詳細をここで書くことはしませんが、あれからプリック・テストを受けることができて(基本、アニサキス抗原のプリックテストを日本でやってくれるところはありませんが、つてを辿って、ある病院で受けることができました)、アニサキス・アレルギーが完全確定しました。
皮膚に針を刺してアレルゲンを注入し反応を見る、というテストなのですが、反応がかなり大きく出ました。
本当に微量を注入しただけですが、大きく腫れ上がりました。生のものも加熱したものも、両方で大きく出ました。
つまり、今後も、アニサキス抗原に(アナフィラキシーショックのときと同じように)激烈に反応する可能性が高い、ということです。
二回目にアナフィラキシーになると、なんと20分程度で死に至ることもあるそうです。
前の記事の繰り返しになりますが、アニサキスは、海に生息する(海を経由した川魚も含めて)ほとんどの魚に寄生している可能性があり、また、ボクはその死骸のタンパク質にも反応するので、生はもちろん焼いても煮ても練り物でも反応が出る可能性があります。
そして、20分で死に至る可能性を考えると、少しでも魚が混じる危険があるものを出す店には行くことができません(出汁、貝類、カニの足はどうも大丈夫じゃないかと思われますが、100%ではありません)。
というか、何よりも、もし20分で死んだら、お店と同行者に大迷惑です(一生つらい思いをさせることもあるでしょう)。
なので、やはり「美味しい店」を探求することは、ほぼ叶わなくなったと言ってもいいかと思います。
肉食べればいいじゃん、ビーガンがあるじゃん、川魚や養殖の中には食べられる魚もあるじゃん、など、励ましてくれる方もいらっしゃいますが、まだ、外食に行くこと自体がつらいです(被害者意識みたいのが表面化してしまいます)。気分の調子がいいときは、他人が美味しそうに魚類を食べるのを大らかに見ていられるときも多いのですが、帰ってから落ち込んでしばらく立ち直れなかったりもします。
一時期は、立ち直れそうかとも思ったのですが、魚系がまったくダメだと本当にレストランは限られますし、友人を誘いにくくもなるものです(誘われるのも気を遣います)。大好きな「食べ旅」も、魚がダメだと行く場所が限られるし、海外も、同行する人の食事を限らせてしまうのが申し訳なく、当分行く気はありません。食と旅という最大の楽しみを奪われてしまいました。
ということで、長々書きましたが、当分「うまい店対談」を書く状況ではなく、いつまでこんな調子かも想像がつかない感じです。
なにか盛大に気分が変わることが起きたら別ですが、しばらくは休筆とさせてくださいませんか。
いままでの知見がすべてゼロに戻る感覚なので、ちゃんとオススメすることもできませんし。。。
ただ、別の意味では元気です。
一病息災ですね。食を「美食ではなく『栄養をとるシステム』と考える」とシフトせざるを得ないことで、体重も9キロほど落ち、かなりの健康体になっています。カラダの調子は悪くないです。まぁでも「これが一生続くのかー、味気ないなぁ」という気分ではありますがw
対談というブログなのに、すいません。
このブログ、どうしましょうか?
対談にならないので、なんか申し訳なく。。。