2007年03月22日

さとなお:喜よし(虎ノ門)

ビストロ・ブルゴーニュですか。
たまに前を通りかかりますが、入る勇気がありません(笑)

では、ランチつながりで虎ノ門の「喜よし」を行きましょう(喜は七がみっつの喜)。
桜新町の鮨屋「喜よし」ではありません。虎ノ門の小料理屋「喜よし」。昼は鮭とたらこにほぼ絞った定食を出しています(鰆もある)。

ここは鮭とたらこがうまいのはもちろん、ご飯がうまいと評判の店ですね。
確かに、なんというか、「田舎のお母さんが丁寧に丁寧に作った料理」という感じはして好感が持てます。

ご飯は香り高くさすがにうまい。
味噌汁も出汁がきいていてうまい。
鮭は分厚く、焼き加減も良い。
たらこは生と焼きが選べて、どちらも質が高い(敢えて言うと、焼きたらこはもう少し長く炙って欲しい)。

いい定食なんです。

でもちょっと高い。
鮭定食1200円。小鉢などがついてなくてご飯と味噌汁とお新香と焼き鮭だけなので、追加でたらこ単品を頼んでしまうのですが、これが500円。つまり1700円になってしまうんです。「鮨兆」の1500円をお得と言っておいて、ここの1200円(1700円)を高いというのはチグハグな感じかもしれませんが、でも鮭定食でこの値段はやはり高く感じますね。

味的には、とてもおいしいけど、地方の港町の良心的な定食屋さんに入ったらこのレベルのものは食べられるなぁ、というのが正直な感想です。
もちろんここは虎ノ門。「地方の港町の良心的な定食屋さんレベル」がここらへんで手軽に食べられるのは価値があります。でもやっぱちょっと高いかなぁ。東京だとこういう「基本的な料理」でもこれだけお金を出さないといけないのかぁと溜息ついちゃう感じです(まぁたらこを追加注文しなければいいんですが。でもそれだと量的に足りないので)。

いつも混んでいるので確実に需要はあるし、こういう丁寧な定食を励みに仕事をしている人もいると思います。鮭の質もかなり高いと思われます。高い安いは主観なのでなんとも言えないけど、ボクにとってはちょっと高い定食でした。

※明日から家族でポルトガルに一週間ちょい行ってきますので、少し間があきます。すいません。
posted by さとなお at 08:36| ランチ

2007年03月20日

いとう:ビストロ・ブルゴーニュ(赤坂)

「鮨兆」のランチは、ぼくも以前行ったことがあったなあ。そうか、あれを「おまぜ」と言うんですか・・・。
外れた時間だったのに混んでいて驚いた記憶が残っています。とてもおいしかったんですが、元気なときじゃないと少し味が濃すぎて疲れるかな(笑)との感想も持ちました。

確かに、夜の様子が想像できない(ランチであれだけ流行っていたら十分やっていけるのかもしれませんが)雰囲気もありますね。

では、赤坂のランチつながりで。
「ビストロ・ブルゴーニュ」のランチに行ってきました。
この店にはあまりよい印象を持っていなかった(いい評判も聞かなかった)のですが、運営にかかわっていたallaboutフレンチガイドの嶋氏が実質上のオーナーから解雇されたとかで、変化を期待しての再訪問です。

駅からも近い絶好の場所のわりには、7分程度の入りで少し意外。ランチはオムライスのような洋食からビストロ料理まで分かりやすいメニュー構成で、スープ・サラダ・コーヒーが付いて1000円前後。ただ、12時半に入店したにもかかわらず、すでに売り切れのメニューがいくつかあり、あまり大人数の来店を想定していないのかなあと残念でした。

サービスは若い人たちばかりで、てきぱきと元気よくがんばっているんです。でも、言葉の語尾が間延びするいわゆるフアミレス的接客で、せっかくのビストロ風内装が少しもったいない感じ。

結局メニューの選択肢が少なかったので、+600円のコック・オー・ヴァンをチョイス。シェフのスペシャリテとあり夜もだしておられるようです。コック・オー・ヴァン(ざっくり言うと、鶏の赤ワイン煮込み)はわりと好きでメニューに見つけるとよく注文するんですけど(フランスでも食べたことがあります)、こんな味だったかなあ・・・。ここの料理は塩が濃いと、どなたかの文章で呼んだ記憶がありますが、このワイン煮込みはかなり薄味で、赤ワインの酸だけが際立っていました。

付け合せに、大胆にざく切りにした春野菜の炒め(にんにく味)が添えられていて、そちらの方が印象に残っておいしかったです。
posted by 伊藤章良 at 23:47| その他欧州料理・洋食

