関西系で「葉隠」つうと、やっぱり「はがくれ」を思いますよねぇ。
そういえばとろろコブは東京ではあまり出ませんね。大阪のうどん屋で飲むときなど、とろろコブだけ別盛りでオーダーして酒飲んでましたっけ。
ところで。
スープカレー、また行ってきました。
札幌直前予習第3弾。ここ数日で「スープ食堂 心」初訪、「ガネー舎」再訪、そしてやっと本命の「マジック・スパイス」に行けました。
渋谷に用事があったのでちょっと足を伸ばして下北沢まで。12時少し前に入ったけど、なんとか座れました。
食べたのはチキンの「極楽」にマイタケをトッピングしたもの。
この店はですね、辛さが7段階あるんだけど、その名付けがすごい。覚醒、瞑想、悶絶、涅槃、極楽、天空、虚空と辛くなっていきます(裏メニューとしてもう一段階上もあるようですが)。極楽は大辛の下くらいかな。ボクとしてはもう少し辛くてもいけるので、次に食べる時は天空か虚空だと思います。ここのスープカレーは辛めの方が絶対うまいです。自分がいける最大限に辛いのを食べるのをオススメします(ということは数回行かないとわからない)。
それにしても、ボクはこの店でスープカレーをめちゃめちゃ見直しました(札幌では35年前からあるようなので「何を今更」という方も多いとは思いますが)。
びっくりした。うまいですねぇ。これならトムヤンクンと並んで世界三大スープにエントリーできるのではないかとすら思ったです。トムヤンクンに負けていない。スープの完成度が高い。あえて言えば後味が多少丸いのが気になるけど(尖った良さが消えて丸くなっていくのが早い)、それでも完成度が高いなぁと感心しました。
で、思ったのだけど(さなメモにも同じこと書いたけど)、スープカレーって完成度が高いとご飯はいらないなぁと思いました。
ご飯(ターメリック・ライス)が出てくるのでスプーンに載せてスープに漬けて食べるんだけど、そんなことわざわざしないでスープだけ食べていたい感じになります。
普通のカレーが「ご飯を最大限おいしく食べるライス料理」だとすると、スープカレーは「具を最大限おいしく食べるスープ料理」という印象ですね。主役が違う別物。というか、スープカレーを食べて初めて「普通のカレーってご飯が主役だったんだ!」と気付いた感じです。
店内の独特なセンスも馴れてくると楽しいです。サービスも親切丁寧で元気いっぱい。ちょっと当て字とかのセンスがどうかなぁと思いつつ、気に入ってしまいました。
あぁ、札幌行きが楽しみになって来ました。4軒くらいに止めておこうと思ったけど、6軒くらいは行こうかな。
ちなみにこの「マジック・スパイス」、大阪のJR難波駅近くにも支店が出来たようです。
2006年09月29日
さとなお:マジック・スパイス(下北沢)
posted by さとなお at 08:43| カレー
2006年09月28日
いとう:葉隠(赤坂見附)
>具を食べさせるという意味ではとっても優れた料理であるスープカレー。
「新しい」「珍しい」だけでは終わらない素晴らしさがあると思いますが、最近では新店ラッシュですので、これからは質の勝負ですね。楽しみです。
スープカレー、本格的なものはあまり食べたことがないんですが、数少ない経験から言うと、「具を食べさせる」という感覚をぼくも持ちました。和食で言う炊き合わせみたいな。札幌の報告楽しみにしております。
郷土色豊かな料理ということで、新しバージョンではないんですが、今回は関西風のうどんを取り上げてみます。赤坂見附にわりと最近できた、手打ちうどん「葉隠」。
赤坂見附駅から程近いビルの地下。20席ほどの小さなスペース。ここは元々そば屋だったような記憶がありますが以前の店は未訪。はがくれというと、大阪人なら「おおっ、もしかしてあの名店?」との予感あり。で、ぼくもそんな期待を持ったひとりです。でも、店主が急がしそうで確認こそできませんでしたが、うどんのタイプからすると大阪の「はがくれ」とは残念ながら違いました。
選んだのは肉うどん。メニューにわざわざ「牛肉」と書いてあります(関西人にとって、肉うどん・肉そばの肉とは牛肉なんですが、こちらの場合は豚肉なので。
関西人が東京に来て焼肉定食を頼んだら豚肉だったと怒る笑い話がありますよね。ただ、東京でも焼肉は牛なんですけど)。
甘辛く煮込んだ牛バラ肉がうどん鉢の全面にトッピングしてあり、それと絡めてうどんをすすれば、まさに大阪の肉うどん。強烈に上質の味かと問われるとつらいですけど、ホッとする柔らかなテイスト。
大阪の家庭では、家でうどんを作ると必ず母親が「とろろコブも入れや」というのですが(もちろん我が家も)、「葉隠」ではとろろ昆布入れ放題。そんな気配りも感涙でした(でも、高価なものなので、このサービスがいつまで続くかは保証できないなあ)。
「新しい」「珍しい」だけでは終わらない素晴らしさがあると思いますが、最近では新店ラッシュですので、これからは質の勝負ですね。楽しみです。
スープカレー、本格的なものはあまり食べたことがないんですが、数少ない経験から言うと、「具を食べさせる」という感覚をぼくも持ちました。和食で言う炊き合わせみたいな。札幌の報告楽しみにしております。
郷土色豊かな料理ということで、新しバージョンではないんですが、今回は関西風のうどんを取り上げてみます。赤坂見附にわりと最近できた、手打ちうどん「葉隠」。
赤坂見附駅から程近いビルの地下。20席ほどの小さなスペース。ここは元々そば屋だったような記憶がありますが以前の店は未訪。はがくれというと、大阪人なら「おおっ、もしかしてあの名店?」との予感あり。で、ぼくもそんな期待を持ったひとりです。でも、店主が急がしそうで確認こそできませんでしたが、うどんのタイプからすると大阪の「はがくれ」とは残念ながら違いました。
選んだのは肉うどん。メニューにわざわざ「牛肉」と書いてあります(関西人にとって、肉うどん・肉そばの肉とは牛肉なんですが、こちらの場合は豚肉なので。
