>まず初めに札幌で人気のオシャレな焼鳥店「しろ」があり、続いてやはり札幌で人気のワインレストラン「ブラン」があり、そしてこの店「ル・クロ」が円山に去年新規開店。
札幌とか京都ぐらいの都市サイズだと、こういったシャレた展開にピッタリなんですよね。いい感じだなあ・・・。そんな意味では、大人が優雅に食を楽しむには東京はデカすぎると思います。誤解を恐れず感覚的に言えば、パリ、ミラノ、ニューヨークなんかも、ちょうど札幌や京都と同じぐらいのサイズかなあと認識しています。
>そして特筆すべきはワイン。安いです。東京の半分以下、という値付け。
料理に様々な工夫がされていたり驚きがあったりすると、ワインもそれに合わせてどんどんと高み(値段という意味ではなく)を目指したくなりますよね。よく分かります。まして東京の半分以下というお得感があればなおさらです。
(ううむ、さとなおさんの飲んだワインをツラツラ見ていると、これが半額以下なら往復の飛行機代が出そう)
ぼくは、ワインつながりで、相変わらず東京は銀座の「ヴィオニス」を紹介します。ここはワインバーというより、サロン・ド・シャンパーニュと名乗っておられるように、シャンパン専門のバー。最近この手の店も増えてきましたけど、草分けといいますか、2002年全日本最優秀ソムリエコンクールで優勝した阿部誠氏がオーナー(実はこのコンクールをぼくは観戦していたんですが)。
「ヴィオニス」は銀座8丁目、ちょうど鮨「久兵衛」の向かい側のビル。かなり隠れ家な感じで、店名もビルの共同サインに小さく出ているだけですが、夜12時ごろに行ったにもかかわらず超満員。しかも大人数のグループもいてワイガヤの居酒屋ノリには驚き。
ただ、明るくて居心地のいい店内ときめ細やかな心使いがうれしいスタッフ(阿部さんは不在で、素敵なソムリエールが2名でしたが)のおかげで、十分にくつろげました。
カウンターの前には、ずらーっと並ぶシャンパンの数々。シャンパンというとやはり小さなメゾンが多いので見ているだけではチンプンカンプンですが、そこは、身振り手振りも軽やかなソムリエールの皆様による解説で、十分に楽しませていただけます。
恵比寿の「イレール」から監修を受けたというフレンチベースの料理やデギュスタージュ(少量のグラスシャンパンを数種類とおつまみ)のコースもあり、利用時間に応じて様々に楽しめると思います。
ただ、やはり希少なシャンパンということで決して安価ではないので(そこは札幌とは違いまして)、「二軒目に雰囲気を変えての一杯」との流れが最適でしょう。
2007年01月29日
いとう:ヴィオニス(銀座)
posted by 伊藤章良 at 16:55| バーなど
2007年01月25日
さとなお:ル・クロ(札幌)
>さとなおさんは次回から「絶倫コース」を注文できるわけですか?
>ぜひ連れて行ってください(笑
いえいえ「名門」はそんなに甘くありません。なにせ「名門」ですから。常連になるのはまだ当分無理です。もしご興味おありなら、また常連の方に頼んでみます。ご一緒しましょう。
では、ボクはワインつながりで、札幌の「Le Clos(ル・クロ)」を。
まず初めに札幌で人気のオシャレな焼鳥店「しろ」があり、続いてやはり札幌で人気のワインレストラン「ブラン」があり、そしてこの店「ル・クロ」が円山に去年新規開店。全部同じオーナーの経営だそうです。そう、店名を白と黒でシャレてるんですね。
ここ、基本はワインレストランなのですが(店名がClosですから)、二階はカジュアルな「フレンチ焼肉」になっています。店に入るといきなり丸く切られたアクリルの床があり、地下のセラーが見えたりするのに驚きながら二階へ。シンプルな空間が広がっていて、各テーブルに焼肉のロースターと網が作りつけになってます。煙はほとんど立たないのでオシャレをしていっても大丈夫。
フレンチ焼肉と聞くと思い出すのは六本木にあった「焼肉フランス人」ですね。
あ、すいません、共通点は名前だけですね。ええと東京で言ったら銀座「ヴァンピックル」が草分けでしょうか。銀座の「パプリカ」もうまいですね。でもこの「ル・クロ」はまたそこから一工夫してまして、フォンにつけて食べさせたり、下味やスパイスの付け方を凝っていたり、いろいろ楽しいです。
それと焼肉以外のメニューもとてもいいです。
最初にでるスープ、〆の海老そうめん、そしてチーズ、デセールがそれぞれ絶妙にうまいんです。
特に面白かったのは海老そうめん(?)かな。海老を練り込んだ細麺を海老味(アメリケーヌ系)の冷たいつけ汁につけて食べるんだけど、甲殻類のうまみが、残してあった白ワインに合ってうまかったですねぇ。特にリースリング。これ用に白ワインをグラスの底に少しとっておくと良いです。
肉はミスジやらイチボやらシマチョウやらテッポウやら、十勝牛とかの凝った部位が凝った味付けでどんどん出てくる上に、北海道産の豚や羊や鶏も出てきます。オーナーが撃ってきたジビエも出てくるようで、そういう日に当たったらラッキーです。
酔っていたのでいまひとつ記憶が定かではありませんが、クミンの香りをつけたシマチョウや、オレンジの香りをつけた羊など、うすーく味がついているのを網で焼いて食べる楽しさはなかなかのものでした。意外な美味に驚かされます。
そして特筆すべきはワイン。
安いです。東京の半分以下、という値付け。