2007年03月17日

さとなお:鮨兆(赤坂)

イタリアンって、ランチとディナーの格差が激しい店、多いですよね。
ボクも、夜はいい店なのに意外と残念な結果に終わるランチをよく経験します。なんでだろう。

関テレの近くで「レンドラ」って、なんか連ドラのスタッフが来そうな感じ?(自分で言っていてツマラン)。

大阪ってイタリアン増えてますよね。大阪って本来ラテンな気質だと思うので、はまれば大イタリアン地区になるかも、と期待しています。

さてと、じゃ、ランチつながり。

TBS社員は全員行っている(らしい)、赤坂の「鮨兆」を。

ここの名物ランチ「おまぜ」を初めて経験しました。有名らしいですね。
いわゆる「ちらし鮨」なんですが、タネを細かく切って、ご飯に混ぜ込んでいるから「おまぜ」(おめざ、みたいでちょっと可愛い)。
イクラとエビと赤身と白身とイカと玉子とキュウリとタクワンと青梅と…、と、いろんなものが彩りよく細切れになって入っていて、酢飯は全体に醤油(煮きり)味になっている。それが混ぜられているんだから、なんとなくうまい感じはわかると思います。

で、1500円するんだけど、でもとてもお得感あるんですよ。

大盛りをお願いするとかなりの大盛りで出てくるんだけど、値段が変わらない。
そのうえ、最初に白味噌の味噌汁が出て、食べてる途中に赤だしも出てくるんですよ。
味噌汁の二度攻め。
これは初体験。
でも白味噌で始めて、途中から赤だしを飲むって意外といいですね。塩がよくきいている「おまぜ」に赤だしよく合うし。ちなみに味噌汁はお代わり自由です。

んでもって、食べ終わるとデザート(ボクのときは葛切り)。
そんで、会計時に「どらやき」のお土産までつくんです。

これで1500円。安いと思うなぁ。
全体にもともと量が多いので、大盛りでなくても普通盛りでわりと充分ですね。まぁちょっと味が濃すぎる部分があるのと、店が(夜は高いらしいのに)かなりごちゃついているのと、行列が激しいのが難だけど、赤坂のランチではなかなかオススメな感じです。
posted by さとなお at 23:07|

2007年03月14日

いとう:オステリア・ディ・レンドラ(大阪)

>実は、伊藤さんがこれまた気に入っている「リストランテ・ダ・ニーノ」に行ってきたのですが、セコンドがもうひとつでちょっと残念だったのです(魚はまぁまぁだったけど、肉は…)。

ううむ。「ダ・ニーノ」はいまひとつ、というメールを時々いただきます。ぼくが伺ったのはオープンしてすぐだったのでイキオイも感じたんですが、きっと流行っているでしょうし、少々守りモードなんですかねえ。

>ただ、イメージの中では、青々しいまでに薫るトマトをはじめとした野菜類、粉っぽいまでにアルデンテなパスタ、あくまでうまい魚と肉、ガツッと土臭い直球料理、ちょっと濃いめの素朴&ストレートな味付け、でも意外と洗練…、

いやあ、さとなおさんをヨイショするわけではないですが(笑)、まさにそのとおりです。素材の違いはありますが、ぼくが行ったときは、「ダ・ニーノ」にはそんな風がたくさん吹いていました。アラカルトで注文したこともあるんですが。

で、今回は大阪のイタリアン「オステリア・ディ・レンドラ」を紹介します。
ぼくがallaboutを辞めた後、なぜか食べ歩き系のガイドさんが乱立してますが、その中では、関西担当の渡部功平氏をときどき参考にさせてもらっています。

というのも、西で日本料理を食べるにはそんなに選択枝には困らないけど、イタリアン・フレンチとかになると決め手にとぼしく(「関西のおいしい店」はリニューアル中だし 笑)、渡部さんのページがなかなか重宝します。

今回の「オステリア・ディ・レンドラ」もそんな一軒。扇町という大阪梅田界隈からタクシーでワンメーターほど。あまり飲食店の密集地帯ではなく(近くには捏造で有名になった関西テレビが)、とりわけ、日曜日はそんなに人通りは多くありません。

渡部さんの記事はもちろんディナー、ただぼくが訪れたのはランチ。でも休日の昼なので、それなりのメニューは期待しました。だけどちょっと残念な結果に。

一応それでも昼の一番充実したコースを注文。前菜、パスタ、メイン、デザート、コーヒーです。パスタは麺もソースもとてもおいしいし、パンはトーストして生ハムを挟むという面白い発想。でも、平日のランチタイムのごとく、ものすごい勢いで料理が出てくるんですね。まだ食べているのに、次の皿を持ってサービスが待っているぐらいの感じ。メインの肉料理は、まさに作り置きで、すっかり冷めている・・・。1時間かからず食べ終わってしまったのですが、その間に、ナンと他のテーブルは二回転していました。