関西人が東京に来て焼肉定食を頼んだら豚肉だったと怒る笑い話がありますよね。ただ、東京でも焼肉は牛なんですけど)。
甘辛く煮込んだ牛バラ肉がうどん鉢の全面にトッピングしてあり、それと絡めてうどんをすすれば、まさに大阪の肉うどん。強烈に上質の味かと問われるとつらいですけど、ホッとする柔らかなテイスト。
大阪の家庭では、家でうどんを作ると必ず母親が「とろろコブも入れや」というのですが(もちろん我が家も)、「葉隠」ではとろろ昆布入れ放題。そんな気配りも感涙でした(でも、高価なものなので、このサービスがいつまで続くかは保証できないなあ)。
posted by 伊藤章良 at 17:44| 蕎麦・うどん
2006年09月26日
さとなお:ガネー舎(新橋)
> 誤解を恐れず個人的な意見を言わせていただくと、
> こういったイタリアンって「新しそうで、実はもう古いよなー」と、
> 残念ながら思ってしまうんですね。
> 伝統的なものはいつまでも古くならないけど、新しいものはいつか古くなるわけで。
同感です。
個人サイトのリニューアルのために昔行った店の記述を集中的に見直しているのですが、昔「新しい」「珍しい」「お洒落」と喜んだ店とか食材が現在では「とっても普通のこと」になっているのを目の当たりにして、流行とか時の流れって怖いなと実感しました。昔新しかった店ほど古く感じちゃいますね。
あと、以前は「存在自体がユニークだった」という店もいろいろありました。
たとえばまだタイ料理店があまりなかったときは、タイ料理を出している、というだけでその店は話題になっていたり。でもこれだけ店が増えてくると今度はその「質」を求められるので、いきなり苦戦しはじめる。そういう店も多かったですね。「当時は都内で○○を出している店はここだけだった」とか過去のコメントに注釈を入れないといけない感じ。
さて。
つい数年前までは東京23区内で元祖札幌の流れを汲む本格的なスープカレーを出している店は新橋の「ガネー舎」だけだったらしいです。
この店の店主が修行した国立の「TONZI」(閉店?)は札幌のスープカレーの元祖「アジャンタ」の弟子なので、そういう意味ではスープカレーの源流に近い味ではあるみたいです。「アジャンタ」も「TONZI」も薬膳カレーを名乗っているので、ここも味は薬膳系かな。食べ終わってしばらくすると漢方系っぽい香りが口の中に広がります。具もたくさん食べられるし、スパイスの香りも心地いい。なかなかうまいです。
ただ、ご飯(ターメリック・ライス?)と合わせると多少スープが負けますね。味が拡散してマイルドになり、印象が弱まる。数日前に下北沢で食べた「カレー食堂 心」でもそんな印象を持ったので、基本的にスープカレーとはそういう傾向があるのかもしれません(スープ自体で料理として完成している、という意味で)。来週札幌に行っていろいろ食べてくるので、その辺の傾向は自分の舌で確かめてきますが。
具を食べさせるという意味ではとっても優れた料理であるスープカレー。
「新しい」「珍しい」だけでは終わらない素晴らしさがあると思いますが、最近では新店ラッシュですので、これからは質の勝負ですね。楽しみです。
> こういったイタリアンって「新しそうで、実はもう古いよなー」と、
> 残念ながら思ってしまうんですね。
> 伝統的なものはいつまでも古くならないけど、新しいものはいつか古くなるわけで。
同感です。
個人サイトのリニューアルのために昔行った店の記述を集中的に見直しているのですが、昔「新しい」「珍しい」「お洒落」と喜んだ店とか食材が現在では「とっても普通のこと」になっているのを目の当たりにして、流行とか時の流れって怖いなと実感しました。昔新しかった店ほど古く感じちゃいますね。
あと、以前は「存在自体がユニークだった」という店もいろいろありました。
たとえばまだタイ料理店があまりなかったときは、タイ料理を出している、というだけでその店は話題になっていたり。でもこれだけ店が増えてくると今度はその「質」を求められるので、いきなり苦戦しはじめる。そういう店も多かったですね。「当時は都内で○○を出している店はここだけだった」とか過去のコメントに注釈を入れないといけない感じ。
さて。
つい数年前までは東京23区内で元祖札幌の流れを汲む本格的なスープカレーを出している店は新橋の「ガネー舎」だけだったらしいです。
この店の店主が修行した国立の「TONZI」(閉店?)は札幌のスープカレーの元祖「アジャンタ」の弟子なので、そういう意味ではスープカレーの源流に近い味ではあるみたいです。「アジャンタ」も「TONZI」も薬膳カレーを名乗っているので、ここも味は薬膳系かな。食べ終わってしばらくすると漢方系っぽい香りが口の中に広がります。具もたくさん食べられるし、スパイスの香りも心地いい。なかなかうまいです。
ただ、ご飯(ターメリック・ライス?)と合わせると多少スープが負けますね。味が拡散してマイルドになり、印象が弱まる。数日前に下北沢で食べた「カレー食堂 心」でもそんな印象を持ったので、基本的にスープカレーとはそういう傾向があるのかもしれません(スープ自体で料理として完成している、という意味で)。来週札幌に行っていろいろ食べてくるので、その辺の傾向は自分の舌で確かめてきますが。
具を食べさせるという意味ではとっても優れた料理であるスープカレー。
「新しい」「珍しい」だけでは終わらない素晴らしさがあると思いますが、最近では新店ラッシュですので、これからは質の勝負ですね。楽しみです。
posted by さとなお at 12:57| カレー
2006年09月23日
いとう:タツヤ・カワゴエ(代官山)
>さて、それでは「かどわき」。
移転する前は行ったことがあるんですが、移転後は未訪です。
随分前であまり覚えておらず。でも、そのころはあまりTOO MUCHでもなかったような・・・。ただ、「誰にこの店の事を聞いたのか」しつこく問われたことを鮮明に記憶していて、ご主人は神経質な方なのかなあと感じたぐらい。