行った日はちょっと異様に盛り上がり、77ヴィンテージの人がいたので、77のヒューゲル、77のラトゥールと行き、66のタルボ(66ヴィンテージの人もいた)と来て、最後に71のイケム(71ヴィンテージの人もいた)を飲みました。まぁ安いとはいえ贅沢しすぎですが、特に66のタルボと71のイケムの凄さが際だってました。あれには参ったなぁ。
あ、そうそう、金土は朝4時までやっているそうなので、札幌で夜中に使う時にもいいですね。カウンターもありましたし。
>ぜひ連れて行ってください(笑
いえいえ「名門」はそんなに甘くありません。なにせ「名門」ですから。常連になるのはまだ当分無理です。もしご興味おありなら、また常連の方に頼んでみます。ご一緒しましょう。
では、ボクはワインつながりで、札幌の「Le Clos(ル・クロ)」を。
まず初めに札幌で人気のオシャレな焼鳥店「しろ」があり、続いてやはり札幌で人気のワインレストラン「ブラン」があり、そしてこの店「ル・クロ」が円山に去年新規開店。全部同じオーナーの経営だそうです。そう、店名を白と黒でシャレてるんですね。
ここ、基本はワインレストランなのですが(店名がClosですから)、二階はカジュアルな「フレンチ焼肉」になっています。店に入るといきなり丸く切られたアクリルの床があり、地下のセラーが見えたりするのに驚きながら二階へ。シンプルな空間が広がっていて、各テーブルに焼肉のロースターと網が作りつけになってます。煙はほとんど立たないのでオシャレをしていっても大丈夫。
フレンチ焼肉と聞くと思い出すのは六本木にあった「焼肉フランス人」ですね。
あ、すいません、共通点は名前だけですね。ええと東京で言ったら銀座「ヴァンピックル」が草分けでしょうか。銀座の「パプリカ」もうまいですね。でもこの「ル・クロ」はまたそこから一工夫してまして、フォンにつけて食べさせたり、下味やスパイスの付け方を凝っていたり、いろいろ楽しいです。
それと焼肉以外のメニューもとてもいいです。
最初にでるスープ、〆の海老そうめん、そしてチーズ、デセールがそれぞれ絶妙にうまいんです。
特に面白かったのは海老そうめん(?)かな。海老を練り込んだ細麺を海老味(アメリケーヌ系)の冷たいつけ汁につけて食べるんだけど、甲殻類のうまみが、残してあった白ワインに合ってうまかったですねぇ。特にリースリング。これ用に白ワインをグラスの底に少しとっておくと良いです。
肉はミスジやらイチボやらシマチョウやらテッポウやら、十勝牛とかの凝った部位が凝った味付けでどんどん出てくる上に、北海道産の豚や羊や鶏も出てきます。オーナーが撃ってきたジビエも出てくるようで、そういう日に当たったらラッキーです。
酔っていたのでいまひとつ記憶が定かではありませんが、クミンの香りをつけたシマチョウや、オレンジの香りをつけた羊など、うすーく味がついているのを網で焼いて食べる楽しさはなかなかのものでした。意外な美味に驚かされます。
そして特筆すべきはワイン。
安いです。東京の半分以下、という値付け。
行った日はちょっと異様に盛り上がり、77ヴィンテージの人がいたので、77のヒューゲル、77のラトゥールと行き、66のタルボ(66ヴィンテージの人もいた)と来て、最後に71のイケム(71ヴィンテージの人もいた)を飲みました。まぁ安いとはいえ贅沢しすぎですが、特に66のタルボと71のイケムの凄さが際だってました。あれには参ったなぁ。
あ、そうそう、金土は朝4時までやっているそうなので、札幌で夜中に使う時にもいいですね。カウンターもありましたし。
posted by さとなお at 19:22| 焼肉・韓国料理
2007年01月23日
いとう:モンテ・ブラーヴォ(四谷三丁目)
>では、ボクも四ツ谷つながりで、焼肉の「名門」を。
「名門」ねえ・・・。そうだったんですか。納得がいきました。
この店そんな事情とはつゆ知らず、かなり前ですが四谷三丁目辺りのスタジオで仕事を終えた後、スタッフとフリで入ったことがあります。有名人のサインだらけの店内なのに、焼肉はいたって普通(というかそれ以下)。やっぱ芸能人って味オンチだよなー、みたいな声があがっていました(汗。
昔は大きなテレビ局が近くにあったし、芸能事務所も多いこの界隈らしい二面性を持つ店のようですね。ということで、さとなおさんは次回から「絶倫コース」を注文できるわけですか? ぜひ連れて行ってください(笑。
では、四谷三丁目応援団として、さらに続けます。
パリから来た日系フランス人パトリック君と日本料理を食べた後、ワインを飲もうぜということで、まず思いついたのが、最近恵比寿にも出店した「サッカヴァン」。ただ、フランス人にフランスワインを飲ませてもつまらないなあと、「サッカヴァン」の新宿通りを隔てて向かい側にある、渋いイタリアワインバー「モンテ・ブラーヴォ」にしました。
パトリックにイタリアワインに行くぞ、というと、彼曰く「イタリアワインは水臭くて土臭いじゃないですかあ・・・」と、いかにもフランス人らしい返答(笑。お店に入るなり、マスターにフランス人をアッと言わせるイタリアワインお願いします。とわがままなオーダーをしたところ、すばらしい一本(酔って名前失念 残念)をご提供。
「モンテ・ブラーヴォ」は、よく読みにいっているブログ管理人のお父さんのお店らしい(そのブログによると)。どちらかと言うと居酒屋の大将が似合う、海坊主(すみません)のような親方がお父さんなのかなあ・・・。
