな」と思ったものの、後半は尻すぼみ気味でした。特に、客はわたしともう一組〈英語で会話しているカップル〉程度だったのに、メインの子羊には火を入れすぎ。後でその点について詫びが入ったのですが、頭を下げるお気持ちがあるなら、もう少し違う対応をして欲しかった。
LAでやっておられたとの先入観、というか妙な期待がじゃまをしているのかもしれませんが、シェフは意外にもシャイだし〈ただ、英語をしゃべっている様子は別人のようでしたけど 笑〉、サービスの奥様も緊張気味でよそよそしい。その上ワインリストはフランス物の高級品ばかりでカリフォルニアは一切なし・・・。
でも、まだまだ浦島太郎状態なのかもしれません。なんとなく気になる応援した店には違いなく、もうしばらくしたら必ず再訪しようと期した次第です。
>いや、小料理かな。でもご主人の望む方向性は居酒屋だと思います。
前回の下北沢といい今回の神保町といい、近いけど意外と遠い渋いエリアにて、お店も止まり木にしたい貴重なところばかり。さとなおさん、最近いい店に行ってますね。
ぼくも「そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような」、ブロガーの残り香がしない店を銀座に見つけたんですが、どうしてもネットには書かないでくれと言われていて・・・。今度お連れします〈笑。
本日は、そんな素っ気ない「程の良さ」と対極の、ロサンゼルスから凱旋のフレンチ「ル・サンプル」。というのも、LAのビバリーヒルズにてフランス料理店を営んでおられたキクチご夫妻が、その店を閉め新たに東京でオープンしたという経緯。
LAでは、ラ・シェネガという通りで文字通り「kikuchi」という店だったそうですが、このラ・シェネガには、プライムリブで有名な「ローリーズ」の本店〈たぶん〉やノブ松久がアメリカで最初に出した店などがあり、本家ヒルズ族からも愛されるグルメエリア。「kikuchi」にも多くのセレブが訪れていたようで、中でも存命では最高のジャズピアニスト「ジョー・サンプル」もご贔屓だったとか。
「ル・サンプル」という店名も、ジョー・サンプルが由来のようで、彼の写真や楽曲の譜面等を店内に見つけることができます。しかも「ル・サンプル」オープニングの日に「ジョー・サンプル」ご本人がお忍びで駆けつけたとか。
場所は広尾高校すぐ近くの住宅街で、この場所は以前もフランス料理店でした。以前の店の面影はなく、かなりシンプル化の方向で手を加えられた様子。そこそこの広さですが、ぼくが訪れたときは厨房にシェフひとり、サービスは奥様のみという布陣。「ル・マンジュ・トゥ」を手本にされているようで、1万円のおまかせコースのみと強気〈LAではプリフィクスで40ドルとのネット情報あり〉。
にしては、少々物足りない感じもあるかな。最初の皿でかなり分厚く切ったうまい自家製スモークサーモンが出てきて、「オオッ、これはガッツリとカリフォルニアフレンチを堪能させてくれるかな」と思ったものの、後半は尻すぼみ気味でした。特に、客はわたしともう一組〈英語で会話しているカップル〉程度だったのに、メインの子羊には火を入れすぎ。後でその点について詫びが入ったのですが、頭を下げるお気持ちがあるなら、もう少し違う対応をして欲しかった。
LAでやっておられたとの先入観、というか妙な期待がじゃまをしているのかもしれませんが、シェフは意外にもシャイだし〈ただ、英語をしゃべっている様子は別人のようでしたけど 笑〉、サービスの奥様も緊張気味でよそよそしい。その上ワインリストはフランス物の高級品ばかりでカリフォルニアは一切なし・・・。
でも、まだまだ浦島太郎状態なのかもしれません。なんとなく気になる応援した店には違いなく、もうしばらくしたら必ず再訪しようと期した次第です。
posted by 伊藤章良 at 15:33| フレンチ
2007年09月01日
さとなお:嘉門(神保町)
熱海の「和び」かぁ。早いなぁ、伊藤さん。ホントにハワイに行ってたんですか?(笑)
でも、この展開の仕方はどうなんだろう?