>ここを最高に美味しいという方が多くいらっしゃることはよくわかっています。東京一という方もいらっしゃいます。それもわかってます。
そうなんですか。ぼくのまわりではここを東京一といった方はいないなあ。でもさとなおさんのお話を聞いていると、東京「らしい」店としてはカナリの線です。
シェフの名前店名でどこかないかなあ、と逡巡していてあっという間に数日経ってしまいました(汗)。さとなおさんが和食の店を続けたので、ぼくは洋で攻めようと思いつつ、洋食系のほうが数が少ないことに気がついた次第(笑)。
で、訪問は少し前なんですが「タツヤ・カワゴエ」。こちらの店は学芸大学の方から恵比寿に進出してきて話題を呼んだ後、なぜか突然恵比寿の店を閉めて2ヶ月後に裏代官山に移転。その事情は存じ上げないですが、当初恵比寿の店を予約していて突然伺えなくなってしまった経験者の一人としては、お気の毒、かつとてもていねいな連絡対応でした。
そして改めて、代官山の「タツヤ・カワゴエ」。間仕切りの多い入り組んだ空間でシークレットな趣きもあるけど、たまたま(その日がそうでした)となりにうるさい客が来ると騒音の抜けが全くなく、当方のテープルにもろかぶり(まあ、不運でした)。
選んだコース料理は、凝った(食べにくい)器に軽い線の細い健康的な前菜が少量ずつ何皿か登場。その後パスタ、デザート。終わった後、「じゃもう一周」みたいな声が女性からも出ました(笑)。中にはウマイ皿もあるんですが、「あ、いいな」と気づいたあたりでなくなってしまい堪能するまでいたりません。
また、誤解を恐れず個人的な意見を言わせていただくと、こういったイタリアンって「新しそうで、実はもう古いよなー」と、残念ながら思ってしまうんですね。伝統的なものはいつまでも古くならないけど、新しいものはいつか古くなるわけで。
ラテン民族の料理らしい熱さとか艶っぼさとか、イタリアンにはやはりそういった息吹が見え隠れするテイストが欲しいなと、最近は特に思います。
移転する前は行ったことがあるんですが、移転後は未訪です。
随分前であまり覚えておらず。でも、そのころはあまりTOO MUCHでもなかったような・・・。ただ、「誰にこの店の事を聞いたのか」しつこく問われたことを鮮明に記憶していて、ご主人は神経質な方なのかなあと感じたぐらい。
>ここを最高に美味しいという方が多くいらっしゃることはよくわかっています。東京一という方もいらっしゃいます。それもわかってます。
そうなんですか。ぼくのまわりではここを東京一といった方はいないなあ。でもさとなおさんのお話を聞いていると、東京「らしい」店としてはカナリの線です。
シェフの名前店名でどこかないかなあ、と逡巡していてあっという間に数日経ってしまいました(汗)。さとなおさんが和食の店を続けたので、ぼくは洋で攻めようと思いつつ、洋食系のほうが数が少ないことに気がついた次第(笑)。
で、訪問は少し前なんですが「タツヤ・カワゴエ」。こちらの店は学芸大学の方から恵比寿に進出してきて話題を呼んだ後、なぜか突然恵比寿の店を閉めて2ヶ月後に裏代官山に移転。その事情は存じ上げないですが、当初恵比寿の店を予約していて突然伺えなくなってしまった経験者の一人としては、お気の毒、かつとてもていねいな連絡対応でした。
そして改めて、代官山の「タツヤ・カワゴエ」。間仕切りの多い入り組んだ空間でシークレットな趣きもあるけど、たまたま(その日がそうでした)となりにうるさい客が来ると騒音の抜けが全くなく、当方のテープルにもろかぶり(まあ、不運でした)。
選んだコース料理は、凝った(食べにくい)器に軽い線の細い健康的な前菜が少量ずつ何皿か登場。その後パスタ、デザート。終わった後、「じゃもう一周」みたいな声が女性からも出ました(笑)。中にはウマイ皿もあるんですが、「あ、いいな」と気づいたあたりでなくなってしまい堪能するまでいたりません。
また、誤解を恐れず個人的な意見を言わせていただくと、こういったイタリアンって「新しそうで、実はもう古いよなー」と、残念ながら思ってしまうんですね。伝統的なものはいつまでも古くならないけど、新しいものはいつか古くなるわけで。
ラテン民族の料理らしい熱さとか艶っぼさとか、イタリアンにはやはりそういった息吹が見え隠れするテイストが欲しいなと、最近は特に思います。
posted by 伊藤章良 at 22:06| イタリアン
2006年09月19日
さとなお:かどわき(麻布)
あぁ、噂でしか知りませんでした。>「トシ・ヨロイヅカ」
スウィーツに40分並ぶなんて、今のボクでは考えられません。
それはよっぽどの「愛」がありますね? 伊藤さん!(問詰)
さて、それでは「かどわき」。
ここを最高に美味しいという方が多くいらっしゃることはよくわかっています。
東京一という方もいらっしゃいます。それもわかってます。
というか、美味しい。逆らいようがない美味。ある意味極楽。
でもねぇ、個人サイトの方にも書いたけど、数年前の巨人の野球みたいな感じなんですよ。
他チームの主力打者を抜いてきて一番から九番までずらりと並べたあの頃の巨人。でも野球はつまらなかった。あれ? 野球ってこんなに詰まらなかったっけ? みたいな感じが個人的にはあった。この店もボクにとってはそんな感じだったんです。
松茸。ふぐ。ハモ。松茸。牛肉。子持ち鮎。松茸。トリュフ。トリュフ。トリュフ。
ホームラン狙いの四番打者がズラリと続きます。
こういうのを食べると、一番には一番の仕事があり、二番には二番の仕事があるんだなぁ、とか実感します。出てくる料理が長距離砲ばかりだと食べててこんなに疲れるんだぁ…という感じ。
いい店なんですよ。
もちろんあの頃の巨人打線が好きな人もいるわけで、そういう人にとってはたまらない魅力があると思います。実際、他のお客さんは唸ったり叫んだりして喜んでました。小さな店なので、そういうニーズにしっかり応えているだけで満席になります。つまり「かどわきのお客さん」の期待には十二分に応えている。そういう意味でもいい店です。