そんなマスターなんですが、それほど広くない店内はゆったりと落ち着いた家庭のリビングのよう。テーブル、ソファー、カウンターと三様に使い分けることもでき、家具類や調度品のセンスも抜群で、とても大人の空間です。
イタリアンのメニューも豊富のようで(というか、その日はおまかせでワインにあうパスタを注文しただけですが)、ちょっとした料理にも手を抜かない愛情とこだわりを感じます。
その日、スペインの大手ワインメーカーの常連の方が来ていて、パトリックとフランス語で話し始めたところ、他の女性客の目が「はあとマーク」になってました。その後パトリックは「スペイン人はフランス語を話すんだけど、フランス人はスペイン語を話せないんですよね。ちょっと恥ずかしいな」と照れてたけど。
「名門」ねえ・・・。そうだったんですか。納得がいきました。
この店そんな事情とはつゆ知らず、かなり前ですが四谷三丁目辺りのスタジオで仕事を終えた後、スタッフとフリで入ったことがあります。有名人のサインだらけの店内なのに、焼肉はいたって普通(というかそれ以下)。やっぱ芸能人って味オンチだよなー、みたいな声があがっていました(汗。
昔は大きなテレビ局が近くにあったし、芸能事務所も多いこの界隈らしい二面性を持つ店のようですね。ということで、さとなおさんは次回から「絶倫コース」を注文できるわけですか? ぜひ連れて行ってください(笑。
では、四谷三丁目応援団として、さらに続けます。
パリから来た日系フランス人パトリック君と日本料理を食べた後、ワインを飲もうぜということで、まず思いついたのが、最近恵比寿にも出店した「サッカヴァン」。ただ、フランス人にフランスワインを飲ませてもつまらないなあと、「サッカヴァン」の新宿通りを隔てて向かい側にある、渋いイタリアワインバー「モンテ・ブラーヴォ」にしました。
パトリックにイタリアワインに行くぞ、というと、彼曰く「イタリアワインは水臭くて土臭いじゃないですかあ・・・」と、いかにもフランス人らしい返答(笑。お店に入るなり、マスターにフランス人をアッと言わせるイタリアワインお願いします。とわがままなオーダーをしたところ、すばらしい一本(酔って名前失念 残念)をご提供。
「モンテ・ブラーヴォ」は、よく読みにいっているブログ管理人のお父さんのお店らしい(そのブログによると)。どちらかと言うと居酒屋の大将が似合う、海坊主(すみません)のような親方がお父さんなのかなあ・・・。
そんなマスターなんですが、それほど広くない店内はゆったりと落ち着いた家庭のリビングのよう。テーブル、ソファー、カウンターと三様に使い分けることもでき、家具類や調度品のセンスも抜群で、とても大人の空間です。
イタリアンのメニューも豊富のようで(というか、その日はおまかせでワインにあうパスタを注文しただけですが)、ちょっとした料理にも手を抜かない愛情とこだわりを感じます。
その日、スペインの大手ワインメーカーの常連の方が来ていて、パトリックとフランス語で話し始めたところ、他の女性客の目が「はあとマーク」になってました。その後パトリックは「スペイン人はフランス語を話すんだけど、フランス人はスペイン語を話せないんですよね。ちょっと恥ずかしいな」と照れてたけど。
posted by 伊藤章良 at 10:00| バーなど
2007年01月19日
さとなお:名門(四ツ谷)
では、ボクも四ツ谷つながりで、焼肉の「名門」を。
ここはなんか紹介するのに迷う店なんですねー。
どう書こうかなぁ。
というのも、経験者はみんな「普通に食べると普通の店だけど、常連相手の絶倫コースだけはすごい!」と言うんです。
で、ボクが食べたのも常連相手の「絶倫コース」。
たまたま常連さんと伺ったのでそれが可能だったのですが、このコースは確かに「とってもうまい」のです。んでもって「実に楽しい」。でも普通のひとは食べられないし…、中村店長と相性がうまく合わないと苦痛と化す可能性すらある…。
ということで、常連さんと一緒&中村さんと相性が合う、という前提で限定的に書いてみたいと思います(常連でない人がそのコースを頼んでも「そんなのありません」と素っ気なく言われるそうです。見事に差別する店ですね。そういう店はもともとボクは好きではないので、それも微妙なのですが、それでも書きたくなるくらいうまいし楽しいので)
この店、見た目は普通なのですが、以下の特徴があります。
・絶倫コースで接客してくれる中村店長の話術がすさまじい(漫才系)
・内臓系の新鮮さ&絶品さがすばらしい(マジうまい)
・有名人大好きで店中サインだらけ(ここまで徹してると潔い)
で、まずは中村店長ですね(その話術が受けて、ヤッキー中村という名前でCDを出すくらいです)。
一から十まで面倒を見てくれます。
肉の説明はもちろん、「勉強して帰って」とマニアックな牛肉知識を図解付きでいろいろ教えてくれ、すべての肉を焼いてくれ、ひとり漫才で笑わせてくれ、歌ってくれ、「アレグリア〜」とマジックショーみたいなこともしてくれ、踊ってくれたりもします。
一例をあげると、サガリにワサビをつけながら「♪ワサビ馬鹿よねぇ〜」「♪わーさびピンクのサウスポー」「♪あなたがワサビにくれたもの」とか早口で歌って自分でオチつけてサッと去っていくような。