せっかくの休日昼下がりなのに、ワインでも飲みながらゆっくり食事をする、そんな感覚は大阪にはないのかなあ。寂しかったです。
ふらっと入る場所でもないので、皆さんココを目指して来ておられると思うのですが・・・。
posted by 伊藤章良 at 23:17| イタリアン

2007年03月09日

さとなお:リストランテ・ダ・ニーノ(乃木坂)

>また時を置いてぜひ再訪してみてください。

「ヴォーロ・コズィ」、もちろんそうします。
ちょっと料理選択もニッチ系にしすぎたかなぁと思っていたので。

ところで「ラ・コッレツィオーネ」、すごく良さそうですね。

>多くのイタリア料理ファンが「トウキョウイタリアン」に対して
>不満に思っていることの一つ、セコンドピアットのショボさがなく、
>メインの肉料理は選択肢も多く量も圧巻。
>しかもコースの価格は6500円と押さえ気味な設定です

よいですねぇ。
実は、伊藤さんがこれまた気に入っている「リストランテ・ダ・ニーノ」に行ってきたのですが、セコンドがもうひとつでちょっと残念だったのです(魚はまぁまぁだったけど、肉は…)。

ボクはシチリアに行ったことがないので、本場の味がわかりません(南伊はナポリだけ)。だからシチリアに滞在した伊藤さんが「あの島で食べられたのと同じ味」と感じたポイントがどこかも想像するしかありません。

ただ、イメージの中では、青々しいまでに薫るトマトをはじめとした野菜類、粉っぽいまでにアルデンテなパスタ、あくまでうまい魚と肉、ガツッと土臭い直球料理、ちょっと濃いめの素朴&ストレートな味付け、でも意外と洗練…、みたいな感じを想像していたんですね。もちろん手に入る食材の問題もあるでしょうからそこまでは行かないかもしれませんが、なんとなくそんな方向性を期待してました。

で、この店、わりと高いじゃないですか。
コースは8000円と10000円。アラカルトは一品3〜5000円はする。
メニューを開いて「うわぁ」とかなりビビリつつ、こりゃいい食材を用意しているんだろうなぁ、と逆に期待したのですが、ボクが行った日に限っては、前菜とパスタは良かったものの、メイン、デザートと盛り下がって行ってしまったのが残念でした。

ま、あとから「高くてもアラカルトでガッツリ行けば良かったか」と後悔はしたのですが(一番安く済む8000円のコースにした)、コースの印象は「繊細でおだやかな流れ」という感じ。随所に「なるほど南伊な感じ」という楽しさはあったけど、「これが本場シチリアそのもの」であるとは思いにくかったですね。少なくともボクが行った日は。

というか、コースは(日本人に合わせて)ちょっと無難にしているのかも。
ただ、8000円とるので「ちゃんと盛り上がるメイン」は設定してほしかったです。

途中でニーノさんのお子さん(推定4歳)が入ってきて「雨がふってるの!」と叫んでたのが可愛くて、あぁイタリアっぽいなぁと思ったし、カラフルなお皿も楽しかったし、店の狭さもボクは気に入ったので、あと一歩、セコンドピアットだけちゃんとしてくれ、と思っちゃいました。

あ、ワインももう少し安くしてほしいと思ったかな。

でもアレですね、カジュアルな店に見えて、「ダ・ニーノ」は高級店なのかもしれませんね。ニーノさんの狙いとしては。黒服のメートル(?)もいるし。

高級店であるなら「繊細でおだやかな流れ」もわかります。
本場シチリアと聞いて勝手に「カジュアルで土臭くてガツンとくる楽しい店」と思ってしまい、そこにイメージの乖離が生まれたのかもしれません。ただ、日本人的にはカジュアルっぽい内装と外観なので、ちょっと値段とちぐはぐなイメージはあったです。
posted by さとなお at 08:26| イタリアン

2007年03月06日

いとう:ラ・コッレツィオーネ(恵比寿)

>個人的には、強く印象に残るというよりは、安心して楽しく食事ができる、という感じでした。盛りつけもキレイで味もいいけど、長く印象に残る料理には残念ながら出会えませんでした。