あとは個人の相性ですね。
ボクには少し贅沢すぎるというか、TOO MUCH感がありました。食べ進むに従って不思議な感覚に襲われました。「外食にも飽きたなぁ」みたいな溜め息をつくような感覚。家で玄米と味噌汁と目刺しと納豆とお新香を食べたいなぁみたいな感覚。たぶんボクには合わなかった、ということだと思います。ボクは「かどわきのお客さん」ではなかった、と。
客層も相当きらびやかですので、あの店に行くと「謙虚」になりますね(笑)。
地に足をつけて地味に生きて行こう、とか思いました。
スウィーツに40分並ぶなんて、今のボクでは考えられません。
それはよっぽどの「愛」がありますね? 伊藤さん!(問詰)
さて、それでは「かどわき」。
ここを最高に美味しいという方が多くいらっしゃることはよくわかっています。
東京一という方もいらっしゃいます。それもわかってます。
というか、美味しい。逆らいようがない美味。ある意味極楽。
でもねぇ、個人サイトの方にも書いたけど、数年前の巨人の野球みたいな感じなんですよ。
他チームの主力打者を抜いてきて一番から九番までずらりと並べたあの頃の巨人。でも野球はつまらなかった。あれ? 野球ってこんなに詰まらなかったっけ? みたいな感じが個人的にはあった。この店もボクにとってはそんな感じだったんです。
松茸。ふぐ。ハモ。松茸。牛肉。子持ち鮎。松茸。トリュフ。トリュフ。トリュフ。
ホームラン狙いの四番打者がズラリと続きます。
こういうのを食べると、一番には一番の仕事があり、二番には二番の仕事があるんだなぁ、とか実感します。出てくる料理が長距離砲ばかりだと食べててこんなに疲れるんだぁ…という感じ。
いい店なんですよ。
もちろんあの頃の巨人打線が好きな人もいるわけで、そういう人にとってはたまらない魅力があると思います。実際、他のお客さんは唸ったり叫んだりして喜んでました。小さな店なので、そういうニーズにしっかり応えているだけで満席になります。つまり「かどわきのお客さん」の期待には十二分に応えている。そういう意味でもいい店です。
あとは個人の相性ですね。
ボクには少し贅沢すぎるというか、TOO MUCH感がありました。食べ進むに従って不思議な感覚に襲われました。「外食にも飽きたなぁ」みたいな溜め息をつくような感覚。家で玄米と味噌汁と目刺しと納豆とお新香を食べたいなぁみたいな感覚。たぶんボクには合わなかった、ということだと思います。ボクは「かどわきのお客さん」ではなかった、と。
客層も相当きらびやかですので、あの店に行くと「謙虚」になりますね(笑)。
地に足をつけて地味に生きて行こう、とか思いました。
posted by さとなお at 09:20| 和食(小料理・割烹・郷土料理)
2006年09月18日
いとう:トシ・ヨロイヅカ(恵比寿)
>とても真摯で誠実な料理でした。
全体を通してやさしくて静かな料理。味のバリエはよく考えられていて、コースの流れが自然で良かったです。
同感ですね。笹田ご夫妻のお人柄もあるのでしょうか。すべての料理がすすっと入ってくるので、山がない、というか押しがないとも感じたことがあります。ただ、「どうだ、オレの料理は!!」な料理人が軒を連ねる中で、ずーっとホッしていられる、とても穏やかな空間なのだと思います。
「和」本来の妙味みたいなものかなあ。
>ところが最後にいきなりすっごい山が!
もしかしたら「笹田」さんに失礼になっちゃうかもしれないけど、なによりも印象に残ったのは〆の「土鍋ご飯」。
そうでしたか。
実はぼくは「笹田」で土鍋ご飯を食べたことがありません(残念)。
というか、どうしてもすっぽんを選んでしまうんですね。てもすっぽんも間違いなく大きな山だとは確信しているんですが。
では、ぼくも名前店名つながりで。絶好調のスイーツ「トシ・ヨロイヅカ」です。ここは恵比寿と広尾との中間辺り、ニンニク通りと称しても過言ではない強烈な匂いを漂わせるモツ鍋「蟻月」の斜め前にあります。
恵比寿という街には、「キムカツ」とか「俺のハンバーグ山本」とか、ラーメン店以外で毎日列をなしている店が本当に多いですが、「トシ・ヨロイヅカ」もその一軒。ある場所にお持ちする手土産に「何がいいですか」と聞いたところ、「トシ・ヨロイヅカ」のケーキ、とのリクエストだったので向かったのですが、なにか理由がなければ行かないような場所に長蛇の列。ケーキを購入するだけで40分も待たなければなりません(中に5席ほどのイートインコーナーもあるのそうですが、そこは3時間待ちとか。でも待っている人が何組もいました)。また、1人の人が大量に買うので、ショーケース内のケーキが見る見るうちになくなっていきます。
スタッフは平身低頭で謝り続け、何度もトシ氏が外に出てきては並んでいる客と写真を撮ったりとファンサービスもたっぷり。新たに客が来てはスタッフのこちらでお並びくださいの言葉に呆れ、きびすを返す人も多数。
やっと40分を過ぎて店内に。で、またまた気づいたんですが、回転も悪いんですよ。おいしそうなケーキを目の前にして、ずっとあれこれ悩んで決まらない女性が大半・・・。
スタッフの言葉遣いや購入の際の対応など、本当に申し分なく気持ちのいいものでしたが、あんなに並んでいるんだから、逆にもう少し荒っぽくても、手際よくデパチカのようにこなしていった方がいいんじゃないかなあ・・・。
ところで結局そのケーキ、ぼくは食べなかったんですが、食べた方の話によるとむちゃくちゃ美味しかったようです。さすがですね。
全体を通してやさしくて静かな料理。味のバリエはよく考えられていて、コースの流れが自然で良かったです。
同感ですね。笹田ご夫妻のお人柄もあるのでしょうか。すべての料理がすすっと入ってくるので、山がない、というか押しがないとも感じたことがあります。ただ、「どうだ、オレの料理は!!」な料理人が軒を連ねる中で、ずーっとホッしていられる、とても穏やかな空間なのだと思います。
「和」本来の妙味みたいなものかなあ。
>ところが最後にいきなりすっごい山が!