他にも、卑猥なカタチに切ったミノを箸でつつきながら各国語でもだえて見せたり、大腸の脂に火を移して「アレグリア〜」とか「ハリーポッタ〜」とかやったり、塩を振るのに「ナイアガラ〜」とパフォーマンスにしたり、特製のタレをSTSS(スーパー・トップシークレットソース)と呼んでしつこくギャグにしたり、芸能人があれをこういったこれをああいったといううわさ話をしたり、慣れてくるととても楽しいですね。楽しんだもの勝ち、みたいな。
最後には長さ2メートルのコプチャン(小腸)をイスの上に立って天井の高さから吊るすパフォーマンスをしてくれます。そしてラーメンのあと、単なる明治の棒アイスを「超高級イタリアンジェラート」と呼んで給してくれます。まぁ突き出しから送り出しまで、すべてにギャグ。元気な時でないと反応できないくらいオンパレードです。
で、肉についていろんなTIPSを教えてくれるのもなかなか楽しいです。
つきだしの野菜からしていろんな蘊蓄。その後、テールの脂の剥がれから和牛を論じ(和牛は脂を全身に回しているからテールも剥がれる。是非は別にして)、レバーの血で新鮮さを見分けるコツを諭し(血が皿の上で固まる=血小板がちゃんと働くくらい新鮮ということ)、絵を描いてサガリとハラミの違いを教え(サガリとハラミはセット売り。だから混ぜて出す店が多い。ここは違う)、といった具合。部位の見分け方や味なんかももちろん教えてくれます。教養好きには特に楽しいでしょう。
肝心の味はといえば、まず驚いたのはセンマイ。これは絶品。いままで食べた中でもトップクラス。
それとレバーやミノも良かったなぁ。サガリも凄かった。シマチョウ(大腸)も良かった。
あ、あと、タンの根元の片面焼き。両面焼きと両方食べさせてくれるんだけど、片面焼きの素晴らしさには絶句しました。
もちろんふつうの正肉もちゃんとしてました。でも内臓系の驚きに比べると普通だったかも。
値段は、飲んで15000円前後(絶倫コースで)。
内容と話術を入れれば適価かなぁと思うけど、中村店長と相性が悪いひとにとっては高いかも。
まぁお知り合いで常連さんがいらしたら、お願いして一度は連れていってもらうといいかもです。
ここはなんか紹介するのに迷う店なんですねー。
どう書こうかなぁ。
というのも、経験者はみんな「普通に食べると普通の店だけど、常連相手の絶倫コースだけはすごい!」と言うんです。
で、ボクが食べたのも常連相手の「絶倫コース」。
たまたま常連さんと伺ったのでそれが可能だったのですが、このコースは確かに「とってもうまい」のです。んでもって「実に楽しい」。でも普通のひとは食べられないし…、中村店長と相性がうまく合わないと苦痛と化す可能性すらある…。
ということで、常連さんと一緒&中村さんと相性が合う、という前提で限定的に書いてみたいと思います(常連でない人がそのコースを頼んでも「そんなのありません」と素っ気なく言われるそうです。見事に差別する店ですね。そういう店はもともとボクは好きではないので、それも微妙なのですが、それでも書きたくなるくらいうまいし楽しいので)
この店、見た目は普通なのですが、以下の特徴があります。
・絶倫コースで接客してくれる中村店長の話術がすさまじい(漫才系)
・内臓系の新鮮さ&絶品さがすばらしい(マジうまい)
・有名人大好きで店中サインだらけ(ここまで徹してると潔い)
で、まずは中村店長ですね(その話術が受けて、ヤッキー中村という名前でCDを出すくらいです)。
一から十まで面倒を見てくれます。
肉の説明はもちろん、「勉強して帰って」とマニアックな牛肉知識を図解付きでいろいろ教えてくれ、すべての肉を焼いてくれ、ひとり漫才で笑わせてくれ、歌ってくれ、「アレグリア〜」とマジックショーみたいなこともしてくれ、踊ってくれたりもします。
一例をあげると、サガリにワサビをつけながら「♪ワサビ馬鹿よねぇ〜」「♪わーさびピンクのサウスポー」「♪あなたがワサビにくれたもの」とか早口で歌って自分でオチつけてサッと去っていくような。
他にも、卑猥なカタチに切ったミノを箸でつつきながら各国語でもだえて見せたり、大腸の脂に火を移して「アレグリア〜」とか「ハリーポッタ〜」とかやったり、塩を振るのに「ナイアガラ〜」とパフォーマンスにしたり、特製のタレをSTSS(スーパー・トップシークレットソース)と呼んでしつこくギャグにしたり、芸能人があれをこういったこれをああいったといううわさ話をしたり、慣れてくるととても楽しいですね。楽しんだもの勝ち、みたいな。
最後には長さ2メートルのコプチャン(小腸)をイスの上に立って天井の高さから吊るすパフォーマンスをしてくれます。そしてラーメンのあと、単なる明治の棒アイスを「超高級イタリアンジェラート」と呼んで給してくれます。まぁ突き出しから送り出しまで、すべてにギャグ。元気な時でないと反応できないくらいオンパレードです。
で、肉についていろんなTIPSを教えてくれるのもなかなか楽しいです。
つきだしの野菜からしていろんな蘊蓄。その後、テールの脂の剥がれから和牛を論じ(和牛は脂を全身に回しているからテールも剥がれる。是非は別にして)、レバーの血で新鮮さを見分けるコツを諭し(血が皿の上で固まる=血小板がちゃんと働くくらい新鮮ということ)、絵を描いてサガリとハラミの違いを教え(サガリとハラミはセット売り。だから混ぜて出す店が多い。ここは違う)、といった具合。部位の見分け方や味なんかももちろん教えてくれます。教養好きには特に楽しいでしょう。