「アロマフレスカ」グループにはとても好感を持っていますが、なんとなく「ひらまつ」グループ的というか、あまり行って欲しくない方向というか…。なんか「アロマフレスカ」っぽくないですね。あくまでもボクの印象ですが。
ええと、それじゃ和食つながりで、神保町の「嘉門」(かもん)を。
神田神保町3丁目の集英社の裏の路地にある居酒屋。
いや、小料理かな。でもご主人の望む方向性は居酒屋だと思います。
6月に伺いました。
店に入ったら蚊取り線香の香りがぷ〜んと。あえてクーラーをつけず、引き戸と窓を全開にしてありましたね。まぁその夜は比較的過ごしやすい夜だったからだと思いますが。
カウンターとテーブルひとつの小さな店です。全体に古びていて蚊取り線香の香りがよく似合う。
でも、聞けばこの古くみえる内装は「新しい建材を古びてみえるように塗ってある」らしい(笑)。こういう工夫は悪くないですね。実際、言われないとわからないくらい上手に塗ってあるし、客はその雰囲気に酒がぐんと進むわけですから。
というか、まだここに店を開いて2年らしいです。2年前まで仙台で同名の店をやっていたのをやめて、神保町に店を開いたとのこと。仙台では相当敷居の高い店だったらしいです。30歳すぎに脱サラで店を始めたので、特に他店での修行経験はないとか。
メニューはおまかせ酒肴3500円のみ。
生ビールは一杯600円。日本酒は「大信州」「杉勇」などの珍しいのを取り揃えているがすべて一杯500円。焼酎もワインも一杯500円。格安かつ明朗会計。
ご主人ひとりでやっていて、その純朴そうな佇まいはすばらしいですよ。
ヘヘヘと笑いながら日本酒を枡にこぼれるほどなみなみと注いでくれます。酒肴がまたうまい。タコ、カツオから始まって、珍しい山菜やかき揚げなど、どれも程がよく酒がよく進む。肴は主役じゃないことをよくわかっている程の良さ。でも「これ、おいしいねぇ」と会話をよく引き立ててくれます。
こういう、いい意味で素っ気ない古い居酒屋は最近貴重になってきましたね。
細い路地にひっそりとあり、アルバイト店員もおかず、音楽もない。店は古びているがきちんと清潔。特別なお愛想もなく、こだわり親父的なうざさもない。実にさりげない。客はただただ居心地よく飲んでサッと席を立つ。
そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような気分になれる店。せわしない東京では実に貴重です。
でも、この展開の仕方はどうなんだろう?
「アロマフレスカ」グループにはとても好感を持っていますが、なんとなく「ひらまつ」グループ的というか、あまり行って欲しくない方向というか…。なんか「アロマフレスカ」っぽくないですね。あくまでもボクの印象ですが。
ええと、それじゃ和食つながりで、神保町の「嘉門」(かもん)を。
神田神保町3丁目の集英社の裏の路地にある居酒屋。
いや、小料理かな。でもご主人の望む方向性は居酒屋だと思います。
6月に伺いました。
店に入ったら蚊取り線香の香りがぷ〜んと。あえてクーラーをつけず、引き戸と窓を全開にしてありましたね。まぁその夜は比較的過ごしやすい夜だったからだと思いますが。
カウンターとテーブルひとつの小さな店です。全体に古びていて蚊取り線香の香りがよく似合う。
でも、聞けばこの古くみえる内装は「新しい建材を古びてみえるように塗ってある」らしい(笑)。こういう工夫は悪くないですね。実際、言われないとわからないくらい上手に塗ってあるし、客はその雰囲気に酒がぐんと進むわけですから。
というか、まだここに店を開いて2年らしいです。2年前まで仙台で同名の店をやっていたのをやめて、神保町に店を開いたとのこと。仙台では相当敷居の高い店だったらしいです。30歳すぎに脱サラで店を始めたので、特に他店での修行経験はないとか。
メニューはおまかせ酒肴3500円のみ。
生ビールは一杯600円。日本酒は「大信州」「杉勇」などの珍しいのを取り揃えているがすべて一杯500円。焼酎もワインも一杯500円。格安かつ明朗会計。
ご主人ひとりでやっていて、その純朴そうな佇まいはすばらしいですよ。
ヘヘヘと笑いながら日本酒を枡にこぼれるほどなみなみと注いでくれます。酒肴がまたうまい。タコ、カツオから始まって、珍しい山菜やかき揚げなど、どれも程がよく酒がよく進む。肴は主役じゃないことをよくわかっている程の良さ。でも「これ、おいしいねぇ」と会話をよく引き立ててくれます。
こういう、いい意味で素っ気ない古い居酒屋は最近貴重になってきましたね。
細い路地にひっそりとあり、アルバイト店員もおかず、音楽もない。店は古びているがきちんと清潔。特別なお愛想もなく、こだわり親父的なうざさもない。実にさりげない。客はただただ居心地よく飲んでサッと席を立つ。
そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような気分になれる店。せわしない東京では実に貴重です。
posted by さとなお at 18:34| 居酒屋