もしかしたら「笹田」さんに失礼になっちゃうかもしれないけど、なによりも印象に残ったのは〆の「土鍋ご飯」。
そうでしたか。
実はぼくは「笹田」で土鍋ご飯を食べたことがありません(残念)。
というか、どうしてもすっぽんを選んでしまうんですね。てもすっぽんも間違いなく大きな山だとは確信しているんですが。
では、ぼくも名前店名つながりで。絶好調のスイーツ「トシ・ヨロイヅカ」です。ここは恵比寿と広尾との中間辺り、ニンニク通りと称しても過言ではない強烈な匂いを漂わせるモツ鍋「蟻月」の斜め前にあります。
恵比寿という街には、「キムカツ」とか「俺のハンバーグ山本」とか、ラーメン店以外で毎日列をなしている店が本当に多いですが、「トシ・ヨロイヅカ」もその一軒。ある場所にお持ちする手土産に「何がいいですか」と聞いたところ、「トシ・ヨロイヅカ」のケーキ、とのリクエストだったので向かったのですが、なにか理由がなければ行かないような場所に長蛇の列。ケーキを購入するだけで40分も待たなければなりません(中に5席ほどのイートインコーナーもあるのそうですが、そこは3時間待ちとか。でも待っている人が何組もいました)。また、1人の人が大量に買うので、ショーケース内のケーキが見る見るうちになくなっていきます。
スタッフは平身低頭で謝り続け、何度もトシ氏が外に出てきては並んでいる客と写真を撮ったりとファンサービスもたっぷり。新たに客が来てはスタッフのこちらでお並びくださいの言葉に呆れ、きびすを返す人も多数。
やっと40分を過ぎて店内に。で、またまた気づいたんですが、回転も悪いんですよ。おいしそうなケーキを目の前にして、ずっとあれこれ悩んで決まらない女性が大半・・・。
スタッフの言葉遣いや購入の際の対応など、本当に申し分なく気持ちのいいものでしたが、あんなに並んでいるんだから、逆にもう少し荒っぽくても、手際よくデパチカのようにこなしていった方がいいんじゃないかなあ・・・。
ところで結局そのケーキ、ぼくは食べなかったんですが、食べた方の話によるとむちゃくちゃ美味しかったようです。さすがですね。
posted by 伊藤章良 at 18:39| 無国籍料理・その他
2006年09月17日
さとなお:笹田(西新橋)
> もちろんシェフを存じ上げるわけではないんですが、10数年間ずっとウオッチャーだったぼくにとって、シェフの名が冠のレストランには感無量。
「トウキョウ・レストラン」は行ったことがありますが、それ以外は行ったことありません。良さそうですね。行ってみます。
やっぱシェフの名前を店名に冠するのって、それなりの腹のくくり方があるのでしょうね。
先週は二軒、料理人の名前を冠した店に行きました。
「笹田」と「かどわき」。
今日は「笹田」について書きます。
ここは伊藤さんと同じように「笹田」開店直後に「しみづ」さんに「行ってみて下さい」と教わりました。
その後ネット上で話題になり、ずっと行ってみたかったのですが、意外と「笹田みたいな小さな割烹に一緒に行ってくれるタイプのオトコ」が見つからず(なぜか「笹田」にはオトコふたりで行こうと思っていた)、今後しばらくいなかったら伊藤さんを誘おうと思っていたのでした。
とても真摯で誠実な料理でした。
全体を通してやさしくて静かな料理。味のバリエはよく考えられていて、コースの流れが自然で良かったです。でもそれって一つ間違うと大人しい料理になってしまうので、ギリギリ難しいラインでした。ハモマツからタチウオの流れも良かったし、イチジク田楽も印象に残ってますが、メリハリよりも自然な流れ重視な感じなので、山がない。会話の脇役として寄り添っている感じ。そういう割烹、好きなんですけど、まだ若い料理人なのでもうちょっと勢いがあるとなぁ、とか思って食べてました。
ところが最後にいきなりすっごい山が!
もしかしたら「笹田」さんに失礼になっちゃうかもしれないけど、なによりも印象に残ったのは〆の「土鍋ご飯」。
あんなうまく炊けた白米、久しぶりに食べました。心底震えがくるような白いご飯。ぐがー、うまひー!と叫びたくなった。口も鼻もふくよかな香りでいっぱいになります。あぁうまかった…。
その印象が強すぎて、前半のお料理とかの印象も吹っ飛んでしまいました(笑)
でも、店を出て新橋駅まで歩く間、同行者(オトコ)と「いやぁ(溜め息)うまかったですねぇ」と言い合えたので、やっぱ〆が強烈にうまいって大切ですね。
あの料理人の方は確実に上手になりますね。そんな感じがしました。
年に1回ずつくらい通って、「この店の着実な成長に比べて自分はちゃんと成長しているのか」と内省したりするのもいいかもと思いました(笑)。
「トウキョウ・レストラン」は行ったことがありますが、それ以外は行ったことありません。良さそうですね。行ってみます。
やっぱシェフの名前を店名に冠するのって、それなりの腹のくくり方があるのでしょうね。
先週は二軒、料理人の名前を冠した店に行きました。
「笹田」と「かどわき」。
今日は「笹田」について書きます。
ここは伊藤さんと同じように「笹田」開店直後に「しみづ」さんに「行ってみて下さい」と教わりました。
その後ネット上で話題になり、ずっと行ってみたかったのですが、意外と「笹田みたいな小さな割烹に一緒に行ってくれるタイプのオトコ」が見つからず(なぜか「笹田」にはオトコふたりで行こうと思っていた)、今後しばらくいなかったら伊藤さんを誘おうと思っていたのでした。
とても真摯で誠実な料理でした。
全体を通してやさしくて静かな料理。味のバリエはよく考えられていて、コースの流れが自然で良かったです。でもそれって一つ間違うと大人しい料理になってしまうので、ギリギリ難しいラインでした。ハモマツからタチウオの流れも良かったし、イチジク田楽も印象に残ってますが、メリハリよりも自然な流れ重視な感じなので、山がない。会話の脇役として寄り添っている感じ。そういう割烹、好きなんですけど、まだ若い料理人なのでもうちょっと勢いがあるとなぁ、とか思って食べてました。
ところが最後にいきなりすっごい山が!