肝心の味はといえば、まず驚いたのはセンマイ。これは絶品。いままで食べた中でもトップクラス。
それとレバーやミノも良かったなぁ。サガリも凄かった。シマチョウ(大腸)も良かった。
あ、あと、タンの根元の片面焼き。両面焼きと両方食べさせてくれるんだけど、片面焼きの素晴らしさには絶句しました。
もちろんふつうの正肉もちゃんとしてました。でも内臓系の驚きに比べると普通だったかも。
値段は、飲んで15000円前後(絶倫コースで)。
内容と話術を入れれば適価かなぁと思うけど、中村店長と相性が悪いひとにとっては高いかも。
まぁお知り合いで常連さんがいらしたら、お願いして一度は連れていってもらうといいかもです。
posted by さとなお at 17:38| 焼肉・韓国料理
2007年01月15日
いとう:水神月(四谷三丁目)
「千とせ」は知ってましたが、「釜たけうどん」は知りませんでした。
これはとてもありがたい情報と、週末関西にいたので早速訪問してきました。ところが、行ったはいいんですが、閉店時間の一時間前に到着したのにすでに終わりとのこと。一応「東京から来たんですが・・・」と粘ってみましたが(笑)、「また来てくださいね」と軽く言われてしまいました。
ま、閉店後に来た客に対して、また来てくださいとマニュアル的に言われるのはいいんですけど、東京から来たと表明しているぼくに「また来てくださいね」と気軽に言われてもねえ。ちょっと残念。
で、追い討ちで書こうとの目論見は破れてしまったので、四谷三丁目の「水神月」という日本料理店にします。ここは2006年10月ぐらいにオープンしていたようで、ランチをやっているので早速入ってみたら、なんと和惣菜を一枚の大きな皿に、イタリアンのアンティペスト盛合せのごとく並べて出てくるのですね。
出し方といい、大きな皿を見ているだけでも感じられ満腹感といい、加えてそれぞれの素朴な味わいといい、食べ好きの心をつかんでいる店主だなあ・・・、と感心。たまたまパリ在住の友人が来日して四ツ谷に泊まっているとのことで、和食がいいだろうと夜に再訪しました。
夜ならではの照明が生きて内装もぐっと品よく、とても対応のさわやかなスタッフも増えていていい感じ。今の時期鍋のコースもあるようですが、なんとなく昼の惣菜をイメージしつつアラカルトで注文。
夜も同じような惣菜盛や刺身盛があるようなので期待すると、いわゆる和風のしつらえ(別にガッカリするところではないんですが、なんとなく失望したりして)。で、店主に聞けば、日本で15年ほど修業の後、イタリア北部にて、立ち上げから始めて5年間、和食店でシェフをしておられたとのこと。
「鴨の赤ワイン煮バルサミコソース」など、メニューのところどころにイタリアンテイストがあるのは、大皿盛の手法も含めそれが要因なんだなと気づきました。でも奇をてらった創作和食を出すわけではなく、盛付けや味付けは素朴ですが、ちゃんと日本とイタリアの特徴を知り使い分けた展開はなかなかのもので、食べることに貪欲なイタリア人に5年間も向かい合ってこられた気概と経験を感じました。
まだまだ変えていくべき点もあるとは思いますが、リーズナブルだし応援したい店です。それにしても、個人的には四谷三丁目・荒木町界隈は大好きなのに、昨今はかなり寂れた感じがしてとても残念です。
これはとてもありがたい情報と、週末関西にいたので早速訪問してきました。ところが、行ったはいいんですが、閉店時間の一時間前に到着したのにすでに終わりとのこと。一応「東京から来たんですが・・・」と粘ってみましたが(笑)、「また来てくださいね」と軽く言われてしまいました。
ま、閉店後に来た客に対して、また来てくださいとマニュアル的に言われるのはいいんですけど、東京から来たと表明しているぼくに「また来てくださいね」と気軽に言われてもねえ。ちょっと残念。
で、追い討ちで書こうとの目論見は破れてしまったので、四谷三丁目の「水神月」という日本料理店にします。ここは2006年10月ぐらいにオープンしていたようで、ランチをやっているので早速入ってみたら、なんと和惣菜を一枚の大きな皿に、イタリアンのアンティペスト盛合せのごとく並べて出てくるのですね。
出し方といい、大きな皿を見ているだけでも感じられ満腹感といい、加えてそれぞれの素朴な味わいといい、食べ好きの心をつかんでいる店主だなあ・・・、と感心。たまたまパリ在住の友人が来日して四ツ谷に泊まっているとのことで、和食がいいだろうと夜に再訪しました。
夜ならではの照明が生きて内装もぐっと品よく、とても対応のさわやかなスタッフも増えていていい感じ。今の時期鍋のコースもあるようですが、なんとなく昼の惣菜をイメージしつつアラカルトで注文。
夜も同じような惣菜盛や刺身盛があるようなので期待すると、いわゆる和風のしつらえ(別にガッカリするところではないんですが、なんとなく失望したりして)。で、店主に聞けば、日本で15年ほど修業の後、イタリア北部にて、立ち上げから始めて5年間、和食店でシェフをしておられたとのこと。