あの内装と食器。しかも少々硬めなサービスなので、保守的な印象は否めないかもしれません。
ぼくは西口シェフがまだイタリアで活躍されていたころ、時折日本で開催されたフェアーに出かけました。ただそのときは、あまりいいとは思わなかったんですね。一方「ヴォーロ・コズィ」では、特に季節のテーマを設けた特別コース料理等、とてもすばらしい印象でした。それこそ「衝撃的な美味」と思える料理もあったのです。
自分にも言えることですが、また時を置いてぜひ再訪してみてください。

で、ぼくも続いてイタリアン、「ラ・コッレツィオーネ」です。

ここは、恵比寿に何棟かある、どうも今ひとつの飲食店ばかりが入った商業ビル(失礼)の1階に昨年末開店。ところが、この「ラ・コッレツィオーネ」が入っているビルだけは、他に比べ、良質廉価で上品な焼肉店「喜福世」、いかしたダーツバーに加え、最近24時間営業の安うま中華「中国茶房8」の2号店までオープンし注目度アップ。ただ、この店は1階の道路に面し、人通りも多い最高のスペースながら、当初「ニューズデリ」があり、その後イタリア料理店になり(名前失念)、改めて内装を変えてのオープン。なかなか飲食店が定着しない場所でもありました。

で、新たに登場したここは、大手ピザチェーンの旗艦店とも聞きましたが、そんなこともあってか、オープンしてすぐも、すでに風格すら漂う完成度。ダイニングはいままでの店の雑多な雰囲気がウソのように鋭角的に洗練されていて、サービススタッフも、そんな内装と比例するごとく、カッコよくてスマート。

なにより料理がうまかった。
個人個人でとらえ方はあると思うんだけど、ここ最近行った日本のイタリア料理店のなかで、もっとも現地イタリアに近いパワーと洗練を感じました。特にパスタは、イタリアの空や海がぐんぐん迫ってくるぐらい(笑)。それと、多くのイタリア料理ファンが「トウキョウイタリアン」に対して不満に思っていることの一つ、セコンドピアットのショボさがなく、メインの肉料理は選択肢も多く量も圧巻。しかもコースの価格は6500円と押さえ気味な設定です(ただ、最近のホームページ情報を見ると、ぼくが行ったときほど選択肢はないようです)。

料理の内容や価格に対してワインが少々高いので、あまりガッツリ飲む気分になれないのがちょっと残念。ただ、相対的に塩は控え目で、ワインをがぶ飲みという感じではなく助かりました。
posted by 伊藤章良 at 23:51| イタリアン

2007年03月05日

さとなお:ヴォーロ・コズィ(白山)

>それにしても、原田シェフを筆頭とした「アロマフレスカ」系の店は、
>なせ皆さん押しなべて金太郎飴のように(いい意味ですよ)、同じなのか。

はは。わかりますわかります。教育されるのか、それとも自然に薫陶されたのか。ある意味「強み」でもありますが、系列が増えちゃうと「弱み」になるかもですね。

さて。イタリアンつながりで、ボクは「ヴォーロ・コズィ」を書こうかな。

伊藤さんも褒めてるし、行った人はみな褒めてるリストランテですね。
代々木上原で「ブォナ・ヴィータ」という店をやっていた西口シェフの店。イタリアに修行に出て、向こうで店を任されて、その後帰ってきてオープンした店、ってことらしい(受け売り)。

行ってみてビックリ。そうか「ベルドジュール」のあとにできたんですねー。しかも居抜きなので、あのアールヌーボー系の雰囲気が色濃く残っていて懐かしかったです。思ったよりずっとクラシックで背筋が伸びました。もう少しクラシックな格好していけば良かったなと後悔する感じ。とてもいい雰囲気。

で、料理はというと、んー、西口シェフの評判があまりに高いので、期待が高くなりすぎたかもしれません。

個人的には、強く印象に残るというよりは、安心して楽しく食事ができる、という感じでした。盛りつけもキレイで味もいいけど、長く印象に残る料理には残念ながら出会えませんでした。

いや、ちゃんとおいしいし文句はないんだけど、もうちょい衝撃的な美味かも、と期待が大きくなりすぎたのが原因です。最初から評判が上がりすぎてしまうのも考えものっすね。
食べた中で味を覚えているのは「自家製のグリッシーニ」「ポレンタとタレッジョのラヴィオリ」「自家製コテッキーノ」かな。6500円の「プリフィックス・コース」はコストパフォーマンスもよく、楽しかったです。スペシャリテである「ラヴィオリ」とかの印象がもう少し強ければもっと良かった。

あと、なんとなく、内装と料理が合っていない印象も受けました。もう少しモダンな内装の方が似合う料理かもしれない。

同行者と楽しく食事できたので満足感は高いけど、ちょっとだけ残念、って感じです。
posted by さとなお at 17:32| イタリアン