もしかしたら「笹田」さんに失礼になっちゃうかもしれないけど、なによりも印象に残ったのは〆の「土鍋ご飯」。
あんなうまく炊けた白米、久しぶりに食べました。心底震えがくるような白いご飯。ぐがー、うまひー!と叫びたくなった。口も鼻もふくよかな香りでいっぱいになります。あぁうまかった…。
その印象が強すぎて、前半のお料理とかの印象も吹っ飛んでしまいました(笑)
でも、店を出て新橋駅まで歩く間、同行者(オトコ)と「いやぁ(溜め息)うまかったですねぇ」と言い合えたので、やっぱ〆が強烈にうまいって大切ですね。
あの料理人の方は確実に上手になりますね。そんな感じがしました。
年に1回ずつくらい通って、「この店の着実な成長に比べて自分はちゃんと成長しているのか」と内省したりするのもいいかもと思いました(笑)。
posted by さとなお at 18:25| 和食(小料理・割烹・郷土料理)
2006年09月14日
いとう:ルエノ・スガワラ(青山)
> このところ、リニューアル作業とかに集中していて、この対談が少し飛び飛びになってます。ごめんなさい。
従来の記事はなつかしく、また新しい店は、「へー」とか「ほぅー」とか言いながら楽しく読ませていただいてます。先日、朝から読み始め気づいたらすでに昼になっていて、チョイやばかった。
> 福島駅だと、プレハブではなくて屋台っぽい店ですが「花くじら」がわりと有名ですね。開店当時わりと行きました。いまは相当人気店のようです。
ああ、その店です。屋台でしたね(汗)。プレハブとは違いました。
> 困ったな。串揚げ、串カツ、とんかつなど、文脈にのせられる店が思いつきません。ということで、勝手に話題を変えます(笑
ぼくも、文脈にのせられる店が思いつかずに何日か過ぎてしまったこともあります。そんなときはぜひ変えましょう。
>いや、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、ホテルのロビーというか……。「The Lobby in CLASKA」といいます。
ここ、確か前を通ったことがあるような・・・(近くにクライアントがあるので)。「ここはなんやろ」とつぶやきながら通り過ぎました。回りから浮いた不思議な空間ですよね。ちょっと神々しい感じさえもしたかな。昼間だったんですが夜だとさらにカッコいいだろうなあ。ニューヨークっぽいバーというと、それこそ新宿の「ニューヨークバー」ぐらいしかイメージできなかったので(汗)、なんかとても貴重ですね。
さて、バーつながりか、ニューヨークつながりか。
今回はちょっとゆるくして、アメリカつながりにさせていただきました(笑。
青山の骨董通りが少し脇に入ったところに今年春にできた「ルエノ・スガワラ」。
ここのシェフは、いわゆる日本のカリフォルニア料理の草分け。ビバリーヒルズに本店がある「スパゴ」@六本木の料理長を皮切りに、日赤通りそばにあった「レリノス」や、二の橋の「トウキョウ・レストラン」、なくなっちゃったけど「ハネザワガーデン」等で仕事をされており(10年前に料理の鉄人にも出ました)、ついにご自身のお名前が付いた「ルエノ・スガワラ」をオープン。
もちろんシェフを存じ上げるわけではないんですが、10数年間ずっとウオッチャーだったぼくにとって、シェフの名が冠のレストランには感無量。過去ずっとオオバコの店ばかりでお疲れになったのか、16席程度のとても小ぢんまり空間。白を基調に清潔感溢れる居心地のよいダイニングです。
CIA(アメリカ料理大学)出身者による、ボーダーのないニューヨーク系のネオアメリカン料理というよりは、素材の良さ・ヘルシーさと彩りやアイデアを前面に出した(すでにLAあたりでもなかなかお目にかかれない)カリフォルニア料理が楽しめます。
まだまだメニューやワイン(特にアメリカのワイン)のアイテム数が少ないのですが、料理に関してはいくつも引き出しをお持ちでしょうし、もう少しコンスタントに席が埋まれば、メニューやワインも増えてくるように思います。
また、若い女性のサービスも抜群。「レリノス」があったころはまだ幼なかったと想像される雰囲気ですが、そんな昔話にも上手に加わってくださって感激しました。
従来の記事はなつかしく、また新しい店は、「へー」とか「ほぅー」とか言いながら楽しく読ませていただいてます。先日、朝から読み始め気づいたらすでに昼になっていて、チョイやばかった。
> 福島駅だと、プレハブではなくて屋台っぽい店ですが「花くじら」がわりと有名ですね。開店当時わりと行きました。いまは相当人気店のようです。
ああ、その店です。屋台でしたね(汗)。プレハブとは違いました。
> 困ったな。串揚げ、串カツ、とんかつなど、文脈にのせられる店が思いつきません。ということで、勝手に話題を変えます(笑
ぼくも、文脈にのせられる店が思いつかずに何日か過ぎてしまったこともあります。そんなときはぜひ変えましょう。
>いや、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、ホテルのロビーというか……。「The Lobby in CLASKA」といいます。
ここ、確か前を通ったことがあるような・・・(近くにクライアントがあるので)。「ここはなんやろ」とつぶやきながら通り過ぎました。回りから浮いた不思議な空間ですよね。ちょっと神々しい感じさえもしたかな。昼間だったんですが夜だとさらにカッコいいだろうなあ。ニューヨークっぽいバーというと、それこそ新宿の「ニューヨークバー」ぐらいしかイメージできなかったので(汗)、なんかとても貴重ですね。
さて、バーつながりか、ニューヨークつながりか。
今回はちょっとゆるくして、アメリカつながりにさせていただきました(笑。
青山の骨董通りが少し脇に入ったところに今年春にできた「ルエノ・スガワラ」。
ここのシェフは、いわゆる日本のカリフォルニア料理の草分け。ビバリーヒルズに本店がある「スパゴ」@六本木の料理長を皮切りに、日赤通りそばにあった「レリノス」や、二の橋の「トウキョウ・レストラン」、なくなっちゃったけど「ハネザワガーデン」等で仕事をされており(10年前に料理の鉄人にも出ました)、ついにご自身のお名前が付いた「ルエノ・スガワラ」をオープン。
もちろんシェフを存じ上げるわけではないんですが、10数年間ずっとウオッチャーだったぼくにとって、シェフの名が冠のレストランには感無量。過去ずっとオオバコの店ばかりでお疲れになったのか、16席程度のとても小ぢんまり空間。白を基調に清潔感溢れる居心地のよいダイニングです。
CIA(アメリカ料理大学)出身者による、ボーダーのないニューヨーク系のネオアメリカン料理というよりは、素材の良さ・ヘルシーさと彩りやアイデアを前面に出した(すでにLAあたりでもなかなかお目にかかれない)カリフォルニア料理が楽しめます。
まだまだメニューやワイン(特にアメリカのワイン)のアイテム数が少ないのですが、料理に関してはいくつも引き出しをお持ちでしょうし、もう少しコンスタントに席が埋まれば、メニューやワインも増えてくるように思います。
また、若い女性のサービスも抜群。「レリノス」があったころはまだ幼なかったと想像される雰囲気ですが、そんな昔話にも上手に加わってくださって感激しました。
posted by 伊藤章良 at 17:36| 太平洋・カリフォルニア料理
2006年09月11日
さとなお:The Lobby in CLASKA(目黒)
このところ、リニューアル作業とかに集中していて、この対談が少し飛び飛びになってます。ごめんなさい。
> そういえば環状線福島駅近くにも、プレハブの有名なおでん屋さんがあったなあ・・・。
福島駅だと、プレハブではなくて屋台っぽい店ですが「花くじら」がわりと有名ですね。開店当時わりと行きました。いまは相当人気店のようです。
串カツ、ブームになりそうなんですか?