「鴨の赤ワイン煮バルサミコソース」など、メニューのところどころにイタリアンテイストがあるのは、大皿盛の手法も含めそれが要因なんだなと気づきました。でも奇をてらった創作和食を出すわけではなく、盛付けや味付けは素朴ですが、ちゃんと日本とイタリアの特徴を知り使い分けた展開はなかなかのもので、食べることに貪欲なイタリア人に5年間も向かい合ってこられた気概と経験を感じました。
まだまだ変えていくべき点もあるとは思いますが、リーズナブルだし応援したい店です。それにしても、個人的には四谷三丁目・荒木町界隈は大好きなのに、昨今はかなり寂れた感じがしてとても残念です。
posted by 伊藤章良 at 17:43| 和食(小料理・割烹・郷土料理)
2007年01月10日
さとなお:釜たけうどん(大阪)
「美々卯」ですか。懐かしいですね。
大阪勤務時代はよく行きました。本店は古くて趣きあって良かったです。東京店はどうなのでしょう。ボクもまだ行ったことがありません。
10年くらい前に「美々卯」関係者からメールをいただいたことがあり「うどんすき鍋は鉄鍋を使っています。アルミ、真鍮などなどいろんな素材の鍋で実験したところ、やはり鉄が一番でした」と書いてありました。
また、そばのオススメは「うずらそば」(ざるの熱盛り)だと推薦されました。その後食べに行き、確かになかなか良かったです。
じゃ、ボクも大阪で食べた「うどん」を。
本当はなんばの「千とせ」に、芸人御用達の「肉吸い」を食べに行ったんです。
花紀京が二日酔いのときに注文した「肉うどんのうどん抜き」が、それ以来名物になったという由来の食べ物。ちょっと聞いた感じだと「二日酔いに肉うどんのうどん抜きだ〜?」って感じですが、ボクもずいぶん前に一度半信半疑のままに試してみたら、これが意外といけたんです。だからこないだちょうど二日酔いだったので、ヨチヨチと出かけたわけ。
そしたら閉店だったのですね。がっくし来て、その勢いではす向かいのうどん屋さんにとぼとぼ入りました。
それが「釜たけうどん」。
入ってから「あ、ここって確かさぬきうどんでわりと有名」と気づきました。
生醤油うどんをいただきました。
ちょっとマニアックに言うと、香川の「なかむらのムニムニグニューン」と「鶴丸のグニグニズズーン」を合わせたような食感(わかる人にしかわからない表現)。
なんというか、「ぐっと踏み込む歯をしっかり麺が包み込んで離さない」後ろ髪引かれ系のさぬきうどんでした。うまひひひ。
入口横のテーブルで食べたのだけど、拙著「うまひゃひゃさぬきうどん」が置いてあって、なんか懐かしかったです(笑
東京の家に帰ってから、ふと思い出してメールの受信簿を検索してみたら、約6年前にこの店をやっている方からメールをいただいていたのでした。
といっても、そのころはまだお店をされていませんでした。「たけちゃんの大阪讃岐うどん情報」というマニアックなとてもいい食べ歩きサイトをやっておられたんですね(現在も続いてます)。その後、好きが高じてさぬきうどん屋さんを始めた、ということみたいです(お店のサイトはこちら)。
これだけうどんを食べ歩き、いまでも研究熱心に休日を惜しんで食べ歩いている方が作るさぬきうどん、そりゃおいしいに決まってますね。
大阪勤務時代はよく行きました。本店は古くて趣きあって良かったです。東京店はどうなのでしょう。ボクもまだ行ったことがありません。
10年くらい前に「美々卯」関係者からメールをいただいたことがあり「うどんすき鍋は鉄鍋を使っています。アルミ、真鍮などなどいろんな素材の鍋で実験したところ、やはり鉄が一番でした」と書いてありました。
また、そばのオススメは「うずらそば」(ざるの熱盛り)だと推薦されました。その後食べに行き、確かになかなか良かったです。
じゃ、ボクも大阪で食べた「うどん」を。
本当はなんばの「千とせ」に、芸人御用達の「肉吸い」を食べに行ったんです。
花紀京が二日酔いのときに注文した「肉うどんのうどん抜き」が、それ以来名物になったという由来の食べ物。ちょっと聞いた感じだと「二日酔いに肉うどんのうどん抜きだ〜?」って感じですが、ボクもずいぶん前に一度半信半疑のままに試してみたら、これが意外といけたんです。だからこないだちょうど二日酔いだったので、ヨチヨチと出かけたわけ。
そしたら閉店だったのですね。がっくし来て、その勢いではす向かいのうどん屋さんにとぼとぼ入りました。
それが「釜たけうどん」。
入ってから「あ、ここって確かさぬきうどんでわりと有名」と気づきました。
生醤油うどんをいただきました。
ちょっとマニアックに言うと、香川の「なかむらのムニムニグニューン」と「鶴丸のグニグニズズーン」を合わせたような食感(わかる人にしかわからない表現)。
なんというか、「ぐっと踏み込む歯をしっかり麺が包み込んで離さない」後ろ髪引かれ系のさぬきうどんでした。うまひひひ。
入口横のテーブルで食べたのだけど、拙著「うまひゃひゃさぬきうどん」が置いてあって、なんか懐かしかったです(笑
東京の家に帰ってから、ふと思い出してメールの受信簿を検索してみたら、約6年前にこの店をやっている方からメールをいただいていたのでした。
といっても、そのころはまだお店をされていませんでした。「たけちゃんの大阪讃岐うどん情報」というマニアックなとてもいい食べ歩きサイトをやっておられたんですね(現在も続いてます)。その後、好きが高じてさぬきうどん屋さんを始めた、ということみたいです(お店のサイトはこちら)。