んー。
串カツって、伊藤さんも言うように「ガッツリがめつくウマイものを出す」みたいな勢いがどうしても欲しいので、特に「大阪の空気」が欲しくなりますね。東京は無駄にオシャレにする傾向があるので、それがうまく出せるかどうか。うまく出せないままに中途半端なブームで終わって欲しくないですね。
さてと。
困ったな。串揚げ、串カツ、とんかつなど、文脈にのせられる店が思いつきません。
ということで、勝手に話題を変えます(笑
昨日まで個人サイトでニューヨークの店を整理していたのですが、最近「ニューヨークっぽいなぁ」と思ったバーを思い出したので紹介します。
いや、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、ホテルのロビーというか……。
「The Lobby in CLASKA」といいます。
実際、「CLASKA」というホテルのロビーなんですよ。
そのロビーが、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、な、わけです。
白いソファや、クッションをたくさん並べた木の長椅子などが並んでいて、わりと日本離れしています。モダンアジアン料理も食べられるのだけど、まぁカフェかな。一番近いのは。
このホテル、目黒通り沿いの「ホテル・ニュー・メグロ」をリノベーションしたデザインホテルで、ホテル自体もなんとなく海外っぽいですね。で、個人的にですが、この空間の使い方がボクの中のニューヨークっぽい。暗さや賑わいや香りとかも。きっとわかってくださる方もいるとは思うのだけど。
朝4時まであいているので深夜使いに特にいいです。
まぁすごく気に入っているカフェというわけでもないけど、深夜カフェとして知っておくとわりとオシャレな場所です。
> そういえば環状線福島駅近くにも、プレハブの有名なおでん屋さんがあったなあ・・・。
福島駅だと、プレハブではなくて屋台っぽい店ですが「花くじら」がわりと有名ですね。開店当時わりと行きました。いまは相当人気店のようです。
串カツ、ブームになりそうなんですか?
んー。
串カツって、伊藤さんも言うように「ガッツリがめつくウマイものを出す」みたいな勢いがどうしても欲しいので、特に「大阪の空気」が欲しくなりますね。東京は無駄にオシャレにする傾向があるので、それがうまく出せるかどうか。うまく出せないままに中途半端なブームで終わって欲しくないですね。
さてと。
困ったな。串揚げ、串カツ、とんかつなど、文脈にのせられる店が思いつきません。
ということで、勝手に話題を変えます(笑
昨日まで個人サイトでニューヨークの店を整理していたのですが、最近「ニューヨークっぽいなぁ」と思ったバーを思い出したので紹介します。
いや、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、ホテルのロビーというか……。
「The Lobby in CLASKA」といいます。
実際、「CLASKA」というホテルのロビーなんですよ。
そのロビーが、バーというか、カフェというか、ラウンジというか、な、わけです。
白いソファや、クッションをたくさん並べた木の長椅子などが並んでいて、わりと日本離れしています。モダンアジアン料理も食べられるのだけど、まぁカフェかな。一番近いのは。
このホテル、目黒通り沿いの「ホテル・ニュー・メグロ」をリノベーションしたデザインホテルで、ホテル自体もなんとなく海外っぽいですね。で、個人的にですが、この空間の使い方がボクの中のニューヨークっぽい。暗さや賑わいや香りとかも。きっとわかってくださる方もいるとは思うのだけど。
朝4時まであいているので深夜使いに特にいいです。
まぁすごく気に入っているカフェというわけでもないけど、深夜カフェとして知っておくとわりとオシャレな場所です。
posted by さとなお at 18:01| バーなど
2006年09月07日
いとう:串亭(恵比寿)
>住吉にあった「エスパス」というケーキ屋でパティシエをやっていた方が突然やめて開いた異色のおでん屋で、阪急芦屋川駅から線路沿いを西に数分歩いたところにあるプレハブで営業してます。
ほぅ。なんか楽しそう。おでん種のなかには、手こね系とかふくらまし系とか(抽象的ですが)ケーキに近いものもありそうだし、わりと共通しているのでは(笑)。おでんという料理は安価でローカロリーなので、メタボリックシンドロームな皆様には大注目なんですよね。
なかなかウマイ!おでんには行き当たらないけど、そういう店を見つけると収穫アリといった感じ。そういえば環状線福島駅近くにも、プレハブの有名なおでん屋さんがあったなあ・・・。
さてぼくは、前回に引き続いて串かつ「串亭」。
最近東京で串かつ店のオープンが相次ぎ、ジンギスカンの次に来るブームとも言われていますが、大阪発祥と言われる串かつも二パターンあってわりと誤解されがち。大阪では本当に安価で大衆的ないわゆるソース二度づけお断り系の店と、串の中身や組み合わせに工夫を凝らし、料理としても完成度の高い高級店の二通りがあるのです。
「串亭」は、ソースが各自の前に小皿で多種類用意される、大阪でいう「活」「知留久」「串の坊」などの高級店の部類。メニューは「おまかせ」。料理がスタートし自分でストップをかけるまで、次から次へと出てくるスタイル。客単価も5000円は越えるでしょう。
もともとは、だんじり祭りで有名な岸和田にあった店の暖簾わけ(支店?)のようで、スタッフの中心メンバーも関西人とのこと。でも、自分が大阪人なので余計に感じるんだと思いますが、スタッフの人懐っこい動きやホスピタリティは、いかにも大阪ルーツの店という気がする反面、ダイニングの内装や空間の持つ全体の雰囲気が妙によそよそしくて排他的な感じ。大阪発信の串かつ店から乖離していて残念。
なんか、もっと自然な形の大阪弁が交わされていたり、ガッツリがめつくウマイものを出す、そんな威勢が欲しかったなあ。大阪の料理なんだし、はすに構えて気取ってみてもしょうがないんですよね。
ほぅ。なんか楽しそう。おでん種のなかには、手こね系とかふくらまし系とか(抽象的ですが)ケーキに近いものもありそうだし、わりと共通しているのでは(笑)。おでんという料理は安価でローカロリーなので、メタボリックシンドロームな皆様には大注目なんですよね。
なかなかウマイ!おでんには行き当たらないけど、そういう店を見つけると収穫アリといった感じ。そういえば環状線福島駅近くにも、プレハブの有名なおでん屋さんがあったなあ・・・。
さてぼくは、前回に引き続いて串かつ「串亭」。
最近東京で串かつ店のオープンが相次ぎ、ジンギスカンの次に来るブームとも言われていますが、大阪発祥と言われる串かつも二パターンあってわりと誤解されがち。大阪では本当に安価で大衆的ないわゆるソース二度づけお断り系の店と、串の中身や組み合わせに工夫を凝らし、料理としても完成度の高い高級店の二通りがあるのです。
「串亭」は、ソースが各自の前に小皿で多種類用意される、大阪でいう「活」「知留久」「串の坊」などの高級店の部類。メニューは「おまかせ」。料理がスタートし自分でストップをかけるまで、次から次へと出てくるスタイル。客単価も5000円は越えるでしょう。
もともとは、だんじり祭りで有名な岸和田にあった店の暖簾わけ(支店?)のようで、スタッフの中心メンバーも関西人とのこと。でも、自分が大阪人なので余計に感じるんだと思いますが、スタッフの人懐っこい動きやホスピタリティは、いかにも大阪ルーツの店という気がする反面、ダイニングの内装や空間の持つ全体の雰囲気が妙によそよそしくて排他的な感じ。大阪発信の串かつ店から乖離していて残念。
なんか、もっと自然な形の大阪弁が交わされていたり、ガッツリがめつくウマイものを出す、そんな威勢が欲しかったなあ。大阪の料理なんだし、はすに構えて気取ってみてもしょうがないんですよね。
posted by 伊藤章良 at 18:22| とんかつ・揚げ物
2006年09月05日
さとなお:楽ぜん(芦屋)
> 根底には店側が少しでもソースを節約したいという大阪的発想があるんじゃないかと(まったくの私見ですけど)
それもあると思います。
というか、それが理由だと関西勤務時代に先輩たちが普通に言ってました。
そんでは関西つながりで。
8月の末に神戸に一泊で行ってきたのですが、そこで行ったおでん屋がなかなか秀逸でした。
芦屋の「楽ぜん」。
住吉にあった「エスパス」というケーキ屋でパティシエをやっていた方が突然やめて開いた異色のおでん屋で、阪急芦屋川駅から線路沿いを西に数分歩いたところにあるプレハブで営業してます。
パティシエがおでん? 芦屋でプレハブ?
ううむ、と思いつつ入ったのですが、ここがなかなか素晴らしかったです。
おでんって、料理人でそんなに差がつく料理じゃないと思いこんでいたけど、ここのは差が出てましたね。
印象的なのを上げると、まずは卵。
おでんにすると卵って外はダシが染み込んでるけど中の黄身はパサパサで口の中でもそもそするじゃないですか。ここの卵は外は染み込みつつ中はきちんと半熟めなんです。しっとりほくほく。香りも高い。卵自体も特別配合した安全な餌と山の湧き水だけで育てた純国産の鶏のものらしいです。うみゃい。
次に牛すじ。
神戸牛のすじ肉のみを使用したものらしいのですが、そんな能書きよりも味がよいのでうれしいですね。プリプリでやさしい味なのに香りが強い。しつこくなくて上品。清らか。とてもグッド。
トマトもいい。
夏はおでんにしたトマトを冷製にしてくれるのですが、一品目に取るとさわやかで胃が生き返ります。
プリプリする手練りのエビ天や、めちゃでかい特製ひろうすなども印象的。定番の大根もちゃんとうまいのに、他のおでん種の工夫が素晴らしい分だけ普通に見えてしまう感じ。
なんというか、全体に「食べると口の中が清らかになる」ようなおでんなのです。心が清々しくなります。こういうおでんも珍しいですね。
お酒もいいのが揃っているし、ご主人なかなかシャイだけど笑顔が素敵だし、プレハブとは思えないいい雰囲気の店内だし、とってもいい店です。
元パティシエとしての腕はデザートのプリンに活かされているようです(未食)。
ご主人は食材選びの努力や料理法の研究をたゆまず続けているみたいなので、また年月を置いて訪ねたら新しいメニューが出来ているのだろうなぁと楽しみになりました。
ま、欠点があるとするといったん外に出て行くトイレかな。これはプレハブだから仕方ないのだけど、女性にはちょっとキツイかも。
それもあると思います。
というか、それが理由だと関西勤務時代に先輩たちが普通に言ってました。
そんでは関西つながりで。
8月の末に神戸に一泊で行ってきたのですが、そこで行ったおでん屋がなかなか秀逸でした。
芦屋の「楽ぜん」。
住吉にあった「エスパス」というケーキ屋でパティシエをやっていた方が突然やめて開いた異色のおでん屋で、阪急芦屋川駅から線路沿いを西に数分歩いたところにあるプレハブで営業してます。
パティシエがおでん? 芦屋でプレハブ?
ううむ、と思いつつ入ったのですが、ここがなかなか素晴らしかったです。
おでんって、料理人でそんなに差がつく料理じゃないと思いこんでいたけど、ここのは差が出てましたね。
印象的なのを上げると、まずは卵。
おでんにすると卵って外はダシが染み込んでるけど中の黄身はパサパサで口の中でもそもそするじゃないですか。ここの卵は外は染み込みつつ中はきちんと半熟めなんです。しっとりほくほく。香りも高い。卵自体も特別配合した安全な餌と山の湧き水だけで育てた純国産の鶏のものらしいです。うみゃい。
次に牛すじ。
神戸牛のすじ肉のみを使用したものらしいのですが、そんな能書きよりも味がよいのでうれしいですね。プリプリでやさしい味なのに香りが強い。しつこくなくて上品。清らか。とてもグッド。
トマトもいい。
夏はおでんにしたトマトを冷製にしてくれるのですが、一品目に取るとさわやかで胃が生き返ります。
プリプリする手練りのエビ天や、めちゃでかい特製ひろうすなども印象的。定番の大根もちゃんとうまいのに、他のおでん種の工夫が素晴らしい分だけ普通に見えてしまう感じ。
なんというか、全体に「食べると口の中が清らかになる」ようなおでんなのです。心が清々しくなります。こういうおでんも珍しいですね。
お酒もいいのが揃っているし、ご主人なかなかシャイだけど笑顔が素敵だし、プレハブとは思えないいい雰囲気の店内だし、とってもいい店です。
元パティシエとしての腕はデザートのプリンに活かされているようです(未食)。
ご主人は食材選びの努力や料理法の研究をたゆまず続けているみたいなので、また年月を置いて訪ねたら新しいメニューが出来ているのだろうなぁと楽しみになりました。
ま、欠点があるとするといったん外に出て行くトイレかな。これはプレハブだから仕方ないのだけど、女性にはちょっとキツイかも。
posted by さとなお at 12:40| 和食(鍋・おでんなど)