これだけうどんを食べ歩き、いまでも研究熱心に休日を惜しんで食べ歩いている方が作るさぬきうどん、そりゃおいしいに決まってますね。
posted by さとなお at 23:30| 蕎麦・うどん
2007年01月08日
いとう:美々卯(大阪)
さとなおさん、今年もよろしくお願いします。
正月休みが終わったと思ったら、また三連休。どうも締まらず、だらだらと過ごしてしまいました。
>今日は北新地の「甚五郎」。
四つ橋筋から新地本通りを入ってすぐの左側に、素晴らしい木彫看板の古い一軒家割烹があるのですが、そこです。
そんな昔からあるなら、大阪で過ごしていたときも何度も前を通っていたかと思うんですが、まったく知りませんでした。興味津々です。
>ちなみにこの店、「キュウリ巻き」発祥の店らしいです。
関西人って、カッパ巻とは決して言わないので(というか、とても違和感があったので)合点がいきました。左甚五郎は大阪出身ですし、お店の名前は納得できるんですが(笑)。
では、ぼくももう少し大阪の店を。
ただ「甚五郎」ほどレアじゃなく東京にもたくさん支店があるので、随分とイメージは異なるんです・・・。
「美々卯」。大阪発祥の麺の店ですが、東京にも渋谷や新宿などの交通至便な場所に5軒も店舗があるんですね(東京では行ったことがないので、同じダシかどうか分からないんですけど)。登録商標でもある「うどんすき」で有名な店。でも基本はそば屋のようで、年末の大阪ニュースでは必ずこの店の年越しそばを売るシーンが流れます。でも、やっぱりここは「うどんすき」。突然食べたくなるんですね、いわゆるおせちに飽きたら・・・というヤツ。
まず、たたいてカーブをつけたという特製の鍋と、たっぷりと注がれる黄金色のダシがいい。カツオの香り高く(讃岐うどんは昆布ダシなので、大阪のうどんとの違いをそこに感じます)塩もしっかり効いていて、まだ沸騰する前からそのダシをつまみに飲み始めます。
いっしょに炊き込む魚介類や野菜も充分に吟味されていて美味。うどんはかなり太めで、煮込むにつれて表面がユルくなりダシとうまく絡みます。
それと、スタッフのホスピタリティの高さにも改めて感心。正月で忙しく、しかもわがままな客一組一組に対しても、実にていねいで過不足のないサービスを実践していました。今年は東京の店ものぞいてみたい、と思った次第です。
正月休みが終わったと思ったら、また三連休。どうも締まらず、だらだらと過ごしてしまいました。
>今日は北新地の「甚五郎」。
四つ橋筋から新地本通りを入ってすぐの左側に、素晴らしい木彫看板の古い一軒家割烹があるのですが、そこです。
そんな昔からあるなら、大阪で過ごしていたときも何度も前を通っていたかと思うんですが、まったく知りませんでした。興味津々です。
>ちなみにこの店、「キュウリ巻き」発祥の店らしいです。
関西人って、カッパ巻とは決して言わないので(というか、とても違和感があったので)合点がいきました。左甚五郎は大阪出身ですし、お店の名前は納得できるんですが(笑)。
では、ぼくももう少し大阪の店を。
ただ「甚五郎」ほどレアじゃなく東京にもたくさん支店があるので、随分とイメージは異なるんです・・・。
「美々卯」。大阪発祥の麺の店ですが、東京にも渋谷や新宿などの交通至便な場所に5軒も店舗があるんですね(東京では行ったことがないので、同じダシかどうか分からないんですけど)。登録商標でもある「うどんすき」で有名な店。でも基本はそば屋のようで、年末の大阪ニュースでは必ずこの店の年越しそばを売るシーンが流れます。でも、やっぱりここは「うどんすき」。突然食べたくなるんですね、いわゆるおせちに飽きたら・・・というヤツ。
まず、たたいてカーブをつけたという特製の鍋と、たっぷりと注がれる黄金色のダシがいい。カツオの香り高く(讃岐うどんは昆布ダシなので、大阪のうどんとの違いをそこに感じます)塩もしっかり効いていて、まだ沸騰する前からそのダシをつまみに飲み始めます。
いっしょに炊き込む魚介類や野菜も充分に吟味されていて美味。うどんはかなり太めで、煮込むにつれて表面がユルくなりダシとうまく絡みます。
それと、スタッフのホスピタリティの高さにも改めて感心。正月で忙しく、しかもわがままな客一組一組に対しても、実にていねいで過不足のないサービスを実践していました。今年は東京の店ものぞいてみたい、と思った次第です。
posted by 伊藤章良 at 23:15| 蕎麦・うどん
2007年01月03日
さとなお:甚五郎(大阪)
伊藤さん、あけましておめでとうございます。
今年も楽しく食べましょうね。
> 2006年イタリアンを「ヴォーロ・コズィ」で締めくくろうカナとも思ったのですが、
> 今年を象徴する店として語りつくされている感があるし、
> すばらしいすばらしいと絶賛するのももういいかな、
> と思ったので、大阪続きでいきます。
そんなこと言わずに「ヴォーロ・コズィ」書いてくださいね。ボクまだ行ってないし。
じゃ、新年一番、ボクも大阪つながりで行きます。
今日は北新地の「甚五郎」。
四つ橋筋から新地本通りを入ってすぐの左側に、素晴らしい木彫看板の古い一軒家割烹があるのですが、そこです。昭和4年からそこでやっている老舗なのに、意外と知られていないんですよね。ボクの周りでも入ったことある人少ないです。
ここ、雰囲気が本当にいいんですよ。
古いけど清潔な店内。趣がある設え。白いカバーつきのイス。よく手入れがされた厨房。佇まいがとてもいいんです。そして接客はおばあちゃんたち。料理人はおじいちゃんひとり。サービスはあまり気がつかないし、料理の出も決して早くないけど、なんだかゆったりほんわかしていて、とてもくつろげます。
カウンターとテーブル。
カウンターでひとり飲んでると時の流れを忘れますね。
ちなみにこの店、「キュウリ巻き」発祥の店らしいです。
もともとのもともとは屋台の鮨屋だったらしく、そこで初代が編み出したのがキュウリ巻き。
だから登録商標を持っているんですね。「他の鮨屋もマネして作りはったんやけど、キュウリ巻きという言葉を使えんで、困って苦肉の策で『カッパ巻き』という言葉をひねりだしはったんやねぇ」とご主人が語ってくれました。
カッパ巻きという言葉もこの店あってのものだったんですね(笑)
ちなみに話の流れで店名についても聞いてみたら、店名は伝説の職人「左甚五郎」から取ったらしいです。例の日光東照宮の。あの名人甚五郎のように器用に料理が作れるように、という初代の願いが入っていると言っていました。
余談ですが、カッパ(河童)って左甚五郎が創造した人造人間だという伝説が残っているんですね。カッパ周りに縁がある店だなぁ(笑)
料理は野菜の炊き合わせや煮魚みたいなのがとても上品でうまいです。
「炊いたん」と「煮たん」ですね。
もともと鮨割烹だったと聞いたので鮨も頼んでみましたが、タネも酢飯も大振りで武骨な鮨でした。屋台っぽい昔味でしたが、現代ではバランスはもうひとつ。だからここは「炊いたん」と「煮たん」がオススメ。あ、刺身や寄せ鍋も良いです。
発祥であるキュウリ巻きは、海苔を一周半使うので多少食感が悪いんだけど、素朴でよいです。特にその歴史とともに食べるとうれしい感じですね。
きちんとした歴史ある割烹で、雰囲気も抜群なのに、本当に気軽で楽ちんな店。大阪っぽくてとてもいいなぁと思います。値段もそんなに高くなく、5000円〜8000円くらいで収まります(もちろんいっぱい食べたら知りませんが)。
ネットで検索しても書いている人が全然いないのがとっても意外な店のひとつです。
今年も楽しく食べましょうね。
> 2006年イタリアンを「ヴォーロ・コズィ」で締めくくろうカナとも思ったのですが、
> 今年を象徴する店として語りつくされている感があるし、
> すばらしいすばらしいと絶賛するのももういいかな、
> と思ったので、大阪続きでいきます。
そんなこと言わずに「ヴォーロ・コズィ」書いてくださいね。ボクまだ行ってないし。
じゃ、新年一番、ボクも大阪つながりで行きます。
今日は北新地の「甚五郎」。
四つ橋筋から新地本通りを入ってすぐの左側に、素晴らしい木彫看板の古い一軒家割烹があるのですが、そこです。昭和4年からそこでやっている老舗なのに、意外と知られていないんですよね。ボクの周りでも入ったことある人少ないです。
ここ、雰囲気が本当にいいんですよ。
古いけど清潔な店内。趣がある設え。白いカバーつきのイス。よく手入れがされた厨房。佇まいがとてもいいんです。そして接客はおばあちゃんたち。料理人はおじいちゃんひとり。サービスはあまり気がつかないし、料理の出も決して早くないけど、なんだかゆったりほんわかしていて、とてもくつろげます。
カウンターとテーブル。
カウンターでひとり飲んでると時の流れを忘れますね。
ちなみにこの店、「キュウリ巻き」発祥の店らしいです。
もともとのもともとは屋台の鮨屋だったらしく、そこで初代が編み出したのがキュウリ巻き。
だから登録商標を持っているんですね。「他の鮨屋もマネして作りはったんやけど、キュウリ巻きという言葉を使えんで、困って苦肉の策で『カッパ巻き』という言葉をひねりだしはったんやねぇ」とご主人が語ってくれました。
カッパ巻きという言葉もこの店あってのものだったんですね(笑)
ちなみに話の流れで店名についても聞いてみたら、店名は伝説の職人「左甚五郎」から取ったらしいです。例の日光東照宮の。あの名人甚五郎のように器用に料理が作れるように、という初代の願いが入っていると言っていました。
余談ですが、カッパ(河童)って左甚五郎が創造した人造人間だという伝説が残っているんですね。カッパ周りに縁がある店だなぁ(笑)
料理は野菜の炊き合わせや煮魚みたいなのがとても上品でうまいです。
「炊いたん」と「煮たん」ですね。
もともと鮨割烹だったと聞いたので鮨も頼んでみましたが、タネも酢飯も大振りで武骨な鮨でした。屋台っぽい昔味でしたが、現代ではバランスはもうひとつ。だからここは「炊いたん」と「煮たん」がオススメ。あ、刺身や寄せ鍋も良いです。
発祥であるキュウリ巻きは、海苔を一周半使うので多少食感が悪いんだけど、素朴でよいです。特にその歴史とともに食べるとうれしい感じですね。
きちんとした歴史ある割烹で、雰囲気も抜群なのに、本当に気軽で楽ちんな店。大阪っぽくてとてもいいなぁと思います。値段もそんなに高くなく、5000円〜8000円くらいで収まります(もちろんいっぱい食べたら知りませんが)。
ネットで検索しても書いている人が全然いないのがとっても意外な店のひとつです。
posted by さとなお at 22:00| 和食(小料理・割烹・郷土料理)